【保存版】コンテンツSEOとは?やり方・費用・会社の選び方まで全解説!

 

コンテンツSEOとは?

コンテンツSEOとは、良質なコンテンツを継続的に入れていくことで、検索エンジンの検索結果上位に表示させて、集客を狙う方法です。

とはいえ、どうやってやれば成果が出るのか、どんな記事を書けば検索上位に来るのか、どんなキーワードを狙えばいいのか分からない人も多いでしょう。

コンテンツSEOのすべてを、SEO初心者でも分かりやすいように解説していきます。

そもそもコンテンツSEOって何?

コンテンツSEOとは、様々な方法があるSEO対策の施策のうちの1つ。

良質なコンテンツを継続的に入れていくことで、検索エンジンの検索結果上位に表示させて、集客を狙う方法です。

 

例えば、「SEO対策 費用」で検索した時に2位に当社の記事が表示されます(2021/01/29現在)。

SEO対策にかかる費用(料金相場)の目安|費用対効果を考える参考に

「SEO対策 費用」というキーワードは月間1,300回ほど検索されていて、2020年1年間でこのページは9,705ビューありました。

 

Googleは様々なアルゴリズムで、検索した時に、ユーザーが求めているコンテンツが上位表示される仕組みになっています。

だからこそ、良質なコンテンツを作るSEO方法が王道のSEO対策と言えるのです。

 

ちなみに2012年以前のSEO対策といえば、Googleのアルゴリズムを裏技ですり抜けて、検索順位を無理やり上げる方法(ブラックハットSEOという)が横行していました。

しかし、このようなブラックハットSEOが原因で、検索ユーザーの利便性が悪化してしまったため、GoogleはブラックハットSEOで上位表示させているサイトにペナルティを科して検索結果に表示させにくくするアルゴリズムを開発しました。

このアルゴリズムのアップデートを、ペンギンアップデート・パンダアップデートと言います。

このアップデートで、GoogleはブラックハットSEOを厳しく取り締まると同時に、以前よりもコンテンツを重視してページの評価をするようになりました。

このような背景があり、近年ではSEOの王道のやり方であるコンテンツSEOが注目されるようになりました。

コンテンツSEOとよく混合されがちなコンテンツマーケティングとの違いですが、コンテンツマーケティングは「コンテンツを使ってマーケティングを行うこと」なので、コンテンツをSNSでバズらせることもあれば、広告として出すこともあります。

コンテンツマーケティングのうち、検索エンジンからの流入で集客する方法がコンテンツSEOということです。

コンテンツSEOとは

 

▼こちらの動画でも解説しています。

 

それでは、自社でもコンテンツSEOで成果を上げているバリューエージェントが、コンテンツSEOの基礎知識・やり方・業者の選び方をご紹介します。

コンテンツSEOの効果・メリット

まずは、コンテンツSEOの良い点をご紹介します。

  • コンテンツを継続的に入れることでサイトが資産になる
  • 長期的に見ると費用対効果が高い
  • 潜在顧客を顕在顧客へ、顕在顧客をファンにすることもできる
  • ブランディング効果に繋がる
  • 自然な被リンクが期待できる

メリット1:コンテンツを継続的に入れることでサイトが資産になる

コンテンツSEOでは、サイトにコンテンツを継続的に入れていくことで、サイトが資産になるというメリットがあります。

どういうことかというと、サイトにSEOに効果的なコンテンツを入れていくことで、記事単位の価値だけではなく”情報量のあるサイト”というサイト単位での価値が生まれるのです。

 

良質な記事コンテンツを入れていく

良質な記事コンテンツが多いサイト=良質なサイトと認識される

良質なサイトの記事コンテンツは良質だろうと認識される

このように評価されるようになるため、コンテンツSEOをすることでサイトが良質な資産になっていきます。

メリット2:長期的に見ると費用対効果が高い

先述の通り、コンテンツを継続的に入れることでサイトが資産になるため、長期的に行うことで費用対効果が高くなっていきます。

また、広告の場合は広告費が必要なのに対して、コンテンツSEOの場合は一時的にストップしても、売り上げが落ちにくいことから費用対効果が高いと言われることも多いです。

 

