中小企業向け、集客ができる企業ホームページの考え方とは?!

中小企業にとって、自社のホームページ活用は必要不可欠です。

一方で、集客力が弱く、アクセス数も伸び悩んでいるという方は多いのではないでしょうか。ホームページを作ったものの、思うように集客につながらずに悩んでいる経営者も多いのではないでしょうか。

しかし、ホームページをうまく活用すれば、集客力を高め、売上拡大につなげることができます。今回は、中小企業向けに集客力の高いホームページの作り方について解説します。

中小企業の皆さんが抱えるホームページの課題を一挙に解決するヒントが満載です。

ぜひ最後までご覧ください。

本記事はこんな人の参考になります!

  • 中小企業がホームページをうまく制作するためにどうすればいいかを知りたい方
  • 自社のホームページをどういう目的で活用したらいいかを知りたい方
  • ホームページにどうやって集客すればいいか知りたい方

中小企業向けのホームページの役割と重要性

中小企業にとって、自社の魅力を発信し新規顧客を獲得するための重要なツールが企業ホームページです。しかし、ただ情報を掲載するだけでは集客効果は限定的。訪問者の興味を引き付け、行動を促すための工夫が必要不可欠です。

具体的にホームページの役割としては、大きく4点挙げられます。

一つ目は、自社を広く知ってもらうための窓口としての役割です。

ホームページは、企業情報や商品・サービス、実績などを広く公開する場として、企業の認知度を高めることができます。またパンフレットやチラシと異なり、24時間365日、いつでも色んな人々からアクセスできる為、大きな可能性を秘めた受け皿となります。

二つ目は、顧客候補を呼び込むための問い合わせとしての役割です。

検索エンジンやSNSからの流入、広告経由の流入など、様々なチャネルを通じて顧客候補を呼び込むことができます。もちろん適切なSEO対策や広告運用を行うことにより、ホームページとしての役割は更に向上され、自社が狙いたいターゲット顧客に確実に情報を届けることが可能となります。

三つ目は、顧客との信頼関係を築くための接点となる役割です。

ホームページは、お問い合わせフォームやブログ、SNSとの連携などを通じて、顧客との双方向的なコミュニケーションを図ることができます。顧客からの質問や意見に迅速に対応することで、顧客満足度を高め、信頼関係を築くことができます。

四つ目は、企業イメージの確立と強化に繋げるブランディングとしての役割です。

企業理念やビジョン、ベンチャースタートアップでもよく使われるMVVなどを発信することで、企業イメージを確立し、強化することができます。また統一感のあるデザインやコンテンツ制作を行うことで、企業としてのブランディング効果も高まりますし、リクルーティング的にも効果を発揮できます。

中小企業にとってホームページが重要な理由としては、大企業と比べて予算や人員が限られている中で、ホームページを活用することにより、比較的低コストで効果的なマーケティング活動を行うことができます。

また、エリアに縛られず顧客を獲得できる可能性も秘めています。地域に限定されることなく、日本はもちろんグローバルにマーケット展開ができ、大きく言えば全世界の顧客を獲得することができます。逆になければそれらの利点を享受できないと考えるとやはり重要性は相当あると考えられます。

制作会社とWEBマーケティング会社どっちに依頼した方がいいのか?

中小企業のホームページ作成では、制作会社とWEBマーケティング会社の特徴を理解し、比較検討することが重要となります。

自社の目的や予算に合わせて、コストパフォーマンスの高いパートナーを選ぶことをおすすめします。また継続的なSEO対策やデータ分析に基づく改善ができることもポイントです。

制作会社に頼めばデザイン性の高いページができますが、WEBマーケティング会社なら集客に強く、SEO対策も期待ができます。

理想的なのは両社の特徴を活かすことではありますが、予算も掛かるので、制限がある場合はやはり自社のホームページの役割と目的を明確にし、その上でどっちのメリットの方が沿うのかを考えて依頼しましょう。

また、コストを抑えたい場合は、SEO対策に詳しいフリーランスのクリエイターを活用する方法もあります。

予算があれば、データ分析ツールを活用して自社で集客対策を行う「自走できる体制」を整えることもおすすめします。

集客に繋げるためのコツ

中小企業のホームページで集客力を高めるための3つの重要ポイントを紹介します。

1つ目は、共感を生むコンテンツの充実です。自社の強みをアピールしつつ、顧客の悩みや課題に寄り添った記事を発信することで、信頼関係の構築とリード獲得を狙います。ブログやお客様の声など、多角的なコンテンツ展開が有効です。

