初心者でも内部SEO対策がわかる!25の基本項目 2020年度更新
初心者向けに2020年9月現在の私達が実施している内部SEO対策をお伝えします。
この内容は、Googleが提供する検索エンジンスターターガイド、ウェブマスター向けガイドライン、私達が実践を通じて得たノウハウ元に構成しています。
具体的な方法は見出しに番号をふっているため、具体的な方法をすぐに知りたい方は、番号のある見出しをご覧ください。
目次
- 1 内部SEO対策の目的は2つ
- 2 クロールされ、ページを見つけてもらうために行うこと
- 3 内部SEO対策はクローラーが巡回しやすいようなサイト構造にする
- 4 情報をわかりやすくGoogleの検索エンジンに伝える内部SEO対策の方法
- 4.1 13,フッターもしっかりと記述しよう
- 4.2 14,適切なアンカーテキストで記述しよう
- 4.3 15,ページタイトルは、キーワード含め適切にわかりやすくつけよう
- 4.4 16,descriptionメタタグ(ディスクリプション)を適切につけてクリック率を上げよう
- 4.5 17,説明文は画像ではなく、テキストで表示しよう
- 4.6 18,h1,h2,h3などの見出しタグを適切に設定しよう
- 4.7 19,画像はファイル名を適切にし、altタグを設定しよう
- 4.8 20,地域の商売を行っているサイトは、タイトルに地域を入れよう
- 4.9 21,地域の商売を行っているサイトは、対応エリアをテキストで明記しよう
- 4.10 22,実績や顧客の声などオリジナル情報を載せよう
- 5 その他の内部SEO対策
内部SEO対策の目的は2つ
内部SEO対策は、Googleにページを発見してもらい、検索エンジンの結果に上位に表示してもらいやすくするために行います。
そのために必要なことは主に2つあります。
・1つ目はmGoogleの検索エンジンにクロール(検索エンジンがサイトに巡回すること)してもらい、Webサイト(ページ)を見つけてもらいやすくする。
※Googleの検索エンジンに発見されないと検索結果に表示されることはありません。
・2つ目は、Googleの検索エンジンがWebサイトを発見した後は、ページの内容を理解します。
※内容が良いコンテンツでも正しく伝わっていないと上位表示されることはありません。
Googleの検索の仕組みは下記の通りになります。
検索結果の表示は主に次の 3 つのプロセスに分けられます。
そのため、Googleの検索エンジンに発見されやすく、内部の情報を分かりやすくGoogleの検索エンジンに伝える必要があります。
それが内部SEO対策です。
クロールされ、ページを見つけてもらうために行うこと
まずは、Googleにクロールしてもらう必要があります。Googleは1回サイトにクロールしただけでは、SEOの効果が現れません。1日数十回、数百回とクロールしてもらうようにする必要があります。
下記は、バリューエージェントの過去3ヶ月のクロール情報です。平均で1日に208回クロールされています。
ちなみに開設されたばかりの新規サイトはこんな感じです。
1日の平均クロール回数は9回です。
クロールしてもらうようにするには、2つの方法
1つ目は、Googleにサイトマップを送信して、サイト(ページ)ができたことを通知すること。
2つ目は、既にインデックスされているWebサイトから外部リンクをたどり、発見してもらうことです。
1,Googleにサイトマップを送信して、サイト(ページ)ができたことを通知する方法
サーチコンソールのクロール→サイトマップクリックして、サイトマップの追加を行う方法とXMLサイトマップを送信するという方法があります。
新しくページを追加した際は、再送信を行えばGoogleに新しいページができたことを伝えることができます。
2,既にインデックスされているWebサイトから外部リンクをたどり、発見してもらう
こちらは、外部サイトからリンクをたどってもらうという方法です。
自分が持っているサイトやブログ、Facebookなどのソーシャルメディアで新しいホームページができたことや、新しいページを追加したことを告知しましょう。
業界団体や関連するページからのリンクを付けて告知することも有効です。
次は、クロールの頻度を上げるための方法です。
3,ブログや新しいページの追加で情報発信を頻繁に
