ブログ記事にペルソナ設定は不要!?よくある勘違いと効果的な使い方

まず、1つの記事に細かくペルソナを設定すると逆効果になることもあります。

そうはいっても、ブログ記事はペルソナを設定して、そのペルソナが100%満足するように記事を書いたほうが良い!と、あらゆる有名サイトで言ってるけど「なんで?」と思っていませんか?

ちなみにペルソナというのは、特定の検索ユーザーに情報を届け、良いなと思ってもらったり、ベネフィットを感じてもらいやすくするために設定するもので、満足度の高い記事にするためにペルソナが重要なのは間違いありません。

ただそれでも、ブログにおいてペルソナを設定する必要がない記事が多いのも事実です。

その理由の大半は「そもそも上位表示とペルソナは切り離して考えるべきもの」だからです。

よく上位表示する記事の書き方などを勉強している時に、ペルソナ設定について出てくるので、上位表示に欠かせないものだ!と考えてしまうかもしれませんね!ただ、残念ながらペルソナ設定すると上位表示から遠ざかることもあります。

というわけで、この記事タイトルで「ブログ記事にペルソナ設定は不要!」としたように、ペルソナ設定に関するよくある勘違いや、本来の効果的な使い方について詳しく解説します。

【おさらい】そもそもペルソナってなに?

マーケティング的な意味でのペルソナは「架空のユーザー」のことです。

ブログなら”仮想の読者”であり、サービス提供側からすれば”仮想のサービス利用者”、商品提供側からすれば”仮想の商品購入者”となります。

記事におけるペルソナでは、特定の検索キーワードで調べている、そのキーワードに関係する情報に興味を持っている仮想のユーザー像を想定されることがほとんどです。

いわゆるその情報を集めている仮想ユーザーと言い換えることができるわけですが、これだとただのターゲットでペルソナではありません。

ペルソナとターゲットの違い

ペルソナとターゲットの違いは「ユーザー像の具体性」です。

ペルソナとターゲットにおける設定項目の違いを表にしてみました。

 ペルソナターゲット
設定項目・年齢
・性別
・居住地
・収入
・家族構成
・ライフスタイル
・よく使うSNS
・情報収集する時間
・興味関心
等々
・年代
・性別
・興味関心
・SNS
こんな人物像行動思考パターンが明確なんとな〜く
リアルな例え35歳専業主婦A子さん30代主婦

ペルソナ自体の考え方も色々あり、ターゲットをペルソナとする人もいるので、正直線引するべきことではないですが、よく見る一般論で言えばこんな感じでしょう。

もはやターゲットでもペルソナでもない人物像

記事を書く際にあらゆる人物像を思い浮かべるかと思います。しかし、以下の場合はペルソナでもなければターゲットでもありません。

  •  「私がユーザーなら〜」と 主観か客観かわからない人物像
  • 想像的なイメージの人物像
  • 理想とする行動・思考をするユーザー像
  • 調査会社の調べた利用者の統計データ
  • 実は誰にでも当てはまる人物像
  • 内容やサービスと関連性のない人物像

上記はいずれも「ペルソナっぽい」「ターゲットっぽい」人物像ですが、設定したところでまともな結果は得られないです。

ペルソナやターゲット設定で本来得られるはずの「その人物像の具体性のある悩み」「本当に得たいベネフィット」「情報収集時の期待や気持ち」「情報収集経路」等が、まぐれ当たりでない限り一致することはありません。

よってペルソナでもなければターゲットでもないわけです。

ではここから本題です。

【本題】ブログ記事にペルソナは設定不要

不要

厳密には、特定のキーワードで上位表示を狙うブログ記事にペルソナ設定は不要です。

といっても、ブログ記事でのペルソナ設定は完全不要というわけではなく、不要なものと必要なものを分けて考える必要があります。

ペルソナ不要
ペルソナ必要
・収益目的の比較記事
・収益目的のおすすめ紹介記事
・他社サービスを紹介する記事
・自分の体験を書く記事
・検索ボリュームの多い記事
・2~3語以上のキーワード※
・更新頻度が必要なサイトの記事

・自社サービスをアピールする記事
・超ピンポイントの悩み解決記事
・ロングテールキーワードの記事

※いわゆるミドルワードに当たるキーワード。検索ボリュームは業界による少ないものもあるが、検索するペルソナが多数想定される検索意図の多いキーワードだとお考えください。

ペルソナが必要なブログ記事は、検索ボリュームがほとんどないものばかりで、「自社サービスの機能紹介記事」「自社サービスの特定の機能や関連内容に特化した情報」「事例」「ケーススタディー」「明確な検索意図を持ったキーワード」であることがほとんどです。

逆に、ペルソナ不要のブログ記事は、特に収益やアクセスを増やすことを目的とした、検索ボリュームの多いキーワードがほとんどです。

なぜ検索ボリュームが多いキーワードのブログ記事はペルソナ不要!?