例えば、広告を使ってサイトに訪問をしてもらうためには、広告費を支払い続ける必要があります。

広告費を止めて出稿をやめるとやめた途端、それまで獲得できていた流入はゼロとなってしまいます。

一方コンテンツSEOの場合はある程度コンテンツを入れて行けば、今月コンテンツ作成を休んだからといって、いきなり売り上げが止まるわけではありません。

作成したコンテンツは、サイトにある限り働き続けてくれるのです。

 

とは言え、費用対効果は業種やサービス内容、競合の強さなどによって変わる物なので、コンテンツSEOが他の施策に比べて費用対効果が高いとは一概には言えません。留意しておきましょう。

メリット3:潜在顧客を顕在顧客へ、顕在顧客をファンにすることもできる

コンテンツSEOでは、検索エンジンを通してサイトに来てもらうと伝えました。

初めて調べてサイトに来た人はあなたの会社のことをよく知りませんが、色んなキーワードで調べているうちに、何度もあなたのサイトに訪れ場合「このサイト前にも見たな」「このサイトは役に立つサイトだな」という認識を持ってもらうことが出来ます。

そうやって検索エンジンで知った会社がどんどん身近になり、信頼するようになって、「いつか依頼するならこの会社だったら安心そうだな」と思ってもらえることもあります。

メリット4:ブランディング効果に繋がる

コンテンツSEOを行ってサイトが充実すれば、SEO以外にも効果あります。

どういうことかというと、検索エンジン経由以外(例えば、名刺やSNS)で会社を知って、サイトを見に来た人達が「この会社はどんな会社だろう?」と思ってサイトをざっと見た時に、お役立ちコラムや事例紹介がたくさんあると、信頼してもらいやすくなるということです。

 

検索エンジンの場合でも、他社と比較して選ぶ際にそういったコンテンツが理由で選ばれやすくなるということも良くあります。

あとでも紹介しますが、コンテンツの中でも特に事例記事は「自分が希望しているサービスとピッタリだと感じた」という理由で選んでもらいやすくなるのです。

メリット5:自然な被リンクが期待できる

ユーザーの役に立つコンテンツを入れていけば「この記事分かりやすかったよ」というように様々なサイトやブログ、SNSなどで紹介してもらいやすくなります。

結果、被リンクを貰うことが出来て検索エンジンの評価が上がり、検索上位に表示されやすくなります。

 

逆に言えば、良質なコンテンツがないのに被リンクを貰うことは難しいでしょう。

ひと昔前は、SEO対策として業者が被リンクを売ることもありましたが、Googleは被リンクの販売を禁止しています。

今の被リンク対策は、良質なコンテンツを入れることで紹介してもらうことです。

コンテンツSEOの注意点・デメリット

コンテンツSEOにはメリットが多いですが、以下のような注意点もあります。

  • 効果が出るまでに時間がかかる
  • キーワード選びを適切に行わないと売り上げには繋がらない可能性がある
  • コンテンツ作成に労力と時間
  • メンテナンスが必要

 

注意点1:効果が出るまでに時間がかかる

コンテンツSEOには即効性がないので、1記事入れたからといってすぐには効果が出ません。

というのもSEOでは、1ページだけで評価されるわけではなく、サイト全体で評価されるからです。

 

だいたい50~100記事くらい入れて、やっと効果が出ることが多いので、しばらくはコンテンツを入れ続ける必要があります。

今すぐ顧客を増やしたいのであれば、Web広告などを利用し、コンテンツSEOは長期的な施策として行うのがよいでしょう。

 

注意点2:キーワード選びを適切に行わないと売り上げには繋がらない可能性がある

コンテンツSEOを続けてコンテンツが検索結果の上位表示になったとしても、売り上げに繋がるわけではありません。

というのも、検索クエリ(キーワード)には「今すぐ購入したくて探しているキーワード」と「購入とは関係なく、調べ物のために検索しているキーワード」があるからです。

 

この検索クエリの分別を行わず、「購入とは関係なく、調べ物のために検索しているキーワード」ばかりを拾うコンテンツを書いていたとしても、売り上げにはなかなかつながりません。

 

具体例


[SEOとは]
というキーワードは、月間の検索ボリュームは多いですが、
「購入とは関係なく、調べ物のために検索しているキーワード」になります。

競合が多いため、検索上位に入る難易度も高いうえ、検索上位に来たからといって問合せにはつながりにくいです。

 

