注目のSNSマーケティング!インフルエンサーキャスティングどうやる?
昨今、SNSを活用したマーケティング施策を企業が活用する例が増えています。
自社でアカウントを持って運用することもあれば、影響力を持っているインフルエンサーと呼ばれる方々に商品・サービスをPRしていただくインフルエンサーマーケティングも増えています。
今回はインフルエンサーマーケティングをしていく上で重要なインフルエンサーのキャスティング方法をご紹介しながら、自社に合ったキャスティングの決め方についてご紹介できればと思います。
本記事はこんな人の参考になります!
- インフルエンサーマーケティングのキャスティング方法を知りたい
- 自社に合うインフルエンサーのキャスティングを知りたい
- 各インフルエンサーキャスティングのメリット、デメリットを知りたい
目次
インフルエンサーのキャスティングについて
インフルエンサーマーケティングを進めていく上で、キャスティングはマーケティングの成果を左右するとても重要な要素になります。
インフルエンサーのキャスティングは以下の流れで進めていくのが良いでしょう。
⒈目的、目標(ゴール)を決める
⒉目的、目標(ゴール)に合ったインフルエンサーを探す
⒊インフルエンサーに依頼をかけ、投稿などを実施してもらう
⒋目的、目標(ゴール)に対しての成果測定をする
⒌新たなインフルエンサーを探す
上記の流れを理解した上で、自社に合ったキャスティング方法を考えていきましょう。
インフルエンサーキャスティングのポイント
具体的にキャスティングするために何をポイントにして考えたら良いかをご紹介していきます。
キャスティングの決め方について
インフルエンサーマーケティングを進めていく際、ゴールと課題をはっきりさせることが大切になります。
重要なことですが、インフルエンサーマーケティングのゴールを明確にすることで、どのような方をキャスティングしてその方にどのような発信をしてもらうかが決まっていきます。
逆にここが明確に決まらぬまま適当にキャスティングすると、成果がよくわからなかったり、検証もしづらかったりします。
⑴集客の場合
ゴールが実店舗やサイトに集客をしたい場合であれば、多くのフォロワー数を抱えているインフルエンサーか、もしくは自社の商材に刺さりそうなコアなファンを抱えているインフルエンサーを活用すると良いでしょう。
その際にインフルエンサーとコラボするような発信が可能であれば、なお効果的です。
⑵認知を上げたい場合
ゴールが認知の場合は、上記と同じくフォロワーを多く抱えているインフルエンサーを単発で起用する方法も良いとは思いますが、アンバサダーのように世界観に合った方を公認にして、繰り返し発信してもらう方法も有効です。
その場合は潜在顧客の引き上げにも繋がり、ある程度長期の取り組みとなるでしょう。
⑶自社のSNSアカウントを強化したい場合
最後に、ゴールが自社の運用するSNSアカウントを強化したい場合は、フォロワー数が少ないインフルエンサーを多用して、コンテンツを増やす施策にするのも良いでしょう。
フォロワー数が少なくても、コンテンツが増えれば口コミとしての効果もありますし、SNS特有の「#検索」でも拡散が期待できます。
また、フォロワー数が少ない方であれば、2次利用も費用がかからずにできる場合もありますので、自社アカウントに流用するのも非常に有効な手になるでしょう。
キャスティング費用の相場
※エンゲージメントとは、投稿に対してのユーザーの反応になります。
例えば、Instagramの場合は投稿内容への「いいね」や「コメント」「保存」などがエンゲージメントとなります。
キャスティングの方向性が決まったところで、もう一つポイントになるのが費用かと思います。
インフルエンサーと言ってもフォロワー数によって呼び方が変わり、起用する際の費用も大きく異なります。
一般的な相場はフォロワー単価で1円〜3円ほどですが、インフルエンサーによってはさらに高い5円ほどの単価を設定している方もいます。
逆にマイクロインフルエンサーやナノインフルエンサーなどであれば、場合によっては※ギフティングで対応してもらえる場合もあります。
どのクラスのインフルエンサーを頼むかで予算も検討してみましょう。
※ギフティングとは、インフルエンサーに商品やサービスを提供し、インフルエンサーに気に入って使ってもらえれば投稿など費用がかからず発信してもらえるという手法です。
インフルエンサーキャスティングの手法
Instagramで “インフルエンサー” に仕事を依頼する方法
動画でもご紹介があったように、インフルエンサーをキャスティングする方法は大きく分けると3通りあります。
キャスティング会社を利用する「ディレクションタイプ」
1つめは、インフルエンサーを抱えていたり、インフルエンサーとネットワークを持つキャスティング会社に依頼する方法です
メリットとしては、ある程度ざっくりしたイメージでもキャスティング会社が企画を立て候補者のリストアップをしてくれる事でしょう。
また、インフルエンサーとの間に入ってくれることによりインフルエンサーをコントロールし、品質を保証してくれるところも大きいメリットと言えます。
一方で間に入ってもらう分、費用が高くついてしまうのがデメリットとなります。
ツールを活用してダイレクトに採用する「プラットフォームタイプ」
2つめは、最近増えているキャスティング方法ですが、インフルエンサーが登録しているプラットフォームを利用してインフルエンサーをキャスティングする方法です。
こちらのメリットは、キャスティング会社を活用するより安くインフルエンサーを起用できる事です。プラットフォームにもよりますが、月額4万円ほどから起用が可能です。
基本的には複数のインフルエンサーを起用しても利用料が変わらないことが多いので、マイクロインフルエンサーやナノインフルエンサーを大量に活用したい場合は有効です。
デメリットとしては、トップインフルエンサーやパワーインフルエンサーの起用が難しいという点です(そもそも登録していない事が多い)。
また、自分たちで探したり、応募が来たインフルエンサーを選定したりなどリソースがかかるのもデメリットと言えるでしょう。
自らインフルエンサーを探してキャスティングする
3つめは、自分たちでインフルエンサーをリサーチし、直接DMなどでキャスティング依頼をかける方法です。
メリットとしては、自分たちで探し出して依頼するため、自社の打ち出したい方向性や世界観に非常にマッチしやすく、また仲介する会社を挟まないので費用も抑えることができます。
一方でデメリットとしては、やはり自分たちで探さなければならない分、工数が発生し、進行管理にもリソースが割かれます。
また、仲介を挟まないためリスクヘッジをしてくれる会社がいないこともデメリットになります。
自社に合ったキャスティング手法について
上記でもご紹介させていただいた通り、予算はあるが自社リソースが足りていない場合は、てっとり早くキャスティング会社に依頼する方がメリットが大きく選択肢として良いでしょう。
逆に予算はないが、インフルエンサーキャスティングにリソースが割ける状況であれば、自社のSNSアカウントを活用して直接探し出し、DMを送るのも良いでしょう。
また、少しでも予算がかけられるのであれば、プラットフォームを活用する方が、ダイレクトに起用するよりもインフルエンサーのリスクを抑えた上で起用ができるので、お薦めです。
まとめ
インフルエンサーマーケティングにおいてキャスティングは重要です。
適したキャスティングは、インフルエンサーマーケティングにより何を達成したいかで大きく変わってきます。
重要なのは、自社のゴールを明確にしそれに合ったキャスティングを決める事です。
そのためにもマーケティング支援の会社など外部と連携しながら進めることを検討してみるのも良いでしょう。