上位表示する記事の書き方|SEOライティングの新常識
コンテンツマーケティング・アフィリエイト・ブログなど、記事を書く目的・内容はそれぞれですが、「上位表示したい!」という部分は共通しています。
しかし、昨今のSEO事情はそう簡単に上位表示できなくなってきており、今まで学んできたSEOノウハウでは上位表示できなくなってきたと嘆いている人も見かけます。
そんな中、ここでは今まさに誰もが喉から手がでるほど欲しいと思える上位表示する記事の書き方を公開します。
(5月8日に記事投稿を始めたサイトの結果)
■アナリティクスのデータ■
■サーチコンソールのデータ■
こんな時代でも順調に右肩上がり
ぜひ、参考にしてください。
重要!上位表示する記事の5大前提
まず上位表示する記事を書くにしても、現時点でもっとも留意すべき5つをピックアップしました。
- 記事テーマに対して専門家並の知識量が必要
- 運営者が現実に存在している(ペンネームOK)
- 運営者のSNSがある(運用されてる)
- 記事テーマと事業内容が近い
- 細かいテクニックで上位表示はもう厳しい
一つずつ詳しく解説します。
(1)記事テーマに関して専門家レベルの深い知識が必要
まず、本来的に、検索エンジンは情報検索を助けるツールでしかないです。
そのため、検索ユーザーに良い情報を届けるには、参考にできる可能性が高い情報を検索結果に出す必要があるわけです。
・根拠がある情報
・その業界の人・業界著名人の情報
・利用者(口コミ)・関係者の情報
・下手な情報を発信できない大企業が発信している情報
・多くの人から評価されている情報
例えば、歯を扱った知識や経験の無い人が運営するブログで、おすすめの歯ブラシ10選という記事を書いたところで、「何がどのように良いのか?歯ブラシを使う目的は達成できるのか?」といった根拠なんて語れるわけがありません。
仮にできても、誰かのブログや歯医者さん・歯ブラシメーカーに掲載されている情報を転載・引用して2次的な情報として扱うぐらいです。
ココで重要なのが、専門家並の知識量がある人というのは、そもそも専門家か他人から評価を受けていたり、経済活動の一部として何らかの実験や1次情報を発信している人のはずです。
バリューエージェント
今、知名度がなくても、良い1次情報を発信していれば、そのうち認められます!
(2)運営者(企業)・執筆者が現実に存在している(ペンネームOK)
専門家であることに繋がりますが、実在している執筆者・運営元情報を入れるのは、上位表示させるために重要です。
ちなみに執筆者情報は本名を出さなくても問題はありませんが、現実的かつ嘘偽りのないプロフィールをしっかりと作り込むのが望ましいです。
また、運営元情報は、企業ならどこでどんな事業を行っている会社なのか、個人ならどこの何をしている人なのかを詳しく明記するのが望ましいです。
企業は、コーポレートサイトへのリンクも設置して、ワンクリックでコーポレートサイトへアクセスできるようにしておくのが望ましいです。
バリューエージェント
どこの誰が書いたのか、運営しているかもわからないサイトなんて怪しさ満点ですからね。
ちなみに、Googleはコンテンツの著者を特定する技術を持っているため、実名でなくても執筆者などを特定できる可能性が高いとのこと。
運営サイトとの専門性と関連性を高める一つの要因となり、サイト運営における好影響を与えます。
あらゆるキーワードを検索していると、一部運営者情報などがなくても上位表示されているサイトもあります。
しかし、それはあくまでも例外だと捉えるのを推奨します。たまたま、他のサイトより品質の高い情報を配信していたり、別のなんらかの評価ポイントにおいて他社サイトより好評価なのでしょう。
大手企業・有名出版社が運営元ならこれだけで上位表示することも
WEBサイトの運営元が大事なのは、情報発信しているところは信頼できそうかを見ているからです。
大手企業や有名出版社ともなると、有名企業が運営しているという安心感や信頼性が大きく、発信する情報に大きな影響力を持っていて、結果として上位表示しやすいです。
情報発信者の所在が明らかであり、信頼できる運営元かどうかは、Googleにとっても検索ユーザーにとっても非常に重要というわけです。
(3)運営者のSNSがある(運用されている)
記事公開とともにSNSに掲載すれば、いち早く第三者の目に触れさせることができ、高評価を受けるページ内容であれば実際の検索順位に対してポジティブな影響を受けやすいです。
そもそもWEBサイトに何かしらの記事を公開したところで、Googleのクローラーが見に来るまで記事の存在がGoogleに知られることはありません。
