LINE公式アカウントの集客を成功させる!?友だち獲得の3原則とは
マーケティング手段として活用する企業が増えているLINE公式アカウント。
実際に開設はしたものの、“友だち集めが難しい”と悩まれている担当者の方も多いのではと思います。
今回はそんなLINE公式アカウントで友だちを増やすコツをご紹介させて頂きます。
本記事はこんな人の参考になります!
- LINEアカウントを開設したが友だち集めがうまくいっていない
- LINEアカウントの友だちを増やす具体的な方法を知りたい
- 友だち獲得に成功している事例を知りたい
LINE公式アカウントの友だちを増やす3原則
「LINE公式アカウント」の友だちを増やすための3原則というのがあります。
先んじてお伝えいたしますと、それは「認知度×クリエイティブ×ベネフィット=友だち獲得」になります。
認知とは、そもそも「LINE公式アカウント」があることを知ってもらうことになります。
クリエイティブとは、店頭でのPOPやWEB上でのバナーやテキスト、広告などになります。
そして最後にベネフィットとは、ユーザーが「LINE公式アカウント」の友だちになることにより得られるメリットとなります。
どの要素も欠けていると支障をきたして友だち獲得ができないので、それぞれのバランスが重要だと言えます。
では、実際に各要素を意識して友だちを集客できる3つの施策をご紹介致します。
オフラインからの導線
一つ目は、リアルから友だちを増やす施策になります。
その代表的なものと言えばやはり、店頭でのPOPでしょう。
引用元:「店舗の友だち集めに役立つ、LINE公式アカウントのノベルティ販売を開始!」より |LINE for Business
店頭でのあらゆる場所にて友だち募集中のQRコードやIDを記載したPOPを設置しましょう。特にお客様が「触れる」「見る」などの接点があるところの導線に設置しておくことで、認知率を高めることができます。
(代表的なのところは、レジ前やテーブル、お店のガラス窓やメニュー立て、そして陳列棚となります。)
特にレジ前などで、その場で使えるクーポンなどのインセンティブと組み合わせて提示すればより高い効果を発揮できるでしょう。
上記のツール制作に関しては、自社でもそこまで工数も掛からずに作れると思いますが、費用を払えばLINEオリジナルのノベルティとして作ることができます。
【費用について】
- 三角POP 400円(税別)/1枚
- 三角POP(自由記入枠あり)400円(税別)/1枚
- ステッカー 150円(税別)/1枚
- ラミネートパネル(A5サイズ)500円(税別)/1枚
- ラミネートパネル(A4サイズ)800円(税別)/1枚
- ショップカード 2500円(税別)/1セット(100枚)
参照:店舗の友だち集めに役立つ、LINE公式アカウントのノベルティ販売を開始!|LINE for Business
また店頭では、直接呼びかけるようなコミュニケーションも大切です。
スタッフからのアナウンスは地道ではありますが、ダイレクトに要素訴求ができる強みでもあります。
こちらはスタッフのオペレーションだけで無料で直ぐにもできることなので是非やってみましょう。
最後に店舗など持っていないサービスや事業の場合のオフライン施策としてはイベントや展示会に出展して友だち登録を促すチラシやノベルティ(ティッシュや団扇など)を配ったりするのは有効な手段になります。
参照:「展示会Biz ゴールドトラスト株式会社/第5回 資産運用EXPO【春】 A6-3」
イベントや展示会に関しては、イベントによって場所代・施工費などで費用が200万円以上は掛かり、また工数も準備に約2ヶ月ほど掛かったりと大きくリソースを割くことになりますが、リアルの接点がない企業であれば友だち獲得に大きく繋がる施策となります。
オンラインからの導線
オンラインを活用した友だち集めは大きく3つあります。
⑴WEBサイトの活用
引用元:LINE公式アカウントの友だちを増やすには?5つの方法と事例解説
参照:「イエローハット LINE公式アカウント」
上記の通り、WEB環境のPCサイトの場合はホームページやLPなどにリンクやボタンを設置し、場合によってはQRコードを入れたりなどして友だち追加の導線を構築しましょう。
参照:「イエローハット LINE公式アカウント」
こちらの事例もスマホユーザーを意識してデザインしており、友だち登録をすることによるベネフィットを簡潔に訴求し、登録までの流れもスムーズに作っているのが特徴です。
上記に関しては、ホームページを制作してもらっている会社などに依頼して設置してもらいましょう。既存のデザインに入れ込むだけであればさほど時間も費用も掛からずにできます。
特にLINEはスマホで活用される事が多いので、スマホサイトは意識して構築をすることが重要になります。
⑵メールマガジンの活用
逆に今まで活用していた情報ツールとしてメールマガジンのユーザーをLINEへとスイッチしてもらうのも有効な手段になります。
定期的に送っていたメルマガにもLINEの友だち追加用のURLを記載することにより、友だち獲得に使えるので既にメルマガリストみたいなユーザーを抱えていたら積極的に促していきましょう。
