【最新版】Instagram広告の推奨サイズは?各種類の広告に最適なサイズやクリエイティブの作成時のポイント、制作方法を紹介
Instagra広告を出稿し、フォロワーやコンバージョンの獲得を狙っている運用担当者の中には、広告のクリエイティブのサイズで悩まれている方もいると思います。
Instagram広告の種類によって、推奨されている広告サイズが異なるため、出稿する前に事前に確認が必要です。
そのためこの記事では、Instagram広告の推奨サイズやクリエイティブの作成方法などを解説します。これからInstagram広告の出稿を検討されている方は、参考にしてみてください。
目次
Instagram広告の種類と各広告の推奨サイズ
Instagram広告には、主に以下の5つの種類があります。
- 写真広告
- 動画広告
- カルーセル広告
- ストーリーズ広告
- コレクション広告
また、各広告の種類によって、推奨されている広告サイズが異なります。表でまとめると、以下のようになります。
種類 | 推奨サイズ | 推奨データ容量 |
写真広告 | 正方形の場合:600×600~1936×1936 | 30MB以下 |
動画広告 | 正方形の場合:600×600 | 4GB以下 |
カルーセル広告 | 600×600~1936×1936 | 30MB以下/枚 |
ストーリーズ広告 | 1080×1920 | 静止画は30MB以下 |
コレクション広告 | 500×500 | 30MB以下 |
写真広告
写真広告は、画像1枚とテキストで構成されている広告であり、Instagram広告の中でもっともベーシックなフォーマットです。
写真広告を出稿する際に、クリエイティブの形を正方形、横長、縦長の3種類の中から表示できます。
それぞれの推奨サイズは以下の通りです。
- 正方形の場合:600×600~1936×1936 px
- 横長の場合:600×315~1936×1936 px
- 縦長の場合:600×750~1936×1936 px
推奨データ容量は、30MB以下となっています。
また、写真広告はInstagram広告のタイムラインに表示されます。そのため、Instagramユーザーに広告感を感じさせず、自然とアクションを起こしてもらいやすいのが特徴です。
動画広告
動画広告は、動画とテキストで構成されている広告です。
動画は写真広告と同様に、正方形、横長、縦長サイズで出稿できます。
各推奨サイズは以下の通りです。
- 正方形の場合:600×600 px
- 横長の場合:600×315 px
- 縦長の場合:600×750 px
推奨されているデータ容量は、4GB以下となっています。
動画広告は、動きのある映像で視覚的に訴求できるのが特徴です。そのため、クリエイティブさや機能性をInstagramユーザーにアピールしたい商材にオススメの広告です。
カルーセル広告
カルーセル広告は、広告内に10枚の画像や動画を発信できる広告です。
推奨サイズは、600×600~1936×1936 pxとなっています。容量は、1枚あたり30MB以下です。
カルーセル広告の各画像・動画には、異なる広告のリンクが付けられます。そのため、1つの広告で複数の商材を紹介し、自社のECサイトに誘導したい時にオススメの広告です。また、1つの商品を詳しく説明したい時にも効果的です。
ストーリーズ広告
ストーリーズ広告は、タイムライン上に表示されているストーリーズ投稿で出稿できる広告です。画像と動画両方での出稿ができます。
推奨サイズは、1080×1920 pxです。容量は、静止画の場合は30MB以下、動画の場合は4GB以下になります。
ストーリーズ投稿は、現在のInstagramユーザーがフィード投稿よりも閲覧している率が高い投稿です。フィード投稿の場合、タイムラインの上部に表示されないと、見落とされる可能性があります。
ただストーリーズ投稿の場合、ライムライン上で一目で確認できるため、見てもらえる確率が高くなります。そのため、広告の閲覧率を高め、縦長の画面をフルに使ったダイナミックな表現で訴求したい時にオススメの広告形態です。
コレクション広告
コレクション広告は、カタログのような形態で商材の認知からコンバージョン獲得まで誘導できる広告です。
推奨サイズは、500×500pxです。容量は、30MB以下となります。
コレクション広告はその形態から、toC向けの商品を提供する企業が利用する傾向にあります。また、自社商品を広告内で一覧で表示し、Instagramユーザーにアピールが可能です。
広告サイズが適切でないとどうなるか?
