【保存版】Google検索品質評価ガイドラインの完全日本語翻訳　SEO担当者必見(2015年11月版)

2015年11月にGoogleが公開したGoogle General Guidelines（Google検索品質評価ガイドライン）をすべて日本語に翻訳したものを公開します。元のPDFファイル160ページをすべて翻訳しています。

SEOコンサルタント、Web担当者、Webコンサルティングをする方には必見の内容です。ぜひご覧ください。

翻訳文の中でリンクがたくさんありますが、アクセス出来ないリンク(www.raterhub.com など)があります。翻訳前のデータでもアクセスできない状態です。リンクがあるという認識を持って頂くためにあえてそのままにしております。ご了承ください。また、画像などは翻訳していません。Google検索品質評価ガイドラインの原盤をご覧頂きながら見ると理解を深めやすいと思います。翻訳はなるべく忠実に行っておるつもりですが誤訳などがありましたらご連絡頂くと幸いです。また、最下部にPDFダウンロードをできるようにしております。

下記は良く出現する略語です。

MC=メインコンテンツ
SC=補足コンテンツ　※SCの一つの一般的な種類としてナビゲーションリンクがあります。
PQ=ページの品質
E-A-T=専門性、権威性、信頼性
YMYLページ= Your Money or Your Life（お金や生活のページ）
NM=ニーズメット（検索結果がユーザの意図したものかどうか）

パート1：ページクオリティ評価のガイドライン

1.0 ページクオリティ評価の序章

ページクオリティ評価のタスクは、一つのURLといくつかの質問で成り立っています。それらの質問は、URLに関連しているランディングページやウェブサイトの見方を指示してくれます。最終的に、ページクオリティ評価の目的は、そのページがどの程度その目的を果たしているかを評価することです。異なる種類のウェブサイトやウェブページは異なる目的を持っているので、私達の異なる種類のページに対する期待や基準も同様に異なります。

ここにあなたが成功するページクオリティ評価者になるのに必要なものをまとめています。

• 評価対象ロケールにおける一般的なユーザーとしてのウェブ使用経験
• このガイドラインに関する深い理解
• そして最も重要なPQ評価タスクを行うことの練習

このガイドラインの例はとても重要です。それぞれをしっかりと見てください。ウェブページとウェブサイトは急激に変化します。そのため、私達は例のほとんどのケースでウェブページの写真、スクリーンショットを使用しています。

2.0 ウェブページとウェブサイトを理解する

PQ評価はウェブサイトに関する深い理解を求められます。私達は基本から始めていきます。同時に、私達はページクオリティ評価についての重要な情報を共有しますので、たとえあなたがウェブサイトのエキスパートだとしてもこのセクションをじっくりと読んでください。

2.1 重要な定義

私達は技術的専門用語の使用を避ける努力をします。しかし、いくつかの重要な定義を紹介します。

ウェブページは、World Wide Webの一部であるドキュメントのことです。ウェブページはクロームのようなウェブブラウザを通して閲覧したり、訪れたりすることができます。1990年代においては、ウェブページのコンテンツは主にテキストとリンクだけでした。今日では、ウェブページのコンテンツは、多くの形のメディア（画像や動画等）や技術（オンラインショッピング、Eメール、電卓、オンラインゲーム等）を含有しています。

URLとは、ブラウザがウェブページを”見つけたり”、表示したりするのに使われる文字列です。ページクオリティ評価ではURLの構造に関する深い知識を得る必要はありません。例えば、あなたはホストやドメイン等の違いを知る必要はありません。しかし、もし興味があるのであればこちらを参照してください。

ウェブサイトやサイトとは、World Wide Webのグループのことです。それはお互いにハイパーリンクを含んでいて、個人・企業・教育機関・政府・組織などによって利用されるものです。人気のあるウェブサイトにはFacebook、Wikipedia、Yahoo、YouTube等があります。

ノート：このガイドラインでは、私達は”ウェブサイト”という言葉を一つの独立したもの（個人・法人）によって所有され、運営されている一連のページという意味で使用します。しかし、私達はまた”ウェブサイト”という言葉を異なる目的を成し遂げるために作られたいくつかのウェブサイトの主な”独立した”セクション（あるいはホスト）を意味することがあります。

例えば、YahooのウェブサイトはYahoo Finance(finance.yahoo.com) 、Yahoo Mail (mail.yahoo.com) 、Yahoo Sports(sports.yahoo.com) 等のような異なるセクションに分類することができます。それぞれが別個の目的を持っています。これらのセクションのそれぞれをウェブサイトと呼ぶことも可能です。例えば、Yahoo Financeのウェブサイト、Yahoo Sportsのウェブサイトといった具合です。また、Yahoo FinanceやYahoo SportsのページはYahooのウェブサイトに従属しているということもできます。

ウェブサイトのホームページとはサイトのメインページのことです。それは、一般的にサイトを読み込んだときにユーザーが見る一番初めのページです。例えば、http://www.apple.comはAppleコンピュータの会社のホームページで、http://www.yahoo.comはYahooの会社のホームページで、http://finance.yahoo.comはYahoo Financeのホームページです。ウェブサイトのサブページにあるホームのリンクやロゴマークのリンクをクリックすることでウェブサイトのホームページを確認することができます。

ウェブサイトのサブページとは、ホームページ以外のサイト上の全てのページということになります。例えば、http://www.apple.com/iphoneはAppleのウェブサイトのサブページで、http://finance.yahoo.com/optionsはYahoo Financeのウェブサイトのサブページです。