こちらは、既存のツールを活用した考えなので工数も費用もほぼ掛からずにできる施策となります。
⑶オウンドメディアの活用
3つ目は、オウンドメディアの活用になります。
特にSNSアカウントを既に自社で運用している場合は、そこから発信したり、プロフィール欄に記載したりして導線を貼っていきましょう。
こちらは既に運用しているならば、発信自体はそこまで工数も費用もかからずに可能となります。
※キャンペーンなどを組み合わせるならばそちらの費用と工数は掛かります。
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上記では、キャンペーンの応募から当選連絡までをLINE公式アカウントで実施をしていました。またLINE限定のキャンペーンを謳うことにより、TwitterアカウントのフォロワーをLINEにも誘導することに成功しています。
LINE広告の活用
最後にご紹介するのが、LINEAdsPlatformを利用した「友だち追加広告=CPF(CostPer Friends)」の利用になります。
友だち追加広告とは、広告を見たユーザーが友だち追加ボタンをクリックすることによって課金が発生し、配信面もLINEアプリ(トークリスト上部、LINE NEWSやLINE VOOM)に出すことができるので、想定ターゲットに友だち追加を促すことができ、新規のユーザー獲得を費用に応じて確実に増やす事ができる施策になります。
〈配信面〉
参照:友だち追加広告・LINE広告(友だち追加)|LINE for Business
また、配信ターゲットのセグメントもでき、それぞれに合わせたクリエイティブを訴求することにより、短期間で友だちを獲得する事が可能です。
〈セグメント〉
デモグラフィックデータ配信:可
エリアターゲティング:市区町村レベル
オーディエンス配信:可
出稿上限額:取引状況に応じて変動
費用に関しては、通常のLINE広告であれば最低でも広告予算が30万円くらいは必要ですが、友だち獲得がメインであれば10万円くらいから実施してもいいかと思います。
※相場として友だち1人獲得するのに100円~400円と言われています。もちろん業界や配信エリア、時期などの広告出稿における条件によって変わりますので参考にしていただければと思います。
また自社で運用すると工数がかかるので、ノウハウもある広告運用の代理店に任せるとコストパフォーマンスがいいとので、おすすめです。
LINE広告CPFはお伝えした通り、おすすめの施策ではありますが、注意点がございます。
全てのLINEアカウントが実施できるわけではないという点です。
審査が厳しい中で商材・サービスごとの広告掲載可否基準をクリアする必要があります。
特に出会い系、たばこ産業、宗教系などの商材・サービスは利用する事ができないです。
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以上、各施策を組み合わせて活用されると友だち集めもスムーズに進むでしょう。
友だち獲得の成功事例
ここからは実際の事例のご紹介をさせて頂きます。
参照:「農心ジャパン」
食品メーカーの辛ラーメンでは、ファン化の為にLINEアカウントの友だち集めとしてLINEポイントと組み合わせたキャンペーンを展開。
パッケージなどにLINEアカウントのQRコードを掲載し、抽選でLINEポイントをプレゼントすることによるインセンティブ訴求により、商品を買ってもらったお客様にLINEアカウントの友だち登録を促す導線を作りました。
(参照元:LINE公式アカウント活用で、EC送客率がメールマガジンの約3倍に)
女性向けのコンフォートシューズの企画〜販売までを手掛ける株式会社AKAISHIでは、メルマガの配信対象者をLINE公式アカウントへ移行させるのはもちろんの事、店舗に来店して頂いたお客様に対してもPOPなどの訴求に加え、販売時にスタッフが友だち追加のアナウンスを行っております。
また、カタログなどにも広告を入れたりして、積極的にタッチポイントを増やすなどの地道な取り組みをして結果に繋げました。
友だちが増えたら次にやるべきこと
ここまで色々と試して、友だちが一定数確保できましたら次は友だちを活用した集客をしていきましょう。
⑴多彩なLINEの機能を活用し、ユーザーとの深いコミュニケーション関係の構築。
- ショップカード機能
- LINEチャット
- リッチメッセージ
- クーポン促進
⑵売上UPに繋げるECオンラインへの送客(メルマガの代わりとしての配信)。
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まとめ
LINE公式アカウントを上手に活用するためには友だちを増やすことは必須になります。
もちろん、あくまで友だちを集めることがゴールではないと思います。
他のチャネルとのシナジーを産んで売上UPに繋げたりファン化してもらうにはどういう導線を敷けばいいのかの戦略設計も合わせて検討していただければより有効に活用できるでしょう。