Instagram広告の推奨サイズを守らないと、クリエイティブの画質が粗くなる可能性があります。また、クリエイティブが途中で途切れるケースもあります。
クリエイティブの視認性や精度が悪いと、伝えたい内容をユーザーに伝えられず、目標の達成が困難になります。クリエイティブを作成する際は、先ほど紹介した推奨サイズを必ず守りましょう。
加えて、最小サイズと最大サイズを守らないと、そもそも広告は出稿できません。
- 正方形サイズの場合:最小 600 x 600px / 最大 1936 x 1936px
- 横長サイズの場合:最小 600 x 315px / 最大 1936 x 1936px
- 縦長サイズの場合:最小 600 x 750px / 最大 1936 x 1936px
上記のサイズを遵守し、クリエイティブを作成しましょう。
最適なサイズのInstagram広告を作る方法
皆さんは広告のクリエイティブを作成する際に、どのようなツールを使用しているでしょうか。
ここでは、インターネット上で使用できる「Canva」というデザイン作成ツールを紹介します。
Canvaでは、クリエイティブのサイズを自由に設定し、作成したいサイズ感のクリエイティブを簡単に作成できます。
既にテンプレートで用意されているサイズのクリエイティブの編集もできますが、カスタムサイズで特定のサイズを指定できます。
既にあるテンプレートの中には、以下のようにInstagramのストーリーズ投稿やフィード投稿のテンプレートも存在します。
そのため、それらのテンプレートを編集すれば、自然と推奨サイズを満たしたInstagram広告の作成が可能です。
PhotoshopやIllustratorなどで専門的な技術を駆使して、広告のクリエイティブを作成されている方も多いと思います。
Canvaには既に質の高いテンプレートが用意されているため、あとはそれを編集するだけで、誰でも簡単に無料で広告を作成できます。ぜひ広告の作成手段に迷っている方は使用してみてください。
全サイズのInstagram広告に共有する成果を出すためのポイント
Instagram広告で目標を達成するために、ぜひ押さえておいていただきたいポイントを紹介します。
正方形の画像を使用する
まずは、Instagram広告のクリエイティブには、ストーリーズ広告以外はなるべく正方形の画像を使用しましょう。
正方形の画像は、Instagramのフィードを占有する面積が広くなります。横長の広告だと占有する面積が狭いため、目立たずに広告をスルーされる可能性があります。
反対に、縦長の場合は占有面積を確保できますが、アカウントの情報やクリエイティブ下部のテキストが見にくくなります。
そのため、正方形のクリエイティブを採用し、視認性を上げられるように工夫しましょう。
高画質な画像を使用する
画像が高画質なほど、広告を見たユーザーのブランドや商品に対する印象は良くなります。特にtoC向けの商品を紹介しているアカウントの場合は、アピールする商品のクリエイティブの画質には注意しましょう。
Instagramの特性上、クオリティの高い画像にユーザーは目が留まります。なるべく最大の1936×1936pxに近いものを使用するようにしましょう。
背景色は目が止まる色にする
Instagramのユーザーは、投稿をじっくりと確認はせず、早いスピードで次の投稿を見る傾向にあります。特に、ストーリーズ投稿はすぐにスワイプされやすいです。
そのため、広告で目を止めてもらえるように、背景色を意識しましょう。
例えば、エン・ジャパン株式会社が運営する「AMBI」では、以下のような一般的なストーリーズ投稿ではあまり見られない色合いの背景色で広告を出しています。
出典:https://business.instagram.com/blog/employment-industry-instagram-creative/
加えて、シンプルに白でサービス名を伝えることで、情報量が少なく目に止まりやすいクリエイティブになっています。実際に、この広告の出稿でエン・ジャパン株式会社はコンバージョン率を伸ばしました。
ストーリーズ広告の作成時に注意するべきポイント
出典:https://www.facebook.com/business/help/2405736176188602
ストーリーズ広告の場合、画面上部250pxには、アカウント名やアイコンが表示されます。また、下部250pxには、アクションを促すボタンが表示されます。
そのため、上下250px以内に重要なクリエイティブ要素やテキストが配置されていると、アカウント名やボタンと被ってしまい、Instagramユーザーに視認されません。
クリエイティブを作成する際は、上下250px以内に極力テキストなどを配置せず、中心に見せたい要素を寄せるように心掛けましょう。
まとめ
Instagram広告には、推奨されているサイズが各広告ごとに設定されています。推奨サイズを守らないと、ユーザーからの見た目が悪くない、目標の達成に影響がでます。
今回紹介したサイズを参考に、Canvaなどのデザインツールでクリエイティブを作成し、最適な広告配信を行いましょう。