ウェブマスターはウェブサイトをデザインしたり、開発したり、運用したりする人のことです。

重要：あなたはURL、ウェブページ、ウェブサイトデザインのエキスパートになる必要はありません。しかし、リンクをクリックしたり、ブラウザ上のアドレスバーのURLを変更するなどウェブサイトを探求することに対して精通している必要があります。ウェブサイトの探偵になって、探検しましょう。

2.2 ウェブページの目的は何？

ページの目的はそのページがどうして作られたかということになります。インターネット上の全てのページは一つの目的または複数の目的を果たすために作られています。ほとんどのページはユーザーにとって役立つために作られています。中には、ユーザーを助けることをあまり意図せず、単にお金を稼ぐためだけに作られています。ユーザーに危害を与えるために作られたものさえあるかもしれません。ページを理解する最初のステップは、その目的を理解することです。

PQ評価において、ページの目的を決めることはどうして重要なのでしょうか？

• PQ評価の目的は特定のページがその目的をどのぐらいうまく果たせているかを判断することです。評価を与えるために、あなたはそのページの目的場合によってはウェブサイト自体の目的を理解しなければいけません。
• 私達は、異なる種類のページに対して異なる基準を持っています。そのページの目的を理解することによって、特定のページを評価する時に、考慮すべき重要な基準は何なのかをより理解することができるでしょう。
• ウェブサイト及びページはユーザーを助けるために作られるべきです。ユーザーに危害を与えたり、ユーザーをだましたり、ユーザーを助ける意図がなくお金を稼ぐことだけを考えているようなウェブサイトやページはとても低いPQ評価を得ることになります。このことに関しては後で詳しく解説しています。

ページがユーザーを助けるために作られている限り、私達は一つの特定の目的あるいはページの種類を他のものよりも質の高いものとしてみなすことはありません。例えば、百科辞典のページはユーモアのページよりも必ずしもクオリティが高いということにはなりません。

重要：全ての異なる種類のウェブページや目的には最も高いクオリティのものや最も低いクオリティのものがあります。ショッピングページ、ニュースページ、ビデオページ、エラーメッセージのページ、PDF、画像、ゴシップのページ、ユーモアのページ、ホームページ、そして全ての他の種類のページが該当します。これらの種類のページのそれぞれにHighestクオリティという評価及びLowestクオリティという評価が存在しています。

私達の期待は、異なる種類のウェブサイトに対してそれぞれ異なります。”叔父アレックスの家族の写真”（仮のHighクオリティの例）というウェブサイトを想像してみてください。それは親戚と写真を共有することを目的に多くの時間と労力をかけて作られたサイトです。これと商品を売るために存在している数百億円規模の会社のウェブサイトを比べてみましょう。ページクオリティ評価は、当然”一つの基準で全てに当てはまる”ということはありません。あなたはページやウェブサイトの目的について考えなければいけません。

一般的に役立つページの目的は下記のようなものです。（もちろんこれらだけに限られません。）

• あるトピックについて情報を共有すること
• 個人的または社会的な情報を共有すること
• 写真、ビデオ、その他の形式のメディアを共有すること
• 意見、考え方を述べること
• 楽しませること
• 商品やサービスを売ること
• ユーザーが他のユーザーに対して質問を投稿することができること
• ユーザーがファイルを共有したり、ソフトウェアをダウンロードすることができること

そのページの目的を理解するのが簡単ないくつかの例をご紹介します。

2.3 お金あるいは生活（YMYL）のページ

いくつかのページの種類は、潜在的にユーザーの将来の幸せ、健康、富に影響を与えることがあります。私達はこのようなページを”あなたのお金あるいはあなたの生活　Your Money or Your Life YMYL”と呼んでいます。次のようなものがYMYLのページとなります。

• ショッピングあるいはお金の取引のページ：オンライン上（オンラインショップあるいはオンラインバンキングのページ）で、ユーザーが購入したり、お金を送金したり、支払をしたりすることができるウェブサイトです。
• 金融情報のページ：投資、税、老後計画、マイホーム購入、学費、保険に関するアドバイスをしたり、情報を提供しているウェブページです。
• 医療情報のページ：健康、薬、特定の病気や症状、精神の健康、栄養に関するアドバイスや情報を与えているウェブページのことです。
• 法律情報のページ：離婚、子どもの監護権、遺言書の作成、市民権のようなトピックに関する法的アドバイスや情報を提供しているウェブページです。
• その他：その他にも多くのYMYLと考えるトピックがあります。例えば、養子、車の安全情報等があります。あなた自身で判断してください。

私達はYMYLページに対してとても明確なページクオリティ評価基準を持っています。なぜなら質の低いYMYLページはユーザーの幸福、健康、富に対してネガティブな影響を与える可能性があると考えているからです。

2.4 ウェブページのコンテンツの理解

ウェブページのコンテンツの全ては次のいずれかの一つに分類することができます：メインコンテンツ（MC）、補完コンテンツ（SC）、そして広告/マネタイズ（Ads）です。ウェブページの目的を理解してページクオリティ評価を行うために、ページのこれらの異なる部分を見分けることができなければいけません。

ウェブページのデザインは複雑なので、ページをくまなくチェックして、リンクをクリックするようにしてください。タブの後ろにどのような種類のコンテンツがあるのかを見て、インタラクティブなページの内容を実際に確かめてください。タブの後ろのコンテンツは、コンテンツの内容によってMC、SC、あるいはAdsの部分だと考えることができるかもしれません。

