YouTube広告の5つの種類【2026年最新】動画キャンペーンの選び方

動画マーケティングにおいて、今やYouTube広告は欠かせない施策。しかし、いざ始めようとしても種類が多く、「どれを選べばいいかわからない」と悩む担当者も多いはずです。
成果を最大化するカギ。それは、自社の目的に合ったキャンペーンを正しく選ぶことに尽きます。
この記事では、現在利用できる主要な広告フォーマットを解説し、目的を達成するための選び方を3つのポイントに絞ってご紹介します。
目次
YouTube広告の主要6フォーマットを一覧で解説
YouTube広告には、動画の途中で流れる「インストリーム広告」や、一覧に表示される「インフィード広告」、わずか6秒の「バンパー広告」など、種類はさまざま。
それぞれの表示場所や特徴を知り、目的に応じて使い分けることが成功への近道です。
まずは、主要な6つのフォーマットについて特徴を見ていきましょう。
【インストリーム広告】動画本編の前後や途中で再生
動画コンテンツを見ようとしたとき、再生前(プレロール)や途中(ミッドロール)に流れるのが「インストリーム広告」
多くのユーザーが目にする最も一般的な形式で、テレビCMのような感覚でメッセージを届けられるのが強みです。
これには「スキップ可能」なものと「スキップ不可」なものの2種類があり、どちらを選ぶかで課金方法や伝わり方が大きく変わってきます。
スキップ可能なインストリーム広告
再生から5秒が経過すると、ユーザーが「広告をスキップ」できるフォーマット。

課金方式は主にCPV(視聴単価)で、「30秒以上視聴される」か「クリックなどの操作が行われた」場合のみ費用が発生します。
つまり、興味のないユーザーにスキップされれば費用はゼロ。関心の高い層だけに予算を集中できるのが最大のメリットと言えるでしょう。
「最初の5秒」でいかに興味を惹きつけるかが、クリエイティブの勝負どころです。
スキップ不可のインストリーム広告
最長15秒間(一部地域では20秒)、ユーザーがスキップできずに最後まで再生されるタイプ。

強制的に視聴してもらえるため、ブランドの認知拡大や重要なお知らせを届けるのに適した手法です。
課金はCPM(インプレッション単価)で、1,000回表示されるごとに費用が発生します。
ただし、強制的に見せる形になるため、押し付けがましい内容は逆効果になりかねません。短時間で好印象を残せるよう、簡潔で魅力的なメッセージが求められます。
【インフィード広告】関連動画や検索結果に表示
YouTubeのホーム画面や検索結果、関連動画の横などに表示される広告(旧TrueViewディスカバリー広告)

サムネイル画像とテキストで構成されており、ユーザーが興味を持ってクリックすることで初めて動画が再生される仕組みです。
ユーザー自身が能動的に選んで見るため、商品やサービスへの関心度が高い層にアプローチできるのが特徴。比較検討の段階にいるユーザーに対し、詳しい情報を提供して理解を深めてもらうのに適したフォーマットです。
【バンパー広告】6秒間のスキップできない短い広告
動画の前後や途中で流れる、最長6秒間のスキップできない広告です。

最大の特徴はその「短さ」。ユーザーの視聴体験を邪魔しすぎず、ストレスを与えずにメッセージを伝えられます。
課金はCPM(インプレッション単価)で、比較的低コストで多くの人にリーチ可能。
新商品の認知拡大や、他の広告を見た人へのリマインダー(再想起)として活用されることが多く、短いフレーズの反復で記憶への定着を狙います。
【アウトストリーム広告】YouTube外のWebサイトやアプリで配信
YouTube内ではなく、Googleの動画パートナーであるWebサイトやアプリに配信される、モバイル専用広告です。

