2023.05.02
SEO対策

SEO対策の効果とは?最短で効果を出す方法や売上UP事例を紹介

SEO対策を検討している企業でも、「SEO対策にどんな効果があるのか」具体的に列挙できる方は案外少ないかもしれません。

今回はそんな意外と知らないSEO対策での効果について、具体例を交えながら紹介していきます。「どんな効果を得るためにはどんなSEO対策を行えばいいのか」を確認して、成果や売上につながる効果的なSEO対策を行っていきましょう。

「SEO対策って、アクセス数を上げる施策でしょ?売上につながらないと……」と導入に悩む方もぜひご覧ください。

弊社バリューエージェントでマーケティング支援を行い、売上効果につながった3つの事例も紹介していきます。

SEO対策で得られる効果とは

SEO対策で得られる効果として、まず多くの人がイメージするのが「Googleなどの検索結果における上位表示」でしょう。「狙っているキーワードで上位を取ること(1ページ目に載ること)」ができれば、クリックを獲得しやすくなり、アクセス数はUPします。

アクセスの母数が増えれば、サイトの成約率は変わらなくとも、問い合わせは増加していき、売上UPに直結する効果が見込めるでしょう。

なお、重要なのは「何のために、どんなキーワードで上位を取るのか」です。SEOは狙うキーワードによって、ブランディング、認知促進、成果獲得……など、「売上UP」に限らないさまざまな効果が期待できます。

本章では、目的別に狙うべきキーワードをバリューエージェントの場合を例に紹介していきます。

狭域~広域の問い合わせ獲得

注力すべきキーワード    :サービス内容やそのジャンルなど

バリューエージェントの場合 :「WEBコンサルティング 大阪」「WEBコンサルティング」「SEO対策 大阪」等

SEO対策は検討度の高い顧客から、まだ具体的なイメージができていない段階の顧客まで、幅広い層への問い合わせ獲得に貢献します。

人は調べものをするとき、商品名や企業名で直接検索するのではなく、知りたいことのジャンルや内容+1~2個のキーワードで検索することが多いのではないでしょうか。

ちなみに、この記事は「SEO対策 効果」と検索した方向けに作成しました。
「SEO対策」は知りたいことのジャンル、「効果」は補足するキーワードという立ち位置です。

ほかにも、バリューエージェントでは主に「WEBコンサルティング」のサービスを行っているため、たとえば以下のようなキーワードでSEO対策をしています。

  • 「WEBコンサルティング 大阪」…サービス内容+地名
  • 「WEBコンサルティング SEO対策」…サービス内容+詳細内容

なお、「サービス内容+1~2個のキーワード」で考えられるパターンは無限にありますが、ただやみくもにさまざまなキーワードでブログを書けばよいというものではありません。

たとえば上記、バリューエージェントの場合では、「WEBコンサルティング 大阪」のほうが「WEBコンサルティング」より高い優先順位に置いています。

なぜなら、「WEBコンサルティング」かつ「大阪」で検索してきた人のほうが、エリアを絞って具体的に会社を探してきている(=顕在度が高い)ことが予想されるからです。また、東京や他の都市圏にもSEO会社は数多くあるため、「大阪」を入れて検索したほうが、シンプルに競合の数は減少します。

一方、「WEBコンサルティング」や「SEO対策」といったキーワードは、大阪以外のエリアも含めた全てのSEO関連企業がライバルとなるため、競合はぐっと増加します。

競合が多く難易度は高いので、優先順位としては低めではあるものの、上位表示されたときのアクセス数や問い合わせ数では、「WEBコンサルティング 大阪」より大きなインパクトが期待できるでしょう。

競合が少なくニーズは高い狭域のキーワードと、競合は多いが上位表示されれば大きな売上UPにつながる広域のキーワード、どちらもSEO対策での効果最大化には必要なため、優先順位をつけながらバランスよく対策していきましょう。

認知促進・被リンクやサイテーションの獲得

注力すべきキーワード    :問い合わせには直接関係ない、同ジャンルのキーワード

バリューエージェントの場合 :「Instagram 投稿時間」「altタグとは」等

SEO対策は認知促進にも効果を発揮します。
たとえばバリューエージェントでは、「Instagram 投稿時間」など、一見「WEBコンサルティングの問い合わせ最大化」には無関係そうなことでも、コンテンツを作成・発信しています。

このキーワードで検索するユーザーは、「自分でInstagramを投稿する際に一番見てもらえそうな投稿時間を知りたい」といった検索意図かもしれません。その要件では、すぐに弊社にWEBコンサルティングの問い合わせをしてくるとは考えにくいものです。

しかし、こういったキーワードで発信を続けていくことは、多くの人の認知や想起のきっかけとなるのはもちろん、SEO的にも重要です。

たとえば、個人ブログやSNSで「Instagramの投稿時間について気になって調べてみたら、この記事が参考になった」とリンクを貼って紹介(=被リンク)してもらえたり、「バリューエージェントという会社のブログを参考にした」と社名に言及(=サイテーション)してもらえたりするかもしれません。

