ホームページ制作、まず何から始める? 自分で&無料で作りたい初心者向けガイド
ホームページは制作会社に依頼しなくても、デザインやプログラミングの知識がなくても、自分で簡単に制作することが可能です。また、昨今では大企業や中小企業はもちろん、一人会社や個人事業主の方でも、名刺代わりとして、WEB上での問い合わせ窓口として、あるいは営業・接客ツールとして、ホームページを持っておくのが一般的になりつつあります。
今回は「初めてホームページ制作に挑戦する」「自力で制作したい」と考える小規模事業者向けに、ホームページ制作の流れや無料で使えるツールを紹介します。この記事からホームページ制作の第一歩を踏み出してみてください。
目次
ホームページ制作の流れを5ステップで解説
ホームページ制作は、いきなりツールを使ってWEB上で作り始めるものではありません。実は、成果を生むホームページにできるか否かは事前準備でほぼ決まるのです。今回は準備も含めたホームページ制作の流れを、以下5つのステップに分けて紹介していきます。
| ①設計 | 目的・ターゲット・ゴールを決める |
| ②サイト構成・コンテンツ整理 | 必要なページと素材を洗い出す |
| ③デザイン制作 | 使う色やルールを決め、見た目を作る |
| ④コーディング・システム開発 | WEB上で形にする |
| ⑤公開・運用 | 公開のうえ、チェック・改善を続ける |
なお、ホームページでのマーケティングを本格的に考えている方は以下の記事も参考にしてみてください。
集客できるホームページ制作のコツ16選! 初心者でも分かる準備~運用の秘訣
①設計
最初にホームページの「目的」「ターゲット」「ゴール」を言語化して定めましょう。あらかじめ「何のためのホームページ制作なのか」はっきりさせておくことで、以降の工程での方針がブレにくくなります。なお、自社で制作する場合でも、制作会社に依頼する場合でも、まずは自分のなかでしっかり軸を定めておきましょう。
例)YouTube動画編集を請け負っている個人事業主のホームページの場合
| 目的 | BtoBのYouTubeチャンネル運用依頼を増やしたい。動画編集だけでなく、企業のマーケティングやブランディングから一気通貫で任せられることをクライアントに知ってほしい。増えてきた事例を見やすく列挙して、説得材料にしたい。 |
| ターゲット | WEBマーケティングやブランディングに悩んでいる中小企業。まだYouTubeやSNSでの発信ができていないが挑戦意欲の高い社長。高単価で意思決定に時間のかかるソリューションを提供しているメーカーなど。 |
| ゴール | 「YouTube マーケティング」で検索10位以内。WEBからの問い合わせ150%アップ。全体の受注率120%アップ。 |
なお、詳細なペルソナの洗い出しなどにはChatGPTをはじめとしたAIの活用も有効です。会社概要資料や実績など、一般公開可能な情報や現状の課題を読み込ませて、AIに相談してみるのもよいでしょう。
また、自社のことを見つめ直すのと同時に、競合についてもリサーチしてください。同業者のサイトや狙いたいSEOキーワードの上位記事などをチェックし、「他社と差別化できる自社の強み」を徹底的に洗い出しましょう。
たとえばバリューエージェントなら、「中小企業に強い」「集客を重視したホームページ制作が得意」といった特徴があります。差別化ポイントを軸として、オリジナリティのあるコンテンツやノウハウ、事例などを分かりやすく発信できると、ユーザーに選ばれやすくなるでしょう。
②サイト構成・コンテンツ整理
設計が固まったら、ターゲットが求める情報から逆算して必要なコンテンツを考え、ホームページ全体の設計図を作っていきます。一般的には以下のようなページが候補となるでしょう。
【一般的なホームページのコンテンツ例】
- トップページ
- 会社の特徴
- サービス内容と料金
- 実績、事例
- 会社概要
- 問い合わせフォーム
- ブログ
加えて、ホームページを具体的に制作していくためには、各ページに入れる文章、画像などの素材も必要となります。今後のフェーズでページを組み立てていくための「材料」となりますので、この段階で準備を進めておくとよいでしょう。
また、料金表や事例、ケーススタディなど、サービス詳細を伝えるための情報も準備しましょう。事例公開はクライアントに許諾をとっておく必要があったり、場合によってはインタビューをする必要があったりしますので、早めに動くことをおすすめします。
③デザイン制作
ホームページ全体の構成を作り、テキストや画像が用意できたら、いよいよデザインフェーズでビジュアルを整えていきましょう。ホームページ制作会社に依頼する場合はデザイナーが担当します。また、多くのホームページ制作ツールには多様なデザインフォーマットがあるので、自力でも簡単にデザイン性の高いページを作れるようになっています。
そのうえで「ノンデザイナー」でも気をつけたいデザインのポイントは、「ファーストビュー」と「統一感」。
ファーストビュー(ページを開いて最初に見える部分)は、「何屋なのか」「何に強いのか」を端的に伝えるための「ホームページの顔」です。成果につなげるホームページにしたい場合は、数字や権威性を表す表現などを取り入れながら、一瞬で強みが分かるようにデザインしましょう。
