SEO対策に役立つツール26選|コンテンツSEOのプロが使うツールと使い方も紹介
SEO対策を行うのに役立つツールには、あらゆる種類があります。
- 検索順位の計測ツール
- SEOライティング時のキーワード調査ツール
- 競合サイトの分析ツール
- 自社サイトの分析ツール
- 自社と競合の差分チェックツール
- コンテンツマーケティング総合ツール
- 内部SEO分析ツール
いずれかの機能だけに特化したSEOツールもあれば、総合的にあらゆる機能を含んだツールまであり、全てのSEOツールには特徴があります。
そんなSEOツールは、どのSEOツールを使うのがいいの?とざっくりした疑問をお持ちの方もいるかもしれませんが、自サイトで何をしていて、何をしたいのか?を踏まえて選ぶのが基本となります。
この記事では目的毎に25種類のSEOツールをピックアップしました。
目次
SEOツール利用上の注意
まず、SEOツールを導入したから上位表示できる確率が上がるわけではないということをご理解ください。
どんなSEOツールでも収集データをどのように使うのか?が最も重要で、機能が多いから良いとも限りません。
使う方の知識量やマーケティング的な面を踏まえてどのように活用するのか?が明確になっていなければ、SEOツールを導入する意味はほとんど無いと考えても良いぐらいです。
ちなみに、SEOツールには、一部の目的に特化したツールから、総合的なSEO対策に必要な情報収集ツールなど幅広くあり、目的に沿ったツールを利用しないと費用を無駄にしてしまう恐れがあります。
今のフェーズにおいて何が問題で、どんな対策をとる必要があるのか?という点をしっかりと踏まえたうえで、SEOツールをご検討ください。
自社サイトの現状把握で絶対使うべきGoogle提供無料ツール
- Googleアナリティクス
- Googleサーチコンソール
Googleアナリティクス(無料)
Googleアナリティクスとは、Googleが無料で提供しているWebサイト解析ツールです。
Googleアナリティクスをみると、自社サイトの状況について、以下の4つのことを明らかにすることができます。
- ユーザー属性(どんなユーザーが訪問してきたのか)
- 集客(どこからアクセスしたか)
- 行動(どのページをどれくらい見て、どう移動したか)
- 成果(問い合わせや売上等の最終成果に繋がったか)
Googleアナリティクスの強みは2つあります。
1つ目は、得られる情報が多いことです。
上の1~4で上げた通り、サイト運営に必要な様々な情報が得られます。
例えば、「何人サイトを見に来ているのか」「ユーザーの年齢」「スマホ、PC、どちらで見に来ているのか」「SNS、自然検索、ブックマーク、などどこから見に来ているのか」…etcなどです。
2つ目は、「何人訪問してきたのか」だけでなく、「直帰率」「滞在時間」などを明らかにできることです。
この滞在時間や直帰率を見ることで、記事の内容の質、ユーザーの記事への満足度を判断する基準にすることができます
無料でSEO対策をするうえで、非常に重要なツールなので、導入しておくことを強くおすすめします。
Googleサーチコンソール(無料)
Googleサーチコンソールとは、Googleがそのサイトをどう把握しているのか、ということが分かるツールです。
例えば、以下のことがわかります。
- ユーザーがどんな「キーワード」で検索して自社サイトに訪問しているのか
- そのキーワードで検索結果に表示された回数
- そのキーワードでクリックされた回数
- そのキーワードの平均掲載順位
Googleサーチコンソールの強みは、サイトの問題点を知らせてくれるということです。
自社サイトが何かのペナルティを受けていたり、セキュリティの問題が合ったりすると、Googleサーチコンソールはエラーを教えてくれます。
Googleサーチコンソールを使っていなければ、それらのエラーに気づけないこともあるので、Googleサーチコンソールは必ず導入しておきましょう。
■動画
検索順位(ランキング)のチェックツール
検索順位(ランキング)は、サイトの現在の状況を把握する一つの指標です。
アクセス数は変わらないけど問合せが来なくなった!などの時、実は検索順位が落ちていた。なんてこともよくある話です。
こういった状況をいち早く見つけるために役立つツールは4つです。
- SEOチェキ
- GRC
- BULL
- DemandMetrics -旧GinzaMetrics-
他にも、検索順位チェックツールはありますが、代表的なもののみピックアップしました。
SEOチェキ(無料)
SEOチェキ!とは、Webサイト上で、無料で利用できるSEOツールです。
SEOチェキを使うと以下のことが出来ます。
