ホームページ作成の見積依頼時、費用を抑えられる項目とは? 5つの事例を紹介

ホームページ見積もり

会社のホームページを作ることになった!けれど、決められた予算の中で希望のサイトが作れるのかが分からず、お困りではありませんか?

せっかくホームページを作るなら、予算内でやりたいことをかなえられるホームページを作りたいですよね。

ですが、ホームページ制作ではあれこれやりたいことを追加すると費用がどんどんかかるものです。どんなサービスでもそうですよね。

この記事では、実際にバリューエージェントで実際にあった「見積金額を抑えた5つの事例」をご紹介します。

人の名前
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予算がおおよそ300万円(20〜30P)のホームページで、集客を考えておられる企業のWeb担当者さん向けの内容です!

ホームページ制作の見積もりはどのように作られているのか?

ホームページの作成は、以下の11つの工程に分けられます。(依頼先によってサービス内容が異なることがあるため、詳細については聞いてみましょう。)

まず、各種の作業と費用感をざっくり確認しましょう。

サービス価格
マーケティングプラン作成(コンサルティング)数十万円〜数百万円
マーケティング調査50万円〜
キーワード調査と設計(SEO調査と設計)50万円〜
Webサイトの設計(コンテンツ案の企画)30万円〜
ライティング10,000円〜200,000円/1P
デザイン5,000円〜200,000円/1P
コーディング8,000円〜50,000円/1P
システム20,000円〜
スマートフォン対応PCコーディングに含まれる場合が多い
ディレクション費用制作費の10~30%

費用の目安についての詳しい説明はこちらのブログ「ホームページ制作費用の相場|目的で変わる料金相場」を参照ください。

そのホームページを作ることは何が目的なのか?どのようなホームページを作る想定なのか?を明確にして、費用感をつかみましょう。

企業がホームページを作る場合の一例

以下の表は、バリューエージェントがWordPressでトップページ・下層20ページのサイトを制作した場合のお見積りの一例です。

ホームページ制作お見積り例

※こちらの見積りはブログ向けに修正しています。

見積りでは、注意事項として以下を記載しています。

注意事項
  • テキスト・画像については、すべてデジタルのデータにてご提供いただく
  • 画像やイラスト作成等の作業には、別途費用が必要
  • 制作期間は約5ヶ月
  • ワイヤー了承後の内容やデザインの変更は、別途費用がかかる場合がある

「提供資料やデータ・製作期間・修正依頼回数と内容」は制作工程に入ると認識にズレが生じやすい項目です。

互いが共通認識を持つことによって、スケジュールやコミュニケーションをスムーズに進めることができます。

例えば、

「依頼すればスケジュールの融通は効かせてくれるはず」
「使用する写真は全てカメラマンに撮影してもらえるはず」
「納得がいくまでデザインの修正は出来るはず」
「問い合わせフォームは自由に何でもカスタマイズできるはず」

等、どこまでが見積りの範囲なのかは会社によって細かく異なります。後々、トラブルにならないように制作工程に入る前に確認しておきましょう。

工数がかかるところが費用が高くなるポイントです。どこの工程で作業が大幅に発生するのかを把握した上で、見積を依頼するといいでしょう。

見積費用が下がった5つの事例

では弊社に依頼されたお客様がホームページの費用をおさえられた事例についてご紹介します。見積りを依頼される際に、参考にしてみてくださいね。

1.ページやコンテンツを省略した・後回しにした事例

費用カットのポイント

サービスページのページ数を厳選し、計4ページ分(11ページ→7ページ)減らした。

マーケティング設計があることを前提としていますが、上位表示させたいキーワードごとにページを作ると、想定していたページ数より増える場合があります。
ページ数やコンテンツ内容が増えれば、比例して費用は上がります。

ボリュームが少ないキーワードに対してもコンテンツを用意することは、SEO対策をする上では重要ですが、予算内でホームページを作る場合は、優先順位の高いページから作ることで費用を抑えなければなりません。

まず主力のキーワードで上位表示を狙うページは制作会社に依頼してしっかり作り込んで公開し、優先順位の低いキーワードに対しては自社で検証しながらコンテンツを増やしていくことが現実的な手段でしょう。

2.システム系の機能を設けずに他のコンテンツで補った

費用カットのポイント

お客様が見積り金額をその場で把握できるように、オリジナルの「見積り計算ページ」を作りたかったが、通常の問い合わせフォームで対応した。

サイトリニューアルを検討されていたA社様は、「ホームページを訪れたお客様が、その場で簡単にかかる費用が分かれば、問い合わせにつながるだろう」と考え、弊社にシステム構築の相談をされました。

例えば引っ越し業者のサイトのように、家具の数や家電の数を選んでいくことで、自動的に見積り金額が出るようなものをイメージされていました。

しかしながら、全てオリジナルのシステム構築となると、最低でもそのシステム構築だけで80〜100万円の費用感でした。

あくまで今回のリニューアルの目的は、集客することで、このシステム構築の優先順位は1番目ではありませんでした。

今回は通常の問い合わせフォームで質問項目をいくつか設けて、問い合わせ後に詳細をヒアリングし、正式なお見積りを提示することになりました。

見積りの自動化が最優先事項なのであれば、妥協できない項目だったかもしれませんが、費用対効果を考えた時に、まずはサイト内の充実を優先することでA社様も納得されました。

