【サーチコンソール】検索パフォーマンスの表示回数とは?カウントされるタイミングや急増・減少する要因、対策を解説

サーチコンソールの検索パフォーマンスの表示回数とは?

Googleサーチコンソールの検索パフォーマンスに表示されている表示回数とは、自サイトが検索結果に表示された回数を示す数値です。

この記事では、表示回数の概要からクリック数・検索ボリュームとの違い、カウントされるタイミング、急増・減少する要因・対策まで詳しく解説します。

💡メモ

こちらのページでは検索パフォーマンスの解説をおこなっています。サーチコンソールの設定や他の使い方を知りたい方は、サーチコンソール完全ガイドよりご希望のページへ進んでください。

検索パフォーマンスの表示回数とは

Googleサーチコンソールの検索パフォーマンスに表示されている表示回数とは、自サイトが検索結果に表示された回数を示す数値です。

サイト全体の合計表示回数だけでなく、クエリ別・ページ別の表示回数も確認できます。

クエリ別の表示回数は、特定の語句で検索ユーザーが検索した際に、自サイトのページが表示された回数です。どのページが表示されたかは関係ありません。

ページ別の表示回数は、特定のページが検索結果に表示された回数です。検索ユーザーがどのような語句で検索したかは関係ありません。

クリック数との違い

表示回数とクリック数の違いは、検索結果に表示されたページが検索ユーザーからクリックされたかどうかです。

表示回数はページがクリックされたかどうかにかかわらずカウントされますが、クリック数としてカウントされるのはページがクリックされた場合のみです。

また、表示回数に対してどのくらいクリックされたかを示す数値がCTR(クリック率)です。

表示回数は1,000回、クリック数が100回であれば、
100回÷1,000回×100=10 となり、CTR(クリック率)は10%となります。

キーワードプランナーの検索ボリュームとの違い

表示回数と検索ボリュームの違いは、検索結果に自サイトのページが表示されたかどうかです。

表示回数は、自サイトのページが検索結果に表示された場合にのみ表示されます。一方、検索ボリュームはどのページが検索結果に表示されたのかは関係ありません。

特定のクエリの表示回数とキーワードプランナーで確認した検索ボリュームに大きな差がある場合、そのクエリでは安定して検索上位表示できていない可能性があります。

特定のクエリの検索順位が1位であっても、キーワードプランナーの検索ボリュームの数値とは基本的に同じにはなりません。

表示回数は表示回数、検索ボリュームは検索ボリュームでそれぞれ使うようにしましょう。

ページが検索1ページ以内に表示されていれば表示回数としてカウントされますが、2ページ以降に表示されている場合にはカウントされないことがあるからです。

特定のクエリの掲載順位が11位以下の場合は、検索ボリュームよりも少ない数値が表示回数として表示される傾向にあります。一方、常に10位以内に表示されている場合の表示回数は検索ボリュームの数値とほぼ同じです。

表示回数を確認する手順

サイト全体の合計表示回数とクエリ別・ページ別の表示回数を確認する手順を解説します。

全体(上の画面の方)

「サーチ コンソール 表示 回数」①-1

サイト全体の合計表示回数はサーチコンソールの画面上部に表示されます。
確認する手順は以下の通りです。

  1. Googleサーチコンソールにログイン
  2. 左側メニュー「検索パフォーマンス」の検索結果をクリック

画面上部に表示された「合計表示回数」の下の数値が、サイト全体の表示回数です。

クエリ別・ページ別(下の画面)

「サーチ コンソール 表示 回数」②-1

クエリ別・ページ別の合計表示回数はサーチコンソールの画面下部に表示されます。

クエリ別の表示回数を確認する手順は以下の通りです。

  1. Googleサーチコンソールにログイン
  2. 左側メニュー「検索パフォーマンス」の検索結果をクリック
  3. 画面を下にスクロール

「サーチ コンソール 表示 回数」③-1
ページ別の表示回数を確認する手順は以下の通りです。

  1. Googleサーチコンソールにログイン
  2. 左側メニュー「検索パフォーマンス」の検索結果をクリック
  3. ページタブをクリック
  4. 画面を下にスクロール

表示回数がカウントされるタイミング

表示回数としてカウントされるのは、検索ユーザーが検索した際に表示される検索結果ページの中に、自サイトのページが含まれている場合です。

検索結果ページが表示された時点で、画面に自サイトのページが表示されていない場合でも、スクロールすれば表示されるのであれば表示回数1回とカウントされます。

検索結果の2ページ以降に自サイトのページが掲載されている状況の場合、検索ユーザーが1ページ目しか閲覧しなければ表示回数としてカウントされません。表示回数としてカウントされるためには、検索ユーザーが2ページ以降も検索結果を閲覧する必要があります。

