サーチコンソールのリッチリザルトとは?パンくずリスト・イベント・よくある質問について解説
サーチコンソールの拡張レポートを見たことがありますか。
サーチコンソールの拡張レポートでは、構造化データの状態(有効・無効・警告箇所など)を確認できます。
今回は、構造化データのうちの「パンくずリスト」「イベント」「よくある質問」について解説します。
こちらのページでは構造化データについての解説をおこなっています。サーチコンソールの設定や他の使い方を知りたい方は、サーチコンソール完全ガイドよりご希望のページへ進んでください。
目次
サーチコンソールの「拡張」とは
サーチコンソールの構造化データに関するレポートです。
構造化データを利用して、Googleがページのコンテンツを認識すると、「リッチリザルト」として検索結果に表示します。
(かならず、検索結果上で「リッチリザルト」として表示されるわけではありません)
リッチリザルトとは、通常の検索結果とは異なり、画像などテキスト以外の要素を含んだ検索結果の表示です。
たとえば、「カレー レシピ」で検索した場合、通常の検索結果に加え、「レシピ」として下図赤枠のような検索結果が提示されることがあります。
赤枠部分が、リッチリザルトです。
「拡張」レポートについて
サーチコンソールのメニュー「拡張」に表示される各項目をクリックすると、レポートを確認できます。
拡張レポート上部では、「無効」「有効」の数と各ステータスの棒グラフが表示されます。
レポート画面下部には、警告の詳細(警告が出ている場合)が表示されます。
- 無効:検索結果にリッチリザルトが表示されない。
- 有効:検索結果にリッチリザルトが表示されるための最低限のレベルを満たしている。
拡張で表示される項目は、パンくずリストやイベント、ロゴ、Q&Aなど複数の項目があります。
拡張>パンくずリストとは
パンくずリストとは、該当ページがサイト内のどの階層に属しているかを表示するリストです。
たとえば、以下の画像の場合、 「令和4年分確定申告」は「shiraberu › shinkoku › tokushu」に属しています。
パンくずリストのレポートについて
サーチコンソールで、パンくずリストのレポートを表示すると、下図のように有効・無効の数値と棒グラフのエリアが現れます。
棒グラフの下の「有効なアイテムのデータの表示」をクリックすると、有効アイテムの一覧が表示されます。
「例」に記載されているURLをクリックすると、パンくずリストのHTML(構造化データ)が確認できます。
拡張>イベントとは
イベントである旨の構造化データを設定すると、Googleの検索画面で「イベント」として表示されることがあります。検索画面では下図のように表示されます。
イベントのレポートについて
サーチコンソールで、イベントのレポートを開くと、パンくずリストと同様の画面が表示されます。
下図の場合、レポート画面下部に「検索での見え方を改善できるアイテム」が表示されています。
これらはリッチリザルトの表示に影響を及ぼすものではないですが、「改善する方がよりユーザーのためになる」とGoogleが判断し、警告を出している項目です。
「検索での見え方を改善できるアイテム」の警告を修正をする手順を解説します。
まず、警告が出ている項目行をクリックします。
「eventAttendanceModeがありません」をクリックすると、下図のような画面に遷移し、実際に警告が出ているURLと詳細を確認できます。
また、画面右下の「URLを検査」から個々のURL検査を行うことができます。
警告やエラー内容の詳細を確認し、必要に応じて、警告やエラーを修正します。
修正が完了したら、「修正を検証」をクリックします。
なお、修正検証には数日から数週間の時間がかかります。繰り返し、「修正を検証」をクリックしないよう注意しましょう。
拡張>よくある質問とは
検索結果画面で、「よくある質問」の質問と答えがセットになって表示されるパターンです。
以下の画像の赤枠内が「よくある質問」の箇所です。
よくある質問のレポートについて
サーチコンソール>拡張で、よくある質問のレポートを確認できます。
ほかのレポートと同様に有効・無効の数値と棒グラフが表示されます。
棒グラフの下の「有効なアイテムのデータの表示」をクリックすると、有効なアイテムのURLが表示されます。
URLが表示されている行をクリックすると、よくある質問のHTMLが確認できます。