PREP法の例文付き|SEOに最適な分かりやすいブログの書き方

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新人のWEB担当者
  • PREP法を使ってブログを書く方法を知りたい
  • SEOに強い分かりやすいブログ記事を書きたい
  • そもそもPREP法ってなんなの?

このような疑問や要望に答えます。

PREP法とは、SEOに強く分かりやすい記事が書ける文章構成です。PREP法は、ブログを書く全ての人が身に着けておくべきでしょう。

 

本記事では、下記について詳しく解説しました。

  • PREP法とは
  • PREP法がブログに最適な理由
  • PREP法でブログを作成するときの注意点
  • ブログにおけるPREP法の例文

この記事を読めば、PREP法をきちんと使いこなし、分かりやすいブログ記事を作成できるようになるでしょう。

PREP法とは

PREP法とは

PREP法とは、説得力のある、分かりやすい文章が誰でも書けるようになる、優秀な文章構成です。ブログ記事を書くのによく使われます。

PREP法の「PREP」という4つの英単語は、下の表の4つの英単語の頭文字をとっています。

Point

(結論)

最初に結論を述べます。

「○○は△△です。」

Reason

(理由)

ユーザーに、なぜ?という気持ちが湧き上がったところで理由を述べます。

「なぜなら、~~だからです。」

Example

(具体例)

ユーザーが本当かな?と疑問に感じたところで具体例をあげて説得力を高めます。

「例えば~~ですよね」

Point

(結論)

ユーザーが結局何の話だったっけ?となったところで結論を繰り返します。

「よって○○は△△です」

 

実際にPREP法が使われている例文を見てみましょう。

PREP法の例文
  • Point(結論)

私は音声学習をおすすめします。

  • Reason(理由)

なぜなら、音声学習をすると、手が空いていない時間も有効活用できるからです。

  • Example(具体例)

例えば、私は通勤中や筋トレ中に音声を聞いて勉強しています。音声学習を始める前と比べると、インプットの量が格段に増えました。

  • Point(結論)

時間を活用できるという点で、音声学習はとてもおすすめです。

PREP法を使うと、わかりやすく説得力のある文章が書けるので、ブログ記事の他にビジネス文書やプレゼンなど、幅広く使われています。

PREP法がブログに最適な理由

PREP法がブログに最適な理由は3つあります。それぞれについて解説していきます。

  1. ユーザーが読みやすい文章ができるから
  2. ユーザーの頭に大事なポイントがきちんと残るから
  3. ユーザーに分かりやすい記事はSEOに有利だから

 

(1)ユーザーが読みやすい文章ができるから

PREP法で書かれた文章は、とても読みやすいです。

なぜなら、PREP法には最初に結論があるからです最初に結論があることで、ユーザーは、次にどんなことが書かれているか把握しながら読み進めることができるのです。

 

PREP法で書かれた良い例文

私は音声学習をおすすめします。

 

なぜなら、音声学習をすると、手が空いていない時間も有効活用できるからです。

 

例えば、私は通勤中や筋トレ中に音声を聞いて勉強しています。音声学習を始める前と比べると、インプットの量が格段に増えました。

 

時間を活用できるという点で、音声学習はとてもおすすめです。

最初に結論がない悪い例文

以前、勉強時間が作れないことが悩みだったんですよ。働きながらだと、なかなか勉強する時間を作るのは、難しいですよね。

 

そこで、音声学習を始めました。通勤中や筋トレ中に聞くことで、勉強時間が増えています。

 

手が空いていないときも勉強できるのがいいですね。

 

音声学習かなりおすすめです。

良い例文の場合、最初の1文で「これは音声学習を勧める文章だ」と把握できます。その結果、その後の文章が読みやすくなっています。

悪い例文の場合、何を伝えたい文章かがわからないまま、1文目、2文目を読み進めることになってしまいます。その分、全体として分かりにくい文章となっています。

 

