2022.12.13 2022.12.13
SEO対策YouTube

YouTubeで実施できるSEO対策とは?ランキングや再生回数に関するポイントを交えて解説

YouTubeで実施できるSEO対策とは?ランキングや再生回数に関するポイントを交えて解説

SEOと聞くと、Webサイトやブログメディアで実践する対策をイメージする方も多いでしょう。

実は、YouTube動画にも対策を施すことで、SEOの効果が期待できることはご存じでしょうか。

今回は、YouTube動画を対象としたSEO対策について解説します。

代表的なSEO対策はもちろん、YouTube動画にSEO対策を施す重要性についても触れているので、ぜひ参考にしてください。

SEO効果が期待できるYouTube動画の特徴

高いSEO効果が期待できるYouTube動画には、以下に挙げる特徴があります。

  • 魅力的なタイトルがつけられている
  • 説明文に整合性がある
  • タグ・カスタムURLを使用している
  • コメント数が多い
  • 総再生時間にも意識を向けている
  • 視聴維持率が高い

魅力的なタイトルがつけられている

高いSEO効果の期待できる動画には、内容がわかりやすく、かつ端的に伝わるようなタイトルがついています。

<良い例>

タイトル 良い例

知名度の高いDJ社長に関連する動画だと触れているため、ユーザーを引き込みやすいタイトルになっていることがわかります。

<悪い例>

  • タイトルが長く、一目で内容を把握できない。
  • サムネイルにテキストがなく、どのような動画なのかタイトルを見ないとわかりにくい

動画のタイトルは内容と関連性の高いキーワードを入れるようにし、表示されるデバイスにも配慮したタイトルをつけると良いでしょう。

検索ニーズの高いキーワードを入れ込むといった基本的なSEO施策を取り入れることも大切です。

また、検索画面でタイトルすべてが表示されるよう、タイトルの長さも意識して簡潔にしている動画が多い傾向にあります。

デバイスなどにより異なるものの、およそ30文字前後が適しています。

説明文に整合性がある

SEO効果の期待できる動画には、動画との関連性が高い説明文が記載されています。

動画の内容を的確に説明したり、動画をよりわかりやすく視聴できるような説明文が書かれていると、SEO効果が期待できるでしょう。

また、関連メディアやSNSなどに誘導するリンクを記載しているのも、SEO効果の期待できる説明文の特徴です。

動画の内容と整合性があるか確認しつつ、自社で打ち出している施策へのリンクも施す必要があります。

<良い例>

説明文 良い例

動画の説明やチャプタ分けなど、視聴者に配慮した説明文の例です。

<悪い例>

  • 動画単体に関する説明がない。

基本情報をテンプレート化して毎回入れるようにすることは良いですが、説明文を入れたり、チャプタ分け、関連動画や関連ページへのリンクを入れるなどその動画ごとの情報もしっかり入れるようにしましょう。

