TikTok広告運用をする前に知っておきたい特徴とは？！
昨今、話題の尽きないTikTok。
ショート動画が注目されていく中でTikTokを活用した広告を検討している企業も多いかと思います。
今回はそんなTikTokの広告運用において、どういった強みがあり、また費用の相場感やどこに依頼したらいいのか、代理店の選定ポイントなどをご紹介いたします。
本記事はこんな方の参考になります！
- TikTok広告を運用依頼した場合の費用について知りたい企業の担当者
- TikTok広告の種類やメリットについて知りたい方
- TikTok広告の外注する上で選定するポイントを知りたい担当者
目次
TikTokの広告運用について
TikTok広告には大きく分けると2種類のやり方があります。
今回はその中でも注目されている運用型広告についてご紹介いたします。
運用の目的について
TikTok広告を活用する目的としては若年層にリーチしたいであったり、訴求力が高い動画広告（ショート動画）で展開したいなどが挙げられるかと思います。
例えば、Z世代をターゲットにしているような美容コスメの場合、漫画タッチでのストーリー展開の広告を動画で発信することにより、同じ漫画でも静止画に比べて視覚と聴覚の両方で訴求ができ、ユーザーに自分ごと化してもらいイメージUPに繋げたりできます。
またTikTokは目的なく回遊しているユーザーが多いのでよりナチュラルな状態でユーザーに届ける事が可能です。
その中でも運用型のTikTok広告は従来の純広告と比較して、コストを最小限にして出稿する事ができます。
運用型にする事により、広告の途中でターゲティングやクリエイティブ、予算などの設定を変更する事も可能になります。
上記を踏まえて運用型広告にする目的としては、PDCAを回しながら広告のパフォーマンスを向上させたい時や、予算が限られている場合や、期間に合わせて運用したい際は非常に向いている手法です。
より詳細なTikTokの純広告の種類やTikTok広告自体の特徴に関してもっと知りたい場合はこちらの記事も参考になります。
関連記事：TikTok広告と相性が良い会社、悪い会社｜特徴から考察 | 大阪 バリューエージェント
広告運用の強み
TikTokの広告運用の強みとしては大きく2つあります。
- おすすめ投稿枠（インフィード広告）によるユーザーへの訴求
運用広告はインフィード広告面になるため、その他の通常コンテンツと一緒の流れで表示がされ見分けもつきにくく、ターゲットユーザーに訴求する事が可能になります。
また通常投稿と同じように「いいね」「コメント」「シェア」がつくため、ユーザーの反応を確認したり、興味を持ってもらい、拡散してもらえたりと、上手くいけば多くのユーザーへのリーチができるのも強みになります。
例えば、美容サロンを運営している企業の場合、女性が男性にアタックする為の悩みから解決するためのステップをストーリーで展開し、実際の店舗利用のフローや利便性、金額感などをしっかり伝えることにより、集客に繋げたりしています。
- 運用代行に依頼する事により、効率よくPDCAを回す事が可能
広告運用の醍醐味はやはりPDCAを回す事により効果の向上を見込めることです。
また上記をお願いする事により自社リソースを最小限にして展開が可能で、また代理店によっては自社が欲しいノウハウを持っているため効率よく質の良い広告を打ち出す事ができたりします。
まとめると、ネイティブな訴求によって、ユーザーに広告感を与えず発信が可能で、且つノウハウがある運用会社に依頼する事により、リソースがなくても高いパフォーマンス（最小のコストで最大のCV数）を発揮する事が可能になったりします。
Spark Adsについて
Spark Adsとは、インフィード広告の広告素材として通常のオーガニック動画（UGC）を活用できる広告フォーマットとなります。
オーガニック動画（UGC）は自社が投稿したものだけではなく、契約しているTikTokerが投稿した動画も活用ができ、影響力の力を借りて商品・サービスの認知拡大やエンゲージメントの向上などに寄与する可能性があります。
例えば、飲料メーカーの栄養ドリンクの場合、若年層に人気のTikTokerを起用し、実際に飲んだ美味しさやそれによる悩みが解決した感想を伝え、ターゲットとなりうるユーザーの認知度を高めたりします。
実際に人気のTikTokerが投稿した動画を活用したSparkAdsは多数のユーザーをリーチし、結果、「広告認知」「ブランド認知」「購入・利用意向」のいずれにおいても、TikTokerのほうが効果的だという結果が出ています。
TikTokの広告運用に掛かる費用について