また、Googleのクローラーに見つけてもらってから、検索エンジン上に表示されるまでには時間がかかります。
既に知名度のあるサイトやアクセス数の多いサイトであれば、毎日何度もクローラーが訪れてくれるので、すぐに発見してくれますが、それでも検索エンジン上に表示されて、順がある程度落ち着くまでには3ヶ月程度の時間がかかります。
記事の露出基点が多ければ多いほど、検索エンジン上以外での評価もつきやすくなり上位表示の近道となります。
(4)記事テーマと事業内容が近い
事業内容が近い記事テーマを選んでいる場合、「この事業を行っている専門家」という箔が付きます。
Googleは情報の正誤を完璧に判断することができないため、「どこの」「誰が」「誰に」向けて発信している情報なのかで情報の信頼性を担保している側面があります。
※1+1=2、99×99=9801などの答えが決まっているものはわかります。
そもそも情報の正誤を判断出来ない理由は、あらゆる解釈によって答えが変わるものが多く、決まった回答にならないものばかりだからです。
■Aサイト
光回線の中でauひかりが最安値です!と伝えている。
■Bサイト
光回線の中でフレッツ光が最安値です!と伝えている。
情報を見るCさんにとってauひかりが対応エリア外だが、Dさんからするとフレッツ光が対応エリア外なので、どっちもの最安値は変わる。
Eさんは、どっちも非対応エリアだったら、Eさんにとっての最安値はどちらでもない。
■Aさん
一番美味しいパンケーキはP店だ!
■Bさん
一番美味しいパンケーキはG店だ!
この情報をみたCさんは、どちらも食べたところあまり好きな味ではなく、L店のほうが美味しいと感じた。
このように物理的な理由や解釈・感覚などといった不明確な理由によって決められないことは多くあり、検索エンジンは結論づけするものではないわけです。
ただし、例2で「パンケーキ屋さんが一番美味しいと感じたパンケーキ」という記事をパンケーキ屋さんが書いたとしたら、なぜか信じられそうな気がしますよね。
更に、記事を書いた人のプロフィールやその人が働くパンケーキ屋さんの情報があれば、更に信用できそうな気がするのではないでしょうか。
バリューエージェント
「どこの」「誰が」というのは、その情報をみる価値があるのか?を決める上で大切な要素です。
(5)細かいテクニックで上位表示はもう厳しい
2021年以降のSEO対策はもう小手先のテクニックで上がるようなものにはなっていません。
以前までは、検索ユーザーの役立つ情報を書けば上位表示されるといいつつも、”SNSで拡散させる、意図的に内部リンクを集める、競合サイトと逆の主張をする、被リンクを集める”など、あらゆる細かいテクニックがありました。
しかも、内容に間違いがあり、明らかにユーザーに不利益を被る内容であってもです。
Googleは、こういった状態をもたらした検索結果となっていた時期を経て、結局、配信する情報には責任が伴うということで、上位表示するにはサイトテーマ・運営元の要素が大きく関わってくるようになった結果、細かいテクニックで上位表示されることがほとんど無くなりました。
【ちょっと重要】上位表示するためにあると良いもの
ここで紹介するのは上位表示の確率を高める要素です。
- 法人格である(株式会社・合同会社)
- 企業ドメイン(co.jp)を使う
- 記事ジャンルに対して業界知名度がある
これらは無かったとしても問題はありませんが、ある方が望ましいのは間違いありません。
法人格である(株式会社・合同会社)
なにかサービスを利用するとき、または購入するとき、個人より法人のほうが信用できるのと同じです。
法人格を名乗るだけで信頼性が向上するという価値があり、これは検索順位を決める上でも重要な要素の一つです。
企業ドメイン(co.jp)を使う
本質的なSEO対策ではありませんが、2021年6月時点では間違いなく「co.jp」で運用されているサイトの評価が高い傾向にあります。
これには運営者に紐づく理由があり、「co.jp」というドメインは「株式会社・合同会社」などの法人が1つしか取得できないドメインです。
そのため、co.jpは運用者の所在が明らかで信頼性が高いという理屈です。
バリューエージェント
事実として.comで運用していたWEBサイトをco.jpに載せ替えたら、あらゆるキーワードでの検索順位が急激に上昇した例が多数あります。
あくまでも裏技的なもので、そのうち落ちますが…。
記事ジャンルに対して業界知名度がある
本と同じ考え方です。
業界知名度が無い人の本より、業界知名度が高い人の本のほうが手にとってみたくなるでしょう。
「ホリエモンが書いた経営本」か「経営面で知名度のない私の経営本」どっちが手に取りたくなりますか?