シンプルにペルソナに固執すればするほど、上位表示できなくなるからです。

ペルソナを設定すると上位表示できなくなる理由は以下の通りです。

  1. ペルソナ1人では検索意図を網羅できない
  2. ペルソナ1人に絞った時点で狙うキーワードは変化する
  3. ペルソナとSEO(上位表示)は関係ない

ペルソナ1人では検索意図を網羅できない

検索ボリュームの多いキーワードで、ペルソナを設定してしまうと、そもそも検索意図を網羅できなくなってしまうので、上位表示する可能性が大幅に下がってしまいます。

例えば、「カメラ おすすめ」で上位表示を狙ってブログ記事を書く場合、フルサイズ一眼レフカメラがいいな!コンデジがいいな!ミラーレス一眼がいいな!インスタ映え写真が一番キレイに取れるカメラがほしい!とあらゆる検索意図が混在しています。

実際に、ペルソナを1人絞ると以下の様な構成例になるのではないでしょうか。

【例】 

■KW
「カメラ おすすめ」

■ペルソナに最適なカメラ
ミラーレス一眼

■記事構成例
・カメラの種類を紹介

・使いやすいのはミラーレス一眼などと結論付け

・おすすめのミラーレス一眼を紹介

・安くミラーレス一眼を買う方法

上記例ように、1つのペルソナだと、1つのカメラの種類と、求める機能やデザインのカメラまでとなってしまい、全てのおすすめを紹介するわけにはいかなくなります。

結果的に、「カメラ おすすめ」というキーワードで狙うにしても、「フルサイズ一眼 おすすめ」「コンデジ おすすめ」等の情報を入れられず、検索意図の網羅ができなくなります。

しかし、Googleで検査順位を決めるアルゴリズムのなかに網羅性が含まれているため、上位表示をさせるという1点において不完全なものとなってしまいます。

結果的に、検索ボリュームの多いキーワードにおいて、ペルソナを決めないほうが良いということになります。

人の名前
バリューエージェント

網羅すれば上位表示するわけではなく、オリジナリティーなどあらゆる要素もあり必要になり、他の記事よりも高品質かつEATが優れていないと上位表示はできません。

ペルソナ1人に絞った時点で狙うキーワードは変化する

検索ボリュームが大きめなキーワードでペルソナ1人に絞ると、そのペルソナの求める性能や機能・カメラの種類などペルソナに合わせた内容となるので、かなり尖ったコンテンツになりやすいです。

先程の「カメラ おすすめ」を例にしても、ペルソナごとに求めるカメラの種類は違い、最初に知りたいことや質問内容なども変わり、求める価格帯や性能、知りたい情報や使い方なども変わるはずです。

そうなると、ペルソナごとに最適な記事構成もあり、当然網羅性は満たせなってしまいますが、特定のキーワードの検索意図をいい感じで満たせる様になる可能性があります。

各ペルソナのニーズだけに絞った例からみてみましょう。

ペルソナのニーズ例最適なキーワード例

本格的かつ超高性能の
フルサイズ一眼を求めている

「フルサイズ一眼 おすすめ」

手軽に高性能な
ミラーレス一眼を求めている

「ミラーレス一眼 おすすめ」

超お手軽価格でそこそこ性能な
コンデジを求めている

「コンデジ おすすめ」

ペルソナ1人づつ少しづつ検索行動が変化し、知りたいことも変わってくるので、それぞれのペルソナに絞った記事構成や刺さるタイトルにすると、タイトルから狙うべきキーワードも変わってくるはずです。

