Webコンサルティングする際の8つのポイント
私たちが WEBコンサルティングを実施する際にどのような点をポイントとしているかをご紹介します。
WEBコンサルティングを受けなくとも、自分のWEBサイトを改善する際にどのようなステップを踏んで考えていくのか参考になると思います。
WEBサイトから集客を今よりもっと行いたい方にお役に立つと思います。
目次
1、Webコンサルティングする際に最も重要な目標数値の確認
WEBコンサルティングする際に最も重要なことは、目標数値の確認です。
最近依頼があった目標です。
- 問い合わせ3件/月を300件/月にしたい。BtoBのコンサルティングサービス
- PV数800,000を1ヶ月以内に1,500,000pvに!女性向けメディア
- 来店数10人→50人。貴金属買取の質屋さん
- 月間売上70〜80万円→100万円に。自社通販ECサイト
- 月間40人の新規患者さんを100人に。歯医者さん
- 年間100人の来店を200人したい。ダイビングスクール
- 現状Webからの売上は0これからWebから売上100万円/月あげたい植木屋さん
上記を見ていただければ、同じWEBコンサルティングと言っても、実施する内容はWEBサイトにより変わるということはご理解いただけると思います。
あなたも何をするのか決める前に目標を決めてください。
2、現状のWebサイトの確認 Googleアナリティクスを使って。
次に行うのは、現状の確認です。基本的にはGoogleアナリティクスを使って確認を行います。
現状の ウェブサイトの流入数や流入の種類、流入キーワード、コンバージョン数、コンバージョン率などを確認します。
※コンバージョン数とは、購入数、問い合わせ数、来店数などのこと。コンバージョン率は購入率、問い合わせ率のこと。
主に見るポイントは3つです。アクセス数。アクセスの質。コンバージョンの問題。
もちろん、Googleアナリティクスで仮説を立てながら実際のWEBサイトの内容も確認していきます。
また、この際に行っている施策も確認して、効果が出ているのかを検証します。
サイトの行っているSEO施策は正しいのか?リスティング広告は上手くいっているのか?など数値の面から分析を行います。
Webコンサルティングにおいて現状把握は、目標設定と同様に大切なことです。どこに向けて、どこから出発するのかが分からないと行く方法を考えることは困難を極めます。
3、現状のビジネスモデルの確認 目標が正しいのかを確認
現状確認の次にビジネスモデルの確認です。例えば、そもそもいきなり売れるのか?アナリティクスでは分からない電話での問い合わせが多いのか?いきなり来店することがあるのか?
お客様がどのように自社のお客様になっていくのかを聞いていきます。
ビジネスの強みやポイントなどを理解するのもこの段階です。
正しい、目標設定が行えているのかを確認します。
4、目標への道のりをプランニング Web戦略構築と施策の洗い出し
現状と目標、ビジネスモデルがわかれば施策内容の決定です。
現状が0の場合はランディングページ制作やSEO設計とランディングページを考えたサイト制作の提案。
現状数値が少ないけど、コンバージョン率が良いなら、質の良いアクセスを増やすためのSEO(内部SEO、コンテンツSEO)やリスティング、Facebook広告などの広告運用。目標が大きい際はアフィリエイト広告も提案します。
アクセスはあるけど、コンバージョンが悪い場合は現状サイトを利用したサイト改善などを提案します。
この段階でどれだけの時間とコストをかけて目標を達成するのか戦略を練ります。
クライアントさんがサイトを改善するのか?ホームページ製作会社に依頼するのか?リスティング広告代理店とのやり取りを改善するのか?私たちでやるのか?なども踏まえた上でプランを練っていきます。
選択可能なオプションを幾つか洗いだします。
時には、Web戦略考えるより、DMやチラシの方が良いと思う際は、そのような案を出す場合もあります。
Webコンサルティングにこだわらず最適な道を探すこともWebコンサルティングだと私は思っています。
5、 Webマーケティング施策の決定
目標に対してWebマーケティング戦略を練りますが、そのまま実施されることもあれば予算の都合で段階を踏んで実施する場合もあります。