タグ・カスタムURLを使用している

タグはユーザーに直接関係ないものの、検索結果・関連動画に影響します。

<良い例>

タグ 良い例

Web集客がWebマーケティングに関連していることだと認識できるタグの例です。

<悪い例>

  • 動画のタイトルと関係するタグが少ない。

できるだけ無関係な言葉を入れず、動画の内容や説明文にマッチするタグを設置しましょう。

また、チャンネル特有のURLを指す「カスタムURL」を取得していると、YouTube内での評価が上がるといわれています。

カスタムURLは、以下の条件を満たしていないと取得できないため、まずはカスタムURLの取得を目標に活動するのもおすすめです。

  • チャンネル開設から30日以上
  • チャンネル登録者が100名以上
  • チャンネルアイコンをアップロード済み

コメント数が多い

YouTubeのコメントの例

コメント数の多い動画は、多くの人に支持されている動画と判断される傾向にあります。

そもそもYouTube自体が、より多くの人に視聴してもらうことを目的としている媒体です。

そのため、コメント数を基準に支持率を判断し、上位表示されるということは珍しくありません。

総再生時間にも意識を向けている

SEO評価の高い動画は、総再生時間が長い傾向にあります。

YouTubeに対し、再生回数の確保を指標としている方も多いでしょう。

しかし、再生回数はただクリックするだけでも加算されてしまうため、評価につながりにくい場合があります。

長く再生されていることがユーザーから高い評価を得ていると判断されるため、SEO対策を施す際は総再生時間を意識した動画を作成しましょう。

視聴維持率が高い

視聴維持率とは、対象の動画を視聴者がどれほど視聴しており、かつどれだけ留まっていたかを判断する指標です。

先ほども触れた総再生時間にも基づき、動画単体の評価に結びつく指標であるため、視聴維持率を意識した動画を作成することが大切といえます。

視聴維持率をチェックする際は、以下の手順を参考にしてください。

  • YouTubeアカウントにログイン
  • クリエイターツールを選択
  • アナリティクスから確認

YouTube動画にSEO対策を施さないとどうなるか

ここでは、YouTubeに動画にSEO対策を施さない場合に懸念されることについて解説します。

YouTube内での露出が増えない

キーワード設定や検索意図の遵守などを意識しないと、ユーザーに配慮した動画にはなりません。

ユーザーに寄り添った対策を施していない動画は評価されにくく、上位表示やインデックスから遠ざかってしまうでしょう。

先ほども触れたコメント数や視聴維持率を意識した動画を作成しない場合も、評価につながりにくいため露出が増えないといえます。

検索流入が増えない

SEO対策を施さないことは、ユーザーの検索意図に沿った動画を作成できないことと同義です。

GoogleやYahoo!などの検索エンジンに表示されにくくなるため、必然的にクリック数も減り、検索流入が増えなくなります。

YouTube動画の代表的なSEO対策

YouTube動画のSEO対策には、以下5つが代表的なものとして挙げられます。

  • キーワード
  • SEO最適化
  • アナリティクスの活用
  • 視聴者への配慮
  • サムネイルの設定

1.キーワード

YouTube動画に設定するキーワードは、ユーザーが検索したいことや悩みに寄り添ったものを選択する必要があります。

ユーザーニーズにないキーワードを設定してもSEO効果は期待できないため、まずはどのようなキーワードが注目されているか分析しましょう。

2.SEO最適化

YouTube動画単体でのSEO最適化を施すよう意識することで、チャンネル全体の評価も上がるかもしれません。

以下に挙げるSEO対策を意識し、動画内に施すようにしましょう。

  • タイトル内にニーズのあるキーワードを入れる
  • 説明文の最適化
  • ハッシュタグを入れる
  • タグを設定する
  • 動画の最初で引き込めるような内容・構成
  • 再生時間が長くなりすぎないようにする
  • 終了画面を設定する