- 「titleタグ・meta descriptionタグ」の確認
- 発リンク数の確認
- キーワード検索順位の確認
- 使用しているキーワードの出現頻度
SEOチェキの強みは、無料で使え、URLを入力するだけで簡単にSEOに必要な様々な情報を得られるということです。SEO初心者の方が自社サイト分析に使ったり、競合分析にも使うことができます。
Webサイト上で、ダウンロード無しで利用することができるので、ぜひ活用してみてください。
→ SEOチェキへ
GRC(有料)
GRCとは、シェルウエア社が提供する、検索順位の計測・追跡のためのツールです。
GRCを使うと、現在のキーワード検索順位をチェックをするだけでなく、以下のことができます。
- 過去から現在にかけての検索順位をグラフで表示する
- 自動で毎日順位チェックする
GRCの強みは、長期間にかけて検索順位の変化を見ることができるということです。
他ツールでも、検索順位をチェックするツールはありますが、過去のから現在にかけての順位を確認できるツールはなかなかありません。
検索順位が大きく変動した理由を考えることは、SEO対策にとても役立ちます。また、URLを入力すれば、自社サイトの分析だけでなく、競合サイトの分析もすることができます。
GRCは無料版もありますが検索順位を取得できる数には限りがあり、利用者の多くは有料プランを利用しています。
無料 | ベーシック | スタンダード | |
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料金 (月払い) | – | 495円/月 | 990円/月 |
料金 (年払い) | – | 4,950円/年 | 9,900円/年 |
登録URL数 | 3 | 5 | 50 |
キーワード数 (最大計測数) | 20 | 500 | 5,000 |
GRCのレビューを知りたい方は「GRCのユーザーレビュー・評判」をご覧ください。
BULL(有料)
BULLは、全自動で検索順位をチェックしてくれるSEOツールです。
BULLを使うと、ただ検索順位の確認をするだけでなく、以下のことができます。
- パソコンを起動せず、自動で検索順位をチェック
- 知りたい場所からの検索順位の確認
- ランキングの変動の原因を診断(競合サイト、Googleアルゴリズムによるもの)
- いつでもどこでも、検索順位の閲覧、共有ができる
BULLの強みは、いつでも検索順位を確認することができるということです。
またパソコンを起動していなくても、クラウド型なので検索順位情報を更新してくれます。また、ログインをするとスマホから状況を確認できたりもします。
プラン | BULL30 | BULL50 | BULL100 | BULL200 | BULL500 |
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ご利用料金 | 1,150円/月 (年額13,800円) | 1,850円/月 (年額22,200円) | 3,500円/月 (年額42,000円) | 6,550円/月 (年額78,600円) | 15,400円/月 (年額184,800円) |
登録キーワード・URL数 | 30 | 50 | 100 | 200 | 500 |
メールサポート | あり | ||||
専用電話サポート | あり | ||||
キーワード追加料金(10件) | 370円/月 | 360円/月 | 330円/月 | 310円/月 | 280円/月 |
クライアントログイン機能 | 1150円/月 (13800円/年) | ||||
ロゴ画像登録機能 | 460円/月 (5,520円/年) |
GRCより高機能ですが計測できるキーワード数に対しての料金は高めとなっています。
BULLのレビューを知りたい方は「BULLのユーザーレビュー・評判」をご覧ください。
2週間無料体験(トライアル)も利用できるので、ぜひ活用してみてください。
DemandMetrics -旧GinzaMetrics-(有料)
DemandMetricsは、検索順位のチェックはもちろん、様々なSEOに関する情報が得られるSEOツールです。
DemandMetricsを使うと、以下のことができます。
- 検索順位の測定
- サイト内SEO診断
- コンテンツ分析
DemandMetricsの強みは、大量のキーワードが分析でき、サイト内SEO診断やコンテンツ分析などの基礎的なSEOのチェック機能も備わっていることです。
例えば、コンテンツ分析では、流入数、直帰率、CV、被リンク調査、ランクインキーワードの把握などの情報を整理してチェックできます。