このようなWEB上の紹介や言及がされればされるほど、検索エンジンの信頼度は上がっていきます。結果として、サイト・ドメイン全体のSEOにプラスの効果をもたらし、上位表示されやすい状況が作れるのです。

バリューエージェント以外の例で考えると、お肉の通販サイトなら「和牛と国産牛 違い」、ケーキ屋さんなら「おいしいモンブランの簡単な作り方」など、自社の分野ではありながらも少しニーズ違いのキーワードをイメージするとよいでしょう。

需要の取りこぼし防止&ブランド力UP

注力すべきキーワード    :会社名やブランド名

バリューエージェントの場合 :「バリューエージェント」

ここまで顕在層の獲得や被リンク目的でのSEO対策について紹介していきましたが、売上効果UPのために行うべき大前提の施策は「会社名(サービス名)検索で1位を取り、今ある需要を取りこぼしなく拾うこと」です。
せっかくあなたの会社名で検索しているユーザーがいても、サイトが上位表示されていなければ、あなたのサイトへは遷移してこないかもしれません。

また、そのようなユーザーは、すでに会社名を知っていて何らかのアクションを起こそうとしている、顕在度の高い層と言えます。SEOで表示順位を改善できれば、問い合わせや売上UPの効果に直結していくはずです。
自社名で検索して上位表示されるかは、ぜひさっそくチェックしてみてください。1位表示でないなら、まだまだ改善の余地はありますよ。

上位表示や1位表示を狙う際は、まず会社を広く知ってもらうためにSNSやプレスリリースの発信、セミナーの登壇、展示会の出展など、地道なブランディング活動を行っていくことも検討してみましょう。

また、社名検索で1位に表示されれば、Googleなど検索エンジンの評価がUPするのはもちろん、ユーザーにとっても信頼感や安心感のブランディングにつながっていきます。信頼できるサイト・会社であることは、WEB上で集客や商売をするうえでも、今後さらにSEO対策を強化していくうえでも、最低限必要かつ重要な要素です。

SEO対策で効果が得られるまでの期間と、施策の優先順位

ここまで、SEO対策で得られる効果を目的別に3つに分けて紹介していきました。無料から始められて、認知促進から売上最大化まで幅広い効果が見込めるSEO対策ですが、果たしてどのくらいの期間が必要なものなのでしょうか。

期間は会社やサイトの状態によって幅がありますが、サイトをゼロから立ち上げる場合、1年はかかると考えておいた方がよいでしょう。以下、サイトの規模感や状態別に、効果が出るまでの期間の目安を一覧にしました。

サイト規模状態SEO効果が出るまでの期間
運営し始めてからしばらく経っていて、50記事程度のコンテンツの蓄積がある。狙ったキーワードでコンテンツを書けば上位20位くらいには入る。3ヶ月程度
企業名やサービス名で検索すれば1位に表示される。まだあまりコンテンツには力を入れていないが、月に何回かは発信している。6ヶ月程度
サイトをこれから立ち上げる。1年以上

このように、SEO対策は時間のかかるものになるため、長い目で見てコツコツとコンテンツを積み上げていくことが重要になります。記事数にすると50~100記事程度の蓄積を積んできたところでやっと、上位に上がりやすくなってくる目安です。

50~100記事を書き溜めていくなかでも優先順位は存在します。顕在ニーズの高いものから着手し、だんだんと潜在層向けに裾野を広げていきましょう。

  1. 会社名・ブランド名など
  2. サービス内容やそのジャンルに関係する(問い合わせにつながる)キーワード
  3. 問い合わせには直接関係ない、同ジャンルのキーワード

コンテンツの蓄積があると、新しい記事は早めに上位に表示されやすくなっていきます。記事を書いてすぐに20位くらいに入り、そこから1ヶ月で10位以内、2~3ヶ月以上で5位以上(1ページ目上位)にじわじわと上がっていくイメージです。

しかし、「1年もかけていられない」「すぐに効果を出したい」と思う方もいるでしょう。最短で効果を出さなければならないときのおすすめは、「50~100記事の蓄積」を早めに完成させることです。

初月で50記事ほどの蓄積があれば、1年ほどかけてじわじわとサイトを充実させていく過程を短縮できるため、通常よりは早めに、ゼロからの効果を実感することができるでしょう。

ただし、それだけたくさんの記事作成を一気に行うことは簡単ではありません。現実的には、広告やプレスリリース、SNSなど他の告知手法を使いつつ、月に5~10件程度コンスタントに記事をUPできるとよいでしょう。他施策で集客しながら、同時進行でSEO効果もだんだんと蓄積していく展開が理想です。