バリューエージェント
知名度は安心感・信頼性を担保してくれるので、検索ユーザーに触れると役に立ちそうだ!話題性がある!とシンプルに評価されやすいです。
上位表示する上での大前提まとめ
結論からいうと「E-A-T」を別の言い方でお伝えしただけです。
- E = Expertise(専門性)
- A = Authoritativeness(権威性)
- T = Trustworthiness(信頼性)
昨今のGoogleは、WEB上で起きている「薬機法」「景表法」の違反に関する問題、YMYL領域(Your Money or Your Life)の情報に対して、情報発信者の信頼性を重要視しています。
例えば、「アトピー治し方」を伝えているブログがあった場合、一般ブロガーと医師のどちらも書いていた場合、間違いない情報が掲載されているのは医師のほうでしょう。
お金・健康・人生などに影響を与えるジャンルを表現しているGoogle独自の言葉です。
主に医療系・求人系・時事問題・法律・性別・宗教などの人生に大きな影響を与える分野を表しています。
→YMYLをもっと詳しく
情報というものは、些細なものでも発信者にはそれなりの責任が伴います。そのため、YMYL領域でなくても、情報発信者の信頼性というものは重要です。
レシピを検索する時でも、育児に関する問題でも、それなりに権威がある人が発信する情報には説得性があり納得できる根拠があったりするものです。
だからこそ、どんなテーマ・どんなジャンルであってもE-A-Tは絶対に無視できないものです。
上位表示する記事の書き方
ここからは、検索結果で上位表示できる具体的なライティング方法(書き方)を順番にお伝えします。
- ライティングするキーワードを選ぶ
- キーワードの検索意図を分析する
- キーワードをテーマ別にまとめていく
- オリジナリティーをどのように出すか決める
- 検索意図を満たしつつオリジナリティーのある記事構成を作成する
- 各見出しで伝えることの根拠(参考・引用・参照・転載等)を用意する
- 文章は簡潔にPREP法やホールパート法で書く
- 記事を装飾する(流し読みできるイメージ)
- アイキャッチ・H2には必ずオリジナル画像を入れる
- 記事を公開する(推敲はほどほどでOK)
この10の手順は、SEOライティングについて勉強している方にとって当たり前の部分もあるかと思います。
しかし、当たり前に見えて少し要素の異なる部分もあるので、ぜひ最初からご覧ください。
ライティングするキーワードを選ぶ
キーワード選びは非常に重要です。
SEOについての専門ブログで、「ドッグフード おすすめ」のような全く関連のないキーワードを選んでも上位表示できる確率は極めて低いです。
自サイトが持つテーマ性に従って、最適なキーワードを選んでください。
テーマを意識したキーワードとは?