また、SEO診断では、クローラビリティ、ページ構造など、基本的な内部SEO対策のチェックをしてくれます。
料金は、ホームページにはのっていないので、直接問い合わせてみてください。
DemandMetricsのレビューを知りたい方は「DemandMetricsのユーザーレビュー・評判」をご覧ください。
内部SEO対策に使えるツール(タグ・構造化・ページ速度等)
内部SEO対策は、サイト内の情報をGoogleに適切に伝えるうえで重要です。
サイト内の内部対策ができているサイトとできていないサイトでは、Googleのインデックス速度やサイト評価が変わってきます。
そんな内部SEO対策に役立つツールは7つあります。
- Lighthouse
- PageSpeed Insights
- 構造化マークアップ支援ツール
- リッチリザルトテストツール
- Screaming Frog
- DeepCrawl
- SEOマスター
種類だけでいえばまだまだありますが、代表的なものをピックアップしています。
Lighthouse(無料)
Lighthouseとは、Googleが提供している、Webサイトの評価をしてくれるGoogle Chromeの拡張機能です。
Lighthouseをサイト上で利用すると、様々な観点(表示速度、タイトル、アンカーテキストなど)からサイト評価をし、数値化してくれます。また、問題点もリスト化して表示してくれるため、サイトの改善に役立ちます。
Lighthouseの強みは、非常に細かい点まで、Google公式の評価を無料で受けられるという点です。内部SEO対策がきっちりできているか確認したい場合に活用してみてください。
PageSpeed Insights(無料)
PageSpeed Insightsは、Googleが無料で提供している、ページの読み込み速度を数値化してくれるツールです。問題の箇所も指摘してくれる、非常に便利なツールです。
上の画像のようにページの表示速度を知りたいサイトのURLを入力するだけで使うことが出来ます。操作方法も簡単なので、活用してみてください。
構造化マークアップ支援ツール(無料)
構造化マークアップ支援ツールとは、Googleが提供している、主にリッチリザルト(下の画像の赤枠部分のような、通常の検索結果に追加された検索結果)を設定する際に使われるツールです。
このリッチリザルトが検索順位に直接影響を与えることはありませんが、Webページのクリック率の上昇に繋がります。
このリッチリザルトを設定するために、必要な操作である「構造化マークアップ」は本来専門的な知識が必要です。しかし、このツールを使えば、難しい専門知識はなしで、構造化マークアップができます。
ぜひ利用してみてください。
リッチリザルトテストツール(無料)
リッチリザルトテストツールとは、Googleが提供している、リッチリザルトを設定するために実装した「構造化データ」が正しく記述されているかを確認するツールです。
「マークアップした構造化データのソース」または「URL」を入力すると、そのページがリッチリザルトの対象かどうかをみることができます。
Screaming Frog(有料)
Screaming Frogとは、Webサイトの内部構造をみるためのSEOツールです。
例えば、Screaming Frogを使うと、以下のことができます。
- 無効なリンクの発見
- ページタイトルとメタディスクリプションの分析
- 重複コンテンツの発見
- XMLサイトマップの作成
Screaming Frogの強みは、非常に細かくサイトの内部情報を高速で抜き出してくれることです。
日本語対応をしておらず、少し使い方は難しいですが、機能としてはとても優秀です。
料金 | |
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年額 | 無料 or 149ポンド (約21,000円) |
料金は、無料or年間149ポンド(約21,000円)程となっています。
Screaming Frogのレビューを知りたい方は「Screaming Frogのユーザーレビュー・評判」をご覧ください。
DeepCrawl(有料)
DeepCrawlとは、自社サイトの内部対策について診断してくれるツールです。
DeepCrawlにURLをいれると、タイトルやメタディスクリプション、hタグなど様々な観点から分析し、改善点をリスト化してまとめてくれます。
各改善点の詳細も表示出来るので、それらを修正することで、内部対策の改善ができるでしょう。大規模サイトの内部対策の管理におススメのSEOツールです。
料金 | |