SEO対策で問い合わせや売上効果につながった事例3選

SEO対策の効果や、その効果が出るまでの期間を紹介してきたところで、最後にバリューエージェントでの事例を紹介します。

アクセス数だけでなく、問い合わせや売上効果に寄与している事例を3つピックアップしましたので、「SEO対策で売上効果を出すとはどういうことか」具体的にイメージいただけたら幸いです。

①ガス機器・オール電化の問い合わせが約2倍増加/SEO1位獲得

滋賀県内でLPガスの供給やガス機器、電化機器の販売施工などを行う「株式会社クサネン様」のサイトリニューアルやSEO対策などを実施しました。

LPガスのみならず、ガス機器やオール電化の問い合わせ数を増やしていきたいご要望があったため、コーポレートサイトから各サービスへの導線を分かりやすく設計したり、ガス機器/オール電化専用ページを同ドメイン内に新規で作ったりと、サイト周りを大きくリニューアルしていきました。

クサネン様LP例

各サイト内ではそれぞれ、検索ニーズをもとにした記事コンテンツを作成しています。問い合わせに直結するキーワードだけでなく、「ガスコンロの選び方」「エコキュートの寿命」など、ユーザーの悩みを解決するキーワードのコンテンツも含めたことで、アクセス数は約4.5倍の大幅アップにつながりました。

クサネン様効果実績

なお、「給湯器 滋賀」は平均50.1位⇒平均1位、「エコキュート 滋賀」は平均23.7位⇒平均1位と、顕在度の高いキーワードで検索結果1位を獲得しています。結果、WEB問い合わせは約2倍、電話等の問い合わせも約2.7倍と倍増しました。

また、ホームページをきっかけにしてショールームへ来訪した方は約1.7倍に増加しているので、WEB問い合わせに限らず、オフラインでの効果も発揮した結果になりました。

②結婚相談所の問い合わせ数が月1~2件から21件に大幅増加/ SEO1位獲得

兵庫県明石市の結婚相談所である「関西ブライダル 明石店様」のサイトリニューアルやSEO対策、リスティング広告などを実施しました。

この企業様は、紙媒体中心の集客からWEB集客へシフトしていきたいご意向がある一方で、あまりいい業者に巡りあえず、WEBでは費用対効果が合わない状態が続いてしまっていました。また、「関西ブライダル 明石店」と検索しても、公式サイトよりポータルサイトが上位表示されている状態でした。

そこでまずは既存のサイトを分析のうえ、ユーザーが離脱してしまっていたポイントの表現方法などを調整しました。リスティング広告も需要のあるキーワードを精査のうえで配信調整を行っています。

手を入れた部分は少しですが、大幅な問い合わせ増加、費用対効果の改善につながりました。

関西ブライダル様効果実績

なお、「結婚相談所 明石」のキーワードでは検索順位が平均6位⇒平均1位と向上しています。これまで顕在度の高いキーワードで検索されていても、上位表示されるポータルサイトに成果を取られてしまっていましたが、現在は検索1位+リスティング広告でニーズの取りこぼしを防ぎ、売上増加に寄与しています。

③割烹料亭の問い合わせが6.4倍増加/顧客の75%がWEBをきっかけに来店

大阪で割烹料亭や仕出し・宅配を営む「割烹一の谷様」のサイトリニューアルやSEO対策などを実施しました。
数ヶ月に1回程度しか問い合わせがなかった状況を改善するひとつの打開策として、想定ターゲット別のページを多数作成しました。

割烹一の谷様LP例

割烹料理や仕出しといってもニーズは人によって異なるため、それを「法事・法要」「宴会・接待」「同窓会」などジャンル分けして作成しています。

ジャンル分け後には、「同窓会 ○○市(エリア名)」等、「キーワード×地域」などで上位表示がされるようになっていき、検索意図に沿った需要を拾い上げることに成功しました。結果、WEBフォームからの問い合わせは約6.4倍に伸長し、電話問い合わせも月平均で38.2件発生しています。

割烹一の谷様効果実績

リニューアル10ヶ月目の顧客アンケートでは75%が「WEBサイトがきっかけで来店」と答えているため、集客全体におけるWEBの影響力が高まっていると言えるでしょう。

まとめ

今回はSEO対策で見込める効果やそれにかかる期間、事例などを紹介していきました。

SEO対策は認知促進から成果獲得、売上最大化など幅広い目的で効果が見込める一方で、ゼロから始める場合、最低1年はかかるような足の長い施策です。

企業によってスタート地点や課題感は大きく異なるものですが、バリューエージェントの場合は紹介した3つの事例のように、現状の課題を把握したうえで、1社1社に寄り添ったコンサルティングを行ってまいります。

「自社運用できる力をつけるためにアドバイスが欲しい」「1から10まで任せたい」など、どんな段階からのご要望でもお伺いいたしますので、ぜひお気軽にご相談くださいませ。

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