[植木屋 ホームページ制作]の場合は、月間の検索ボリュームは少ない
「今すぐ購入したくて探しているキーワード」になります。

競合が少ないため、検索上位に入りやすく、コンテンツを見て「そうそう!こういうのを求めていた!」とユーザーに思ってもらえたら問い合わせに繋がります。

 

注意点3:コンテンツ作成に労力と時間がかかる

上記の通り、コンテンツSEOはやったからといってすぐに簡単に結果がでるものではなく、SEOと売り上げアップを考えると、労力と時間がかかります。

とはいえ、正しい方法でコツコツと労力と時間をかけておこなえば、長期的にサイト自体を強い資産にする施策です。

 

自社で行う場合は、コンテンツSEOに強いプロに研修を受けたり、コンサルティングをしてもらったりすることで、社員の教育が必要となるでしょう。

SEO会社やWebマーケティング会社に依頼する場合も、しっかり成果を出してくれそうかを精査する必要があります。会社の選び方は、後程ご紹介します。

 

注意点4:メンテナンスが必要

コンテンツを入れたサイトは資産になるとお伝えしましたが、資産もメンテナンスをせずに放置してしまうと、価値が落ちてしまいます。

まとまったコンテンツを入れたらそれでOKというのではなく、定期的に新しいコンテンツを入れたり、古い内容の記事をリライトしたりする必要があります。

 

例えば、コンテンツSEOとして100記事を一気に入れたとしても、その後10年放置してしまえば、古い情報になっていて人の役に立てない可能性がありますよね。

ユーザーはもちろん、検索エンジンもそのような評価をするため、メンテナンスされていないサイトは検索上位にも入らなくなっていきます。

コンテンツSEOをするのであれば、継続的にやって、古くなった情報は新しい情報に書き換えるなどのメンテナンスが必要です。

 

コンテンツSEOの事例

弊社バリューエージェントは、自社サイトだけではなく、お客様のコンテンツSEOも行い、成果を出してきました。

弊社のコンテンツSEOには、大きく分けて2つの種類があります。

コラム型記事このブログのようにお役立ち情報などを発信するコンテンツ
事例記事自社が行ったサービスの事例を紹介するコンテンツ

それぞれの事例を紹介します。

 

【ネイルメーカー】お役立ちコラムとサイト制作で自然検索数15.8倍に

課題・クライアント様からのご要望
  • ネイルメーカーとしての知名度を上げたい
  • OEMの問い合わせを増やしたい
  • ネイル検定を受ける人にアピールしたい
結果
  • 自然検索数15.8倍に
  • コンバージョン数6倍に
実施内容
  • コンテンツマーケティング
  • ホームページ制作
  • SEO対策

 

 

このコンテンツSEO事例詳細はこちら

【BtoB製造業】事例コンテンツで問い合わせが年10件から月3件以上に

課題・クライアント様からのご要望
  • 1年間での問い合わせが約10件しかないため、もっと増やしたい
結果
  • 14ヶ月で47件の問い合わせを獲得
  • キーワード「メッキ加工 大阪」大幅上昇
  • キーワード「クロムメッキ 大阪」3位
  • キーワード「三価クロム 大阪」1位
  • キーワード「無電解ニッケル 大阪」2位
実施内容
  • 事例・実績型コンテンツSEO

 

 

このコンテンツSEO事例詳細はこちら

【植木屋】事例コンテンツで問合せ・成約件数がともに10倍に

課題・クライアント様からのご要望
  • SEOキーワード「植木屋 大阪」23位からあげたい
  • 成約件数が1ヵ月で 2件なので増やしたい
  • 自然検索流入数を増やしたい 
結果
  • SEOキーワード「植木屋 大阪」1位
  • 成約件数が1ヵ月で約20件 (10倍)
  • 自然検索流入数 865 (3.2倍)
  • 問い合わせが1ヵ月で約40件 (10倍)
実施内容
  • 事例・実績型コンテンツSEO

 

 

このコンテンツSEO事例詳細はこちら

 

その他の事例は、以下に記載しております。

事例・実績型コンテンツSEOの事例

コンテンツマーケティングの事例

 