ペルソナとSEO(上位表示)は関係ない

よく上位表示する記事の書き方や、SEOライティングなどでペルソナに対しての記述がありますが、そもそもSEOとペルソナに直接的な関係ありません。

ペルソナを意識すれば特定ユーザーの悩み・質問傾向などの推測がしやすくなり、そのペルソナにとって満足する品質の記事となる可能性は高くなります。

結果的に、特定のキーワードにおいて最適なペルソナを設定できていた時は、検索意図を満たせることに繋がり、また記事内でのユーザー行動が良質なものになりやすいので検索順位が上昇する可能性があるといった間接的な関係性ぐらいなものでしょう。

上位表示をさせるためにペルソナをシッカリと作ろう!と考えているなら、キーワード次第では無駄な努力になるのご注意ください。

さてここまでは、ペルソナ設定における勘違いや間違いについてお伝えしてきましたが、ここからはペルソナの効果的な使い方について解説します。

ペルソナの効果的な使い方

最もペルソナが効果を発揮するのはマーケティング戦略の立案時や、広告で利用するLPの製作時です。

ブログとペルソナという掛け合わせでいえば、以下のときに効果を発揮しやすいです。

  • 自社ブログのセッション数を増やす戦略を練る時
  • ブログにどんなテーマ性をもたせれば効果的かを考える時
  • 超ニッチで少ない検索意図のキーワードを狙う記事を書く時
  • 外注ライターに記事を発注する時

ペルソナがあるのと無いのとでは仮説に大きな差ができ、対策における行動量に差ができます。

これは少し一般論寄りで、本当に実力のあるプロは少し違ったペルソナの使い方・考え方・発展のさせ方をします。(これはまたの機会に)

それぞれ見ていきましょう。

自社ブログのセッション数・認知度を増やす戦略を練る時

ペルソナのカスタマージャーニーマップにでてくる悩みや疑問など、ペルソナに役立つ記事を網羅的に攻めるという戦略も一つです。

ブログの認知を上げるにはセッション数を上げて行く必要があり、セッション数を増やしていくには検索ボリュームの多いキーワードで上位表示していく必要があります。

しかし、検索ボリュームが増えれば増えるほど、上位表示の難易度も高くなり、最初から上位表示するのは非常に難しいです。

だからこそ、少しづつドメインパワーとサイトの専門性を上げていくために、検索数の多いキーワードとの関連が強いロングテールキーワードやショートキーワードでのアクセス数を増加させていく必要があります。

そして、少しづつサイトパワーが付いてきたら、ミドルキーワードやビッグキーワードで上位表示を狙っていくのが戦略的に望ましく、スモールスタートから少しづつスケールしていく戦略です。

ブログにどんなテーマ性をもたせるのが効果的か考える時

昨今のGoogleにブログで上位表示するには、専門性・権威性・信頼性(E-A-T)必要です。

そのため、先ず小さなテーマに関する専門家になり、少しづつそのテーマに関する権威性と信頼性を高めていく事で、効果的に上位表示させることが可能となってきます。

ただどのテーマを選ぶのかはサイトの方針とペルソナ次第で選ぶのが良いでしょう。

2019年頃までは厳しいとは言われつつも、記事を書けばそれなりに上がりましたが、2021年以降は本当に信頼できる情報発信元であることが求められるようになってきています。

超ニッチで少ない検索意図のキーワードを狙う記事を書く時

検索意図が明確かつ、検索するユーザー像が設定ペルソナぐらいしかない!という記事においては、サイト内行動から検索順位の上昇等において非常に高い効果を発揮します。

具体的に超ニッチなキーワードというのは以下の様なものを指しています。

 【超ニッチなキーワード例】

・シュノーケリング 初めて 時計 おすすめ
→シュノーケリングを初めてするけど、どんな時計なら壊れず快適に使えるのか?といった明確な意図がある

・1歳 知育玩具 おすすめ
→1歳の子供がいるママ・パパが子供の成長を思って購入する。どんな能力を伸ばしたいのかわかっていないが子供の為になるものがほしい。

・3歳 ロボットプログラミング  おもちゃ おすすめ
→3歳でもロボットプログラミングが学べるおもちゃの中でおすすめが知りたい

・コーヒー豆 酸味少ない おすすめ
→酸っぱくない美味しいコーヒーが飲みたい人(家で挽いたりするほど好きなレベル)

・キャンプグッズ コンパクト おすすめ
→収納が少ない街中に住む人が、収納場所を取らないキャンプグッズを探している

超ニッチなキーワードというのは、3~4語で構成されているキーワードであることが多く、検索しているユーザー像がキーワードからパッと湧いてきて、明確な検索意図があるキーワードでもあります。