このように、PREP法で文章を書くと、結論が最初にくるので、ユーザーにとって読みやすい文章が出来上がります。

(2)ユーザーの頭に大事なポイントがきちんと残るから

ユーザーの頭に大事なポイントがきちんと残る理由は、PREP法の文章には、最後に結論を繰り返すからです。

 

繰り返しになりますが、PREP法の4ステップは以下の通りです。

  1. Point(結論、要点)「〇〇は△△です」
  2. Reason(理由)「なぜなら、~~だからです」
  3. Example(具体例)「例えば、~~ですよね」
  4. Point(結論を繰り返す)「よって、〇〇は△△です」

 

このステップ3のExample(具体例)まで読み進めると「あれ?何の話だっけ?」という疑問が湧きあがります。

Example(具体例)の次に、ステップ4のPoint(結論を繰り返す)がくることで、ユーザーの頭に大事なポイントがきちんと残るのです。

 

最後に話がそれる悪い例文

私は、音声学習をおすすめします。

 

なぜなら、音声学習をすると、手が空いていない時間も有効活用できるからです。

 

例えば、私は通勤中や筋トレ中に音声を聞いて勉強しています。音声学習を始める前と比べると、インプットの量が格段に増えました。

 

時間を有効に使えた一日の終わりは、本当に気持ちいですよね。お風呂で自分を褒めてあげる時間は最高です。

 

一日の終わりは、自分を褒めてあげましょう。

PREP法で書かれた良い例文

私は音声学習をおすすめします。

 

なぜなら、音声学習をすると、手が空いていない時間も有効活用できるからです。

 

例えば、私は通勤中や筋トレ中に音声を聞いて勉強しています。音声学習を始める前と比べると、インプットの量が格段に増えました。

 

時間を活用できるという点で、音声学習はとてもおすすめです。

 

悪い例文は、最後の結論が「一日の終わりは自分を褒めよう」となっており、話がそれています。悪い例文では、この文章で伝えたい音声学習はおすすめである」という重要な結論が頭に残りにくいです。

 

PREP法は最後に結論を繰り返すので、ユーザーの頭に重要なポイントをしっかりと残してもらうことができます。

PREP法はユーザー思いの文章構成だといえるでしょう。

 

(3)ユーザーに分かりやすい記事はSEOに有利だから

ブログ記事にPREP法を使うと、「(1)ユーザーが読みやすい文章ができるから」「(2)ユーザーの頭に大事なポイントがきちんと残るから」で述べた通り、ユーザーにとって分かりやすい記事になります。

その結果、SEOにも強くなるのです。

 

検索をするユーザーは「何かを知りたい」「今、抱えている悩みを解決したい」という目的や意図があって検索をしています。

PREP法で書かれたブログ記事は、ユーザーの求めている答え分かりやすく簡潔に理解できますしたがって、ユーザーにとって便利なページとなり、結果的にSEOに強くなるのです。

 

実際にGoogleは、Googleから評価されやすいコンテンツの基本方針として、ユーザーの利便性を考えることをあげています。

検索エンジンではなく、ユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成する。

(引用元:品質に関するガイドライン 基本方針

 

PREP法を使って分かりやすい文章にすると、Googleからもユーザーからも高い評価が得られる記事が出来上がるのです。

 

+α 文章が書きあがるスピードが上がるというメリットも

PREP法がブログに最適な理由としては、文章が書きあがるスピードが上がるという側面もあります。

 

なぜなら、PREP法の文章構成を使うと、情報の取捨選択ができて、無駄な文章が省けるからです。

自分が持っている専門知識や、好きなことがテーマだとついついユーザーに必要ではないことも書いてしまうものです。

 

慣れないうちは、ブログを書き始める前に、先にPoint(結論)、Reason(理由)、Example(具体例)、Point(結論)、この4つのおおまかな内容を書き出してから、内容を増やしましょう

