【5種類のYouTube広告】チャンネル運用に適した広告の種類とは?

動画広告が注目されている中、YouTube広告はぜひ知っておきたい種類の一つです。

実はYouTube広告ひとつとっても様々な種類が存在します。

それぞれの特性を知ることによって適切な広告運用が可能になります。

今回はその中でも企業がチャンネル運用していく中で役に立つYouTube広告をご紹介します。

本記事はこんな方におすすめです!

  • これからYouTube広告の実施を検討されている企業の担当者
  • チャンネル運用に適したYouTube広告を知りたい方
  • どういった効果があるかや費用の相場感などを知りたい方

YouTube広告について

動画でも紹介してますように、自社のYouTubeチャンネルの動画に対して、YouTube広告を出稿する事により、コンテンツの視聴回数や登録者数を増やすことが可能になります。

動画では自社チャンネルの動画にYouTube広告を活用したらどうなるかというテストで、3万6000円の予算で広告を実施しています。

数値面としては広告から登録者が20名ほど増え、動画の再生単価11円くらいとなり、感覚的には少し高いかなという結果でした。

あくまで予算も少額で実施しているので、参考程度にしていただければと思います。

またYouTube広告は動画で紹介しているインフィード動画広告(TrueViewディスカバリー広告)を含めて、代表的な広告の種類が5つあります

それぞれYouTube広告の種類と特徴、そして目的に対してどのYouTube広告が最適なのかを紹介します。

YouTube広告の種類

広告メニュー特徴課金方式
スキップ可能なインストリーム広告・YouTube動画の前後や動画の途中で再生される広告枠
・動画広告の時間制限なし
CPV
目標CPA
目標CPM
目標CV単価
スキップ不可のインストリーム広告・YouTube動画の前後や動画の途中で再生される広告枠
・動画広告の再生をスキップができない。
CPV
目標CPA
目標CPM
目標CV単価
インフィード動画広告・自然な形で関連動画の横や検索結果部分などに広告を表示できる
・関連性の高いコンテンツを積極的に視聴しているユーザーに情報を発信できる
CPV
バンパー広告・最長6秒の動画広告でスキップが不可。
・広告が短い分、ユーザーからの負荷は少ない
・広告主は短い時間で情報を伝える必要がある
CPM
アウトストリーム広告・YouTubeではなく、Google広告と連携しているサイトやアプリなどに配信されるモバイル専用広告CPM

ここでは、代表的な5つのYouTube広告の種類を知ってもらい、各広告の特徴を紹介いたします。

スキップ可能なインストリーム広告

スキップ可能なインストリーム広告表示例 参考:動画広告フォーマットの概要 – YouTube ヘルプ

一つ目は、インストリーム広告です。

インストリーム広告とは動画の前後や途中に流れる動画広告のことです。

YouTube広告で最も利用頻度の高い広告の一つなので、恐らく「YouTubeの広告」と聞いた時に思い浮かべやすい広告ではないでしょうか。

課金方式もいくつかある中で、一般的なのは再生開始から5秒が経過するとユーザーは広告をスキップできるようになり、30秒以上視聴されると課金が発生するCPVの広告枠が特徴です。

広告動画の時間制限はありませんが、推奨は3分以内と言われています。

参考:動画広告の要件 – Google 広告ポリシー ヘルプ

逆に30秒以内なら課金が発生しないという点では、コストパフォーマンスの良い課金形態ではないでしょうか。

また、このインストリーム広告は、YouTube以外のサイトに埋め込まれたYouTube動画においても配信されるのも特徴です。

スキップ不可のインストリーム広告

スキップ不可のインストリーム広告表示例 参考:動画広告フォーマットの概要 – YouTube ヘルプ

続いて、同じくインストリーム広告ですが、こちらはスキップができない広告枠です。

特徴としてスキップできない以外には前述のインストリーム広告とほぼ同様ですが、動画の長さが15秒以内という規定があります。

また課金パターンもインプレッション(表示回数)課金です。

※インプレッション課金は広告が1,000回表示されるごとに課金される方式のことです。

インフィード動画広告(TrueViewディスカバリー広告)