クロールの巡回頻度を上げるためには、ブログや実績ページの追加顧客の声などの追加などWebサイトから頻繁に情報発信を行うことをオススメします。
更新頻度が高く、情報の鮮度が新しい場合、クローラが頻繁に巡回するようになり、SEO効果に良い影響を与える場合が多くあります。
もちろん、コンテンツ内容が良いという条件が必須です。
その際、ブログやFacebook、Twitterなどのソーシャルメディアでの告知も忘れずに行うようにしましょう。
内部SEO対策はクローラーが巡回しやすいようなサイト構造にする
クローラーが巡回しやすいということは、実はユーザーもそのサイトで自分の見たいページを発見しやすくするということです。ユーザーもGoogleも見やすいサイト構造が内部SEO対策に必要です。
4,分かりやすいURLにしよう
Googleも検索エンジンスターターガイドで名言しているように、URLを分かりやすくすることは、クロールしやすくなる要素の1つです。
分かりやすいURLは、コンテンツの情報を伝えやすい
コンテンツのカテゴリやファイル名に適切な名前を利用することは、検索エンジンがそれらのドキュメントをクロールしやすくなることにもつながります。
ウェブマスター向けガイドラインの中にもシンプルなURL構造を維持するという項目もあります。
URLは、できるだけ分かりやすいキーワードの単語が含んだものにすることをオススメします。
5,ディレクトリ構造を簡潔にしよう
ディレクトリ構造は基本は3階層までをオススメします。
例えば、TOPページ、商品一覧ページ、商品詳細ページの3階層や、TOP→カテゴリ一覧→商品カテゴリ→商品詳細ページなど、4階層になるようにしましょう。
サイトの大きさにもよりますが、6階層、7階層となるとクローラーにも優しくなく最下層までクロールされない可能性も出てきます。
下記は、弊社クライアントのサイトマップ3階層のイメージです。
一度作ってしまうと修正に多大なコストがかかるため、最初のサイト設計時にディレクトリ構造は考えておきましょう。
6,パンくずリストで構造を明確にする
パンくずリストは、クローラーが現在Webサイトのどの位置にいるのかを分かりやすくすることができます。
もちろん、ユーザーがどの位置にいるのか分かりやすくするためにも有効なので、パンくずリストは必ず設置するようにしましょう。
7,ナビゲーションはできるだけテキストにしましょう
サイトのページとページをつなぐナビゲーションはできるだけ、テキストにしましょう。
私達もデザイン性を上げる場合にテキストではく画像を使う場合もあります。しかし、Googleにとっては、画像よりもテキストのほうがサイトを理解しやすいということは忘れないでおきましょう。
グローバルナビもサイドバーも出来ることなら画像ではなく、テキストでの記述をオススメします。
8,クロールが必要のないページはクローラーに見せないようしましょう
一部のユーザーに見てもらうページや、検索エンジンにインデックスする必要の無いページはnoindexやrobots.txtなどを利用し、クロールをブロックを行ったり、インデックスさせないようにしましょう。
9,URLの正規化を行って重複ページをなくそう
URLの正規化を行うとは、「http://www.valueagent.co.jp/」と「https://valueagent.co.jp/」、
「http://www.valueagent.co.jp/index.html/」と「 https://valueagent.co.jp/index.html/」のような「www」ありとなしの場合や「index.html」ありとなしの場合にURLが自然と重複されているということがあります。
この4つの同一のページを1つに統一することをURLの正規化と言います。
正規化する方法は2つあります。
1、301リダイレクトを行うのが一般的です。
2,サーチコンソール内でwwwあり、なしを設定することも可能です。
10,link rel=”canonical”で重複ページを整理する
ECサイトや求人サイトなどシステムを使ったWebサイトは、違うURLで重複するページが出てくる場合があります。
例えば、ECサイトなどで、TOP→テレビ→42インチテレビという経路とTOP→メーカー→42インチテレビという経路でURLが別で内容が同じページが出るようになっている場合に、どちらかのページを1つのページをインデックスさせることがSEO的に有効です。
