【企業・店舗必見】Instagram投稿で集客や売上アップに繋げる活用法|各投稿の特徴から参考事例まで紹介
個人だけでなく、企業や店舗でも利用されるようになったInstagram。まだ使い始めたばかりで、どのように活用すれば良いかわからない企業や店舗の方も多いと思います。
この記事では、Instagram投稿で集客や売上アップに繋げる活用法や参考事例を紹介します。今後積極的にInstagramを活用した経営を行っていきたいと考えている方は、参考になれば幸いです。
目次
Instagram投稿の種類と特徴
Instagram投稿には、以下の3種類があります。
- フィード投稿
- ストーリーズ投稿
- リール投稿
各投稿の特徴について解説していきます。
フィード投稿
フィード投稿は、画像や動画を用いて投稿するInstagramで一般的な投稿です。投稿したフィード投稿は、タイムラインやアカウントのプロフィール下に表示されます。
フィード投稿の特徴は、画像や動画を用いて視覚的に情報を伝えられるところです。TwitterやFacebookなどの他のSNSに比べ、ユーザーは綺麗な画像やクリエイティブによってアカウントの質を判断し、情報を収集します。
Instagramを運用するうえで、ユーザーが興味をひくクリエイティブを意識した投稿が重要です。
ストーリーズ投稿
出典:https://news.mynavi.jp/article/20210517-1889512/
ストーリーズ投稿は、最大15秒の縦長動画で情報を伝える投稿です。タイムラインの上部に表示され、投稿から24時間後に自動的に削除されます。
そのため、リアルタイムな情報や期間限定の情報を、画像ではなく動きがある動画で届けたいときにおすすめです。
リール投稿
リール投稿は、最大60秒の縦長動画で情報を届ける投稿です。ストーリーズ投稿とは違い、一度投稿すれば、自分で削除しない限り投稿は残ります。
リール投稿は比較的長い動画で情報を伝えられるため、商品や店内など詳しく発信したいときに効果的です。またTikTokの普及も影響し、縦長動画を視聴するユーザーは増えてきています。
今後もユーザーニーズが高まっていく投稿のため、リール投稿の積極的な活用をおすすめします。
知っておくべきInstagram投稿の基本機能
実際にInstagramで投稿を行う際に知っておくべき機能を5つ紹介します。今後の運用の参考にしていただければと思います。
フィード投稿は最大10枚まで掲載できる
フィード投稿は最大で10枚の画像を使用できます。フォロワーに情報を多く伝えたいときは、10枚をフルで活用して投稿しましょう。この10枚の中でストーリーを作って情報を届けると、投稿をみたユーザーに情報が伝わりやすくなります。
例えば、飲食店のメニューを伝える場合、1枚目に紹介する料理の画像、2枚目以降に料理でこだわったポイントや価格などを記載すれば、見た人は情報がすっと入ってきます。
ハッシュタグは最大30個まで付けられる
投稿に付けられるハッシュタグは最大で30個までです。30個以上付けようとしても、投稿はできません。
Instagramユーザーは、ハッシュタグで自分が関心のある投稿を検索します。そのため、ハッシュタグをフルで付けることで、自分の投稿が検索にヒットする確率を高められます。
ただし、検索ボリュームが数十万の競合が多いハッシュタグでは、自分の投稿が見つけられる可能性は低くなるため、1万以下などの競合が少ないハッシュタグも入れておくと良いでしょう。
投稿後はキャプション・タグ・位置情報の修正が可能【投稿内容は編集不可】
Instagram投稿後は、その投稿のキャプション、タグ、位置情報のみ編集が可能です。
投稿画像の変更はできないため、変更したいときは削除するしかありません。しっかりとチェックして投稿するようにしましょう。
ユーザーのタグづけで任意のプロフィールに遷移できる
Instagram投稿には、任意のユーザーをタグ付けできます。
例えば、複数店舗運営している場合、〇〇店のアカウントの投稿で、▲▲店をタグ付けすることで、▲▲店のアカウントの存在を周知できます。
使い方は色々あるため、自社の集客や売上に繋がるような使い方を工夫してみましょう。
位置情報の設定で「位置情報の検索」からの流入経路をつくる
Instagramの投稿には、位置情報の設定ができます。
飲食店を運営している場合は、フィード投稿に店舗の位置情報を付けることで、フォロワー外の人が投稿を見たときに流入が見込めます。
また「新宿」など大きいエリアのくくりであえて設定することにより、位置情報で新宿を検索した人にヒットする可能性もあります。
Instagram投稿が集客や売上拡大に効果的な理由
Instagram投稿が企業の利益に繋がる理由には、主に以下のようなものがあります。
- フィード投稿で視覚的にブランド感や情報を伝えられる
- ストーリーズ投稿でWeb・ECサイトへの流入をつくれる