 

当然、設定できるペルソナ像も少なく、ペルソナを設定しても検索意図漏れが出ることは非常に少ないので、網羅性を意識したSEOライティングが必然的にできるという効果を得られます。

人の名前
バリューエージェント

完全にペルソナが満足できる記事になったから上位表示するとは限りません。
オリジナリティー(独自の見解・一次情報)も必要です。

外注ライターに記事を発注する時

外注ライターが明確にイメージできるペルソナがあると、記事品質が大幅に変わります。
※変わらない人には発注しないほうが良いです。

業界知識が少なくても、ペルソナの気持ちになって意図調査をしやすくなり、過不足ない内容に仕上げてくれる確率が高まります

また、ペルソナにとってわかりやすい言葉を利用したり、より内容の深い記事にしてくれたり、検索意図と外れるけど、解決したほうが良い不安や悩みなどがわかってきやすいので、内部リンク先や構成提案などもしてくれるようになります。

結果的に、正確な日本語能力(国語)がない人でも、高品質な記事になりやすく、仕事がしやすいので喜ばれます。

外注ライターはあくまでも文章を作る人だと考えよう

一部を除いて、外注ライターはあくまで文章を代わりに書いてくれる人でしかないです。

なにかしらの業界の専門家でもなく、テーマに関する知識が豊富なわけでもなく、ペルソナであるわけでもなく、依頼する記事テーマを詳しく調べている人でもありません。

◯◯業界の記事執筆歴があるとアピールしてくれているライターさんもいますが、結局サイト運営者や業界専門家からみて知識量は遥かに少ないことがほとんどです。

ペルソナがなくキーワードや簡単な構成だけを渡した場合は、WEBや書籍等で簡単に吸収できる情報をテーマに沿ってまとめて書くことしかできません。

結果的にコタツ記事(WEB上にある情報を言葉や言い回しを変えただけの記事)になるのは必須です。

依頼側次第で、ライターの仕事のしやすさや品質も大幅に変わるわけです。

人の名前
バリューエージェント

ライターはサイトテーマの専門家ではない。あくまでもちょっと知ってる程度の人。
少しづつ興味付けをして知識を付けていってもらえるように依頼を出すのも、発注側におけるスキルです。

ペルソナを作る時に大切なこと

POINT

ペルソナは架空の人物像なので、ペルソナを作る時は実在するユーザーとするのが最も理想であり、「想像・妄想・推測」を入れないことが大切です。

ただ、できあがったペルソナを見てみると、実在する人物とはかけ離れた都合の良い人物像となっていることが割とあります。

そのため、実在する人をベースに以下項目を埋めていき、ペルソナを作成しましょう。

■ペルソナの設定項目

  • 年齢
  • 性別
  • 住所
  • 職業
  • 収入
  • 既婚未婚
  • 家族構成
  • よく利用するSNS
  • 情報収集時の端末
  • ライフスタイル(趣味・休日の過ごし方・好きなもの・好きなお店等)
  • 価値観(性格・考え方・お金の使い方・意思決定手段等)
  • ニーズ
  • 問題(課題等)
  • 得たい結果

※記事によってフォーカスする部分は異なります。

架空の人物ですが、実在する人の履歴書やSNS上にあがっているプロフィールのように、できる限り細かく人物像がわかるようにするのが望ましいです。

=== ペルソナの完成例 ===

ここまで細かく設定できれば、検索意図が明確なキーワードなら、ペルソナが満足できる記事にできるでしょう。

ただ、ここまでのペルソナを作るのは割と時間がかかるので、ペルソナを設定する価値のある記事だけにしておいて、数をこなすというのも一つの戦略可と思います。

ただ、中途半端なペルソナを作っても全く意味はありません。

だからこそ、ペルソナをつくるかどうか、作らないならつくらないと運営方針を固めるのも良いでしょう。

まとめ

ブログにおいてペルソナは重要ではあるものの、上位表示させるために必要というのは間違いです。

そして、ペルソナを設定したから良質な記事になるわけでもありません。

ペルソナは使い方や使い所があり、万能なツールというわけでもないので、しっかりとペルソナを活用する意味を理解して活用するようにしてみてください。

たったこれだけで、記事作成にかかる多くの無駄を省けるようにもなるかもしれませんね!

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この記事の執筆者

メディア運営チーム

バリューエージェント広報

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