2.4.1 メインコンテンツを見分ける

メインコンテンツ(MC)はページがその目的を果たすのを直接助けるページの部分ということです。MCはテキスト、画像、動画、あるいは電卓やゲームのようなページの機能であることがあります。また、MCはユーザーがページを加えたりアップロードしたりした動画、レビュー、記事のようなユーザー自身が生み出すコンテンツかもしれません。いくつかのページのタブを見ることでより多くの情報を知ることができることがあります。例えば顧客のレビューが挙げられます。いくつかのケースでは、タブの下や後ろにあるコンテンツがそのページのMCの部分だと考えることができます。ウェブマスターが直接そのページのMCを作ったりあるいは運用しているということを心に留めておいてください。

2.4.2 補完コンテンツ(SC)を見分ける

補完コンテンツはそのページでの良いユーザー体験に貢献します。しかし、そのページの目的達成を直接助けるというわけではありません。SCはウェブマスターによってつくられ、ユーザー体験の重要な部分となります。SCの一つの一般的な種類はユーザーがウェブサイトの他の部分を訪れることができるようにするナビゲーションリンクです。いくつかのケースでは、タブの後ろのコンテンツがそのページのSCの部分だと考えられるかもしれません。

時々、SCを見分ける簡単な方法は、MCや広告ではないページの部分を見ることです。

2.4.3 広告/マネタイズ(Ads)を見分ける

広告/マネタイズ(Ads)は、ページをマネタイズする（ページから収益を得る）ことを目的として表示されているコンテンツやリンクのことです。ウェブページからお金を得るにはいくつかの異なる方法があります。それらには広告やアフィリエイトプログラムがあります。ウェブサイトのマネタイズに関してより詳しい情報はここを参照してください。

マネタイズの最も一般的な種類は広告です。広告は”ads”、”sponserd links”、”sponserd listings”、”sponsores resluts”等のようなラベルが付されていることがあります。通常、リンクをクリックしたり、コンテンツの上にマウスを持っていくことでそれらがAdsであるかどうか判断することができます。広告であればそのページをリロードすれば変わるかもしれません。そして異なるユーザーは同じページでも異なる広告を見るかもしれません。

ウェブマスターは、ページ上の広告を表示するかどうか（例えば広告ネットワークに参加すること）を決めることができます。しかし、彼らは広告のコンテンツをいつでも直接的にコントロールできるわけではありません。それでも私達は、ウェブサイトは表示されている広告全体の質に対して責任があると考えています。

重要：このガイドラインの目的として、私達はどんな種類であれマネタイズのためのリンクは広告として考えています。ウェブサイトのマネタイズに関する異なる種類についてはここを参照してください。

重要：広告やマネタイズなしでは、運営していくことが難しいウェブサイトもあります。なぜならウェブサイトを管理したり、質の高いコンテンツを提供するのにお金がかかるためです。広告があることあるいはないことはそれ自体では評価が高くなったり、低くなったりする理由にはなりません。

2.4.4 ページ部分のサマリー

これまでの内容を簡単にまとめてみましょう。

メインコンテンツ（MC）は、直接ページがその目的を達成するのを助けてくれるページ部分です。MCはそのページが存在している理由であるべきです。MCのクオリティはウェブページのページクオリティ評価で重要な役割を果たしています。

補完コンテンツ（SC）はまた重要です。SCは、ページがその目的をより達成しやすくなるよう助けてくれます。あるいは、それは全体のウェブ経験を悪くさせてしまうかもしれません。

多くのページは、広告やマネタイズがあります。広告やマネタイズなしでは、いくつかのウェブページは存在することができません。なぜならウェブサイトを運営して、優れたコンテンツを作ることは費用が掛かるからです。広告があることあるいはないこと自体では、Highクオリティ評価あるいはLowクオリティ評価の理由とはなりません。

いくつかのページでは、レビューがMCだと考えられるかもしれません。場合によっては、SCと考えられるかもしれません。あなたの判断でそのページの目的を考えてください。

ページの全ての細かいページを判断することに関して心配しすぎないようにしてください。注意深くそのページのどの部分がMCであるかを考えてください。次に広告を探してください。そうすることで残ったものが全てSCだと考えることができます。

2.5 ウェブサイトの理解

ページはウェブサイトの部分として見るとより筋が通りやすくなることがあります。ページクオリティ評価における判断のいくつかはページが属しているウェブサイトを基礎としています。

ウェブサイトを理解するために、ウェブサイト自体でウェブサイトに関する情報を探してください。ウェブサイトは通常サイト自体について全てを教えようとしています。

あなたはまた、ウェブサイトに関する評判の関する情報を探してください。私達は、独立した外部のソースがそのウェブサイトに関してどのように言っているかを見つける必要があります。ウェブサイトが自分自身に関して言っていることと他の独立したソースがそのウェブサイトに関して言っていることとの間に差異がある時、私達は独立したソースを信用します。さらなる情報に関してはSection2.7を参照してください。

2.5.1 ホームページを見つける

ウェブサイトのホームページはそのウェブサイトに関する重要な情報を含んでいたり、そういった情報へのリンクがあります。ウェブマスターは通常そのサイトのどのページからでもウェブサイトのホームページにたどり着けるようにしています。

ここにウェブサイトのホームページを見つける方法を紹介します。

• ページクオリティ評価タスクにおけるURLのLPを調べる
• ”home”あるいは”main page”というラベルのあるリンクを見つけて、クリックする
• それを見つけるのに問題がありますか？”home”あるいは”main”というテキストをページの中から見つけるためにCtrl+F（Macの場合はCommand F）を使用しましょう。また、ウェブサイトのロゴをクリックしてみましょう。通常ロゴはページのトップにあります。