- リール投稿で爆発的な認知獲得が期待できる
①フィード投稿で視覚的にブランド感や情報を伝えられる
フィード投稿では、自社のブランド感や情報を伝えられます。写真の構図や色合い、投稿内容を工夫するだけで、他のアカウントと差別化できます。
例えば、商品を紹介する際にアングルを真上から固定して撮影したり、情報を紹介する際に、自社独自で制作した投稿のテンプレートに合わせて投稿すれば、そのアカウントだけのブランド感を醸成できます。
また、より自社のサービスとターゲットユーザーをマッチさせるためには、自社の強みを打ち出したクリエイティブが必要です。
例えば、鮮麗された意匠性の高いデザインが持ち味のハウスメーカーの場合、自社のホームページなどで統一して使用されているフォントにより、ブランドイメージをユーザーに発信する必要があります。
ブランドイメージと異なるポップなデザインを使用すると、自社のブランド感が見た人に伝わらず、最終的な成果(コンバージョン)には繋がりにくくなります。
表層的な部分だけでブランドを押し出すのではなく、クリエイティブ一つをとっても深くまで考えてフィード投稿を行いましょう。
このブランドの打ち出し方が曖昧で発信内容にばらつきがあると、ユーザーはアカウントを訪れても自社だからこその魅力が伝わらず、フォローに繋がりません。
集客や売上に繋げるために、まずはどんなクリエイティブ、内容で投稿していくのか決めると良いでしょう。
②ストーリーズ投稿でWeb・ECサイトへの流入をつくれる
ストーリーズ投稿では、Web・ECサイトのリンクを貼れます。アカウントのフォロワーが増えれば、ストーリーズ投稿のリーチ数も増え、サイトへの流入を見込めます。
フィード投稿ではリンクを貼ってもクリックができないため、ストーリーズを積極的に活用した流入がおすすめです。また、ストーリーズではアンケート機能や質問機能などを用いたユーザーへのヒアリングが可能です。
例えば、どの商品が気になるか3択でアンケートを取り、もっとも回答数が多かった商品のリンクを貼れば、より確度の高い投稿が可能です。
このように、ストーリーズで可能な機能を掛け合わせることで、ストーリーズ投稿からの流入及びコンバージョンに繋がりやすくなります。
③リール投稿で爆発的な認知獲得が期待できる
リール投稿は、まだ積極的に利用するアカウントが少ないため、競合の少ないハッシュタグから自社のリール投稿に流入することが期待できます。
また、リール投稿は発見タブ(各ユーザーが関心のあるジャンルの投稿が一覧で表示される場所)にも掲載されるため、フォロワー以外のInstagramユーザーに広くリーチ可能です。
リール投稿を積極的に投稿し、バズる投稿を見つけることで爆発的な認知獲得を狙えるでしょう。加えて、リール投稿はストーリーズ投稿よりも長い最大60秒の動画で情報をユーザーに伝えられます。
フィード投稿の場合、画像やテキストのみで動きのある情報は届けられません。ただしリール投稿の場合は、マルチアングルで実際にお店に入ったかのように店内の様子をお届けできたり、60秒の中でスタッフや商品の紹介が可能です。
動画は、画像よりもよりリアルに感じてもらいやすいため、ユーザーへの訴求に効果的です。
企業が実践すべきフィード投稿の使い方
フィード投稿をより効果的に活用するために、以下のポイントを意識しましょう。
- ユーザーにメリットのある情報を掲載する
- ショッピングタグでオンラインショップに誘導する
- ハッシュタグや位置情報タグを的確に付ける
①ユーザーにメリットのある情報を掲載する
フィード投稿の強みは、最大10枚の画像で情報を多く伝えられる点です。この強みを最大限活かした情報発信を行いましょう。写真1枚だけでは、商品や店内の魅力は伝わりづらいです。
あえて1枚だけしか投稿しないブランディングの方法もありますが、最初はユーザーに興味を持ってもらうために、ユーザーが知ってメリットがある情報を掲載しましょう。
飲食店の場合は、商品ラインナップや特徴、価格帯などです。
②ショッピングタグでオンラインショップに誘導する
フィード投稿には、ショッピングタグを貼れます。オンラインで商品を発売している店舗は、必須で活用しましょう。
フィード投稿で商品を紹介し、その商品へ誘導するタグをつければ、コンバージョン率の高い訴求が可能です。
③ハッシュタグや位置情報タグを的確に付ける
ハッシュタグ検索や位置情報の検索がInstagramの特徴です。ユーザーも関心のあるジャンルや場所を頻繁に検索しています。
ユーザーへのリーチを図るために、ハッシュタグは30個、位置情報は自社のある場所をタグ付けしましょう。
企業が実践すべきストーリーズ投稿の使い方
ストーリーズ投稿では、以下の使い方を意識してみましょう。
- 商品・サービスに関するアンケートを取る
- 質問機能でフォロワーのニーズを深層化する
- ハイライト機能で情報を整理する
①商品・サービスに関するアンケートを取る