その場合は、link rel=”canonical”タグを記述し、優先度の高いページをGoogleに伝える必要があります。
他には、検索の仕方でURLは違うが、内容が同じになるパターンもあります。
同じ内容のスマホページをIndexさせない場合にも利用する時もあります。
その際にもlink rel=”canonical”を使うことが有効です。
※link rel=”canonical”とは、元ページのコピーですよと検索エンジンに伝えることです。
<link rel=”canonical”href=”http://www.valueagent.co.jp/seo/”>と記述することでhttp://www.valueagent.co.jp/seo/が元のページでこのページがコピーですと伝えることができます。
11,リンク切れをチェックする
クリックしてもページが存在しない。そのようなことが多発すれば、Goolgeはこのサイトはメンテナンスができていないサイトと思うでしょう。
よくあるリンク切れは、新着情報などでキャンペーンページなどを作って、キャンペーンが終わってページも削除したにも関わらずリンクが残っている等です。
リンク切れのチェック方法は、サーチコンソールのクロール→クロールエラー→URLから確認するか、リンク切れチェックのツールを使ってリンク切れを確認し、修正します。
有名なリンク切れチェックツールは、W3C Link Checkerがあります。
ワードプレスサイトを構築している場合は、Broken Link Checkerプラグインなどをインストールしておくと、随時リンク切れをチェックしてくれるので便利です。
12,表示スピード上げる
SEOには表示速度も関係あると言われています。
表示速度のチェックは、Googleアナリティクス等のたくさんのツールが出ていますが、オススメはPageSpeed Insightsです。
Googleが提供するページスピードのチェックツールで、問題箇所を指摘してくれて、解決方法も教えてくれます。
情報をわかりやすくGoogleの検索エンジンに伝える内部SEO対策の方法
クロールがしっかりされれば、次は、googleにインデックスをしてもらい、検索した際に上位に表示されるようにするための内部SEOをご紹介します。
13,フッターもしっかりと記述しよう
フッターにもナビゲーションをしっかり記述しましょう。
関連ページや重要ページは、フッターに記述することにより内部SEO効果が現れます。
もちろん、ナビゲーションは、テキストで記述してください。
ただし、時折スパムのようなフッターを見かける場合がありますが、あくまでユーザーに便利に自然な形で行いましょう。SEO目的で過度に行うと逆にSEOに対して不適切になる場合があります。
14,適切なアンカーテキストで記述しよう
ナビゲーションやサイト内リンクのアンカーテキストは、そのページがどんなページか分かるテキストで記述しましょう。テキストは、そのページで狙っているキーワードが自然に入ることになるでしょう。
アンカーテキストを「→こちら」などと記述するとGoogleがそのページを理解することへの妨げになります。
Googleの検索エンジンにもユーザーにも分かりやすいアンカーテキストを記述しましょう。
15,ページタイトルは、キーワード含め適切にわかりやすくつけよう
ページのタイトルは、重複しない固有のタイトルで、そのページが何を伝えているのか分かりやすいタイトルにしましょう。
ドメインが強いサイトではキーワードがページタイトルに入ってなくても上位表示されることはありますが、そのページが何を表しているのかと伝えるなら、ページタイトルにキーワードが入っている方が伝わりやすいです。
内部SEO対策は、検索エンジンに向けた対策ですが、ユーザーのことを中心に考えると内部SEOが自然にできることも多くあります。
16,descriptionメタタグ(ディスクリプション)を適切につけてクリック率を上げよう
ディスクリプションメタタグの設定は、そのページにどんなことが書いてあるのかをお知らせする際に役立ちます。
この内容がしっかりと書いてあると、検索された際にクリック率があがり、SEOにも良い結果をもたらすでしょう。