また、多くの場合ホームページは複数ページにわたるため、使う色やフォントなどがバラバラでは、ユーザーがストレスを感じてしまいます。「使う色はメインカラー+アクセントカラーの2〜3色程度に絞る」などのルールを作り、統一感を持たせましょう。
④コーディング・システム開発
本来のホームページ制作では、HTML・CSS・JavaScriptなどでコーディングを行い、問い合わせフォームなどのシステムを準備する工程があります。
ただし、これらの知識がなくても心配はいりません。現在は、パーツをドラッグ&ドロップで組み合わせるだけでページを作れる「ノーコードツール」が数多くあり、問い合わせフォームも標準機能で用意されています。初心者が自作する場合は、この工程は「ツール上でページを組み立てる作業」と考えて問題ありません。具体的なツールは次の章で紹介していきます。
⑤公開・運用
ホームページは公開して終わりではありません。まず公開後は、Google Search Console といったツールを活用し、Googleに自分のサイトが登録(インデックス)されているかを確認しましょう。
また、Googleアナリティクス(GA4)などでアクセス状況を確認し、「どのページがよく見られているか」「どこから訪問されているか」を見ながら、定期的にコンテンツを追加・改善していくことが大切です。実績が増えたら事例ページを更新するなど、サイトを「育てる」意識を持ちましょう。
無料で使える初心者向けホームページ制作ツール5選
無料から使える定番のホームページ制作ツールを5つ紹介します。いずれもノーコード(プログラミング不要)で、初心者でも扱いやすいものを選んでいます。ツールによってそれぞれ得意な領域や特徴があるので、自分に合ったツールを使ってみましょう。なお、無料版ならではの条件や制限も紹介していますので、あわせて判断材料にしてみてください。
有料ツールについては以下で紹介しています。
【2022年版】ホームページの制作におすすめの有料ツール20選!費用や機能面について解説
| 無料ツール名 | 特徴 |
| Wix | テンプレートが豊富な定番ツール |
| WordPress | コンテンツ発信に強いツール |
| STUDIO | ノーコードでも高いデザイン性が出せるツール |
| Canva | 名刺代わりの簡易ページ、LP向けのツール |
| BASE | EC・ネットショップの窓口としてのホームページ向けツール |
Wix
Wix(ウィックス)は、世界中で使われている代表的なホームページ制作ツール。900以上もの豊富なテンプレートのなかから、自社のイメージや目的に合ったデザインを選んで自由にカスタマイズすることが可能です。
また、WixにはAIアシスタント「Aria」が搭載されているため、チャットで質問・対話をしながらAIと一緒にサイトを作り上げていくこともできます。「何から手をつければいいか分からない」「テキストや画像も誰かに用意してもらいたい」と考えている初心者の方の心強いパートナーとなるでしょう。
なお、無料プランでは広告が自動挿入され、URLもWixのドメイン(.wixsite.com)になります。操作感を試したうえで、ビジネス用に本格運用していく際には、信頼性やユーザビリティの観点から、有料プランも検討しましょう。
WordPress
WordPress(ワードプレス)は、世界で圧倒的なシェアを誇るCMS(コンテンツ管理システム)。ブログなどのコンテンツを継続的に追加・更新していく運用に適しているため、ホームページを立ち上げるだけでなく、コンテンツSEOに挑戦してみたい方にもおすすめです。
もちろん、ブログ形式のページのみならず、幅広い用途に対応するデザインテンプレートも用意されています。ちなみに、このバリューエージェントのホームページもWordPressで制作したもの。コンテンツやデザインを参考にしてみてください。
Wix同様、サーバーへのインストール不要で簡単に利用できるWordPress.comも無料版はドメインが固定(wordpress.com)、広告が表示されるなどの条件があります。
STUDIO
STUDIO(スタジオ)は、国内利用数No.1の国産ノーコードCMS。国産だからこそ日本語でのサポートも充実しており、チャットや学習コンテンツ、ワークショップなども豊富です。
STUDIOには400以上のテンプレートがあるものの、テンプレートを使わずに白紙からホームページを制作することも可能。「コーディングはできないけれどホームページでは会社の個性を出したい」という場合にぴったりでしょう。
加えて、STUDIOに搭載された「Editor AI」は幅広いクリエイティブ業務を代行してくれます。画像編集、キャッチコピー作成、レイヤーのリネーム、サイトのレスポンシブ対応まで、面倒な作業が自動でできるので、ゼロから作成する場合でも効率が高まるでしょう。
なお、無料の場合は「studio.site」というドメインとなり、STUDIOのバナーが表示されるなどの制限があります。
Canva
デザインツールとして有名なCanva(キャンバ)にも、ホームページを制作・公開できる機能があります。Canvaで資料やバナー、名刺などを作ったことがある人なら、同じ操作感でそのままサイトを作れるのが魅力です。
本来はデザインツールのため、基本的には縦長1ページで完結するような「ランディングページ」や名刺代わりのシンプルなサイトの制作に適していますが、複数ページにわたるホームページも制作可能です。