そうすることで、無駄な文章を省くことができ、時間を短縮できます。

 

例えば、私は、この記事の「(1)ユーザーが読みやすい文章ができるから」という見出しの文章を書き始める前に、以下のようにPREPを書き出しました。

  • Point(結論)

PREP法で書かれた文章はユーザーが読みやすい

  • Reason(理由)

PREP法は最初に結論があるので、ユーザーは次にどんなことが書かれているか把握しながら読み進めることができる

  • Example(具体例)

PREP法で書かれた良い例最初に結論がない悪い例を作成する

  • Point(結論)

PREP法で文章を書けば、読みやすい文章ができる

 

この後、さらに内容を肉付けし、「(1)ユーザーが読みやすい文章ができるから」の見出しの中の文章が完成しました。

PREP法を使って、短い時間で質の高いブログ記事を作成できるようになりましょう。

PREP法でブログを作成する時の注意点

PREP法でブログを作成する時の注意点として、PREP法は全てのブログ記事に使えるわけではないことを、おさえておきましょう。

 

PREP法が全てのブログ記事に使えない理由は、Reason(理由)やExample(具体例)がないこともあるからです。

 

例えば、用語の説明をする文章には、理由は存在しません。

下の画像を見てください。

これは「altタグとは?正しい対策方法を「事例付き」でわかりやすく解説!」というバリューエージェントのブログ記事から取り出した、altタグとは何かを説明した文章です。

  • Reason(理由)が存在しない例

 

この文章には、理由が存在しない事がわかります。

altタグが「画像を説明するためのHTMLコード」である理由は存在しないので、書くことができないのです。

 

このように、PREP法が使えない場合もあることを、頭に入れておきましょう。記事や内容に応じて、PREP法を使うかどうかを判断しユーザーに違和感を与えない文章にすることが重要です

 

結論や理由がいくつかあるときはホールパート法を使う

ブログを書く際に、PREP法以外で使われる文章構成として、ホールパート法があります。

ホールパート法とは、以下のような文章構成のことです。

ホール

(全体像)

最初に話の全体像を述べます。


「〇〇は3つあります。」

パート

(部分)

次に、全体像の各々の部分を説明します。


「1つ目は~~、2つ目は~~、3つ目は~~」

ホール

(全体像)

最後に、話の全体像をもう一度述べます。


「以上、〇〇について解説しました。」

PREP法では、結論や理由がいくつかあると文章が作ることができません。一方、ホールパート法を使えば、箇条書きを使ってそれぞれの要素を解説することができます。

 

下の画像をみてください。このブログでも「PREP法がブログに最適な理由」という見出しでホールパート法が使われています。

 

このように、いつもPREP法を使おうとするのではなく、結論や理由がいくつかある場合はホールパート法を使うようにしましょう。

 

起承転結はSEOには向いていない

ブログを書く際に、PREP法以外で使われる文章構成として、起承転結があります。起承転結とは、ストーリーや物語を説明するときに便利な文章構成のことです。

 

SEO目的のブログ記事の文章構成として、起承転結は向きません。起承転結は、SEOとは別の目的自分の自己紹介やストーリー性のある話をするときなど)に使うのに向いています。

 

なぜなら、早く答えを知りたいユーザーにとって、最初に結論が来ない起承転結で書かれた記事は不便だからです。

Googleはユーザーの利便性を重視してページの順位を決めています。検索順位を上げるためには、ユーザーの「早く答えを知りたい」という気持ちに応えるページを作成する必要があるのです。

 

実際に、Googleの経営理念を見ると、Googleはユーザーの利便性を重視していることがわかります。

1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。

Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。」

(引用元:Googleが掲げる10の真実

 

ユーザーの利便性を第一に考えSEO目的でブログを書く場合は、起承転結を使わないようにしましょう。

 