ただし、画像検索ページのようにページの切り替えが不要な検索結果の場合、自サイトのページが掲載されているのであれば、検索ユーザーの画面にページが表示されていなくても表示回数1回とカウントされます。

表示回数が急増する要因

表示回数が急増する要因として考えられるのは、検索順位が10位以内に上昇したことです。

前述したように検索結果の2ページ以降にページが表示される場合、つまり検索順位が11位以下の場合には表示回数としてカウントされないことがあります。

検索順位が上がって検索10位以内に入ることで表示回数としてカウントされる可能性が高くなるため、表示回数が急増します。

また、検索需要が高くなることも表示回数が急増する要因です。

「カニ」のように特定のシーズンに検索需要が高くなるクエリや、トレンドワードのように今までほとんど検索されていなかったクエリでは、表示回数が急激に増加する可能性があります。

表示回数が減少する要因

表示回数が急増する要因として考えられるのは、検索順位や検索需要の低下です。

前述した急増する要因と逆の状況になることで、表示回数が減少します。

表示回数が急激に低下した場合は、コアアルゴリズムアップデートやペナルティが影響しているかもしれません。

コアアルゴリズムアップデート実施直後は検索順位が大きく変動しやすく、検索上位表示できていても検索圏外まで順位が下がるケースもあります。

また、Googleからペナルティを受けてしまうと、検索順位が大きく低下したり、インデックスから削除されたりすることがあります。

表示回数が変動しない要因

表示回数が変動しない要因として考えられるのは、すべてのクエリで検索上位表示が継続できている場合です。

サイト内のすべてのクエリで検索上位表示できていれば、基本的に表示回数が増加することはありません。

一方、定期的にコンテンツを投入しているにもかかわらず表示回数が変動しない場合は、内部SEOなどの問題が考えられます。

内部SEO対策とは、Webサイトの内部に対するSEO対策のことです。

サイトの構造を分かりやすくしたり、HTMLタグのソースを適切に入力したりすることで、Googleにサイトを適切に評価してもらえるようになります。

下記の記事を参照し、どこが問題なのかを確認しましょう。
内部SEO対策で必要な全24項目|これさえやれば完璧【2022年最新】

表示回数は多いのにクリック数が少ない場合の対策

検索順位を確認する

「サーチ コンソール 表示 回数」④-1

表示回数は多いのにクリック数が少ない場合は、検索順位を確認します。

検索順位が高いほどクリック率が高い傾向にあり、検索順位が4位以下だと基本的にクリック数は少ないです。

タイトル・ディスクリプションを修正する

「サーチ コンソール 表示 回数」⑤-1

クエリによって変動しますが、検索順位が3位以上のクリック率の目安は10~30%です。
クエリ別の検索順位が3位以上なのにCTRが5%以下の場合には、タイトルやディスクリプションを修正しましょう。

関連記事を作成する

関連記事を作成することで、検索順位が上がるケースもあります。

記事の中でもっと詳しく解説すべき内容や記事を読んだ読者が興味を持つコンテンツを関連記事として作成することでサイトの専門性が高まり、サイト全体の検索順位が高くなるかもしれません。

表示回数が少ない記事は削除すべき?

表示回数が少ないからと言って記事を削除するのは間違いです。

検索順位が低いせいで表示回数が少ない場合は、リライトすることで大幅に表示回数が増加するケースもあります。

また、表示回数が少なくてもクリック率が高いケースもあるため、削除してしまうと集客数が減少するだけでなく、コンバージョンまで失うかもしれません。

記事を安易に削除するのではなく、改善する余地はないか、コンバージョンが取れているかを確認しましょう。

まとめ

Googleサーチコンソールの検索パフォーマンスでは、自サイトが検索結果に表示された回数を、サイト別・クエリ別・ページ別に確認できます。

現在の表示回数がどのくらいなのか、表示回数がどのように変動しているかを確認し、必要な対策をおこないましょう。

 

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