成果を出してきた弊社のコンテンツSEOの手法・手順

それでは、実際に成果を出すコンテンツSEOはどうやって行えばいいのか、実際に行っている手順を紹介します。

事例コンテンツの場合と、コラム型コンテンツの場合に分けて紹介します。

事例記事を書いていく手順

事例コンテンツを書いていく手順を紹介します。

ここでは、コンテンツになる事例案件を決めたところからスタートします。

  1. 狙うキーワードを決める
  2. キーワードで検索する人はどんなことを知りたいのかを考えてコンテンツにする
  3. すぐに問合せが出来るように内部リンクを貼る
  4. キーワードを含めたタイトルを付ける

 

(1)まずは狙うキーワードを決める

まず、この事例を見て、「是非ここに頼みたい!」と思うターゲットは、どんなキーワードで検索して、この記事にたどり着くだろう?というのを想像します。

例)植木屋のホームページを作った事例の場合「植木屋 ホームページ制作」

 

サービスが地域限定の場合は、キーワードに必ず地域名を入れておきましょう。

例)滋賀で築50年の家を府リフォームした場合「築50年 リフォーム 滋賀」

 

(2)そのキーワードで検索する人はどんなことを知りたいのかを考えてコンテンツにする

次に、そのキーワードで検索した人はどんなことを知りたいのか?を考えて、コンテンツにしていきます。

 

具体的なコンテンツは、以下の流れで作るとよいでしょう。

  1. 課題・問題・悩み
  2. 解決策・実施事項・取り組み
  3. 結果・感想

例)植木屋のホームページを作った事例の場合

  1. 悩み:問い合わせ件数が1ヵ月で 1~2件なので増やしたい
  2. 解決策:事例型コンテンツSEO・ホームページ制作・リスティング広告運用代行
  3. 結果:問い合わせ件数が1ヵ月で21件(約10倍)

この3つの項目以外にも、問い合わせでよく聞かれることなど、お客さんが知りたがっていることを盛り込みましょう。

 

(3)すぐに問合せが出来るように内部リンクを貼る

コンテンツを見終わった後に、問い合わせたい!買いたい!思ったユーザーがすぐに行動に起こせるように、問合せページなどコンバージョンするページに内部リンクを貼りましょう。

内部リンクの貼り方は、以下のページでも紹介しています。

SEOにきく内部リンクの貼り方|効果的な設置方法でサイトの成果を上げよう

 

(4)キーワードを含めたタイトルを付ける

最後に、検索で引っかかりやすいように、キーワードを含めたタイトルをつけます。

例)植木屋のホームページを作った事例の場合
「植木屋ホームページ作成とリスティング広告。月1件の問い合わせが月21件に!」

 

 

以上が事例コンテンツの作り方です。

事例記事は、コンテンツSEOの中でもBtoB/BtoC問わず、比較的簡単に作れる上、検索数は少なくてもコンバージョンに繋がりやすいです。

 

初めてコンテンツSEOをするのであればおすすめの方法です。

 

▼BtoBの事例コンテンツについて解説しています

コラム型コンテンツを設計する手順

次に、コラム型のSEOコンテンツの書き方を紹介します。

コラム型のコンテンツは、書き始める前に設計が必要です。

 

設計は以下の流れで行います。

  1. サイトのターゲット像を明確にする
  2. サイトで狙いたいメインのキーワードを決める
  3. メインキーワードに関連するキーワードを洗い出す
  4. 出したキーワードを整理して「サービス系キーワード」と「コラム系キーワード」に分類する
  5. 優先順位を決めて、スケジュールを決める

 

(1)サイトのターゲット像を明確にする

まずは、サイトのターゲット像を明確にします。

何故ならコンテンツSEOで上位表示されたとしても、自社の顧客になる層に響かないコンテンツであれば、売り上げには繋がらないからです。

 

ターゲット像の挙げ方として、良くあるのが「20~40代の女性」などざっくりとしたものがありますが、これはあまりにも広すぎるので適切といえません。

20~40代の女性というざっくりとしたターゲット像があるのであれば、そこからさらに具体的に3人のペルソナを出してみましょう。

  • 28歳女性 独身OL アパートで一人暮らし 趣味はヨガ
  • 35歳女性 既婚 子供0歳で育休中 
  • 42歳女性 既婚 子供は小学生と中学生 パートで働いている

このように、3人上げてみると「20~40代の女性」と一言で言ってもそれぞれの生活もニーズも価値観も違うことが分かりますよね。

 