テーマはアナタのブログで最も多く触れているジャンルと考えるのが最も簡単ですが、テーマ=ジャンルだと考えると間違える可能性があります。
この2種類のサイトは、どちらも法人向けポケットWiFi系キーワードで上位表示していますが、サイト自体が持つテーマ性が違います。
左:ポケットWiFi専門サイト
右:法人向け情報サイト
ここでいうポケットWiFi専門サイトの場合は、あくまでもポケットWiFiに関する情報に絞っており、その一部として法人契約のポケットWiFiについて書いた記事です。
法人向け情報サイトの場合は、法人向けに役立つ事業融資やビジネスローン、資金調達やファクタリング等の金融にまつわる情報をメインに更新していて、法人のお金に詳しい専門家が通信費に関係するポケットWi-Fiのおすすめを紹介する記事となっています。
■左の画像
→ポケットWi-Fiの専門家が推奨する、法人向けポケットWiFi。
(本当に使い勝手がよく、コスパの良いポケットWi-Fiを紹介する)
■右の画像
→法人のお金に関する専門家が推奨する、法人向けポケットWiFi。
(法人にとって負担が少なく、コスパの良いポケットWi-Fiを紹介する)
どちらも最終的に紹介する情報は同じでも、テーマ次第で切り口が違うわけです。
このようにサイトが持つテーマ性というのが何なのか?というのは書いている記事数が多いジャンルだけで決まっているものではありません。
では次の画像のサイトが持つテーマは何か分かりますか?
Cookpadのメインテーマはレシピですね。
”毎日の料理を楽しみにする”というキャッチコピーがあり、料理に関するあらゆる情報を掲載しているので、今日の献立を決められるサイトといった側面もありますが、レシピ情報を中心として献立などの情報を配信しているので、メインテーマはレシピとなります。
ちなみに、cookpadが料理と関係あるからといって、レシピと関連のある飲食店を紹介するコンテンツを入れたとしても、上位表示はなかなか難しいでしょう。
アナタのサイトのテーマは何でしょうか?そのテーマと関連が深いキーワードを決めましょう。
バリューエージェント
テーマを無視すると、ハッキリ言って上位表示は難しいです。
キーワードの検索意図を分析する
キーワードが決まったら検索意図を徹底的に調査していきます。
ちなみに検索意図の分析方法は3段階に分かれます。
ここから先は、「SEO ツール」というキーワードで記事を書くことを想定して、分析を実際にやっていきましょう。
0.5段階目:検索意図の分析前に
まず、検索意図は「Know」「Do」「Go」「Buy」の4種類に大別することができるとGoogleは考えています。
- Know…知りたい
- Do…やりたい・試したい
- Go…行きたい
- Buy…買いたい
実際に検索エンジンの検索ツールバーを見ても4種類の検索意図に応えられるようになっています。
ちなみにこのツールバーの並びは、検索キーワードによって変化します。
買い物をしたいときのキーワードならショッピングが左に表示され、ツールなどの使い方が知りたい時は動画・画像が最初に表示されることが多いです。
まず、ライティングすると決めたキーワードは、大別してどんな検索意図を持っているのか?どの順番で出ているのかをしっかりと確認しておきましょう。
バリューエージェント
これは大前提の知識なので、知らなかった方・理解の薄い方は関連記事を読んでね!
検索意図の分析1段階:キーワード調査・調査分析表を作成する
キーワードには、LSIキーワードやサジェストキーワードなどがあります。
そこで先ずは「ラッコキーワード(旧グッドキーワード)」を利用して、サジェストキーワードを抜き出しましょう。
サジェストキーワードを抜き出す(調査分析表の型を作る)
実際にラッコキーワードで「SEO ツール」と検索してみました。
この画面だけで分析はできないので、調査分析表を作成するために、CSVダウンロードをしてエクセルやスプレッドシートで扱えるようにしましょう。
分析に不要な列(No,階層,単語数)と重複キーワードは削除してください。
次に、競合サイトの分析に使いやすいよう、上から順に「順位」「タイトル」「テーマ・内容」「誰か(運営者)」「情報を提供できる理由」の行を追加してください。
最後に、1行目のB列~K列に1位~10位まで入れていきましょう。
※必ず10位まで入れる必要はありませんが、最低でも5位までは分析できるようにしておきましょう。(数が少なくなればなるほど分析精度は落ちます。)
※情報サイト以外で上位表示している理由がECやシステム、サービスページは除外してください。
まずここまでが分析の下準備です。
【ツールでキーワードが表示されない場合】
エクセル・スプレッドシートでなどで、上記画像と同じような調査分析表を作りましょう。
※調査分析表は、社外秘に触れない形で大事な要素はなにか?というのを見やすく掴みやすくするために簡易的に作成したものなので、慣れているフォーマットがあるならそちらを使うのをおすすめします。
関連キーワードを足す
上位表示させるために重要な関連キーワードを調査分析表に追加しましょう。
関連キーワードは、Google検索結果の最下部に表示される他のキーワードのことです。
関連キーワードは主に下記のようなキーワードとなっているので、SEO的に非常に重要なキーワードです。
- 検索したキーワードで検索した後に検索されるキーワード
- 似たような検索意図を持ったユーザーが検索する別のキーワード
サジェストでは表示されないキーワードが多く出てくるので、このキーワードも調査分析表に追加していきましょう。
関連キーワードで検索した時に表示される次の関連キーワードまで見るようにしてください。
バリューエージェント
関連キーワードは8×8で計64個表示されます。
全く関係のないキーワードや重複は除外してくださいね!