Canvaには「Canva AI 2.0」というAIが搭載されています。チャットでのアイデア出しはもちろん、ブランド全体のデザインルールを把握したうえでのトーン&マナーの調整、NotionやSlackなどの外部ツールを連携させた作業など、幅広くサポートしてもらえるため、AIと二人三脚でホームページ制作ができるでしょう。
なお、無料版の場合はドメインが「my.canva.site」となり、使える素材やテンプレートの範囲が限られるなどの制限が発生します。
BASE
BASE(ベイス)は、初期費用・月額費用無料でネットショップを開設できるサービス。いわゆる「ホームページ」とは毛色が異なりますが、主にBtoC向けに物販をしていて、WEB経由の販路を拡大したい企業のファーストステップにおすすめです。
商品が売れたときにだけ手数料が発生する仕組みになっているため、売れるまでは完全無料で自社ECサイトを利用できます。BASEで作成できるショップページはAmazonや楽天のページと比べてデザイン性と自由度が高いので、自社の世界観をしっかりと表現しながら通販での売上を最大化したい企業に最適でしょう。
ちなみに有料プランは16,580円/月(年払いの1ヶ月あたりの費用)。その分、無料プランより手数料が抑えられる仕組みになっているため、売上が増加してきたタイミングで切り替えるのがおすすめです。
ホームページ制作を業者に依頼するときの3つのポイント
ここまでホームページを自分で作る方法について紹介してきましたが、「本業が忙しくて時間が取れない」「本格的にマーケティングに取り組みたい」という場合は、プロに依頼するのもひとつの選択肢です。最後に補足として、ホームページ制作を業者に依頼する際に押さえておきたい3つのポイントを紹介します。
より詳しく制作会社について知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
ホームページ制作会社12選!会社選びに役立つ3つのポイントと、事前準備リスト9項目
①価格や条件で選ぶ
予算や納期がすでに決まっている場合は、そのなかで対応できる業者を探しましょう。「最大でも200万円」「3ヶ月以内に公開したい」といった具体的な条件があれば、制作会社への問い合わせの段階から伝えておくのが賢明です。
なお、「自力で制作するリソースはないが、大きな予算も確保できない」という場合は、個人事業主に依頼するのもひとつの手。大半は制作会社より費用を抑えられ、小規模なサイトなら10万円以下で対応してもらえることもあります(ただし、クオリティはピンキリです)。
なお、ホームページ制作の価格目安は以下の通りです。対応範囲やページ数によって大きく変動します。
| 対応内容/サイト規模 | 小規模(10ページ未満) | 中規模(10〜30ページ) | 大規模(30ページ以上) |
| ホームページ制作(原稿がある場合) | 30万円〜80万円 | 80万円~150万円 | 150万円~ |
| ライティングを実施の場合 | 50万円~100万円 | 100万円〜200万円 | 200万円~ |
| マーケティング・SEO設計ありの場合 | 100万円~200万円 | 200万円〜400万円 | 400万円~ |
引用:ホームページ制作の費用相場と内訳【2026年最新】目的別・依頼先別の料金比較と安く抑えるコツ
②制作会社の得意分野で選ぶ
制作会社と一口に言っても、集客・マーケティングに強い会社、デザインに強い会社、あるいはバリューエージェントのように中小企業支援の実績が多い会社など、それぞれ得意な領域や規模感、業界などが異なります。
制作会社選びの際こそ、冒頭で紹介した「目的」「ターゲット」「ゴール」に立ち返ってみてください。知名度や会社規模だけで選ぶのではなく、「今回の目的に合致するか」「自社の領域や規模感に合っているか」などを見極めましょう。
③制作会社の実績で選ぶ
依頼前には、制作会社の実績ページを必ずチェックしましょう。「どんな課題に対して、どんなプロセスで何を制作し、どんな成果が出たのか」まで明確に記載されている会社は、きちんと成果につながるホームページを制作できている可能性が高いです。一方で価格の安さや作業の早さだけを謳ったり、実績が載っていない/不明瞭だったりする会社は、「言われた通りに作って終わり」の業者かもしれません。
また、社名が公開されている実績の場合は、実際にその会社が制作したクライアントのサイトにアクセスして、表示速度や使いやすさ、情報の分かりやすさなどを自分の目で確認するのもおすすめです。
自分でできる範囲からホームページ制作を始めてみよう
本記事では、ホームページ制作にこれから取り組む初心者の方に向けて、制作の流れや無料ツールなどを解説しました。
ホームページ制作の肝は、最初に目的や方向性をしっかりと定めること。制作会社に依頼する場合はもちろん、自分で作るときこそ指針を見失わないように、「目的・ターゲット・ゴール」を設計しましょう。
「自分で作ってみたけれどうまくいかない」「本格的にWEB集客に取り組みたい」という場合は、バリューエージェントへご相談ください。当社は成果につながるホームページ制作ができるのはもちろん、自力で取り組みたい方に伴走しながらサポートする、中小企業向けWEBコンサルティングも得意としています。
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