コンテンツを作るときに、しっかりとターゲットに響くコンテンツを作るためにも、このように具体的なターゲット像(ペルソナ)を用意しておきましょう。

 

(2)サイトで狙いたいメインのキーワードを決める

ターゲットが決まったら、次にサイトで狙いたいメインのキーワードを決めます。

 

メインキーワードは、ざっくりとしたビッグワードで大丈夫です。

ビッグワードとは、検索エンジンで多く検索されるキーワードのこと。

ビッグワードの特徴として、抽象的かつ汎用的であることが挙げられます。

例えば、弊社でいうと「SEO」「Webマーケティング」などです。

 

いくつか出して、絞り出すとよいでしょう。

<参考記事>

SEOキーワードの探し方・選び方・記事を書く方法

(3)メインキーワードに関連するキーワードを洗い出す

次に、メインキーワードに関連するキーワードを洗い出します。

関連キーワードは、まずは自分たちで考えて、その後サジェストキーワードなどを調べるとよいでしょう。

 

「Webマーケティング」がメインキーワードの場合、[SEO対策]や[リスティング広告]に関連するキーワードも関連キーワードといえます。

その後、[Webマーケティング ○○][SEO対策 ○○][リスティング広告 ○○]というサジェストキーワードを調べます。

 

関連キーワードやサジェストキーワードを調べられるツールやサイトがあるので上手く使うとよいでしょう。

よく使われているのは、ラッコキーワードというサイトです。

 

このようにして、メインに関連するキーワードをどんどん出していきます。弊社の場合だと1万以上のキーワードを出します。

 

(4)出したキーワードを整理して「サービス系キーワード」と「コラム系キーワード」に分類する

1万キーワード以上出したら、キーワードを整理します。意味が同じキーワードが重複していれば、削除を行います。

そして、キーワードを「サービス系キーワード」「コラム系キーワード」に分別していきます。

 

例えば、弊社の場合SEO対策というサービスを行っているので、[SEO対策 大阪]はコラムではなく、サービスページを検索上位に出したいと考えます。

ECサイトの場合、商品名の指名検索は商品ページを検索上位に出したいですよね。

だから、サービスページで狙いたいキーワードはコラムキーワードから外しておきましょう。

 

(5)優先順位を決めて、スケジュールを決める

整理したコラム系キーワードの中から、優先順位を決めて、実際にライティングするスケジュールを決めていきます。

優先順位は、狙いたいキーワードから決める場合と、できるだけコンバージョンしやすいキーワードから決める場合があります。

とにかく上位表示を目指したいのか、コンテンツからのコンバージョンをできるだけ早く出したいのかで決めるとよいでしょう。

 

実際にコラム型コンテンツを書いていく手順

ここまでが、コラム型コンテンツを書き出す前の手順です。

ここから、実際にコラム1記事書くときの手順を紹介します。

 

  1. そのキーワードで調べる人は何が知りたいか、何を求めているかを考える
  2. 実際にキーワードを調べてみて、上位表示されている記事やサイトを参考に構成を作る
  3. 自社だからこそ出せるオリジナルの情報を組み込んでコンテンツを作っていく
  4. コンバージョンしやすいように内部リンクを貼る
  5. キーワードを含めたタイトルを付ける
  6. しっかりユーザーが求める内容になっているかチェック

 

(1)そのキーワードで調べる人は何が知りたいか、何を求めているかを考える

まずは、これから書くコラムで狙うキーワードを決めて、そのキーワードの検索意図を考えます。

検索意図がずれてしまっていると、見当違いのコンテンツになってしまい、検索上位に表示させることが出来ないからです。

 

検索する意図のは、大きく4つに分かれます。

検索意図タイプ具体例
知りたい知識を知りたくて調べるキーワード。
[SEOとは] [マーケティング 歴史]など
やってみたい行動を目的とした情報収集のために調べるキーワード。
[マニキュア 塗り方][チーズケーキ レシピ]など
行きたいこのサイトにアクセスしたいという意図がある場合に調べるキーワード。
[YouTube][Wikipedia][docomo 問合せ]など
買いたい何かを購入したり申し込んだりすることを目的に検索しているキーワード。
[カニ 通販][コンテンツSEO 大阪][焼肉 安い 大阪]など