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年間 | 36,000円 |
DeepCrawlのレビューを知りたい方は「DeepCrawlのユーザーレビュー・評判」をご覧ください。
SEOマスター(有料)
SEOマスターとは、URLをいれるだけでSEOに関するアドバイスもらうことができるSEO評価ツールです。
SEOマスターは、客観的なGoogleアルゴリズム分析指標をもとに作られています。したがって、最新のアルゴリズムに基づいた的確なアドバイスがもらうことができます。
さらに、文章作成をサポートする機能や、サイト内リンク強化機能などのSEO対策の参考になる機能がたくさんあります。
SEOマスターのもう一つの強みは、日本製であるということです。セミナーなどのサポートが充実しており、使いやすいという特徴があります。
料金 | |
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月額 | 35,000円〜 |
競合サイトの調査・分析に使えるツール
-被リンク・獲得キーワード等-
SEOにおいて競合サイトを知ることは、自社サイトの伸びしろを知ることにもなり、競合サイトよりも良いサイトにしていく上で重要です。
ただ検索エンジン上だけでは把握できない情報が多く、SEOツールに頼る他ないのが競合調査です。そんな競合調査に役立つツールは4つです。
- Meet Link Explorer-旧Open Site Explorer-
- Ahrefs Site Explorer
- Majestic SEO
- SimilarWeb
他にも競合調査ができるSEOツール(SEM Rush等)はありますが、分類分けをわかりやすくするために、コンテンツSEO(コンテンツマーケティング)でまるっと使えるツールとわけて紹介しています。
SMeet Link Explorer-旧Open Site Explorer-(有料)
Meet Link Explorerとは、アメリカの有名なマーケティング会社の「Moz」が作成している被リンク調査のツールです。Link Explorerを使うと、以下のことがわかります。
- 被リンクの基本的なデータ
- 影響力の強い被リンク先
- 被リンクURLが貼られているテキスト
- スパムスコアの高い順位被リンク元のURLを表示
料金 | |
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月額料金 | 無料 or 179ドル (約20,000円) |
有料版も、30日間無料で試すことができるので、一度試してみてください。
Ahrefs Site Explorer(有料)
Ahrefs Site Explorerは、被リンクのチェック・調査ができるSEOツールです。
Ahrefs Site Explorerを使うと、以下のことができます。
- 被リンク元のURL、アンカーテキストの表示
- サイトの検索順位の確認
- 人気のコンテンツの分析
このAhrefs Site Explorerは、海外のSEOツールですが、日本語対応をしており、とても使いやすいです。
料金 | |
月額料金 | 99ドル or 179ドル (約20,000円) |
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Ahrefs Site Explorerのレビューを知りたい方は「Ahrefs Site Explorerのユーザーレビュー・評判」をご覧ください。
Majestic SEO(有料)
Majestic SEOも、被リンク調査ができる海外のSEOツールです。
Majestic SEOを使うと以下のことが出来ます。
- 自社サイトの被リンクを受けている先がわかる
- 競合サイトの被リンク状況がわかる
被リンクはSEOにおける重要な要素!EATを満たした良質な記事なのに検索順位が安定しない時などに確認すると、違いが見えるかもしれません。
料金 | |
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LITEプラン | 49.99ドル/月 (約5500円) |
PROプラン | 99.99ドル/月 (約11,000円) |
APIプラン | 399.99ドル/月 (約44,200円) |
SimilarWeb(有料)
Similar webは、ひとことで「競合サイトを丸裸にする分析ツール」です。
たとえば、調査したいWEBサイトのURLを分析することで、上位表示されているキーワードや参照元データ、訪問者数がでてきます。
これにより、自社サイトで獲得したほうが良いキーワードを見つけることも可能です。