例えば動画の最初で、視聴者のニーズに応えるような内容に触れたり、再生してすぐに本題に入るような構成にしたりすることで、ユーザーが興味を持ちやすくなります。

また、なるべく短時間かつ濃密な動画を作成することで、離脱も防ぎながらユーザーへ確実に情報を届けられます。

動画が終了したかどうかわかりやすくするために、終了画面を設定することも忘れてはいけません。

3.アナリティクスの活用

公開した動画がどのような見られ方をされているか、アナリティクスを活用してチェックしましょう。

アナリティクスを活用することで、動画の傾向や課題点などを正確に導き出せます。

アナリティクスで導き出せる指標には以下が挙げられるため、動画を最適化するうえでの参考にしてください。

  • 視聴維持率
  • 視聴者の傾向(年齢・性別・国籍など)
  • インプレッション
  • クリック率
  • トラフィックソース

4.視聴者への配慮

ただ動画をアップするだけでなく、視聴者に対する配慮を意識し、定期的に動くことが大切です。

SEO効果にもつながる視聴者への配慮には、以下が挙げられます。

  • 視聴者が飽きない動画構成にする
  • 視聴者のニーズから外れない動画コンセプトを意識する
  • コメント欄で視聴者とコミュニケーションをとる

5.サムネイルの設定

サムネイルを設定することで、YouTube動画が評価される指標である「クリック率」のアップにつながります。

動画の内容にマッチしていることはもちろん、サムネイルだけで動画の内容がある程度把握できることが大切です。

<良い例>

YouTubeサムネイルの設定例

サムネイルにもテキストがあることで、一目で動画の内容がわかるようになっています。

<悪い例>

  • サムネイルにテキストがない

サムネイルにテキスト情報がないと、動画の内容が視覚で判断しにくくなります。

キーワード選定方法からYouTube動画のSEO対策を実施

YouTube動画のSEO対策で重視されるキーワード選定を、どのように実施すべきか悩むという方もいるでしょう。

ここでは、YouTube動画を作成する段階で活用したいキーワード選定方法について解説します。

主なキーワード選定方法

YouTube上の検索欄を活用し、サジェストワードを導き出しましょう。

サジェストに表示されるキーワードはニーズが高いと判断できるため、比較的容易に選定が可能です。

YouTube上でサジェストワードを出す際は、メインキーワードの次に「_」を入れてください。

YouTube サジェスト

また、ラッコキーワードやキーワードプランナーなどを活用してキーワードを選定する方法もおすすめです。

ラッコキーワード・キーワードプランナーの使い方に関しては次の項目で紹介します。

キーワード選定におすすめのツール

YouTube動画に入れ込むキーワードを選定する際は、ラッコキーワード・キーワードプランナーを併用するのがおすすめです。

ラッコキーワード

キーワードプランナー

それぞれの使い方に関しては以下を参考にしてください。

ラッコキーワード

1.検索対象を「サジェスト」にしたうえで対象キーワード入力

ラッコキーワード 検索

2.表示されるキーワードを、YouTube上で表示されるサジェストと照らし合わせつつ入れ込むものを設定

ラッコキーワード サジェスト

キーワードプランナー

1.キーワードプランナーを開き「検索のボリュームと予測のデータを確認する」を選択

キーワードプランナー 検索
2.貼り付けて「開始する」をクリック

キーワードプランナー 開始する

3.上記に表示された中から、実際に検索されているものをピックアップ

キーワードプランナー 結果

YouTube動画におけるランキングアルゴリズム

YouTube動画は、以下に挙げる要素を意識することで、上位表示される傾向にあります。

  • 検索クエリとの関連性(タイトル・タグ・説明文・動画の内容)
  • 動画の品質(専門性・信頼性・権威性)
  • エンゲージメント(総再生時間・視聴維持率)

また、公開時期やコメント数、チャンネルそのものの信頼性もランキングに影響すると考えられています。

また、動画の内容とタイトルに整合性があるかも判断されることも認識しておきましょう。

再生回数をアップさせる方法もあわせて理解

ランキングアルゴリズムについて理解したうえで、以下に挙げる再生回数をアップさせる方法も動画内に施しましょう。

  • ニーズの高いキーワードの入れ込み
  • タイトルの長さは30文字前後
  • 関連キーワードを入れ込んだ説明文
  • 説明文に内部リンクの入れ込み
  • タグの有効活用
  • チャンネル登録などの促し
  • サムネイルの設定

YouTube内だけでなくGoogleでのSEO対策も重要

先ほども紹介したキーワードツールの使用とあわせて、YouTube単体の評価だけでなくGoogleの評価を意識したSEO対策も施す必要があります。

また、Googleの評価が上がりやすいジャンルを取り入れることも大切です。

サービスについて具体的に説明するハウツー動画やチュートリアル動画、実際にサービスを利用しているところを見せるレビュー動画など、ジャンルを意識しつつ、ユーザーニーズに寄り添った動画を作成しましょう。