3.デザインへのこだわりをなくした(動きが少ないサイトにした) 

費用カットのポイント

イメージを固めてから制作依頼をし、動きがあるもの(JavaScriptを使用)については極力なくすデザインで進めた。

例えば、「こんなイメージのサイトが良いです!」という案を数点用意しておくとすり合わせがしやすくなります。また、サイトのURLだけで伝えるのではなく、「このサイトのこの箇所は良いと思う。この箇所のデザインはやってほしくない。」等具体的な意見があると、完成したデザインと希望にズレが少なくなるでしょう。

かっこいい・かわいいなどの情緒的なデザインでホームページを作る場合、要所要所で動きを差し込むことがあります。(写真がふわっと浮かび上がる動きやアニメーションが入る動き等々)
参考:
動くWebデザインアイデア帳 | 動くWebデザインアイディア帳

しかし、その動きのある実装をすることでコーディングの工数がかかります。

CV(コンバージョン)ボタン(申し込むためにクリック・タップする箇所)ではお申し込みがスムーズに進められるデザインにしますが、SEOとは関係ない箇所で「なんとなくカッコいいから」のような理由で動きを付けるなら、ただただ工数がかかることになるでしょう。

操作を考えた上でのデザインであれば話は変わりますが、こだわりがないのであれば複雑なデザインや動きは入れない方が良いでしょう。

4.写真やイラスト素材、テキストを用意する

ホームページの内容

結婚相談所サイトのランディングページ

費用カットのポイント

オリジナルイラストを随所で使用を希望→フリー(有料の素材集)のイラスト・過去にプロカメラマンにとってもらった写真で対応した。

結婚相談所B社様からランディングページ作成の依頼がありました。

構想段階では、ホームページ内でイラストをふんだんに使用したいとご要望をいただいておりました。しかし、イラストをワンカットずつサイト内に入れるとなると、費用がその枚数分かかります。

イラスト1点3,000円〜何万円の相場で、イラスト数が多ければ比例して費用も高くなります。

イメージに近いイラストを描けるデザイナーさんを探し、ワンカットずつ情報を共有後、制作いただくのですが、もしイラストにこだわりがなければフリー素材(有料の素材集)のイラストで代用できないかを検討しましょう。

写真に関しては、事業所案内(内観・外観)、スタッフ紹介(人物写真)、サービスや商品が分かる写真等、手持ちであるものは情報共有しておきましょう。

手持ちの写真を活用したり、フリーのイメージ画像で代用したりすることで、0から写真を撮影しなくても替えが効く場合があります。

ただし、オリジナルの写真を使用することが最もオリジナリティがあって良いことは確かです。
フリー素材に頼り過ぎずにイメージとサービス(商品)にギャップがないように、画像選びは慎重におこないましょう。

5.余裕のある納期で制作を依頼する

費用カットのポイント

常識的なリードタイムで依頼することで通常料金で制作してもらう。

どのようなホームページでも当てはまりますが、通常料金で依頼するために常識的なリードタイムで依頼することを覚えておきましょう。余裕がない制作スケジュールになると、作り手はその案件だけに集中して作業することになり、特急料金を追加する会社もなかにはあります。

それぞれの会社(フリーランスの方に依頼する際も同様に)が制作に要する期間を確認しましょう。どうしても時間的に無理して作らなければならない場合には、割高な費用になる可能性があります。

余裕のない納期の場合の懸念事項は、

  • 「依頼する側の確認作業は期日遵守」
  • 「大幅なデザイン変更や仕様変更がある場合は受けてもらえない可能性がある」等です。

依頼者が情報を提供する場面で時間に余裕がないことで、「後から追加で情報が出てきた!」「もっと違う内容を掲載したかった!」と思ってしまうことはありがちです。情報を修正するにも別途費用がかかるため、本末転倒になってしまいます。時間に余裕をもって依頼することが、お互いに満足いくホームページを作ることに繋がります。

また、時期によって価格が変動する場合もありますので、念頭に入れておきましょう。例えば、依頼先の繁忙期にどうしてもホームページ制作を依頼したい場合には、見積りが高くなる可能性があるため注意しましょう。

まとめ

ホームページの見積りを取るときには、制作会社によって得意な領域が異なるため、見積りを依頼する時点で確認してから進めると良いでしょう。

  • どのようなホームページにしたいのか?(デザイン重視か?成果重視か?機能重視か?等)
  • 期間はどのくらいかかるのか?
  • テキスト・写真・イラストはどこまで用意が可能なのか?
  • 検討している予算感は?

互いにすり合わせて、不透明な箇所を埋めていきながら見積りは組み立てられます。

先に情報を共有できるものは発信しておくと、より適切でズレのないものになるでしょう。参考にしてみてくださいね。

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