SEO設計で重要なキーワード調査と具体的な方法
WEBサイト作成し、アクセスを増やす為にはSEOの設計が必要となります。そのSEO設計で重要なキーワード調査と具体的な方法をお伝えします。
目次
SEO設計のためのキーワード調査で重要なポイント
SEOを行うには、ユーザーがキーワードで検索を行った際に最適な解答を返すことが大切だと言われています。
そこで、Web担当者は、有益な情報をサイトに載せようとページを作成すると思うのですが、
- 狙うキーワードで本当に上位表示が可能なのか?
- そのキーワードはどのくらいの検索ボリュームがあるのか?
- 狙うキーワードで上位表示するには、どのくらいの時間と手間がかかるのか?
- どのくらいのページボリュームが必要なのか?
- そのようなことを考えなくてはなりません。
そこで、Webサイトを構築する際には、SEO設計が必要となります。
SEO設計はキーワードの検索ボリュームを調べる所からはじめる
検索ボリュームが無いキーワードでSEO対策を行ってもサイトへの集客効果はありません。
世の中にニーズがある言葉でも検索する人がいないと集客ができないので、どのくらいの検索ボリュームがあるのかを調べる所から始めるのです。
検索数がありそうでないキーワード一覧(キーワードプランナー 地域全国 2015年12月10日現在)
※ヨガインストラクタースクールで切れているのは、「ヨガインストラクタースクール 料金」
これは、googleのキーワードプランナーで検索ボリュームを調べた結果です。「-」になっているのは、検索ボリュームがほとんどないという結果です。このようなキーワードは、当初のSEO設計に組み込む必要はありません。
また、検索ボリュームはあってもあなたのサイトのドメインのパワーや運用方法で実際に上位表示できないキーワードを狙っても仕方ありません。
そのため、キーワードの調査が必要となります。
具体的なSEO設計のためのキーワード調査方法
- キーワードボリュームを調べる
- ボリュームが少ないキーワードでも検索がありそうか調べる
- どんな内容が適しているか調べる
- インデックス数を調べる
- 競合の強さを調べる
1.キーワードボリュームを調べる
SEO設計において、基本的には狙うキーワードに検索しているユーザーがいないと流入が見込めません。
サービスや商品に関連するキーワードを全て調べます。
自社で取扱いのないサービスであっても関連キーワードのコンテンツページメインで狙うキーワードに関連する場合は全て調べます。
Googleadwordsキーワードプランナーで調べることをお勧めします。
キーワードプランナープランナーで調べたキーワードは検索ボリュームと共にエクセルなどにまとめておきましょう。
2.ボリュームが少ないキーワードでも検索がありそうか調べる
SEOを設計する際にキーワードのボリュームが少なくても狙うキーワードもあります。
GoogleAdWordsキーワードプランナーで検索ボリュームが無いが、確実に検索されていると思うキーワードはどのようにしたら良いでしょうか?
方法はいくつかありますがその中でも特に役に立つ方法をお伝えします。
2-1、検索エンジンのサジェスト機能で調べる。
検索エンジンを利用する際に「webマーケティング a」と入力すると「web マーケティング Amazon」などとユーザーが良く検索しているキーワードが表示されます。それをアルファベット1つづつ入力することにより、検索のあ りそうなキーワードを調べることが可能です。
これは、1つづつ行う手作業です。
この手作業の変わりにツールで行えるものを次から紹介します。
2-2グッドキーワードの利用
グッドキーワードを利用する。
bingなどのキーワードも調査できる便利なツールです。
キーワードプランナーで発見できないキーワードも発見できるかもしれません。
2-3、サーチコンソールを利用する
サーチコンソールはwebマーケティグやSEOで凄く役に立つツールです。
サーチコンソールの検索アナリティクスでは、自社サイトの表示回数やクリック数、順位を調べることができます。
表示されているけどクリックされていないキーワードなどを調査することができます。
2-4、リスティング広告のキーワードクエリで調べる
リスティング広告を行っているあなたは、コンバージョンが取れるお宝キーワードが見つかるかもしれません。
リスティング広告を出稿している場合は、キーワードクエリを調べることによって、実際のユーザーが調べているキーワードを調べることができます。
※クエリとはユーザーが実際に入力した言葉です。広告出稿しているキーワードと実際にユーザーが検索しているキーワードは違うので注意が必要です。