最初は音声なしで再生され、ユーザーがタップすると音声が出る仕組みになっています。
YouTubeを普段あまり見ない層にもリーチを広げられるのがメリット。
課金はvCPM(視認範囲のインプレッション単価)が採用されており、広告面積の50%以上が2秒以上表示された場合にのみ費用が発生する計算です。
【マストヘッド広告】YouTubeのトップページ最上部をジャック
YouTubeのホーム画面(トップページ)最上部という、最も目立つ場所をジャックする広告。
PCでは最大30秒、スマホでは動画の長さに関わらず、音声なしで自動再生されます。
アクセスした大多数のユーザーの目に留まるため、新商品の発売やイベント告知など、短期間で爆発的な認知を獲得したい場合には最強のフォーマットと言えるでしょう。
ただし、Googleへの予約購入が必要で費用も高額になるため、大規模な予算を持つキャンペーン向けです。
【ショート広告】ショートフィードに表示される縦型動画
YouTubeショートを見ている際、動画と動画の合間に表示される広告。
スマホ画面いっぱいの縦型フォーマットで、ユーザーは通常の投稿と同じようにスワイプしてスキップ可能です。
一般の投稿に混ざって自然に流れるため、視聴の邪魔になりにくいのが良い点。
若年層の利用が多いプラットフォームなので、トレンドを意識したクリエイティブなら、効果的に認知や興味関心を引き出せるはずです。
【目的別】最適なYouTube広告キャンペーンの選び方3選
成果を出すためには、数あるフォーマットの中から「自社の目的」に合ったものを選ばなければなりません。「認知を広げたい」のか、「比較検討させたい」のか、それとも「購入につなげたい」のか。
ここでは代表的な3つの目的に合わせて、最適なキャンペーン設定を解説します。
1. ブランドや商品の認知度を最大限に高めたい
とにかく多くの人に名前を知ってもらいたいなら、短時間で強制的に見てもらえるフォーマットがおすすめ。
具体的には、6秒の「バンパー広告」や、15秒以下の「スキップ不可インストリーム広告」が有効な手段です。
ユーザーの意思に関わらずメッセージが届くため、商品名を繰り返し刷り込むのに適しています。
予算が潤沢にあるなら、「マストヘッド広告」でトップページをジャックし、一日で圧倒的なリーチを稼ぐのも一手かもしれません。
2. 商品やサービスの購入を比較・検討してもらいたい
興味を持ってもらい、購入候補に入れてもらいたいフェーズでは、ユーザーが情報を求めているタイミングでの接触が効果的。
おすすめは「スキップ可能なインストリーム広告」や「インフィード広告」です。
スキップ可能な広告なら、興味のある人だけが続きを見るため、長尺の動画で詳細を伝えられます。インフィード広告なら、自ら情報を探している顕在層に直接アプローチが可能。
商品の使い方や他社との違いをじっくり解説し、理解を促してみてください。
3. Webサイトへの誘導やコンバージョンを獲得したい
購入や問い合わせ、資料請求といった具体的な「成果」が欲しい場合は、ユーザーのアクションを促す機能がついたキャンペーンを選びたいところ。
最も効果的なのが「動画アクションキャンペーン(VAC)」です。
これを設定すると、複数の広告フォーマットに「詳細はこちら」「購入する」といったボタン(CTA)を目立つように表示可能。
Googleの機械学習がコンバージョンにつながりやすい配信先を自動で選んでくれるため、効率よくWebサイトへの集客や売上アップが狙えるでしょう。
YouTube広告の種類で異なる課金方式の仕組み
費用対効果を正しく評価するには、「いつお金がかかるのか」という課金の仕組みも理解しておく必要があります。主な課金方式はCPV、CPM、CPAの3つ。目的に合わせて適切なものを選びたいですね。
視聴ごとに費用が発生するCPV(Cost Per View)
広告が1回視聴されるたびに費用が発生する課金方式。
主に「スキップ可能なインストリーム広告」で採用されており、以下の条件で課金されます。
- 動画を30秒以上視聴した(30秒未満の場合は最後まで見た)
- 広告をクリックした
興味を持って見てくれた人にだけコストを払えばよいため、無駄を抑えやすいのがメリット。単価はオークション制ですが、数円〜数十円程度が目安です。