時々、ホームページを見つけるためのナビゲーションリンク、ホームページリンク、そしてロゴやその他の手段がないウェブページやウェブサイトを見ることがあります。HighクオリティあるいはHighestクオリティのホームページでさえホームページへの導線がないことがあります。もし、ホームページへのリンクを見つけることができないのであれば、”.com”、”.org”、”.net”、”.info”の右側の全てを取り除いてURLを変更して、ページを再読み込みしてみてください。

時に、あなたの評価タスクは二つ以上の正当と認められるホームページ対象があるURLを含んでいることがあります。例えば、http://finance.yahoo.com/news/category-stocksというURLのホームページがhttp://finance.yahoo.comかhttp://www.yahoo.com のどちらかを確認することができないかもしれません。

重要：もし二つ以上のホームページ対象がある時、URL評価タスクにおける特定のウェブページについて最も情報を提供しているものを選択してください。あなたが判断をしてください。目的はそれが関係しているウェブページまたはウェブサイトを理解することで、一つのユニークで正しいホームページを見つけることではありません。

次の例においては、関連しているホームページのURLだけではなく、評価タスクにおいて評価されるページのURLを含んでいます。また、LPのどこをクリックすればホームページに遷移するのかを示す画像を含んでいます。画像では、ホームページに遷移するためにクリックするリンクやロゴ周辺に赤い箱ボックスがあります。

2.5.2 ウェブサイトの管理者及びページのコンテンツの作成者を見つける

全てのページはウェブサイトに従属しています。そしてそれは下記の点が明らかになるべきです。

• ウェブサイトに責任がある人物（個人、会社、ビジネス、財団法人）
• あなたが評価しているページのコンテンツを作成した人物（個人、会社、ビジネス、財団法人）

ウェブサイトはそのページのコンテンツを作成した人物が誰かということに対して明確なことが多いです。これに対しては多くの理由があります。

• 商業的なウェブサイトには、守りたいと考える著作権の素材があるかもしれません
• ビジネスではユーザーに自分自身が誰かを知ってほしい
• アーティスト、著者、ミュージシャンやその他オリジナルのコンテンツ作成者はたいてい知られたくて、高く評価されたい
• 財団法人はしばしばサポートやボランティアがほしい
• 高いクオリティのお店はユーザーにオンラインショッピングをすることを快適に感じてほしい

ほとんどのウェブサイトには、そのサイトを所有しているのが誰かに関する情報を提供している”contact us”、”about us”、”about”というページがあります。多くの会社は、彼らが誰なのか、彼らは何をしているのか、どのような仕事があるのか等に向けるウェブサイトあるいはブログ全体を所有しています。GoogleやMarriottはこの両方の例です。他にも多くのものがあります。

• Google Official Blog
• Marriott Blog
• Southwest Airlines Blog
• Dell Blog

法人や組織は、ウェブサイトのコンテンツに対して責任があります。一人の個人ではありません。IBMは、ibm.comのコンテンツに対して責任があります。The Cleveland Clinicはclevelandclinic.org のコンテンツに対して責任があります。個人は、例えば多くの個人がコンテンツの作成や運営に対して貢献していたとしてもこれらのウェブサイトのコンテンツに対して責任がありません。これらのケースでは、私達は法人や組織がウェブサイトの運用だけではなく、全てのページのコンテンツに対して責任があると考えています。

いくつかのウェブサイトでは、法人や組織自体がウェブサイトの運営を行っているとしてもユーザーは多くのページのメインコンテンツを作ります。これらのウェブサイトでは、そのページのコンテンツの著者や作成者を判断するために一つずつページを見なければいけません。例えば、Facebookという会社はFacebookのウェブサイトに対して責任があります。しかし、個人は彼らの個人的なFacebookのページのコンテンツを作成しています。ユーザーがコンテンツを作るほかのウェブサイトとしては、YouTube、Twitter、他のソーシャルネットワーキングのウェブサイト、記事投稿ウェブサイト、Q&Aウェブサイト、フォーラムなどが挙げられます。

最後に、認可を受けたり、同時供給されたコンテンツであると示されたいくつかのウェブサイトがあります。これはウェブサイトがお金を払ったり、コンテンツの作成者とビジネス的な関係を持っているということを意味します。これらのケースでは、私達は、例えそれがウェブサイトの運営者によって作成されたものではないとしても、ウェブサイト自体がその認可されたり同時供給されたコンテンツに対して責任があると考えます。

2.5.3 About Us、コンタクト情報 そしてカスタマーサービス情報を見つける

多くのウェブサイトはユーザーとコミュニケーションを取ることに興味を持っています。ユーザーがウェブサイトの運営者に連絡をとるのには多くの理由があります。例えば、表示が崩れたページの報告からコンテンツ削除の依頼など様々なものがあります。多くのウェブサイトでは、ユーザーがウェブサイトにコンタクトをとるのに複数の方法を用意していることがあります。例えば、Eメールアドレス、電話番号、住所、コンタクトフォーム等があります。時々、このコンタクト情報は部署によって組織されていることさえあり、コンタクトをとる個人の名前が提供されていることがあります。

必要なコンタクト情報の種類や量は、ウェブサイトの種類に依存します。コンタクト情報やカスタマーサービス情報は、お店、銀行、クレジットカード会社等のようなお金を扱うウェブサイトにとっては非常に重要となります。ユーザーは問題が起こった時に質問をしたり、助けを求めることができる手段が必要です。