また、目標を下げて短期間で3ヶ月〜6ヶ月のテストを行い、成果が出ればコストをかけて行うこともあります。
Webマーケティング施策決定の上で、良くない考え方は、失敗する前提で失敗してもいいレベル感の施策をやろうとすることです。
失敗する前提は、失敗するので、その場合は目標を変えてその目標に対する小トライを行うことをお勧めします。
「それでは上手くいきません」と伝えることもWebコンサルタントの大切な仕事です。
6、Webコンサルティング時のアクセスアップについて
私たちがWebコンサルティングする際に実施するアクセスアップの施策を幾つかピックアップします。
SEO対策系
内部SEO対策・・・基本中の基本です。TOPページやSEOで狙えるページの内部SEO対策を実施します。
コンテンツ SEO・・・ユーザーが求めるコンテンツを定期的に追加することによりアクセスを増やします。
コンテンツ追加・・・セールス系のページで上位表示が狙えそうなページにコンテンツを追加します。ドメインのパワーが強い際は効果的です。新規ページを追加する場合もあります。
ソーシャル運用・・・ツイッターやフェイスブックの運用をお勧めします。ソーシャルからのアクセス増加は非常にコツコツとした努力が必要ですが長期的に運用するとアクセスが増えるだけでなく、SEOに効果を発揮することもあります。
広告系
リスティング広告・・・小規模、大規模ともに非常に有効な広告です。Google、Yahoo!ともに行います。
リマーケティング広告・・・一度サイトに来た人に向けて行うディスプレイ広告です。効果が出にくい分野もありますが、多くの分野で強力な効果があります。
サーチターゲティング広告・・・最近成果がよく出ています。キーワードサーチした人向けにディスプレイ広告を配信します。
フェイスブック広告・・・リスティング広告とは違った層にアプローチできること、ターゲティングを絞って広告を出稿できることが魅力です。
アフィリエイト広告・・・予算が大きく、Webの運用を長期で行うことが決定しているところにお勧めです。
その他もたくさん広告はありますが、通常は上記の広告の運用が中心です。
7、Webコンサルティング時のコンバージョンアップについて
売れないサイトに集客をいくら行っても売れません。コンバージョンアップ(売れるサイトに改善)する方法は下記のプランです。Webコンサルティング=コンバージョンアップと思われている方も非常に多いです。
サイトリニューアル・・・マーケティング調査からスタートして新しくホームページを作ります。私たちがやれば効果は絶大です。
サイト改善・・・TOPページ、セール系のページのLPO、必要なコンテンツを新規ページと現在あるページに追加していきます。丁寧でオリジナリティがあるホームページはよく売れます。
ランディングページ制作・・・広告用のページを作ります。
導線改善・・・見たいページをより見えるように改善していきます。単純なことで凄い効果が出る場合もあります。
A/Bテスト・・・アクセスの多いページや広告を出稿しているページをパターンAとパターンBの2パターンを比べながら数値の改善を行います。
EFO・・・エントリフォームの改善です。こちらもA/Bテストを行います。
説明コンテンツ追加・・・現状ページをより分かりやすく文章やイラストを追加します。
サイト分析レポート・・・上記を行うためにサイト分析を行い、改善案のみを提出する場合もあります。
8、PDCAの実施は、Webマーケティングの基本
アクセスアップ、コンバージョンアップともに実施した後は、効果があったのかをアナリティクスで分析します。
Webサイトの分析はWEBコンサルタントとして、最も重要な仕事です。
どの施策が効果的だったのかを知ることは、自分自身のWebマーケティング力を上げるチャンスです。
また、効果のない施策を行った際は、元に戻す勇気も必要です。
SEOの施策なども行った施策がアクセス増加に結びつかない場合は、方向性を変える必要もあります。
このように、サイト分析を行い仮説を立てて、実行し、効果があるのかチェックして、さらに改善案を考える。
このようなPDCAを行うことであなたのWebサイトも売上に結びつけることができるホームページに必ずなるでしょう。