ブログにおけるPREP法の例文3つ

ブログを作成するうえで参考になるPREP法の例文3つをご紹介します。

  • 特定の物事の重要性を説明する例文
  • 特定のことが必要であると主張する例文
  • 商品をおすすめするアフィリエイトサイトの例文

それぞれについて、詳しく解説していきます。

例文①特定の物事の重要性を説明をする例文

バリューエージェントのブログ記事で使われているPREP法を紹介します。

 

下の画像をみてください。これは、「SEOに強いタイトルの付け方|ポイント5つをおさえてクリック率もUP」というブログ記事で、タイトルが検索順位に関わる理由を説明しています。

 

この文章の構造は、以下の通りです。

  • Point(結論)

タイトルの内容で検索順位は変動する

  • Reason(理由)

Google検索エンジンが、Webページの検索順位を決めるために、タイトルも分析するから

  • Example(具体例)

Googleの発言の引用

  • Point(結論)

タイトルの内容は検索順位に影響を与える

 

この例文での注目すべき箇所は、Example(具体例)にGoogleの発言を引用している点です。Example(具体例)に、Googleの発言を引用することで、とても説得力のある文章になっています。

Example(具体例)には、その分野の専門家や権威ある会社の発言を引用すると、説得力のある文章をつくることができるのです。

 

例文②特定のことが必要であることを主張する例文

バリューエージェントのブログ記事で使われているPREP法を紹介します。

 

下の画像をみてください。これは、先ほどと同じ記事ですが「SEOに強いタイトルの付け方|ポイント5つをおさえてクリック率もUP」というブログ記事の中で、タイトルにはキーワードを入れるべきだと主張しています。

 

 

この文章の構造は、以下のようになります。

  • Point(結論)

ユーザーの検索キーワードはタイトルに含めるべきだ

  • Reason(理由)

検索キーワードが入っている記事の方が、ユーザーが自分の役に立つ記事だと判断がしやすいから

  • Example(具体例)

良い例と悪い例の比較

  • Point(結論)

検索キーワードが入っているかいないかで、クリック率が変わる。

 

この例文では、Example(具体例)で良い例悪い例を作成し、比較しています。そうすることで、キーワードを入れた場合と入れなかった場合の差を一目でわかるようになっています。

Example(具体例)を考える場合、良い例悪い例を実際に作成し、比較をするという方法もあります。

 

例文③商品をおすすめするアフィリエイトサイトの例文

これは、「ポケットWiFi比較のクラウェブ|うちのWiFiモバイル部」というポケットWiFiについて扱うサイトで使われているPREP法です。

 

下の画像を見てください。これは「BIGLOBE WiMAXの口座振替を徹底比較してみたら最安値だった」という記事のまとめの部分を取り出したもので、口座振替ならBIGLOBE WiMAXというポケットWiFiがおすすめと主張しています。

 

この文章の構造は、以下の通りです。

  • Point(結論)

BIGLOBE WiMAXがおすすめです

  • Reason(理由)

高額キャッシュバックがあり、解約金が安く、使用料も安いから

  • Example(具体例)

自分が使ってみた感想+追加情報

  • Point(結論)

口座振替でWiMAXを利用するなら、BIGLOBE WiMAXが一番オトクです。

 

この例文では、Example(具体例)で自分が実際に使った感想と、今も使っているという事実を入れることで、本当に良いものであると伝わる構成になっています。

 

このように、Example(具体例)には、自分がやってみた感想や自社での事例をあげることもできます。

自分が実際にやってみた経験や自社での事例は、他の人には真似ができません。つまり、そのページのオリジナリティにつながるのです。

SEOにおいて、オリジナリティはとても重要な項目です。Example(具体例)に経験談を使うのはとてもおすすめです。

オリジナルコンテンツの作り方|独自性が高いブログの書き方を例と共に紹介

まとめ

今回は、ブログにおけるPREP法の例文を紹介しました。

この記事の内容や例文を参考にして、PREP法で分かりやすい記事をつくってみてくださいね。

 

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