ショッピングサイトにおいては、私達はいくつかの特別なチェックを行うようにあなたに依頼します。支払、交換、返品に関するお店のポリシーを含むコンタクト情報を探してください。この情報はカスタマーサービスの下部にリストされていることがあります。

いくつかのウェブサイトの種類では詳細がほとんど必要なく、目的のためにコンタクト情報が比較的少ない量でよいことがあります。例えば、ユーモアのウェブサイトでは、私達がオンラインバンキングのウェブサイトに対して期待する詳細なコンタクト情報と同レベルを求める必要はないかもしれません。

時々、匿名性に対して合法的な理由があるウェブサイトを見つけるかもしれません。例えば、個人的なウェブサイトは、個人の住所や電話番号のような個人的なコンタクト情報を含むことはないかもしれません。同様にコンテンツをユーザーが作るウェブサイトの場合は、著者に匿名やニックネームのみの表記だけとなっているかもしれません。

ウェブサイトのコンタクトやカスタマーサービス情報を見つけるためには、まずはホームページを訪れましょう。そして”contact us”や”customer service”のリンクを探しましょう。もし、”contact us”のページを見つけることができないのであれば、ウェブサイトをくまなく探してください。時々、あなたは”Corporate site”のリンクや会社のFacebookページ上でコンタクト情報を見つけるかもしれません。探偵になってください。

異なるロケールにおいては、どのような情報をウェブサイト上で提供するべきかという特別な基準や要求があるかもしれないということは理解しておきましょう。

2.6 ウェブサイトのメンテナンス

ウェブマスターは、彼らが作ったサイトの更新やメンテナンスに責任を負っています。ほとんどのウェブサイトは時間をかけてコンテンツを追加したり、変更したりします。Chromeのようなウェブブラウザは新しいバージョンにアップデートされます。ウェブマスターは、ウェブブラウザが変わってもウェブサイトがきちんとユーザーにとって見やすいものであるかどうかを確認する必要があります。

どのようにあなたはウェブサイトがちゃんとメンテナンスされていて手をかけられているかを判断するのでしょうか？サイトをぐるぐる回ってください。リンクがきちんと遷移する、画像がロードされる、コンテンツが時間の経過とともに追加されアップデートされているかということを確認しましょう。

日付に注意を払いましょう。いくつかのウェブページは自動的に現在の日付を表示します。最近の日付を見つけるよりもむしろ、ウェブサイトが最新の状態に保たれスムーズに運営されているよう努力しているという証拠を探しましょう。

最後に必要なアップデートの種類は、ウェブサイトの目的やコンテンツの種類によってことなります。

私達は、ニュースのウェブサイトは頻繁に記事を追加して、それぞれの記事を最新のものにするように期待しています。通常、公開されたニュース記事のコンテンツは変わりません。（間違いの修正をしない限りという条件付で。）しかし、新しい記事は追加されます。他のウェブサイトでは、あるトピックに関して作られたそれぞれのページは、新しい情報が入手可能になるとアップデートされます。Wikipediaはこの一つの例となります。これらの種類のサイトでは、私達はそれぞれのページの情報が変わるごとに更新されることを期待しています。

2.7 ウェブサイトの評判

ウェブサイトの評判は、ウェブサイトのトピックを専門にしている人々の意見だけではなくリアルユーザーの経験に基づいています。

多くのウェブサイトは、彼らがどのぐらいすごいかを教えたくて必死です。しかし、ページクオリティ評価をする際に、あなたはウェブサイトに関する外部の独立した評判に関する情報を探さなければいけません。ウェブサイトがそれ自身について一つのことを言っているけれども、信頼できる外部のソースがウェブサイトの言っていることに反対しているのであれば、外部のソースを信頼しなさい。

あなたの仕事はサイトのページクオリティを真摯に評価することです。やみくもにウェブサイトの一つや二つのページ上の情報をうのみにしてはいけません。ウェブサイトが自身に対して述べている主張に対しては懐疑的になってください。

ウェブサイトはしばしば本当の会社、組織やその他実在するものを代表していることを心に留めてください。つまり、評判に関する調査は、ウェブサイトが代表している本当の会社、組織、実在するものの両方に対して行うべきです。

ノート：ウェブマスターの中には、これらの評価ガイドラインを読んでいて、あなたのページクオリティ評価に影響を与えるよう彼らのサイトに情報を含めていることがあります。

2.7.1 評判リサーチ

専門家だけではなく本当のユーザーがサイトに対して考えていることを見つけるために評判調査を行いましょう。専門家、ニュース記事やウェブサイトについて個人によって書かれたほかの信頼できる情報、レビュー、参照、推薦を調べてください。

お店はよくユーザー評価が採用されていて、それはそこで実際にショッピングを行った人々のレポートに基づくお店の評判を知ることができます。私達は、一定数の数のポジティブなユーザーレビューがあればポジティブな評判の証拠として考えます。

多くの他の種類のウェブサイトも同様に評判を知ることができます。例えば、新聞のウェブサイトがジャーナリストの賞を取ったということを知ることがあるかもしれません。ピューリッツァー賞のような名声のある賞は非常にポジティブな評判だという強い証拠になります。

高いレベルの権威や専門性が必要な時は、ウェブサイトの評判は専門家が言うべきことに基づいているべきです。プロの社会のような専門家のソースからの推薦は、非常にポジティブな評判の強い証拠となります。

評判リサーチはあなたが出会う全てのウェブサイトにとって必要です。あなたが個人的に使用しているウェブサイトは良い評判を持っていると単純に判断してはいけません。リサーチをしてください。もしかしたらリサーチの結果に驚くことになるかもしれません。