2つ目は、事例紹介など顧客の声を掲載することです。顧客から見ても他社事例などは重要視する要素になります。ナーチャリングの観点やSEOの観点からも事例紹介や顧客の声を掲載することは有力な手段となります。

3つ目は、顧客に響くデザインの採用です。見やすく魅力的なビジュアルは、サイト滞在時間の増加や問い合わせ数の向上に直結します。業種や顧客層に合わせたUI/UXの最適化がカギを握ります。またGoogle Analyticsなどのツールを活用し、データ分析に基づく継続的な改善も重要になります。

ユーザー行動を把握し、サイト内導線の最適化やコンバージョン率を高める施策を講じることが、安定的な集客に繋がっていきます。

以上の3点を踏まえ、自社に合ったホームページ制作・運用を行うことで、中小企業でも集客に繋がる企業ホームページが作れます。

ここからは、それぞれのポイントについて具体的に解説していきます。

コンテンツ作り

中小企業のホームページ作成において、コンテンツ作りは最も重要な要素です。まず大切なのは、ターゲットとなる顧客を明確化することです。自社の商品やサービスを必要としている層をしっかり把握し、その層に訴求できるコンテンツを用意する必要があります。 

例えば、製品やサービスの説明だけでなく、業界動向やユーザーに役に立つコンテンツ、製品・サービス開発のストーリーなどを掲載し、共感を得られるコンテンツを充実させましょう。

コンテンツを活用したマーケティング(コンテンツマーケティング)はSEO対策として、検索されやすいキーワードをタイトルや本文に適切に配置することもポイントになります。

実際に、下記の株式会社ナチュラルフィールドサプライ様では、サイトリニューアルと共に以前から当社でコラム記事作成代行を行う「コンテンツマーケティング」サービスを導入いただいております。

コンテンツマーケティングでは、ターゲットに合わせたキーワードを選定し、記事を展開するのはもちろんですが、展示会などのイベントに合わせて検索されるキーワードや商品情報を想定した記事を展開するなどをし、イベントの効果も最大化できるよう実施しております。

また、新商品に関するコラムを入れる際は、商品名が浸透するまで時間がかかることを想定し、商品名をメインキーワードにするのではなく、その新商品によって得られるメリットであったり、その新商品で解決できるお悩みをキーワードに選定するなど工夫したコンテンツマーケティングを展開。

結果、サイトリニューアル前から徐々にアクセスを伸ばし、リニューアル時期から急激に伸び、公開1年後には公開5ヶ月前に比べて15.8倍にまで増えました。また流入数の増加とともにコンバージョン数も増え、こちらも公開後1年で約6倍となる結果に繋がりました。

参照:コンテンツマーケとリニューアルで検索流入15.8倍/問合せ6倍に増加

上記のように、十分な量と質のコンテンツを用意することで、検索エンジンで上位に表示される可能性が高まります。しかし、不要なコンテンツを無理矢理増やすのではなく、ユーザーにとって価値ある情報を提供できる量を心がけましょう。最後に、掲載情報の更新頻度にも注意が必要です。情報が古くなると検索順位が下がる可能性があるので、定期的に更新していくことが大切となるでしょう。

事例紹介(顧客の声など)

事例を掲載することは非常に重要となります。

先ほどのコンテンツ作りにも繋がりますが、事例コンテンツを掲載することにより、顧客に対して有益な情報を提供でき、また比較検討などより問い合わせに繋がる導線へと引っ張れます。

例えば、株式会社クサネン(LIXILリフォームショップ)様では、サイト開設当初から事例コンテンツを充実させSEO対策に力を入れました。

具体的には、実際にリフォームを担当された方にお電話で取材をさせていただいた上で、月4回、施工事例の更新を実施。

マルチエントランス的に各事例からも集客の導線に繋がり、結果、新規顧客からのお問い合わせが増加し、お部屋全体のリフォームの増加に繋がりました。

参照:[リフォーム] 新規ホームページ制作とコンテンツSEO対策でWEB集客を実施 | 実績・事例 | 大阪 バリューエージェント

UI UXなどデザインも重要

※PCの横型からスマートフォン用の縦型に変換、またフッターもスマートフォン用に変換

企業ホームページを作成する際、コンテンツ作りと並んで重要視すべき点がUI/UXデザインです。ユーザビリティの高いデザインを心がけることで、訪問者の興味を引き付け、サイト内での行動を促すことができます。

