中小企業の社内WEBマーケティング担当に抜てき!何から始めればいいの?を0から解説
新任Web担当者
WEB担当者に任命されたものの、どうやって仕事を進めればいいかがわからないんです…
詳しい施策の打ち方などは一任されています。
このように途方に暮れる中小企業のWEB担当者さんを、これまで数多く見てきました。
今回は「WEBマーケティング担当者に抜擢されたら最初に実践すべき具体的なアクション」について、WEBコンサルタント上野山が初心者にもわかりやすく解説していきます。
目次
中小企業のWEBマーケティング担当者に抜擢!何から始めればいいの?
Webコンサル
上野山
『WEBマーケティング』の担当者に抜擢されたらまずは以下について理解を深めましょう!
<中小企業のWEB担当者が最初にすべきこと>
- どんな施策があるかを理解する
- 運用方法を検討する
- 実際の成功イメージを把握する
中小企業がWEBマーケティングで具体的にすべき施策を理解する
新任Web担当者
中小企業の「WEBマーケティング」では、実際にどんな施策を打っていけばいいのでしょうか?
なんとなく「広告やSEO、SNSを頑張る」というイメージはあるのですが。
Webコンサル
上野山
それはでは最初に、WEBマーケティングで力を入れるべき具体的なアクション5つをご紹介します。
WEBマーケティングには様々な手法があります。会社によって取り組むべき施策は異なりますが、多くの中小企業は以下の5つをまんべんなく活用することで成果に繋げることができます。
<5つのWEBマーケティング施策>
- ホームページ制作・改善
- インターネット広告運用(リスティング広告など)
- SEO対策
- 顧客の声や実績の更新
- SNS運用
それでは順番に確認していきましょう。
(1)ホームページ制作・改善
まずはお客さんが見ただけで商品を買いたくなる、もしくは問い合わせをしたくなるようなホームページをつくることがはじめの一歩です。
どれだけホームページに集客できたとしても、サイト自体がうまく機能していなければ元も子もないためです。わたし達ははよくこの例えとして「穴の開いたバケツ(ホームページ)に、いくら水(顧客)をためても意味がない」「まずバケツを修復してから、水をためるべき」という話をします。このホームページ制作・改善で特に力を入れるべきなのが、LP(ランディングページ)です。LPとは顧客が自然検索や広告を通じて、サイトの中で最初に訪れるページのことを指します。
ホームページからの問い合わせを増やすためには、訪問したお客さんが一目で「このサービスを利用してみたいな」と感じるような、わかりやすく興味関心をひけるLPにする必要があります。このLPを最適化することで、ホームページからの商品購入や問い合わせを増やすことができます。
WEBマーケティングで成果を出すために、まずは訪問したお客さんが欲しい情報をわかりやすく的確に掲載したホームページ、LPを制作しましょう。
(2)インターネット広告運用(リスティング広告など)
ホームページが完成したら、サイトへの即効性のある集客手段としてインターネット広告の運用がおすすめです。インターネット広告は顧客の属性を絞ってアプローチできるので、すぐに売上や問い合わせなどの成果に繋がりやすいのが特徴です。
インターネット広告には以下の様な種類があります。
- リスティング広告
- リマーケティング広告
- リターゲティング広告
- SNS広告(Facebook広告、Twitter広告など)
- 純広告
WEBマーケティング初心者の方であれば、まずは効果の出やすいリスティング広告から始めるのがおすすめです。GoogleやYahoo!などでキーワードを検索すると、多くの場合で検索結果の上部や下部に広告が表示されますよね。あれがリスティング広告です。
リスティング広告はユーザーが検索したキーワードの結果ページに表示できるので、自社サービスへのニーズや関心の高いお客さんを集めやすいという点で効果が高い手法です。
会社のサービスモデルや商品内容によっても、適した広告の種類は異なります。リスティング広告をしつつ、徐々に他の方法も試して費用対効果の高いものを探して行くと良いでしょう。
(3)SEO対策
SEOとは、Search Engine Optimization(サーチエンジンオプティマイゼーション)の略で検索エンジンの最適化を指します。
またSEO対策とは、自社の見込み客が検索するキーワードの結果を通じて、お客さんをサイトに流入させる仕組み作りを指します。
SEO対策を強化することで、顧客の多くを自然検索からの流入で獲得できるようになります。広告費をかけずに安定した集客経路を作りたいなら、SEO対策を意図したブログ更新に力を注ぎましょう。
具体的には、見込み客が検索するであろう自社サービスに関連したキーワードを用いて、見込み客に喜ばれるようなコンテンツを配信します。
例えば「京都の着物レンタル店」であれば、着物レンタルに関心を持ちそうな若い女性をターゲットにしたコンテンツを、検索するキーワードを意識しながら更新します。内容は着物レンタルに限定せず、「京都のおすすめ観光地」や「着物のマメ知識」などを取り入れることで潜在的なファン(=将来の見込み客)を増やすことができます。