2.7.2 評判情報のソース

人によって書かれた情報を探してください。統計やその他機械的に集められた情報は対象とはなりません。ニュース記事、Wikipediaの記事、ブログ投稿、雑誌記事、フォーラムでの議論、そして独立した組織の評価は評判に関する情報のリソースとなります。独立した、信頼できる情報ソースを探してください。

時々、その評判には関係のないウェブサイトに関する情報を見つけることがあるでしょう。例えば、そのウェブサイトへのインターネットトラフィックについての情報を持つページはポジティブあるいはネガティブな評判の証拠を与えることはありません。ページクオリティ評価において役に立たないので、このような情報は無視しても問題ありません。

2.7.3 お店やビジネスに関するカスタマーレビュー

カスタマーレビューはお店やビジネスの評判を査定するのに有益です。しかしながら、特にあまり数がない場合はこれらのレビューを細心の注意を払って解釈するべきです。ポジティブとネガティブ両方のユーザーレビューに対して懐疑的になってください。誰でもレビューを書くことができます。つまり、ウェブサイトの作成者あるいはお店やビジネスを行っている人がこの目的のために雇った誰かがレビューを書くということも可能です。偽のレビューに関するニューヨークタイムズの記事はここを参照してください。また、偽のレビューに関するガーディアンの記事はここを参照してください。

カスタマーレビューを解釈するときは、出来る限り多くのレビューを見つけるようにしましょう。どんなお店やウェブサイトでも少しぐらいのネガティブなレビューはあるものです。これは完全に普通のことで十分予期することができます。大きなお店や会社は数千にも及ぶレビューを持っていることがあり、そのほとんどがいくつかのネガティブなレビューを持っています。

レビューの量ではなく中身が重要なので、レビューを読むこともまた大切です。信用できて、説得力のある不正や財政上の違法行為に関するレポートは極端にネガティブな評判を与える根拠となります。無礼な店員に接客された一人の客や一つの荷物を遅れて受け取ったことはネガティブな評判として考えられるべきではありません。あなた自身で判断してください。

2.7.4 評判情報の探し方

ウェブサイトの評判をリサーチする方法をまとめています。

• ウェブサイトの”ホームページ”を探します。例えば、IMBのウェブサイトにとってcomがホームページとなります。
• comを例として使用します。Googleで次の検索を一つ以上試してみてください。
  • [ibm -site:ibm.com] ：com上のページを除くIBMの検索
  • [“com” -site:ibm.com]: ibm.com上のページを除く”ibm.com”の検索
  • [ibm reviews -site:ibm.com] ：com上のページを除くIBMのレビューの検索
  • [“com” reviews -site:ibm.com]: ibm.com上のページを除く”ibm.com”のレビューの検索
• ウェブサイトについて人々によって書かれた記事、フォーラム投稿、議論を探してみてください。ビジネスでは、評判の情報やレビューについて多くのソースがあります。ここに例を紹介します。Yelp、Better Business Bureau（ビジネスやチャリティーの信頼性に特化した非営利組織）、Amazon、そしてGoogle Product Searchがあります。レビューを探すために特定のサイトで検索することもできます。例えば、[ibm site:bbb.org] あるいは[“com” site:bbb.org] を利用することができます。

ノート：ビジネスが良い評判を得ているからではなく単にビジネスに対して十分なデータがないために、BBBのウェブサイト上で高い評価を見つけるときがあります。しかしながら、BBBでの非常に低い評価は、たいてい複数の解決されていない苦情がある結果です。BBBでのとても低い評価はネガティブな評判の証拠だと考えてください。

• Wikipediaの記事やよく知られたニュースサイトにニュース記事があるかどうか見てください。Wikipediaは会社や組織についてのよい情報源となります。例えば、[ibm site:en.wikipedia.org] や[“ibm.com” site:en.wikipedia.org] を試してみてください。ニュース記事やWikipediaの記事があればあなたは会社について知ることができます。また、賞や他の形での表彰のような評判に特化した情報を含んでいるかもしれません。いくつかのWikipediaの記事はユーザーにいくつかのコンテンツにおいて意見の不一致があったり、コンテンツが古いという警告を出していることがあることに注意にしてください。これは、新たなるリサーチが必要であるということを示しているかもしれません。

評判の情報に関するいくつかの例を紹介します。

2.7.5 もし評判情報を見つけることができなかったときにすること

あなたは大きな法人や大きな組織のウェブサイトに関する評判情報を見つけることができると考えるべきです。

しかし、小さな組織のウェブサイトの評判に関する情報はあまりみつからないということがよくあります。これ自体はポジティブにもネガティブにもなりません。多くの小さな、ローカルビジネスやコミュニティ内の組織はあまりウェブサイトで表にでずオンラインのレビューではなく口コミに頼っています。これらの小さなビジネスや組織においては、評判不足はロークオリティページということを示すと考えられるべきではありません。

3.0 全体のページクオリティ評価スケール

全体のページクオリティ評価スケールは5つの評価の選択肢があります:Lowest、Low、Medium、HighそしてHighestです。

ページクオリティ評価タスクにおいて、あなたは全体のページクオリティ(PQ)評価を割り当てるためにページクオリティスライドスケールを使用します。

また、Lowest+、Low+、そしてHigh+のような中間の評価を使用することができます。”+”は”+1/2”と解釈してください。Lowest+評価は、LowestとLowの間で、Low+評価は、LowとMediumの間ということになります。