具体的には、画像や動画、イラストの活用、レスポンシブデザインの採用などを意識してしましょう。

重要コンテンツの目立たせ方など、情報設計と表示デザインの一体的な最適化が必要です。

個人向けのサイトではもちろん、企業向けのサイトでも、スマートフォンからストレスなく閲覧できるレスポンシブデザインが欠かせません。

例えば、株式会社デジダスキュビカ様では、レスポンシブWEBデザインを意識し、スマートフォン対応をなどを実施したところ、リニューアル後、週間アクセスが7倍にもなり、毎月平均1件以上の問い合わせがコンスタントに入るようになりました。

参照:[建築パース設計] ホームページ制作で、ほとんどなかった問い合わせが毎月コンスタントに | 実績・事例 | 大阪 バリューエージェント

またサイトスピードの最適化によってページ読み込みの速さを確保することも、ユーザーエクスペリエンス(UX)の改善につながります。

これらの要素を総合的に判断し、自社のブランドイメージとマッチしたデザインを提供することが、集客力の高いホームページ作成には不可欠なのです。

データ分析と改善も重要

中小企業のホームページにおいて、Google Analyticsなどのウェブ解析ツールの活用は非常に重要です。これらのツールで集めたユーザーの行動データを分析し、人気コンテンツや改善が必要なページを特定できます。さらにSEO対策や広告効果測定にもデータが役立ちます。定期的なデータ確認とそれに基づく改善が継続的な集客力の向上につながります。

Google Analyticsなどのツールの活用

中小企業のホームページにおいて、Google Analyticsなどのウェブ解析ツールの活用は非常に重要です。これらのツールを使うことで、実際に自社サイトに訪れるユーザーの行動を詳細に把握し、効果的なマーケティング施策につなげることができます。

具体的には、訪問者の属性(年齢・性別・地域など)、サイト内の移動パス、滞在時間などの行動データを集めることができます。このデータを分析することで、人気コンテンツや改善が必要なページが明確になります。例えば、特定のページで滞在時間が短い場合は、コンテンツの充実やデザインの改善が必要であることが分かります。

また、検索エンジン最適化(SEO)を行う際にも、こうしたデータが大いに役立ちます。検索されたキーワードと、そのキーワードからサイトに流入したユーザーの行動を追跡できるため、ターゲットとするキーワードや最適化すべきページを見極める材料となります。

さらに、広告の効果測定にも活用できます。広告からの訪問者数やコンバージョン(購入や申込みなどの成果)のデータを蓄積することで、投資対効果を判断する指標とすることができるのです。

このように、WEB解析ツールは中小企業のホームページ運営における「見える化」の要として、非常に大きな役割を果たします。定期的にデータを確認し、その結果に基づいてサイトの改善を行うことが、継続的な集客力の向上につながります。

データに基づく改善施策の実施

ホームページを作成したからには、その効果を最大限に引き出すべく、継続的に改善をしていくことが大切です。特に重要なのが、アクセス解析ツールを使って集めたデータをもとにした改善です。 

先ほどのGoogle Analyticsなどのツールを使ってページの内容を見直しをしたり、SEO(検索エンジン最適化)の観点からも、アクセス解析のデータは貴重です。検索されているキーワードと実際にクリックされているページの関係を分析し、ターゲットとなるキーワードに対応したコンテンツを用意することがSEO対策に繋げていきます。

データから導き出した改善点を実際に施策として実行することが非常に大切です。

小さな改善の積み重ねが、最終的には集客に繋がる企業ホームページとなります。

まとめ

今回は集客ができる企業ホームページとは、という題目で今や中小企業にとって欠かせないホームページ制作について紹介させて頂きました。

重要なのは、コンテンツ、デザイン、データ分析の3つのポイントを意識することになります。

自社の強みを活かしたコンテンツ作りと、ユーザー目線に立ったデザイン設計、そしてデータに基づく継続的な改善。この3つのステップを踏まえることで、中小企業も集客力のある企業ホームページを作成することができるでしょう。

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