ただし、書くことがSEOの効果を上げるわけではありません。タイトルと同じものを書いてあるサイトなどありますが、それなら書かないほうがマシかもしれません。
タイトルと同様に固有のdescriptionメタタグを設定しましょう。
17,説明文は画像ではなく、テキストで表示しよう
Webサイト内にある文章や説明文はできるだけ、画像ではなく、テキストにしましょう。
特にキーワードが入っている箇所やそのページの説明に重要な箇所はテキストであるべきです。
特に小見出しなどが、画像になっている場合がありますが、デザイン性が必要ない部分は手間を惜しまずにテキスト化することをオススメします。
ただし、全てテキストにすることでコンバージョンが下がっては意味がありません。画像とテキストのバランスを常に考えながらWebサイトを制作しましょう。
18,h1,h2,h3などの見出しタグを適切に設定しよう
中小企業が運営するサイトでは、h1、h2、h3、h4、h5が適切に設定されていないことが多々あります。
基本的には、h1は1つ、h2は中見出し、h3は小見出しの役割を果たすように利用しましょう。
h1、h2、h3は、順番に使うこと、またh2、h3は画像ではなくテキストにするようにしてください。
注意事項しては、文字を大きくしたいという理由で、見出しタグを使わないでください。CSSを利用してください。
hタグは見出しとして利用しましょう。
19,画像はファイル名を適切にし、altタグを設定しよう
画像のファイルにも適切な名前をつけましょう。image.jpgなどではなく、画像の名前を極力つけるようにしましょう。
また、altタグは、画像の説明です。可能な限り設定しましょう。
画像に文字が入っている場合は、その文字を含んだ説明を入れましょう。
20,地域の商売を行っているサイトは、タイトルに地域を入れよう
中小企業で全国対応を行っていないにもかかわらず、地域がタイトルに入っていないwebサイトを見かけます。
最近は、検索表示のローカル化も進んでいるため、地域商売を行っているwebサイトは地域をタイトルに必ずいれるようにしましょう。
もちろん、全国対応のECサイトには不要です。
21,地域の商売を行っているサイトは、対応エリアをテキストで明記しよう
対応エリアを画像で紹介しているWebサイトを時折見かけます。
デザイン的に見るとそちらのほうが良いかもしれませんが、SEO的に見るとテキストで実施するべきです。
対応エリアからの掛け合わせたキーワードからの流入が増えます。
22,実績や顧客の声などオリジナル情報を載せよう
SEO対策には、オリジナルの情報が必要だと言われています。企業のサイトがもてるオリジナル情報は、実際の実績や顧客の声です。
実績や顧客の声を掲載させたからといって、すぐに順位が上がるというわけではないですが、最も簡単なオリジナル情報が実績や顧客の声です。
更新システムなどを利用して定期的に情報を載せ続けることによって、ロングテールでのアクセスが拾えて、更にはコンバージョンも上がる傾向にあります。
そのため、あえて内部SEO対策の1つとして書かせていただきました。
その他の内部SEO対策
クローラーを呼びこむ、検索エンジンに中身を知らせる以外にも内部SEO対策と関係が有るものをご紹介します。
23,モバイルフレンドリーにする
PCとモバイルの順位は違います。
スマートフォン対策が今後のSEOにも大きく影響で出てくるでしょう。
モバイルフレンドリーになっているかは、Googleが提供しているモバイルフレンドリーテストを実施してください。
24,サーチコンソールをチェックする
サーチコンソールに登録するともっと、今回の記事で書いているところなど、改善ポイントを教えてくれます。
また、外部リンクや低品質に対する手動ペナルティのメッセージなども届きます。
日々の内部SEOの改善にたいへん役立つのがサーチコンソールです。
25,質の高いコンテンツを提供は必須
全てのSEOの基本が質の高いコンテンツです。
質の高いコンテンツである場合で、現在の内部SEOが弱い場合は、上記の対策を実施すると順位がぐんと上がります。弊社でも短期間で効果の高いSEO対策は、内部SEO対策だと思っています。
現在もっている力を最大限に発揮するのが内部SEO対策です。上記がしっかりと行われているかなどをしっかりとチェックしてください。
最後に内部SEOの事例をご紹介します。
弊社にて代行もしていますので詳細は、内部SEO対策を御覧ください。