検索意図の分析2段階:競合サイトの調査・分析
検索意図の分析2段階目では、競合サイト調査から必要な内容を抽出していきます。
- 検索上位の情報を書き出す
- 検索上位が触れているキーワードにチェックを付ける
分析2段階目は以下の準備が必要です。
Googleクロームのシークレットモードで「ライティング予定のキーワード」で検索し、1~10位まで新しいタブで開いてください。
※必ずシークレットモードにしてください。
検索上位の情報を書きだす
まずこのように、先ほど抽出して使いやすくしたCSVデータに、競合サイトのタイトル・内容・運営者・この情報を提供できる理由を入れます。
バリューエージェント
上位表示しているサイトごとに特色があるのはわかるでしょうか?上位表示させるために重要な情報なので、必ずしっかりと確認しましょう。
ライティング時の競合分析で、どんな内容を書いているのか?どんな検索意図を解消しているのかだけを調査しちゃう人がいますが、これだけならNGです。
これら上位サイトは、自社のスタンスをどのように活用してどのように情報発信しているのかが重要(ポジショントークみたいなもの)です。
検索上位が触れている内容(キーワード)にチェックを付ける
原則として、コンテンツ品質で上位表示している競合サイトは、サジェストキーワードや関連キーワードが持つ意図を沢山解消しています。
そのため、調査分析表に記載しているサジェストキーワードや関連キーワードの中から、検索意図を解消しているもののみチェックを付けていきましょう。
この分析作業により、各サイトで触れている情報・触れられていない情報の違いが明らかになり、また全てのサイトで触れられている情報も明らかになります。
できれば、競合記事を見ながら、ツールでは表示されなかったけど、検索意図を叶えるために重要そうなキーワードも追加しながらやっていくのがおすすめです。
単純にキーワードとして考えずに、そのキーワードの意図を解消していればOKとしてください。
OK例:「SEO ツール 料金」
→ 各SEOツールの価格などで料金が記載している。
NG例:「SEO ライティングツール」
→ 見出し項目としてSEOライティングがあり、各種ツールの紹介はされているが各種ツールで何ができるか説明がない場合は△です。
バリューエージェント
今回の「SEO ツール」というキーワードなら、各競合サイトが掲載しているツール名も重要なキーワードとして追加で入れています。
キーワードをテーマ別にまとめていく
SEOツールは何十種類もあり、ツール次第で用途に差があります。例えば、内部対策向けツールだったり、競合サイトの分析や各種キーワードの検索意図の分析ツールに分かれています。
その結果、ユーザーが欲しい情報にたどり着きやすい記事にするには、できること別にツールをセグメント分けして紹介することが望ましいと判断したため、今回は見本のようにまとめました。
このようにまとめることで、記事構成なども分かりやすくなり、競合サイトに記載されているが抜けのある情報もわかりやすくなります。
バリューエージェント
検索ユーザーになってよりシンプルかつ詳しいと感じるようにまとめましょう。
オリジナリティーをどのように出すか決める
オリジナリティーというのは自社サイトにしかなく、競合サイトには書かれていなかったり、競合サイトでは出せない情報などのことです。
上位表示するためにはオリジナル要素は必要不可欠で、その情報を配信できる理由などと紐付いているのが望ましいです。
順位 | オリジナル要素 |
---|---|
1位 | SEOサービスを提供&SERCH WRITEやJUICERなどのツールも提供している。 |
2位 | DeepCrawlというツールや、SEO Dash!というサービスを提供している。 |
3位 | IT製品のレビューサイトで第三者の評価が豊富にある |
4位 | アクセス解析ツールのアナトミー&SEOサービスを提供 |
5位 | インバウンドマーケティングのソフトを提供している |
自社 | ツールの取り扱いなし! SEO対策サービスやコンテンツマーケを提供。 |
バリューエージェントには、上位サイトのように、自社にはSEOツール等のオリジナル要素はありません。
しかし、コンテンツマーケティングの実績が豊富にあり、あらゆるキーワードで上位表示した実績もたくさんあります。更に、自社で行っているSEO対策手法やSEOライティングノウハウを公開しているという強みがあります。