ここまで運用広告についてご紹介をさせて頂きましたが、では実際にTikTok広告の運用にかかる費用はどれくらい掛かるのか気になるところです。
運用費用の相場について
冒頭でお伝えした通り、運用自体は少額の予算に合わせて運用ができるため極端な話2000円〜でも可能にはなります。
ですが、運用会社に依頼するとなれば、やはりある程度まとまった費用は必要となります。
運用会社によって広告運用を請け負うための最低予算は違うかと思いますが、一般的には大体月額の広告予算が30万円〜くらいで運用手数料が予算に対して20％が相場感となるでしょう。
運用会社によってはミニマムの契約期間が3ヶ月や6ヶ月からなどの縛りもあるのでその辺りもしっかり打ち合わせした上で進めていきましょう。
因みに、前述のSpark Adsなどを実施する場合は上記にプラスしてインフルエンサー（TikToker）のキャスティング費用（50万円〜）も別途発生するので注意が必要です。
運用会社を選ぶポイント
お伝えしてきた通り、運用型広告のメリットは大きいですが、一方で、たくさん運用会社がある中で相性などによっては、広告の質が悪かったりするケースもあるかと思います。
そのような事態を少しでも回避するために運用会社を選定するポイントを3点ご紹介させて頂きます。
一つ目は、専門性があるかどうかになります。
大事なのは自社の業界に沿った事例であったり、もしくは業界が多少違っても参考になる実績を持っているかどうかは自社が欲しいノウハウがあるかの話に繋がりますので、パートナー会社を選ぶ上では重要な要素になってきます。
二つ目は、自社の目的を明確にした上で選ぶ事が大事になってきます。
例えば、ブランディングを目的として運用したいのか、獲得を重視した運用を求めるかによって運用会社の得意不得意が出るかと思います。
その辺りも踏まえて、自社の進むべき狙いをはっきりさせた上で選定をしましょう。
またSparkAdsなどの展開を見据えて、運用会社に自社に有効なクリエイターが所属しているorネットワークを持っているかどうかも選ぶ上ではポイントになるかと思います。
最後は、前項の話にも繋がりますが、自社に合った予算感で依頼ができるかになります。
理想はもちろん、運用手数料が安いに越したことはありませんが、一方で適正の予算をしっかり払う事により運用会社とパートナーシップを築く事も重要だと考えられます。
予算が限られている場合はそれに合わせて請け負ってくれるかを事前にリサーチをした上で進めていくことが大事でしょう。
TikTok広告の運用事例
ここからはTikTok広告の運用事例をご紹介させて頂きます。
事例について
引用：PR投稿を「Spark Ads」でブースト配信、TikTokクリエイターのアカウントを活用した自然な広告接触が購買に直結【株式会社Ｉ－ｎｅ】
こちらはコスメ会社のTikTokの運用広告を活用した事例になります。
前項の「SparkAds」を活用し、クリエイターがより自然な状態で動画配信をし、商品の特性の訴求に関してもクオリティが高かったため、興味喚起に大きく寄与することに成功しました。
またクリエイティブ制作においても、普段のトンマナを意識したり、その商品を使うとどのようないいことがあるのかを、上手く表現して制作した点も大きなポイントになります。
引用：低予算から始められるので、ターゲットへの新たなアプローチ手段に。【充電式UV除菌器PEDIC】 | 【公式】TikTok for Business
続いて、充電式UV除菌器を扱うメーカー運用広告の事例になります。
小さな会社のため、予算が限られており、その中で以下に広告効果を最大化するかを軸に広告配信を実施。
とにかく、TikTokを通じてこの商品の「紫外線で除菌できる」というベネフィットの認知を広げらることを意識して実際に広告を配信したところ、他の運用広告の1/3以下の金額となり、高いコストパフォーマンスを実現することができました。
事例からわかるポイントについて
総じて、インフィード広告によるオーガニックな訴求になるため、ターゲティング（ターゲットの呼びかけ）を意識することはもちろん、クリエイティブもそれに沿った形で発信する事が成功のポイントになっていると思います。
また便益をしっかり伝えて動画による理想の姿を見せることや、ユーザーに親近感を抱いてもらい自分ごと化してもらうことがイメージの醸成ないし、購買に繋がっていくでしょう。
まとめ
お話しさせていただいた通り、TikTok広告の運用は純広告に比べてメリットもありますが、一方で運用会社によって強み弱みが変わり結果も変わってくるかと思います。
重要なのは、自社がどういう目的で広告を展開していきたいかをはっきりさせた上で、運用会社を選定する事が成功への近道になるでしょう。