キーワードがこの4つのどれに当てはまるか考えてみましょう。

 

ただし、1つのキーワードに対して1つの検索意図とは限りません。

例えば、[肩こり 解消]と調べている人は肩こり解消する方法を知ってやってみたい!という意図もあれば、肩こり解消グッズを買いたい!という意図もあるでしょう。

自分がこれからライティングするキーワードに、どういった意図があるのかをメモしておきましょう。

 

<参考記事>

検索意図とは?調べ方と検索意図の種類にあわせたコンテンツ内容

(2)実際にキーワードを調べてみて、上位表示されている記事やサイトを参考にして構成を作る

次に実際にキーワードをGoogleで調べてみて、上位表示されている記事やサイトを参考にして、構成を作っていきます。

ただし、これは上位サイトを真似するというわけではありません。

 

Googleはユーザーの検索意図に沿うコンテンツを上位表示します。

だから、検索上位のサイトをざっくり見ることで、ユーザーの検索意図を客観的なデータとして見ることが出来るのです。

また、検索上位サイトを見ることで、自社は出せるけど他社は出していないオリジナルコンテンツが何なのかを考えることが出来ます。

 

(3)自社だからこそ出せるオリジナルの情報を組み込んでコンテンツを作っていく

最近のSEO対策では特に、コンテンツのオリジナリティが高く評価されるようになっています。

だから、1と2の手順で調べた検索意図に沿いながら、自社ならではのオリジナル情報を組み込んでコンテンツを作る必要があります。

 

オリジナリティは、例えば自社だから持っている知識や体験をもとにしたコンテンツです。

例えば、この記事でも何度かバリューエージェントの事例をご紹介していますが、これも記事のオリジナリティに繋がります。

 

逆に現状の上位サイトを参考にしても、既にネット上にあるようなコンテンツは評価されません。

自社の場合、どういうオリジナリティが出せるのかを考えて組み込みましょう。

 

(4)コンバージョンしやすいように内部リンクを貼る

これは事例コンテンツでも書きましたが、コンテンツを見終わった後に、問い合わせたい!買いたい!思ったユーザーがすぐに行動に起こせるように、コンバージョンするページに内部リンクを貼りましょう。

内部リンクの貼り方は、以下のページでも紹介しています。

 

SEOにきく内部リンクの貼り方|効果的な設置方法でサイトの成果を上げよう

 

(5)キーワードを含めたタイトルを付ける

記事が全部出来上がったら、タイトルを付けます。

コンテンツSEOにおいて、 タイトルはとても重要です。

内容がどれだけよくて検索上位に表示されていたとしても、タイトルが微妙ならクリックされないからです。

 

タイトルを付けるとき、最低限押さえるポイントはこの3つ。

  1. 検索キーワードを含める
  2. ページに何が書かれているか分かるタイトルにする
  3. ペルソナに響く魅力的な内容にする

詳しいタイトルの付け方は、以下の記事をご覧ください。

 

<参考記事>

SEOに強いタイトルの付け方|ポイント5つを押さえてクリック率もアップ

(6)しっかりユーザーが求める内容になっているかチェック

コンテンツを作り終わったら、ユーザーが求めている内容になっているか、第三者にチェックをしてもらうのがおすすめです。

というのも、特にオリジナリティを求めた場合、どんどん検索意図からずれてしまっていることがあるからです。

 

チェックしてもらうときは、誤字脱字だけではなく、内容が検索意図に沿っているかを見てもらうようにしましょう。

具体的なチェック項目は下記でもご紹介します。

 

コンテンツSEOで効果的に成果を出すためのチェックポイント

コンテンツを書き終わった後は、以下のことが満たされているかチェックを行いましょう。

 

コンテンツSEOチェックリスト

  • そのキーワードを調べる人が知りたい内容になっていますか?
  • 狙っているターゲットに響きやすいタイトル、内容、表現にできていますか?
  • 文章は分かりやすいですか?
  • スマホなどで見ても見やすい表示になっていますか?
  • コンテンツからコンバージョンにつなげられる内部リンクは設置できていますか?