「SEO ツール」で上位表示している上位サイトをみていても、実際にSEO対策において利用しているツールを公表していないので、公開している情報がどのWEBサイトにもある情報の集合体のようになっています。
それなら、具体的にどんな時に使って、どのように使いやすいのか?どんなことができるのか?などを、「バリューエージェントがコンテンツマーケティングで使っているツール」という見出しを作成し、利用しているツールのことについて詳しく解説するのは、一つのオリジナリティーではないか?と考えました。
バリューエージェント
どんなツールがあって、どれを使えばいいのだろう?と検索している人にとって、より具体的かつ役立つ情報になりそうです。
検索意図を満たしつつオリジナリティーのある記事構成を作成する
おおよそ、上記「キーワードをテーマ別にまとめていく」でXmindにまとめたものを、いい感じに見出し構成に変換していく作業です。
見出し化作業には少しだけコツがあります。
それは、サジェストキーワードや共起語などを意識して見出し文を作成することです。
例えば、検索順位ツール・ランキングツールなど同じ意味なので、「検索順位(ランキング)のチェックツール」にしたり、無料・有料を分かりやすくすることです。
上記画像の見出しでは、検索意図をできる限り網羅して、オリジナリティーとなる要素(バリューエージェントがSEOで使っているツール)を追加してみました。
SEOツールの検索意図は「SEOツールはどんなのがあるのか?」がメインとなりますが、検索意図を解消した後に「結局どのSEOツールを使えばいいのか?」という疑問が出てきます。
そこで、当社のコンテンツSEO事業で結果を出した記事のライティング時に実際に利用したSEOツールの紹介は、他の競合サイトにはない情報になるので、最後に湧いてくる疑問の解消にもなるので最後に入れました。
今、WEB上にはあらゆる情報が溢れており、どこにでもある情報に対しての価値はほとんど無いに等しくなっています。
ただ逆に、その人・会社・組織などだけが持っている専門的な一次情報は情報的価値が高く、更に検索ユーザーの悩みを解消するものであればあるほど価値が高くなっています。
そして、その人・その会社だからこそ出せる情報(専門的な一次情報)=オリジナル情報といえます。
結局、オリジナリティーのある情報に価値があるということです。
各見出しで伝えることの根拠(参考・引用・参照・転載等)を用意する
どんな情報でも根拠があるほうが人からも信用されやすく、Googleからも信頼されやすい記事が完成します。
根拠といえば、あらゆる調査データや自社でも分析・収集データなどになることが多いですが、すべてのデータを収集できるのはほぼ無理に近いので、公開されている一次情報を利用して、引用・参照・転載等を使いましょう。
もし参考にしただけで自分で要約した場合は、参考元などとして情報開示するようにしましょう。
文章は簡潔にPREP法やホールパート法で書く
PREP法やホールパート法は、文章をより分かりやすくするために文章法であり、WEBコンテンツとして非常に相性の良い文章法でもあります。
その理由は、どちらの文章法も最初に結論がくるので、探している情報にたどり着きやすいからです。
文章構成 | |
---|---|
PREP法 | P(結論) ↓ R(理由) ↓ E(具体例) ↓ P(まとめ・結論) |
ホールパート法 | ホール(全体像) ↓ パート(それぞれを解説) |
WEB記事は簡単に検索できる利点かつ能動的な検索行動から、できる限り早く結論が分かる記事を好まれます。
そして、PREP法やホールパート法で書いた記事は、早く結論にたどり着けることから、検索ユーザーにとって読みやすい記事であり、必要な場所だけ流し読みしやすい記事となります。
早急に検索意図を満たせる記事は、検索ユーザーの時間に配慮した良質な記事なので、それだけで上位表示しやすいです。
→PREP法の例文付き|SEOに最適な分かりやすいブログの書き方
→ホールパート法とは?ブログでの具体的な使い方を例文付きで解説
記事を装飾する(流し読みできるイメージ)
記事の装飾は読みやすさと理解度を上げるために非常に重要です。
装飾と言っても、文字に色を付けたり、太くしたり、サイズを大きくしたり、枠をつける程度のことで大丈夫です。
実際に「装飾あり・なし」の2つの文章は用意してみましたが、どちらが読みやすいでしょうか?
