企業のホームページデザインの基本は流行やかっこいい、おしゃれじゃない!
ホームページデザインは、かっこいいもので、おしゃれなものでお願いします。その考え方合っているでしょうか?
ホームページのデザインと検索するとおしゃれなホームページのデザインテンプレートやかっこいい参考サイトを紹介したサイトがたくさん出てきます。
本当にそのサイトを参考にホームページをデザインしてよいのでしょうか?
Webマーケティング会社からみた企業のホームページを制作する際にデザインについて考えるべきことをお伝えします。
目次
企業のホームページデザインで大切なことはメッセージを表現すること
企業のホームページ制作で大事なことは目的です。
ブランディングしたいのか?販売したいのか?問い合わせを獲得したいのか?何を目的とするのかを考えないといけません。
ホームページを作成する際に目的が決まると伝えたいメッセージができます。
その伝えたいメッセージを表現するのがWebデザインではないでしょうか?
ブランディングを考えたホームページでは
自社のブランディングを考えた際に本当に流行りのデザインが必要ですか?おしゃれなデザインが必要ですか?ブランドイメージとかけ離れたデザインは何の意味もなしません。
例えば、誠実なイメージでブランディングしたいのに、流行を取り入れるのが本当に必要なのでしょうか?もちろん、必要であれば取り入れると良いと思いますが、デザインありきでホームページを制作すると必要以上に費用がかかる場合があります。
採用を強化する目的なら?
採用を強化したいと思い流行りのデザインを取り入れたとしましょう。ぱっと見はおしゃれでかっこいいホームページができるかもしれませんが、あなたはかっこいいホームページで応募してくる人を採用したいのでしょうか?
確かにかっこいいホームページやおしゃれなホームページは魅力があります。だからこそ、本来の目的を忘れるとかっこいいホームページだから応募してくるというようなことになりかねません。
販売強化や問い合わせ獲得を目的とするなら
販売や問い合わせ獲得の場合に美しいデザインはむしろじゃまになる場合があります。私達の経験でもあるのは、美しいデザインは、全体の調和がよく、伝えたいメッセージが伝わらなくなる場合があるのです。私が未熟なだけかもしれませんが。。。
バナーのデザインがイマイチだけど。。。テストしてみるとコンバージョン(販売数や問い合わせ数)が2倍以上に上がったこともあります。
違和感がある方が目につく場合もあります。
コンバージョンを狙うバナーを目立たせるためにまわりのトーンを抑える。コンバージョンを狙うバナーはなじみすぎないように上手くデザインする。たんにかっこいい、おしゃれではコンバージョンが取りにくいということも多々あります。
導線が分かりやすいデザインや商品の良さ・独自性が伝わるデザインが大切です。
SEOと問い合わせ獲得が目的のデザイン
ちなみに私達の自社コーポレーションサイトは、SEOと問い合わせ獲得が目的のデザインです。
このリニューアル前は、SEOを目的としたデザインでした。SEOは達成できましたが、コンバージョン率が以上に悪かったので、双方を目的としてリニューアルしました。
目的を見事に達成してくれています。
希望としては、もうちょっとコンバージョン率を上げたいと今は思っています。
おしゃれでかっこいいホームページデザインは本当にだめなの?
それでは、おしゃれでかっこいいホームページは本当にだめなのか?ということを考えてみるともちろんそんな訳はありません。
大事なことは、おしゃれでかっこいいホームページを作る目的ではないということです。
伝えたいメッセージを伝えるためにおしゃれでかっこいいホームページが必要ならそうするべきです。
おしゃれな洋服の販売サイトがWebサイトがおしゃれでないなんてありえないでしょうし、伝えたいメッセージを伝えるためにかっこよさが必要な時は多々あります。
大切なことは、目的を考えたデザインということです。
ホームページの流行デザインは誰に流行してるの?
ホームページの流行りのデザインは、本当にユーザーが望んでいるのでしょうか?
新しい提案で売上を上げたい広告代理店や技術の向上をしたいWebデザイナーに流行っているという側面があると私は感じます。
一昔前なら「フラッシュ」最近なら「パララックス」「シネマグラフ」「GIFアニメ」など一般のユーザーや企業から流行っているのでしょうか?
バレンタインは、お菓子会社がチョコレートの売上をあげるために仕掛けたように広告代理店が売上を上げるため提案したものや、ほんの一部で取り上げられているものを流行っていると伝えている側面が多いと感じます。
もちろん、目的を達成するために流行りといわれるデザインを取り入れるのは良いことです。ただ、私達のクライアントになる中小、中堅規模の会社がよく分からずに取り入れて見積もりが高くなり、なんで入れた方良く分からない状況に陥っているのを時折見ます。
大手がやっているからと言って、あなたのサイトの目的に本当に必要ですか?流行っているから行うというのは本末転倒です。
参考サイトは、何を参考にする?
デザインする際には参考サイトがあれば、デザインが行いやすいです。
ただし、中小企業で良くある話は、競合のサイトを参考にして欲しいと言う希望です。
それは、やめたほうが良いと思います。選べるホームページで大切なことの1つはユニークさです。競合をまねると劣化版コピーのようなイメージになるリスクが有ります。
それなら、競合以外のサイトを参考にするのをオススメします。
特に目的が明確なサイトをまねるのは一つの方法です。
デザインの参考サイトは?
「ホームページデザイン」とインターネットで検索すると参考サイトをまとめているサイトがいくつかでてきます。
現役Web制作スタッフが選ぶデザインの参考になるギャラリーサイトまとめ33選 byLIG
競合サイトを参考にするなら、このようなサイトから参考デザインを取るほうが良いと思います。実際に制作する際にクライアントとすり合わせのイメージ合わせに使えます。
とはいってもあなたがWEBサイトを作る目的を忘れないでください。
ホームページデザインの基本は目的を達成するのか?
最後にもう一度
ホームページデザインの基本はあなたのホームページを作る目的を達成するために行うということです。
ユーザーにとってわかりやすいサイトになっていれば、デザインが「流行っている」「かっこいい」「おしゃれ」なものでなくても売れているWebサイトはいくらでもあります。
企業のブランディングメッセージを伝える、ターゲットユーザーが見やすいデザインを考える、伝えたいメッセージが伝わるデザイン(ユーザーが分かりやすい、使いやすいデザインになっているか)を大切してください。
このブログを読んであなたの目的を達成するホームページデザインに貢献できれば嬉しく思います。