2-5、googleアナリティクスで調べる
言わずと知れたgoogleが提供するサイト分析ツールのgoogleアナリティクス
googleアナリティクスのオーガニック検索でユーザーがどんなキーワードで検索しているか調べることが出来ます。
2-6.推測する
上記で見つかったキーワードなどから、同じような感じのキーワードやよく使われそうなキーワードを推測します。
例えば、「男性」「女性」があれば「メンズ」「レディース」「18cm」、「16cm」があれば他の「◯cm」、「◯歳」やよく使われそうな言葉などです。「ランキング」「話題」「比較」「価格」「料金」「激安」「セール」「作成」などです。
3.どんな構成内容が適しているか調べる
SEO設計でサイトの構成が非常に大切です。サイトの構成によって、狙うキーワードも変わります。
SEOで狙いたいキーワードで上位表示させる為にもっとも大切な考えはユーザーがどんな情報を欲しているかということです。
「SEO」というキーワードなら、SEOについての情報。
「SEO対策 大阪」なら会社情報を調べているということです。
そのため、「SEO」で上位表示を狙うならSEOのことに凄く詳しい情報サイト、「SEO対策 大阪」の場合は、サービスを提供しているサイトを作らなければならないということです。
それでは、「渋谷 1ルームマンション」ならどういったサイトになるでしょう。
答えは、渋谷の1ルームマンションがたくさん載っているサイトです。いわゆる不動産ポータルサイトでないと「渋谷 1ルームマンション」での上位表示は非常に難しいと言えます。
また、「渋谷 1ルームマンション」で上位表示されるページは渋谷のマンションの一覧ページになります。このページをカテゴリページとして設計に入れる必要があります。
それでは、どんなサイトが上表表示しているのか調べる方法は簡単です。実際にgoogleで検索してください。
どのようなタイプのサイトやページがユーザーが求めているのか想像できます。
自社が作りたいサイトをユーザーが欲しいているサイトやページが一致するのかを考える必要があるかもしれません。
SEOのサイト設計を行う上でとても大切なことです。
4.競合の強さを調べる
最後に競合サイト・ページの強さです。
SEO設計において競合のサイトやページの強さも重要な要素です。そのキーワードで上位表示が可能かどうかをしっかりと調べましょう。
競合サイト・ページの強さを調べる方法は下記の通りです。
4-1、googleがインデックスしている数を調べる。
googleの検索結果を見れば一目瞭然です。indexが多ければ競合ページが多いということです。
なんと「SEO」では339,000,000のページをgoogleはインデックスしています。
このキーワードで上位を行うのは至難の業です。
4-2、SEOにおける競合サイトのインデックス数を調べる。
競合サイトのインデックス数を調べるツールはたくさんありますが、検索窓に「index:サイトURL」で調べることができます。
このサイトのindex数は432です。
簡単に使えるお勧めツールは、SEOチェキをお勧めします。
SEOチェキは、サイトの情報を調べるのにとても有効です。(被リンクは当てにしないでください)
4-3、SEOにおける競合サイトの被リンクを調べる
被リンクを受けている方法を調べ方も多数のツールがあります。
このブログ内の「被リンクをどこから受けているか調べる方法」をご覧ください。
但し、ツールで調べる競合サイトの被リンクは正確ではないので、あくまで同じ基準で調べるという認識を持ってください。そのため、自社サイトを調べる場合も同じツールを利用してください。
4-4、SEOにおける競合サイトのコンテンツ内容を調べる
こちらは、自社が上位表示を目指すキーワードで検索すればすぐにそのサイトを発見できます。
上位10サイトの内容を確認してください。
コンテンツの内容、タイトルの付け方、h1、発リンクなど調べることはたくさんありますが、どのような構成でどんな内容を提供しているのかをしっかり調べましょう。
これらを調べた上で、自社で狙うキーワードを決定しましょう。
自社がサイト構築にどれだけ力を入れる必要があるか、自分たちが狙えそうなキーワードのイメージがキーワードや競合を調べることにより分かってくると思います。
以上がSEO設計のためのキーワード調査の方法です。
キーワード調査で調べたキーワードは、キーワードの種類ごとにまとめ直しましょう。
キーワードの種類については、SEOを行う際のキーワード(クエリ)の種類とそのキーワードはどんな情報で上位表示可能?をご覧ください