ほんの少しの手間で、どこが重要な部分なのかわかりやすくなるので、スマホやPCなどでスクロールしながら流し読みしやすくなります。
アイキャッチ・H2には必ずオリジナル画像を入れる
アイキャッチ画像と各大見出し(H2)にオリジナル画像を入れることで、端的に「読みやすい記事になる」からです。
読まれやすい記事になる理由は、以下3つの効果を得られるからです。
- 他のサイトとの違いをアピールできる
- 画像でその見出し内の内容に触れれば理解しやすい記事になる
- 視覚的に余裕ができるので目のストレスが軽減される
文字ばかりのサイトは、どこに重要な情報があるのか分かりづらいので、重要なセクションにいくまでに離脱する人が増える傾向にあります。
更に言えば、分かりやすく独自性のあるアイキャッチはサイトへの信頼感を高めることに繋がり、また記事タイトルなどを読まなくてもパッとどんな記事なのかが画像でわかるので、目次などまでは先ず読まれる率が高くなります。
また、アイキャッチに画像を設定することでSNS等でシェアされたときに、アイキャッチが表示されるとアピールにも繋がります。
結局のところ、文字ばかり読ませるのではなく、検索ユーザーが見てわかるという部分にも配慮して、全体的にみやすさを追求するのも大切だということです。
記事を公開する
ひとまず完成した記事は、PCとスマホで読みやすいか?意味のわからない文面がないかなどを確認して、変なところが見つからなかったらすぐ公開しましょう。
あまりに細かくチェックしすぎて、記事公開が遅れるのは上位表示においてマイナスになることもあります。
公開前の推敲は慎重にしなくていいのか?
専門家レベルの知識+SEOの知見がある第三者のチェック者がいないなら、推敲をしすぎる意味はありません。
自分の書いた記事は、「一旦はコレで良いはずだ!」として完成させたと思うので、なにか足りないものはないか…変なところはないか…とチェックしても、ライティング時の考え方や思い込みから、不足やおかしい箇所があっても見つからない事が多いです。
だからこそ、推敲するよりも一旦は記事を公開をして、順位の付き方などを見ていくのが望ましいです。
まとめ
基本的にGoogleは昔から良質な記事を書けば上位表示します。
ただ、「良質な記事=情報が豊富でわかりやすく役に立つ記事」という認識ではなく、”Googleにとって、検索ユーザーにとって安心してユーザーに紹介できる運営元が公開している検索ユーザーに役立つ記事”というのが基本です。
だからこそ、検索意図を網羅するだけのような記事に意味はありません。また細かいテクニックを気にする必要もありません。
結局長く上位表示しているWEBサイトというのは、「少しずつ着実に地盤(知名度)を高め、更に多くのユーザーに利用され、また多くのユーザーから好評価を受けているものばかり」です。
だからこそ、小さなお店から少しづつ拡大させていき、徐々に目標やあり方が変化していくように、サイトも小さなテーマから初めて、サイトの成長度合いに合わせてテーマも徐々に大きくしていくのがおすすめです。
その過程で、「検索意図をシッカリ網羅しつつ、自サイトのテーマ性や特徴を踏まえて、独自性のある記事を沢山発信することが大切」というわけです。
ぜひココでご紹介した、上位表示するライティングをお試しください。