 

自分ではもちろん、第三者の人にチェックしてもらうとよいでしょう。

 

コンテンツSEOで上位表示するために重要なポイント

コンテンツSEOは上記で書いた通り、手順も多く、SEOの知識がない場合はかなりの手間や時間がかかってしまいます。

 

実際、弊社のライターでも新人だとコラム1記事に10時間以上かかることも少なくありません。

またライティングに慣れてきても、調査に時間を要するためコラム1記事に6時間前後はかけて作っています。

コンテンツSEOで成果を出したいのであれば、手間や時間をかけて勉強しながら…というのも不可能ではないですが、かなり費用対効果は低いといえるでしょう。

 

それでもコンテンツSEO自分でやって、成果を出したい!という人に、上位表示をするための重要なポイントをご紹介します。

  1. 設計は、プロの力も借りてでもしっかり行う
  2. 一度プロに依頼して、途中からそれを真似しながら自分も書く

それぞれについて詳細を説明します。

(1)設計は、プロの力も借りてでもしっかり行う

先述の通り、コラム型コンテンツでSEOをするのであれば、記事を書く前に全体的な設計が必要になりますが、この部分はプロの力を借りてでも着実に行うことがおすすめです。

 

なぜなら、この設計が上手くいっていないと、その後どれだけ時間をかけて記事を書いたとしても、成果には繋がらないからです。

また、設計は検索上位を狙うSEOの知識だけではなく、その上で売り上げを上げるためのマーケティングの知見も重要です。

さらに言えば、設計は最初に行うものなので、SEOの知識の少ない時に設計を行うと「コンテンツSEOをやっているうちにSEOの知識が身について、当初やった設計が微妙だったことに気づいて後戻りしてしまう」ということも考えられます。

 

プロの力を借りて、しっかりを土台を固めて、方向性を決めた上でライティングをすれば、結果も出やすいですと言えるでしょう。

(2)一度プロに依頼して、プロのコンテンツを真似して書く

いきなり自分ですべてライティングするのではなく、一度はプロにライティングを依頼して、その記事を真似しながら自分も書くというのがおすすめ。

何故なら、初めてコンテンツSEOをする人が一番最初に躓きがちなのは「何を書いたらいいんだろう?」「どんな風に書けばいいんだろう?」といった初歩的なことだからです。

成果を出すために質も量も必要なコンテンツSEOにおいて、このような初歩的な部分で躓くのは正直もったいないといえます。

 

自社についてのコラムを、外部の人に書いてもらうことで「こういうことを書けばいいのか」という気づきは多く得られるでしょう。

また、業者との打ち合わせの中で、なぜその記事を書くのか、なぜそのキーワードを狙うのかなど、コンテンツごとの意図を知るチャンスもあるかもしれません。

最初はプロにライティングを依頼することで、プロのいない状態で書くよりも、かなりコスパ良く、コンテンツSEOをすることが出来るでしょう。

コンテンツSEOをするのにかかる費用

ここまでの流れで、コンテンツSEOを一部またはすべて業者に依頼したい!と思った人のために、コンテンツSEOを外注する場合にかかる費用をご紹介します。

コンテンツSEOは月額4~30万円が相場

SEOにしっかりと力を入れたコンテンツSEOを依頼する場合は、月額4~30万円ほどになることが多いです。

 

弊社の場合だと、コラム型は1記事4万円~、事例型は1記事14,000円からという金額になっています。

この金額は、先述のようなキーワード調査やSEO設計を行うための工数がかかっているからかかってくる金額になってきます。

→ SEO対策にかかる費用(料金相場)の目安|費用対効果を考える参考に

 

格安の業者でコンテンツSEOを依頼するリスク

一方、世の中には1記事1,000~1万円という格安で記事を書いてくれる業者もいます。

こういった業者のほとんどは、クラウドソーシングサイトや学生ライターをディレクターが大量発注して、ライターの書いた記事を添削&修正をし、クライアントに納品するというスタイルです。

 

薄い記事でも、アクセスが増える場合もありますが、コンバージョン(問い合わせや購買)に繋がらなかったり、下手をするとサイトの信頼度を落とします。

また30記事以下の記事数ではあまり効果がなく、100記事以上入れると効果が出る可能性もありますが、内容が薄いと逆効果になる場合もあります。

記事量産型で効果を出すには、何本か記事を納品してもらい、良い記事だけをサイトにアップする、もしくは、自分で内容を書き直すのが必要になってきます。

 