(4)「顧客の声や実績」の更新
上記の「ブログ更新」と似ていますが、過去にサービスを利用された顧客の感想や、実際に商品を使った効果を実績として載せることなども重要です。
通販サイトで口コミのいい商品が売れやすいのと同様に「実際に利用したお客様の声」が掲載されていることで、サービスへの信頼感が高まったり、自分が利用する際の具体的なイメージが湧きやすくなったりといった効果が期待できます。
弊社であれば、過去にコンサルティングをしたお客様の運用実績やインタビューを「成功事例」や「顧客の声」として掲載しています。
お客様に安心してサービスを利用していただくための配慮としても、顧客の声や実績の更新は重要な要素です。
(5)SNS運用
現代のWEBマーケティングで欠かせないのが「SNS」の活用です。各サービスによってもアプローチ方法や利用者の属性が異なるので、自社にあったツールを選ぶことが重要です。
<WEBマーケティングに有効なSNS事例>
- LINE
- YouTube など
例えば「サービスの認知」「ブログ更新などの情報発信」という点では、リツイートによる拡散機能が優秀なTwitterが適しているかもしれません。
また商品の紹介・販売にSNSを活用したいのであれば「写真」投稿に特化しているInstagramを用いるべきかもしれません。
これらSNSは単体で運用するのではなく、他の媒体(自社サイトやブログなど)とうまく連携することで高い効果を発揮することができます。
WEBマーケティングの運用方法を決める(外注か・自社か)
新任Web担当者
具体的にやることが見えてきました!
ただ実際にこれを自分たちで運用するのは難しそうです…。
Webコンサル
上野山
そんなに気負わなくて大丈夫です(笑)
中小企業のWEBマーケティングは
①すべて自社にする ②自社と外注で半々 ③すべて外注する、の大きく3パターンに分かれます。
新任Web担当者
なるほど!ちなみに、上野山さんはどれがおすすめですか?
Webコンサル
上野山
私としては②か③、特にこれからWEBマーケティングに力を入れる段階の企業なら③をおすすめします。
まずはWEBマーケティングで実績のある会社に相談して、すべてを外注に依頼するのか、できる範囲は自社で運用するのかを決めるのが良いでしょう。
ちなみに「WEBに強い人材を雇って運用を任せる」という手法もありますが、最初からこの手法に走るのはあまりおすすめではありません。
▼これに関しては、以下の動画でも詳しく解説しています。
中小企業のWEBマーケティングが成功した事例
Webコンサル
上野山
最後にWEBマーケティングで成功を出している弊社の事例を紹介します。
事例1 自然検索15.8倍・問合せ6倍に増加した地方のネイルメーカー
1つ目はWEBマーケティングによる集客で大きな実績を出されている、大阪府吹田市の ネイルメーカー様の事例です。
ネイリストさん向けの基礎知識やネイル検定の情報を掲載した「コンテンツマーケティング」や、1つ1つの商品情報を掲載できるよう「サイトリニューアル」などを行った結果、サイト公開から1年で、自然検索がそれまでの15.8倍、問合せは6倍にまで増加しました。
<サイト公開から1年間の、ホームページ訪問数の変位>
⇒【ネイルメーカー】 株式会社ナチュラルフィールドサプライ様の事例はこちら
事例2 コンテンツマーケティングで集客を25倍に飛躍させた、賃貸マンション企業
2つ目は兵庫県神戸市にある「ウィークリー・マンスリー賃貸マンション」の会社様の事例です。
もともとリスティング広告をされていたものの効果がイマイチだったこともあり、質の高いコンテンツブログの更新に力を入れることで、サイトのアクセスや固定ファンを増やす作戦に。
するとサイトの自然流入数は1年間で7倍、2年間で25倍にまで飛躍的な成長を遂げられ、現在も高い集客力を維持されています。
<自然検索流入数の推移(2017年6月~2019年7月)>
⇒ 【ウィークリー・マンスリー賃貸マンション】 株式会社One Life様 の事例はこちら
このように企業に応じて適切な施策を打つことで、WEBを通じた集客や販売にて大きな成果を発揮することが可能となります。
まとめ
Aさん
中小企業はWEBマーケティングに力を入れることで、これだけ見込み客の獲得やお客様の問い合わせに繋がるんだと実感できました!
Webコンサル
上野山
良かったです。WEB担当、応援していますね。
Aさん
ありがとうございます!
今回は「中小企業のWEBマーケティング担当に抜擢!何から始めればいいの?」という題で、WEBマーケティングの考え方や具体的なアクション内容について解説いたしました。
バリューエージェントでは無料相談で目的・目標をお聞きし、ホームページ制作・広告・SEO対策など様々な方法の中から、あなたにあった施策をご提案します。もし、うまくいかないと判断した場合、例えば目的・目標が予算と合っていない場合や、Web以外の施策をとった方がいい場合なども、正直にお伝えします。