表示回数に応じて費用が発生するCPM(Cost Per Mille)
広告が1,000回表示されるごとに費用が発生する方式(インプレッション単価)。
「バンパー広告」や「スキップ不可のインストリーム広告」などで採用されているタイプです。
クリックや視聴の長さに関係なく「表示」で課金されるため、広く認知を高めたい場合に適したモデル。たくさんの人にメッセージを届けたいときの費用対効果に優れています。
コンバージョン獲得で費用が発生するCPA(Cost Per Action)
商品購入や会員登録など、設定した「成果(コンバージョン)」が1件発生するごとに費用が発生する仕組み。
「動画アクションキャンペーン」などで利用できますが、使用するにはある程度のコンバージョンデータが蓄積されている必要があります。
成果に対してのみ支払うためリスクが低く、獲得単価をコントロールしながら運用したい場合に最適と言えます。
YouTube広告の最新トレンドと新しいキャンペーン
YouTube広告は日々進化しており、新しい機能が次々と登場しています。
最近のトレンドは、AI(機械学習)におまかせする自動化。複数の場所へ最適な配信を自動で行う機能が強化されているのです。
競合に差をつけるためにも、注目の最新キャンペーンを押さえておきたいところ。
コンバージョン獲得に特化した「動画アクションキャンペーン(VAC)」
その名の通り、コンバージョン(成果)の最大化に特化したキャンペーン。
一度の設定で、インストリーム、インフィード、ショートなど、コンバージョンが見込める複数の場所に動画を自動配信してくれます。
最大の特徴は、GoogleのAIが「誰に、どこで出せば成果が出るか」をリアルタイムで判断し、予算配分や入札を最適化してくれる点。
細かい調整不要で効率的に購入や登録を促せるため、成果重視の広告主に選ばれている理由です。
AIで需要を創出する「デマンドジェネレーションキャンペーン」
GoogleのAIを活用し、ユーザーの興味関心に基づいて「欲しい」という気持ち(需要)を作り出す新しいキャンペーン。
YouTubeだけでなく、DiscoverやGmailなど、Googleの各サービスを横断して広告を配信します。
まだ自社商品を知らない潜在層に対しても、AIが最適なタイミングで魅力的な広告を表示。認知から購入意欲の喚起までをスムーズにつなげることが可能です。
YouTube広告の種類に関するよくある質問
種類が多すぎて、初めての出稿では疑問だらけになるのが普通です。ここでは、多くの担当者が抱くよくある質問にお答えしましょう。
Q. 広告の種類が多すぎて、どれを選べば良いかわかりません
まずは「目的」を決めることです。
- 認知を広げたいなら「バンパー広告」
- 理解を深めたいなら「インフィード広告」
- 購入・登録が欲しいなら「動画アクションキャンペーン」
このように、ゴールから逆算すれば自然と選ぶべき広告が決まるはずです。
Q. 認知度アップに最も効果的な広告はどれですか?
6秒でスキップできない「バンパー広告」か、15秒以下の「スキップ不可インストリーム広告」がおすすめ。
短時間で確実にメッセージを届けられるため、効率よく知名度を上げられるでしょう。
Q. YouTube広告の費用は最低いくらから始められますか?
実は最低出稿金額の決まりはなく、1円からでも始められます。
予算や入札単価は自由に設定できるので、最初は少額でテスト配信を行い、効果を見ながら徐々に予算を増やしていく運用が可能です。
まとめ
YouTube広告には、インストリーム、インフィード、バンパーなど多様な種類があり、それぞれ得意な役割や課金方法もさまざま。
成功の第一歩は、「認知」「比較検討」「コンバージョン」のどれを狙うか、目的をはっきりさせること。その上で、最適なフォーマットを選ぶことが不可欠です。
また、動画アクションキャンペーンのようなAIを活用した新機能も増えています。プラットフォームの進化は早いため、常に最新情報を取り入れながら、自社にベストな運用方法を見つけていってくださいね。
最後にYouTubeチャンネルを成功させるコツをもっと知りたいということであれば下記の記事もおすすめです。
ご参考にしてください。
参考:難易度の高い「企業YouTube」を成功に導くコツをプロに聞いた







