SEO対策を行う際のクエリの種類｜そのキーワードどんな情報で上位表示が可能？

SEOを行う際に基本のベースとなるのが、訪問者が検索するキーワードです。

サイトテーマを考えた上で、どんなキーワードで集客をするのかにより、作るサイト構成やページが違います。

キーワードについてどんな考え方を持ち、具体的にどのようにキーワードを選んでいくのかを説明します。

SEOで狙うキーワードは1ページに１キーワード

googleは、ウェブマスター向けガイドラインの品質に関するガイドラインの基本方針に以下のようなこと書いています。

品質に関するガイドライン – 基本方針

検索エンジンではなく、ユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成する。

引用　ウェブマスター向けガイドライン

このユーザーの利便性がSEOの全ての基本となります。

それでは、ユーザーの利便性とはなんでしょう？

ユーザーの利便性について考える

ユーザーは、検索する際に必ず目的を持っています。

その目的をかなえる為に適したページがユーザーの利便性をかなえるページです。

例えば「SEO対策」というキーワード（クエリという）で検索するユーザーは何を求めているでしょうか？

もちろん、「SEOの具体的な方法を知りたい」と思っていたり、「SEOという言葉の意味を調べている人もいます。「SEOの会社を探している人も」いるはずです。そこで、どこよりも分かりやすく、読みやすく、網羅的にSEOの方法が書いているページやサイトがユーザーの利便性を考えているサイトとなります。

同じようなキーワードでも「SEO　大阪」というキーワードで検索するユーザーは何を求めているでしょうか？

おそらく、大阪でSEO対策を頼める会社を探しているでしょう。

ユーザーの利便性を考えているサイトというのは、「大阪でSEOサービスを提供している会社でかつ、ユーザーが知りたい内容、（料金、サービス内容、実績etc…）が丁寧に書いているページやサイトになります。

ということは、「ユーザーが知りたいこと」をそのページで伝える。また、「知りたいことを伝えるための入り口」となるページを作成することになります。

そのため、検索するキーワードに対応したページを作ることがSEOでは望ましいと言われています。

1ページに狙うキーワードは１つと言われるのはその為です。

それでは、次にキーワードの種類について考えてみましょう。

検索するユーザーの目的は３種類？

SEOを行う際には、ユーザーの利便性を考える必要があると先述しましたが、その為にはユーザーの検索意図（目的）を考える必要があります。ユーザーの検索目的は３種類と言われています。その為キーワードの種類は３種類あると言われています。

※クエリとはユーザーが検索した言葉（キーワード）の事を指します。

１、情報を知りたい！調べたい！　インフォーメショナルクエリ（Informational queries)

２、何かをしたい！欲しい！行きたい！　トランザクショナルクエリ（Transactional queries)

３、◯◯というサイトに行きたい！　ナビゲーショナルクエリ（Navigational queries)

以上の3つがユーザーが検索する際の目的です。

１、情報を知りたい！調べたい！　インフォーメショナルクエリ（Informational queries)

情報を取得が目的の検索のキーワードをインフォメーショナルクエリといいます。

インフォメーショナルクエリでは、直接販売や資料請求、問い合せなどに繋がる可能性は少ないですが、SEOには非常に重要なクエリです。

通常SEOを行う場合は、サイトのSEOパワーを上げる為にインフォメーショナルクエリを中心にコンテンツを作成します。

webサイトを立ち上げる際にSEO設計でもどこまで、このインフォメーショナルクエリを入れたコンテンツを作るのか、運用でコンテンツを増やしていくのかなど決定する必要があります。

２、何かをしたい！欲しい！行きたい！　トランザクショナルクエリ（Transactional queries)

何かをしたい、欲しい、どこかに行きたいという目的の検索のキーワードをトランザクショナルクエリと言います。

トランザクショナルクエリは、売上や顧客情報の獲得、問い合せや来店に繋がりやすいキーワードです。

そのため、競合も非常に多く、少々の努力ではSEOにおいて、検索の上位表示は難しいキーワードです。

例えば、ユーザーが「ウェブデザイナー　求人」のようにたくさんのウェブデザイナーの求人情報を見たい場合は、一覧ページが上位表示されます。

そのため、多くのウェブデザイナー求人の情報を持っているサイトやページでないとそもそも上位表示は不可能に近くなります。

とはいえ、売上に繋がるキーワードになるため、サイト内にトランザクショナルクエリを狙うページを作成することはSEOの設計上必須となります。

サービスページやランディングページは、トランザクショナルクエリを狙ったページにしましょう。

トランザクショナルクエリで比較的狙いやすいキーワードは「地域×サービス名」などの店舗や地域に根ざした企業が獲得したいクエリです。

googleは、検索の結果に地域性（ローカル）を強く考慮しています。その為、「地域×サービス名」の場合は比較的容易に上位表示が可能です。

３、◯◯というサイトに行きたい！　ナビゲーショナルクエリ（Navigational queries)

特定のサイトやページに行きたい！という目的の検索のキーワードをトランザクショナルクエリと言います。

ナビゲーショナルクエリのユーザーの目的は、情報を知りたい場合、なにかが欲しい場合もありますが、このサイトに行くという目的が明確にあります。

そのため、このキーワードでのSEO対策は非常に容易と言えます。ただし、お店や会社の名前が一般の呼称で使われていると、難しい場合もあるので、今からお店や会社、新しいサイトを立ち上げる方は、名前に気をつける必要があります。

全てのキーワードは、この３つのクエリに分類されるのか？

例えば「SEO対策」というキーワードは、インフォメーショナルクエリでしょうか？ナビゲーショナルクエリでしょうか？

「SEO対策」というキーワードは、双方のクエリに該当します。

自分で「SEO対策」を行いたいので、情報を調べている人、SEO対策を依頼したいので「SEO対策」と入力した人です。

特にビッグワードといわれる検索ボリュームが多いキーワードは双方の意味を持つことが多くなります。

このようなキーワードの場合は、SEO設計時にどのような情報が必要かをしっかり考えてサイトマップを構成する必要があります。

情報を中心としたページやサイト構成にするのか、サービス申込を中心としたサイトやページにするのか、双方が保管できるページするのかは、競合のサイトやユーザーが何を求めているのかをしっかりと調べた上でサイトやページの内容を作り上げていきましょう。

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