ストーリーズ投稿の機能の中に、アンケート機能があります。アンケート機能は、ユーザーに対して任意のアンケートを最大4択で質問可能です。
例えば、新しい商品を発売するときに、商品の周知も狙いつつ、商品ニーズの調査が可能です。
また、このようなユーザーとのコミュニケーションを積極的に行うと、Instagram側から評価され、発見タブに掲載されやすくなります。発見タブに掲載されると、リーチ数を多く見込めるため、フォロワーとのコミュニケーションを意図的に取り入れるようにしましょう。
②質問機能でフォロワーのニーズを深層化する
アンケート機能の他に、質問機能でフォロワーのニーズを深ぼれます。
例えば、「こんな新商品が欲しい!という要望があれば聞かせてください」という質問により、フォロワーが求めている商品を直接ヒアリングできます。
フォロワーが伸び悩んでいるアカウントは、どんな投稿をして欲しいか質問機能で聞くのも良いでしょう。
③ハイライト機能で情報を整理する
ハイライト機能は、24時間経過した投稿を、プロフィール下にまとめられる機能です。
ストーリーズで投稿したものは、24時間で自動的に削除されます。そのため、ストーリーズ投稿で残しておきたい投稿を「ハイライト」でまとめておき、フォロワーのために残しておくことが可能です。
効果的な使い方として、同じジャンルのストーリーズ投稿をまとめておきましょう。
例えば、店内風景を紹介した投稿は「店内」、商品に関する投稿はz「商品」などのようにカテゴライズしてまとめると、ユーザーはハイライトを見やすくなります。
企業が実践すべきリール投稿の使い方
リール投稿では、以下のような使い方を実践してみましょう。
- 最大60秒で店舗や商品の情報を伝える
- 商品・サービス紹介のショートムービーでリーチ数を獲得する
- 音楽やエフェクトをつけて発見タブに掲載される工夫をする
①最大60秒で店舗や商品の情報を伝える
リール投稿は、最大60秒のショートムービーを投稿できます。できるだけフルに時間を使い、店舗や商品の情報を伝えましょう。
また、ただ60秒ダラダラと使うのではなく、リズミカルにわかりやすい投稿にすると、ユーザーにとって見やすい投稿になります。
ユーモアのある工夫された投稿にすれば、そこからフォローに繋がることも考えられます。若者に人気のTikTokを参考にショートムービーを作ってみても良いかもしれません。
②商品・サービス紹介のショートムービーでリーチ数を獲得する
リール投稿は発見タブに掲載されやすいため、リーチ数の獲得が期待できます。
ただし、そのリーチ投稿にいいねやコメントなど、ユーザーからのアクションを多くもらえないと、Instagramから評価されず発見タブには載りません。
リール投稿を投稿しつつ改善を何度も繰り返し、どの投稿がInstagramユーザーに求められているのか把握しましょう。
③音楽やエフェクトをつけて発見タブに掲載される工夫をする
リール投稿では、BGMなどのエフェクトをつけられます。
ユーザーが見ていて楽しい!面白い!と思える投稿を工夫して作ることで、発見タブにも載りやすくなります。リール投稿でできる機能を認識した上で、フルに活用してユーザーからの反応をチェックしましょう。
各Instagram投稿の参考企業事例
フィード投稿
出典:https://www.instagram.com/afternoontea_official/
アフタヌーンティーのアカウントでは、キッチン用品や食器、お茶などの人気商品を紹介しています。
フィード投稿の写真のアングルや色合いが統一されており、製品の紹介やキャンペーンなどのお知らせが投稿されています。
投稿を眺めているだけでワクワクするような、クリエイティブと投稿内容が多くのファンを獲得している要因でしょう。
ストーリーズ投稿
出典:https://www.instagram.com/daiso_official/
ダイソーのアカウントでは、雑貨や食器、食品など、ジャンルを問わず商品紹介を行っています。
ストーリーズでは、企業からのお知らせやキャンペーン情報を発信し、ハイライトにもしっかり残して後から見た人でもしっかり確認できるようにされています。
リール投稿
出典:https://www.instagram.com/jillstuartbeauty/reels/
ジル・スチュアートビューティーアカウントでは、見たユーザーの購買意欲が上がるような、いわゆるインスタ映えを狙った投稿がされています。
リール投稿では、タレントを起用して商品の説明や使い方をわかりやすく解説しています。タレントでなくても、スタッフに商品を紹介してもらう投稿はどの店舗でも実施できるでしょう。
まとめ
Instagram投稿を集客や売上に繋げる活用法は多様にあります。
フィード投稿、ストーリーズ投稿、リール投稿の特徴を理解した上で、それぞれの強みを活かした投稿でユーザーに自社をアピールしましょう。
そのために、成功している企業の事例を真似して投稿してみるのもおすすめです。