本記事内で紹介したSEO効果の期待できる動画の特徴も入れ込みつつ、動画単体での品質を上げることでGoogleから評価されやすくなります。

YouTube動画のSEO対策における注意点

YouTube動画のSEO対策は、実施するうえでの注意点も理解しておく必要があります。

以下に挙げる注意点を参考に、YouTube動画のSEO対策を施しましょう。

  • 効果が出るまでには時間を要する
  • アルゴリズムによる順位の変動がある
  • 動画の関連性を意識したリンクが必要

効果が出るまでには時間を要する

Webサイトやブログメディア同様、YouTube動画も一定数の評価を得られないと上位表示されません。

ユーザーに良質な動画・チャンネルだと判断してもらえるよう、まずはニーズに沿った高品質な動画を作成・アップしましょう。

結果がすぐ出ないと焦ってしまわないよう、時間をかけて取り組むものだと認識することが大切です。

アルゴリズムによる順位の変動がある

Googleのアルゴリズムは常に変化しているため、たとえ現状上位表示されていても急速に評価が落ちる可能性もあります。

YouTube動画のSEO対策を施す際は、常に順位の変動があることを前提に定期的な施策の導入が必要です。

動画の関連性を意識したリンクが必要

動画と関連性の深いWebページなどのリンクを入れ込むことで、評価が高くなる傾向にあります。

反対に、動画単体だけでは上位表示しにくい場合もあるでしょう。

また、ただリンクを入れ込むだけではなく、あくまで「関連性」が重要であることも覚えておきましょう。

YouTube動画のSEO順位を上げるために併用したいメディア

以下のメディアを併用し、YouTube動画のSEO効果をより向上させましょう。

  • ブログメディア
  • Facebook
  • Instagram
  • TikTok
  • Twitter

ブログメディア

自社で運営しているブログメディアがあれば、記事内に動画のリンクを貼ることで流入が見込めるでしょう。

ただし、記事と動画の内容がマッチしているかどうか、事前に精査することが大切です。

記事内のSEO対策もあわせて実施する必要があることも認識し、記事と動画の相互作用を目指しましょう。

Facebook

Facebook

Facebookは、文章をベースに動画をアピールしたいときにおすすめのメディアです。

広告費を支払えばユーザーにアプローチしやすくなるのも、Facebookのメリットといえます。

ただし、あくまで個人ページとしての扱いとなるため、事前にある程度の顧客を獲得していることが前提になるでしょう。

Instagram

Instagram

写真がメインとなるInstagramは、サムネイルや動画の一部をキャプチャして貼り付けるのが一般的な活用方法です。

ストーリー機能も備わっているので、ダイジェスト動画をアップすることでメインコンテンツへの流入が期待できるでしょう。

ただし、フォロワーが1万人を超えていない場合はストーリーに直接URLを貼り付けられない点に注意してください。

また、拡散機能に乏しい側面があるため、Twitterなどと併用しつつ活用するのがおすすめです。

TikTok

TikTok

TikTokは短い動画をアップして楽しむSNSであるため、YouTubeとの相性は抜群といえるでしょう。

動画の一部を切り取り、興味を持ってもらうことでメイン動画の視聴率が上がります。

TikTokにアップする動画に、YouTubeへの流入を促すような加工を施すことで、より効果的にユーザーを引き込めるでしょう。

Twitter

Twitter

短い文章で気軽に投稿でき、宣伝や情報発信がしやすいTwitterも、YouTube動画と相性が良いといえます。

ハッシュタグやアンケート機能などを効果的に取り入れることで、よりユーザーに向き合った施策を考案・実施することも可能です。

まとめ

今回は、YouTube動画のSEO対策について解説しました。

Webページや文章コンテンツ同様、YouTube動画にもSEO対策を施すことで、より多くのユーザーに認知されます。

反対に、SEO対策を施していない動画は、思うような効果が期待できない場合も多いでしょう。

今回紹介したSEO対策や併用したいメディア、SEOにおける注意点などを参考に、多くのユーザーから注目されるYouTube動画を作成してください。

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