料金 | |
月額料金 | 無料 or 199ドル (約20,000円) |
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無料プランと有料プランの違いは取得できる情報量と、取得できる期間などとなっており、一度無料利用してみて物足りない時に有料プランをご利用いただくことを推奨いたします。
SimilarWebのレビューを知りたい方は「SimilarWebのユーザーレビュー・評判」をご覧ください。
キーワード調査・分析ツール
SEO対策を行う上で「キーワード」は最も意識するべきもの。
検索ユーザーの意図を可視化した文言であり、またそのサイトのあり方を決めるのもある意味ではキーワードです。
どういったキーワードで検索されているのか?といった検索ボリュームを把握することは、業界のニーズを把握するに等しい価値があります。
このようにキーワードを調査・分析できるツールは4つあります。
- Googleキーワードプランナー
- ラッコキーワード
- Ubersuggest
- Keywordmap
他にもキーワードを調査分析できるツールはありますが、「コンテンツマーケティングでまるっと使えるツール」にも紹介したいツールがあったので紹介量を制限しています。
Googleキーワードプランナー(無料)
Googleキーワードプランナーは、Google広告の一部機能として無料提供しているツールです。
キーワードプランナーでは、検索ボリュームが可視化されているため、記事を書くキーワードがどの程度検索されているのか?を把握するのに役立ちます。
ただし、キーワードの検索ボリュームは、Google広告の表示回数等に紐付いている情報のため、広告が出されていないキーワードや稀にしか広告に出ていないキーワードなどだと大きなズレがあります。
ただ検索回数にブレがあるとはいっても参考になるデータであるのは間違いなく、月毎の検索数の推移も確認できるので、トレンドもここで把握することができます。
無料なので一度使ってみるべきSEOツールの一つです。
ラッコキーワード(無料)
ラッコキーワードは、サジェストキーワード、LSIキーワード・Yahoo知恵袋やGooなどのQ&Aサイト、トレンド情報などが取得できるキーワードリサーチツールです。
記事を書く時は、サジェストを見てニーズを把握したり、LSIキーワードを意識することで網羅性が増したり、Q&Aサイトで検索意図の大枠やペルソナ像をイメージしやすくなります。
そういった意味で、ラッコキーワードはコンテンツマーケティングにおける必須ツールのひとつです。
Ubersuggest(有料)
Ubersuggestは、SEOにおける以下作業を行いやすくしたツールです。
- 検索簿ルーム調査(キーワードプランナーより正確かも)
- ロングテールキーワード抽出
- バックリンク調査
- 競合サイト分析
- キーワードトラッキング(順位計測)
Ubersuggestの優れたところは、何よりGoogleキーワードプランナーより検索ボリュームが正確な点と、正確なキーワード調査能力から導き出されるロングテールキーワードの抽出機能です。
それ以外は他ツールと大差ありませんが、気軽に試せる料金設定になっているので、ロングテールSEOを行う場合に利用してみたいツールであるのは間違いありません。
料金 | |
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サブスクリプションプラン | パーソナル:2,999円 ビジネス:4,999円 エンタープライズ:9,999円 |
買い切りプラン (30日返金保証付) | パーソナル:29,990円 ビジネス:49,990円 エンタープライズ:99,990円 |
Keyword Map(有料)
Keyword Mapは、SEO対策をするうえで重要なキーワード選定&コンテンツ作成時のニーズ調査を行う事ができるツールです。
ツール自体の機能は色々ありますが、主にできることは以下のことです。
- 競合サイトの流入分析
- リスティング広告のトレンド分析
- 広告出稿の戦略立案&分析
- 各種キーワードの検索意図&ニーズの調査
- 各種SNSで拡散されている内容の調査(キーワードから)
- 検索順位の測定&調査
Keyword Mapが大きな効果をハッキリするのは、自社サービスをコンテンツマーケティング・広告等で販売数増加をしていく時です。
あらゆるデータを抽出することができ、データを適切に扱える方であれば、競合の差分分析から自社サイトのテーマ性などを逆算分析できたり、効率よく検索順位上昇できるキーワードを見つけることもできます。
料金 | |