インフィード動画広告(TrueViewディスカバリー広告)表示例 参考:動画広告フォーマットの概要 – YouTube ヘルプ

インフィード動画広告は少し前までTrueViewディスカバリー広告と呼ばれていた広告の種類です。

冒頭の動画でテスト的に運用したYouTube広告の種類がこちらです。

特徴としては、YouTubeの関連動画の横や検索結果部分、スマホのYouTubeアプリのトップページなどに表示され「広告」と表記されています。

また、この広告は他の動画と同じようにサムネイル+テキストで構成されており、クリックすると動画の再生が始まります。

ユーザーの能動的なアクションが必要なのも特徴です。

課金パターンはユーザーがサムネイルをクリックして動画を視聴することにより発生します。

能動的な要素を必要としている分、他の広告と比較してコンバージョン率が高いとも言われています。

バンパー広告

バンパー広告表示例 参考:動画広告フォーマットの概要 – YouTube ヘルプ

バンパー広告はインストリーム広告と同じように、動画前後や途中に表示される広告です。

特徴としては、最長6秒の動画となっており、動画のスキップはできません。

6秒の中でいかにユーザーに伝えれるかが大事なため、簡潔にまとめつつ、メッセージ性が重要です。

一方で長さが短い分、スキップ不可のインストリーム広告よりユーザーの負荷は少ないと考えられます。

またバンパー広告の課金パターンはインプレッション課金です。

アウトストリーム広告

アウトストリーム広告表示例 参考:動画広告フォーマットの概要 – YouTube ヘルプ

最後にアウトストリーム広告は、YouTubeではなく、Google広告と連携しているサイトやアプリなどに配信されるモバイル専用広告です。

特徴としては、上記の通り幅広い場所に配信ができるため、動画のリーチ数をリーズナブルに配信ができるのが強みです。

一方でYouTube外に配信されることを考えるとYouTubeユーザー以外にリーチすることになるので、チャンネル登録促進には向いていない広告です。

課金パターンは、動画が2秒以上表示された場合にのみ料金が発生します。

目的に応じたYouTube広告の活用法

前述の通り、YouTube広告の種類と特徴についてはご紹介してきました。

ここからは、実際にチャンネル運用にどう活用するかについて紹介いたします。

動画視聴回数を増やすには

YouTubeのチャンネル運用において動画の視聴回数は大切な指標の1つです。

そんな動画コンテンツの視聴回数を増やすためにYouTube広告を活用するのであれば、スキップ可能なインストリーム広告が適していると言えるでしょう。

理由としては、5秒以下でスキップされても再生数として数えられ、かつ費用がインストリーム広告の課金パターンの特徴上、発生しないからです。

一方で、YouTubeチャンネルは再生数だけではなく平均視聴時間も重要なため、活用の仕方は十分気をつけた方がいいでしょう。

もし、視聴時間を担保しながら再生数を伸ばしたい場合であれば、インフォード広告(TrueViewディスカバリー広告)もおすすめです。

インフォード広告であれば、能動的なアクション(クリックして視聴)をしたユーザーのみ課金する流れになるので、ターゲティングはもちろんですが、ある程度の視聴時間の担保は見込めるでしょう。

チャンネル登録者数を増やすなら

チャンネル登録者数を増やすのもYouTubeチャンネルによっては重要な指標の一つではないでしょうか。

その場合におすすめのYouTube広告の種類は、インフィード動画広告(TrueViewディスカバリー広告)です。

インフィード動画広告は、広告のサムネイルをクリックすると、動画再生ページに飛ばしたり、YouTubeチャンネルを表示させることが可能です。

また前述してますが、前提として、ユーザーが自発的にクリックして動画再生にたどり着くため、動画の内容に興味を持っている可能性が高く、チャンネル登録へと繋がりやすいと言えます。

また組み合わせとして、インフルエンサーをキャスティングしながら自社の動画を作り、インストリームやバンパー広告で展開するのも一つの方法です。

ユーザーに認知してもらいながらインフルエンサーをフックに登録者へと繋げることができるでしょう。

最後に、YouTubeチャンネルとGoogle広告をリンクすることで、広告経由のチャンネル登録数や高評価の数、再生リストに動画を追加した数等、YouTubeでのアクション数が確認できます。

詳細は以下のGoogle広告ヘルプをご参照ください。

参考:Product Linking: Link YouTube channels and Google Ads accounts

まとめ

YouTube広告はたくさんの種類があります。

YouTubeチャンネルにおいて、適している広告の種類はどれかという軸でお話しましたが、YouTube広告は必ずしもチャンネル運用に必要というものではありません。

YouTube広告を活用することは、一時的な再生回数の増加につながりますが、狙っている視聴者層と実際の視聴者層との間にギャップが生じたり、それにより、YouTubeからの評価が下がる可能性もあるためです。

オーガニックで視聴回数をある程度取れている場合は、検討をしなくても良いかもしれません。

ただし、何かしらの目的があれば広告出稿は有効です。

例えば、チャンネル開設の初期段階であれば認知拡大をしていく上でYouTube広告の出稿は非常に有効ではないでしょうか。

そういったことも踏まえて、ご検討いただければ幸いです。

最後にYouTubeチャンネルを成功させるコツをもっと知りたいということであれば下記の記事もおすすめです。

ご参考にしてください。

参考:難易度の高い「企業YouTube」を成功に導くコツをプロに聞いた

 

関連するバリューエージェントのサービス

関連記事

お電話での
ご相談・お問い合わせ

電話アイコン電話する

電話アイコン06-4805-7778

平日 9:00〜18:00

相談アイコン

無料相談をする