次のセクションでは、Lowest、Low、Medium、HighそしてHighestクオリティページの特徴について学ぶことができます。

4.0 Highクオリティページの特徴

このセクションでは、Highクオリティページの特徴について記述していて多くの例を紹介しています。例はあなたの評価を修正するのに役に立つので、それぞれをじっくりと批評してみてください。

4.1 Highクオリティページの特徴

Highクオリティページは満足感を与えて彼らの目的をちゃんと果たします。Highクオリティページは、情報を与えることから人を笑わせることまでほとんどどんな目的でも存在しているものです。

Highクオリティページにさせるものはなんでしょうか？Highクオリティ評価は下記のHighクオリティの特徴を少なくとも一つを必要とします。

• ユーザーを満足させるのに十分なハイクオリティのメインコンテンツ (MC)
• ページ及びウェブサイトがそのページのトピックに対して専門的、権威があり、そして信頼に値すること
• ウェブサイトがそのページのトピックに対して十分な評判があること

さらに、そのページとウェブサイトは次のほとんどに当てはまるべきです。

• サイト運営者に関する情報、コンタクト情報、カスタマーサービスに関する情報等十分な量のウェブサイト情報
• ページやウェブサイトにおいて満足なユーザー体験に貢献するSC
• ユーザーが簡単にMCに集中することができ、望めば補完コンテンツ (SC)を利用することができるようにデザインされた機能的なページ

・十分に手を掛けられ、メンテナンスされているウェブサイト

4.2 Highクオリティなメインコンテンツ (MC)の満足のいく量

メインコンテンツ (MC)のクオリティはページクオリティ評価において最も重要な項目の一つです。全ての種類のウェブページにとって、質の高いMCを作ることは次の内の少なくともひとつに多くの時間を費やします。それらは時間、努力、専門性、そして才能・スキルです。

あなたが評価を行うそれぞれのページで、結論を出す前にMCの調査に数分の時間を掛けてください。記事を読んで、ビデオを観て、写真を観て、電卓を使用して、オンラインゲームをプレイしてください。MCはまたページの機能的な特徴を含んでいることがあることを覚えておいてください。そのページのテストをしてください。例えば、ページがお店のウェブサイトで商品ページがあるのであれば、少なくとも一つの商品をカートにいれてショッピングカートがうまく機能しているかを確認してください。もしページがオンラインゲームなら、数分間それをプレイしてみてください。

ページの目的がわかれば、ハイクオリティなコンテンツがそのページに対して意味するものを判断しやすくなります。例えば、質の高い百科辞典的な記事は事実で、正確で、明瞭で、理解できるものであるべきです。質の高いショッピングコンテンツはあなたがほしい商品を簡単に見つけることができて、商品を購入することができるようになっているべきです。質の高いユーモアのコンテンツは楽しくあるべきです。

そのページが満足のいくものになるのに必要なコンテンツの量はそのページのトピックや目的によって異なります。多くの情報が入手可能な一般的なトピックにおけるハイクオリティなページとはもっと狭いトピックにおけるハイクオリティなページよりももっとコンテンツがあるでしょう。ここに満足のできる量のハイクオリティなMCを持ついくつかのページの例を紹介します。

4.3 高いレベルの専門性、権威、信頼性（E-A-T）

Highクオリティのページやウェブサイトはそれらのトピックについて権威があり、信頼できるほどの専門性が必要となります。ゴシップサイト、ファッションサイト、ユーモアサイト、フォーラムやQ&Aページ等全ての種類のウェブサイトに専門的なサイトというものが存在することを心に留めておいてください。事実、いくつかの種類の情報はフォーラムやディスカッション上でも独占的に見つけられます。そしてそこでは専門家のコミュニティが特定のトピックに対して価値のある見解を提供してくれます。

• ハイクオリティな医療アドバイスは適切な医療の専門あるいは認可を受けている人々あるいは組織から得られるべきです。
• ハイクオリティな金融アドバイス、法律のアドバイス、税のアドバイスは専門家のソースから得られて常に最新の情報にアップデートされるべきです。
• 自宅のリフォーム（数十万円の費用がかかる）あるいはしつけに関するアドバイス（家族の将来の幸福に影響を与える）のようなトピックにおけるハイクオリティなアドバイスページはユーザーが信頼することができる”専門性のある”ソースから得られるべきです。
• 写真やギターを弾くことを学ぶことのような趣味に関するハイクオリティなページでも同様に専門性を求められます。

いくつかのトピックではそこまで公式の専門性を求められません。多くの人々は商品あるいはレストランに関する詳細で役に立つレビューを書きます。多くの人々はフォーラムやブログ等で役に立つ情報や生活の経験を共有します。これらの普通の人々は、自身で生活の経験のあるトピックに関しては専門家だと考えているかもしれません。コンテンツを作成した人が彼あるいは彼女をそのトピックの専門家にさせる種類と量の人生の経験があるように考えられるのであれば、私達はこの日々の専門性を評価します。公式の教育あるいは現場でのトレーニングを受けていないからといってその人、ページ、ウェブサイトにペナルティを与えることはありません。

お金あるいは生活 (YMYL)のトピックについても日々の経験で専門性を持つことさえ可能です。例えば、特定の病気を持つ人々のためのフォーラムやサポートページがあります。個人的な経験を共有することは毎日の経験によって専門性を得た形のひとつです。この例を考えてみましょう。ここではフォーラムの参加者達は、彼らの愛した人が肝臓がんとどのぐらい生きたかを教えています。これは、医療のアドバイスではなく個人の経験（彼らが専門家になれる）の共有の一例です。しかしながら、特定の医療情報やアドバイス（人生の経験の記述というよりは）は医者やその他医療のプロから与えられるべきです。