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ライトプラン | 98,000円/月額 |
スタンダードプラン | 148,000円/月額 |
エキスパートプラン | 198,000円/月額 |
初期費用 | 150,000円 |
※基本年間契約です。
機能制限プランなどもあるようなので、利用検討される際はお問い合わせいただくのを推奨いたします。
コンテンツSEO(コンテンツマーケティング)でまるっと使えるツール
コンテンツSEO(コンテンツマーケティング)では、記事ライティングやSNS運用などを行い、自社サービスの販売促進を行っていくために、「競合とのキーワード的差分、サイト内のユーザー行動、網羅するべきキーワード分析、サイト内の流入キーワード分析」など、あらゆる情報が必要となります。
そんなコンテンツマーケティングを促進できるツールは5つあります。
- SEM RUSH
- Mieruca-ミエルカ-
- TACT SEO
- Serch Right-サーチライト-
- Pascal-パスカル-
これら5つのSEOツールは、コンテンツマーケティング向け機能が多いというだけで、必ずコンテンツマーケティングに使えるわけではありません。
ただし、コンテンツマーケティングに本気で取り組む際に、利用価値の高いツールではあり、それぞれのツールでできることが若干異なるのでご注意ください、
SEM RUSH(有料)
SEM RUSHは、オールインワン競合分析ツールとして販売されているデジタルマーケティングツールの一つ。
SEO対策だけでなく、広告やSNSからコンテンツマーケティングまで幅広く対応したツールですが、逆にいえばそれだけ知見のある人でないと使いにくいツールともいえます。
ただ、全世界700万人に利用されている実績をもっている実力もあり、SEOツールのなかでは比較的安い部類に入っているので一度お試しいただくのも良いでしょう。
料金 | |
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PROプラン | 119.95ドル/月 |
Guruプラン | 229.95ドル/月 (約25,400円) |
Businessプラン | 449.95ドル/月 (約50,000円) |
Mieruca-ミエルカ-(有料)
MIERUCAは、コンテンツマーケティングにおける有名ツールの一つです。
特にオウンドメディア運用において重要な以下機能を持っています。
- 内部対策の状態調査
- 各種ページの改善施策の提案機能
- 自社サイトと競合サイトの流入キーワードの差分調査
- 各種キーワードの検索意図を可視化
- 文章のコピーチェック機能
- アクセス解析レポート機能
- ヒートマップ機能
- 自社サイト&競合サイトのキーワードの順位測定
- 新規SEOキーワードの提案機能
- カスタマーサクセスでのSEO対策サポート
- 売上増加に役立つCVキーワードの提案機能
自社サービスサイトの売上増加でも役立つ機能は満載で、コンテンツマーケティングの総合ツールとしては古くからあるツールでもあります。
料金 | |
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スタンダード | 150,000円/月額 |
プロ | 200,000円/月額 |
エキスパート | 600,000円/月額 |
初期費用 | 100,000円 ※エキスパートは無料 |
※基本年間契約です。
TACT SEO(有料)
TACT SEOは、コンテンツマーケティングにおけるコンテンツSEOに特化したSEOツールです。
利用できる機能は、他のSEOツールより少ないものの、逆に少ないからこそ使い方がわかりやすいのが特徴です。
主な機能は以下の通りです。
- 自社サイト・記事単位でのSEO上の課題を分析・抽出
- 競合サイトの分析・調査
- サジェストや関連語の抽出
- キーワードのグルーピング機能
- 検索順位の計測機能
ライティング時の検索意図の分析、ライティング後の問題点の分析に効果を発揮するツールです。
もともと「暮らしニスタ」というプラットフォーム型オウンドメディアを運営しているウィルゲートならではのSEOツールといえるかもしれません。
Serch Right-サーチライト-(有料)
SEARCH WRITE(サーチライト)は、内部対策とコンテンツSEOの2つに特化したSEOツール。
ライティングするべきキーワードの分析や、記事構成作成前の競合サイトの見出しの一覧化、ライティング後の記事の修正案などを出すことができるので、サイト運営におけるディレクションの時短ができるツールでもあります。