次の章で、コンテンツSEOの業者の選び方をご紹介するので、安くて気になっている業者がある場合は、その会社に実力がありそうか確かめてみてくださいね。

コンテンツSEOに強い会社の選び方

コンテンツSEOを業者にお願いしたけど、「会社が多すぎて違いがよくわからない」「どうやって優良なマーケティング会社を探せばいいか分からない」と悩む人も少なくないようです。

実際に、弊社のお客さんの中でも「以前に別の会社でコンテンツSEOをしていたのに、記事数が増えても全然成果が出なかった」という話を聞くこともあります。

 

そこで、コンテンツSEOに強い会社の選び方のポイント4つをご紹介します。

  1. ライティングマニュアルがどんなものか確認する
  2. オリジナリティをどうやって出すのかを確認する
  3. 顧客の実績・成果を確認する
  4. 誰が記事を書くのかを確認する

(1)ライティングマニュアルがどんなものか確認する

まずは、ライティングマニュアルがどんなものか確認しましょう。

なぜならコンテンツは、ライターの力量によってその成果も大きく変わるからです。

 

個人のライターに頼むのであれば別ですが、複数人のライターがいるような会社に依頼する場合は、どのようにしてクオリティを担保しているのかを確認するために、ライティングマニュアルについて聞きましょう。

 

(2)オリジナリティをどうやって出すのかを確認する

先述の通り、近年のSEO対策で特に重要視されているのが、コンテンツのオリジナリティです。

数年前までは、検索結果上位10サイトをまとめたような記事が上位表示されることもありましたが、最近ではオリジナリティがないと上位表示されにくくなっています。

 

特に、ライターはあなたの会社のことや業界の知識を詳しく知っているわけではありません。仮にライターが会社や業界のことを時間を使ってネットで調べたとしても、オリジナリティのない薄っぺらい記事になってしまうでしょう。

SEOで成果を出すためにも、ブランディングのためにも、その会社がどうやってオリジナリティを出してくれるのかを確認しておきましょう。

 

(3)顧客の実績・成果を確認する

次に、顧客の実績と成果を確認しましょう。

どんな企業のコンテンツSEOを行ったか、というだけではなく、コンテンツSEOをした結果どれくらいのアクセスアップや売り上げ増加につながったかというデータを見ましょう。

また、実際にその業者が作った記事を見せてもらうのもおすすめです。

 

クオリティの低いコンテンツでは、当然ながら成果は出ません。

更に学生アルバイトに記事を量産させているような業者が作る記事は、ぱっと見であきらかにクオリティが低いと分かるものもあります。

 

しっかりと、データと自分の感覚で頼れる業者なのかを確かめましょう。

 

(4)誰が記事を書くのかを確認する

最後に、誰が記事を書くのかを確認しましょう。

「専門のライター」などと曖昧な形で言われる場合もあるので、業務形態を聞くといいでしょう。

 

業者によって、自社ライターの場合、業務委託のライターの場合、学生のアルバイトの場合、クラウドソーシングのライターの場合などがあります。

自社ライターやフリーランスのライターに業務委託を行っている場合は、しっかりとしたマニュアルや教育があって、記事が出来ている場合がありますが、学生アルバイトやクラウドソーシングの場合はマニュアルも教育もほとんどない場合があります。

 

誰が書いているのかを聞くことで、クオリティの高いコンテンツSEOが出来そうな業者かどうかを確認しましょう。

 

まとめ

コンテンツSEOについて、基礎的なことから実践的な内容をお伝えしました。

コンテンツSEOは王道のSEO対策で、手間はかかりますが、正しくやればSEO以外のメリットも多いです。

 

ぜひ、この記事を参考にコンテンツSEOに取り組んで、サイトからの売り上げアップにつなげてみてくださいね。

 

弊社バリューエージェントでは、以下のようなプランでコンテンツSEOをサポートしています。(施策をクリックすると、サービスページに飛びます。)

弊社でコンテンツマーケティングをご依頼いただいたすべてのクライアントでセッション数がアップしており、成果には自信があります。

また、何からやったらいいのか分からない場合や、依頼するか自社でするか迷っている場合は、ぜひ無料相談でご相談ください。

 

中小企業向けに5分でWebマーケティングやSEO対策の知識が身につくYouTubeチャンネルもございます。

知識を深めたい方は是非こちらのチャンネル登録もよろしくお願いします。

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