そのページのトピックについて考えてください。そのページがその目的をちゃんと果たすのにどのような種類の助言が求められますか？助言の基準はそのページのトピックに依存しています。

4.4 ポジティブな評判

評判はHighの評価を与えるときに重要な考慮すべき内容となります。ページは評判がなくてもHigh評価に値することがありますが、High評価は根拠のあるネガティブな評判のあるウェブサイトには与えられることはありません。とてもポジティブな評判は、もしそれがなければMediumページだろうというサイトにHigh評価を与える理由になり得ます。

4.5 役に立つ補完コンテンツ (SC)

補完コンテンツ (SC)は、Highクオリティなページをその目的に対して非常に満足なものにさせるのに重要な役割を果たすことがあります。ショッピングをしている人が好きになる可能性のある他の商品を見つけやすいように作られた機能はそのページのMCと同じぐらい有益なものです。エンターテインメントサイトにおいてよいものを見つけれるようにすることによって、ユーザーをそのサイトに滞在させ続けることができます。レシピサイトの有益なSCは、レシピが成功か失敗かどうかを決めるぐらい効果があります。

有益なSCは、そのページのコンテンツや目的を明確にターゲットにしたコンテンツです。例えば、レシピページのとても有益なSCは、与えられた人数の人々にとって最適な食材の量にするためにレシピを計算することができる機能かもしれません。ショッピングページのとても有益なSCコンテンツは、そのページで特集されているのと同じ種類の商品とは異なるほかの人気のあるメーカーやモデルかもしれません。

多くのページを持つ大きなウェブサイトは有益な、専門性の高いSCから恩恵を得ることができます。SCは、多くのページを持つウェブサイトで関連性があり、興味深いコンテンツを見つけやすくするものです。ローカルビジネスやコミュニティ組織、あるいは個人のウェブサイト、ブログのウェブサイトのような小さなウェブサイトそれらの目的のためにほとんどSCは必要ないかもしれません。ページはSCが全くなくてもHighあるいはHighestの評価を得ることが可能です。

4.6 機能的なページデザイン

ハイクオリティなページはそれらの目的を達成するためにデザインされています。ハイクオリティなページはとてもよく整理されていて、スペースを効果的に使用して、機能的なレイアウトになっています。全てのページがそれぞれ異なりますが、機能的なページは次のような特徴を持っているべきです。

• メインコンテンツ (MC)は目立つように”中心”に表示されるべきです。
• MCはユーザーがページを開いたらすぐに目に付くところにあるものです。
• MCがなんなのかということが明確であるべきです。フォントの選択、フォントサイズ、バックグラウンドだけではなくページデザイン、構成、スペースの使い方等でMCを際立たせるべきです。
• 広告 /マネタイズ (Ads)や補完コンテンツ (SC)は、MCから注意を逸らさないように配慮されるべきです。AdsやSCはユーザーが必要だと思うべき場所に配置するべきです。しかし、それらはもしユーザーが必要ないと感じたときは簡単に無視できる場所にあるべきです。
• ラベルをつけたり、単純にページの構成やデザインによってページのどの部分が広告であるかが明白であるべきです。

他の全てと同じように、機能的なページのデザインはそのページの目的に依存しています。ショッピングページの機能的なデザインを構成するものは情報ページの機能的なデザインを構成するものとは異なるかもしれません。

重要：いくつかのページは他のサイトに比べてかわいかったり、よりプロフェッショナルな見た目なことがあります。しかし、あなたはそのページの見た目がどのぐらい良いかに基づいて評価をするべきではありません。たとえ”おしゃれ”ではなくてもページはとても機能的で、その目標を成し遂げることができます。ここで、機能的なページデザインのいくつかの例（おそらく”おしゃれ”とは言えません）を紹介します。例をクリックすれば大きく表示させることができます。(※翻訳注：画像がないため例を削除しています)

4.7 満足できる量のウェブサイトの情報

ウェブサイトは次のような情報を持っていることが多くあります。

• About Us（私達について）情報
• コンタクトあるいはカスタマーサービス情報
• コンテンツあるいはウェブサイトのメンテナンスに責任を持っている担当者に関する情報

どんなウェブサイトに関する情報が期待されていて必要とされるのかを考える時、入手できるウェブサイトの目的やコンテンツの種類を考えてください。ハイクオリティなウェブサイトは、目的のために明確で満足できる情報を提供しています。お金あるいは生活 (YMYL)ウェブサイトは高いレベルの信頼を要求して、相当量のウェブサイトの情報を必要とします。

他のYMYLではないウェブサイトでは目的に応じて、あまりウェブサイトの情報を必要としないかもしれません。例えばいくつかのHighあるいはHighestクオリティページではEメールアドレスだけで十分かもしれません。

4.8 十分に手を掛けられメンテナンスされているウェブサイト

Highクオリティな大きなニュースサイトは頻繁に更新され、一日に何回も新しい記事が追加されるということがあります。Highクオリティな医療アドバイス提供ウェブサイトは情報ページの全てがいつでも最新の状態になるようにメンテナンスされています。小さなビジネスのためのウェブサイトのようなほかのウェブサイトは住所や営業時間はあまり変わることがないことから更新頻度は少なくなるかもしれません。

ウェブサイトの更新頻度は目的によって異なるべきです。しかしながら、全てのHighクオリティなウェブサイトはしっかり手をかけられていて運営され、適切に更新されています。

4.9 ハイクオリティなページの例

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