実際に利用できる機能は以下の通りです。
- サイトの内部対策の状態・改善場所を提案
- 対策するべきキーワードの分析
- 競合サイトの記事内容を一覧化
- 記事のテキストボリュームの参考データ
- キーワードインデックス数の分析データ抽出
- セッション・検索順位の効果測定
- 施策のタスク管理
ライティングに役立つ機能はあまりありませんが、ディレクションメインの方であれば、サイトの状態をパッと判断できる助けになるかもしれません。
Pascal-パスカル-(有料)
パスカルは、コンテンツマーケティングを行う上で必要な機能を集約したSEOツール。
できることは主に以下の4つです。
- 競合サイト分析(30~50位までの傾向分析)
- コンテンツ分析(共起語や必須トピックの調査)
- キーワード分析(検索意図の調査など)
- 検索順位の取得
オウンドメディア作成および自社ブログによるブランディングに役立つツールといえます。
料金 | |
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ライト | 49,500円 |
プロ | 66,000円 |
アナリスト | 88,000円 |
プラン毎にアカウント発行数や各種分析回数の指定があります。
Pascal(パスカル)のレビューを知りたい方は「Pascal-パスカルのユーザーレビュー・評判」をご覧ください。
実際にコンテンツSEOのプロが使っているSEOツールは基本7つだけ
この記事では、あらゆる目的に沿って25種類のツールをご紹介してきましたが、正直多すぎて何を使えば良いのかわからない!なんてことになっている人もいるのではないでしょうか。
ただ、コンテンツSEOで上位表示の難しい人材系・健康系・福祉系など、あらゆる業界で数多の実績を出しているSEOコンサルタント兼SEOライターの瀬戸根が主に利用しているSEOツールは7つです。
- Ahrefs(有料ツール)
- SEM rush(有料ツール)
- GRC(有料ツール)
- ラッコキーワード(無料ツール)
- Googleサーチコンソール(無料ツール)
- Googleアナリティクス(無料ツール)
- Xmind(無料ツール)
実際の利用用途は以下の通りです。
実際のSEOツールの利用用途 | |
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戦略立案時 | ・Ahrefs 競合サイトがランディングしているキーワードから各サイトのテーマ性や強みを見つける。 そこから自社サイトならではの強みを生かした戦略を立てる。 |
キーワード選定 | ・ラッコキーワード(サジェスト) テーマを意識した上で、どういったキーワードがあるのかを知るときに使う。 サーチコンソールでは、運営して少し経った頃に想定していなかったキーワードが見つかる事が多い。 |
キーワード分析時 | ・ラッコキーワード(サジェスト・共起語) ライティングする際のキーワード分析では、そのキーワードからどういったキーワードが派生しているのか簡単に調査します。 キーワード化されるということは、一定以上のニーズがあるということなので、網羅性を意識して記事構成を作成する際に参考にします。 またニーズ別にキーワードをまとめることで、記事構成を作りやすくなったり、ストーリの構築がしやすくなります。 ここでは、ツール以外にGoogleのSERPs(検索結果ページ)も参考にしています。 |
ライティング時 | ・ラッコキーワード(共起語・Q&A) それぞれの見出しはある意味一つのキーワード!ということで、そのキーワードに関して適切な内容となるように、LSI(共起後)をみつつ、Q&Aからニーズの多い回答を参考にします。 |
効果検証時 | ・Googleアナリティクス GRCは毎日の検索順位の推移を知るためにしか使いませんが、アップデートなどによる変動幅を知るのは分析の第一歩という意味で大切です。 アナリティクスではブラウザ毎の直帰率などをみることができるので、記事品質を高めるために役立ちます。 サーチコンソールでは、該当記事のランディングキーワードや表示順位(正確ではない)を知ることで、どういったところが弱いのか?またどういった認識を受けてそうなのか分析するのに役立ちます。 解消している検索意図が狙ったキーワードと違うものだった場合、狙ったキーワードの順位より別のキーワードのほうが順位が高くなったりするので、記事自体のズレを把握できます。 |
リライト時 | ・ラッコキーワード ラッコキーワードでは共起後・Q&Aを見ます。 また、SEM rushで収集できる競合との差分では、記事に入れた方が良さそうなキーワードや内容などを把握しやすくなるので、リライト時にも役立ってくれます。 |
ここで20種類以上のSEO紹介しておいてなんですが、あらゆるSEOツールを使ってきて、2021年9月時点で実際に使っているSEOツールは「無料ツール4種類」と「有料ツール3種類」だけです。
現在の具体的なSEOツールの使い方から、この7つのSEOツールになった理由まで聞いてみました。
使っているSEOツールが7つだけなのは「コレで充分」だから
高機能なSEOツールが多い中、なぜ7つしか使っていないのか聞くと3つの明確な理由がありました。
- そもそも高機能なSEOツールの機能を使い切れない
- そもそも使う必要がないフェーズのWEBサイトばかり
- SEOツールを使っても成果への貢献度は少ない
例えば、あらゆる対策をやりきった上で、次の一手が見えてこない時には、高機能SEOツールのAIなどから提案されたキーワードや競合との差分を分析してみるのはめちゃくちゃアリということでした。
ただ、そもそもSEO対策(とくにコンテンツSEO)で重要なのは、どれだけ価値を提供するか?であり、よくある検索意図を可視化するようなSEOツールを使ったところで成果にほとんど寄与しないということがあげられます。
そして、SEOツールは良くも悪くも、既存のデータからの定量評価や定量分析がメインとなっているため、ラッコキーワード等の無料ツールを少し便利にした機能となっています。
更にいえば、専門家レベルの知識を持った人が導きだせる定性評価ができないので、クオリティーアップにはそこまで寄与してくれません。
だからこそ、どれだけ高機能なSEOツールを使ったところで成果への貢献度が少ないということで、最低限かつコストパフォーマンスに優れたSEOツールだけで済ませているというわけです。
ライティングする記事のジャンルに対して、「専門家レベルの知識がない人の記事に価値はない」と考えています。
よくあるコタツ記事(ちょっと検索したら出てくる情報や書籍ですぐ分かる情報記事)は、WEB上に溢れた情報でしかなく真新しい価値は無いので、基本的には先行者に負けるというわけです。
コンテンツSEOにおける検索意図の調査や競合分析時におけるテーマ分析などは、キーワードではなくマーケターとしての感覚かつプロレベルの知識から導き出せる結論にこそ価値があるわけです。
ツールで出てくる分析結果を踏まえると、わざわざ高額な費用を払ってまで得られるメリットのほうが少ないと感じられます。
こんな使い方ならSEOツールの利用はアリ
- 外注ライターに大量に依頼する記事の必要最低限の構成作成時
- 最低限の内部対策を実施する時(初心者まで)
- 次の一手を考える時のデータ収集
- ローンチ前の戦略をたてる前の競合調査時
- なにか足りないけど何が足りないのか知りたい時
- 超ロングテール戦略で狙う時
- 日常の分析の時短
- ドメインパワーでゴリ押ししたい時
SEOツールは良くも悪くも定量データですが、人間では処理しきれない情報量を簡単に処理してくれるので、データ収集ツールとしては向いています。
結局のところ、SEOツールで収集したデータを、誰がどのように利用するのか?でSEOツールの価値が決まってくるということです。
例えば、競合サイトとの差分(自社はランディングしていないキーワード群など)を知る際、わざわざGoogleサーチコンソールやSERPsを行ったり来たりしながら自分の手が確認する作業は大変ですし、膨大な時間がかかります。
このような差分データの収集は調査ツールを使えば、一発で想像以上のデータを取得できることが多いので、次の一手を考えるときの参考にしやすいです。
また、記事を大量発注したいけど、費用対効果の面から一つ一つ細かく調査していられない!なんて時に、競合サイトや上位表示しているキーワードの定量分析データがあれば記事構成を作る時間は短縮できるので、発注量を増やしやすいです。
しかし、成果が出せるかどうかは、取得したデータをどう使うか次第なので、使ったから成果がでるというものでもありません。
まとめ
SEOツールはたくさんありました。
検索順位の計測だけができるSEOツールから、競合のランディングキーワードや記事のセッション数の把握ができるもの、ヒートマップ機能や内部SEOの状況を可視化できるものまであらゆるものがあります。
ただSEOツールは何がいいの?というより、自分のレベルにあわせて扱えるデータを収集できるツールを選択肢、そのデータを適切に扱えることが何より重要ということです。
また、SEOツールは時短目的で利用検討される人が多いですが、データの扱い方を知らなければ、かえって無駄な時間がかかるツールとなってしまうので利用時には注意が必要です。
ぜひアナタにマッチしたSEOツールを見つけてくださいね。