Instagram広告のシミュレーションとは?費用対効果を高める方法から確認するべき数値について解説

集客やコンバージョン数の増加を検討している企業の中で、Instagram広告を検討しているが、どのくらい費用対効果が見込めるか知りたいという企業は多いのではないでしょうか?

この記事では、Instagram広告のシミュレーション方法から確認するべき数値について解説します。

今後のInstagram運用の参考になれば幸いです。

Instagram広告の費用対効果を高めるために「シミュレーション」が重要

Instagram広告 シミュレーション

Instagram広告の出稿前に、シミュレーションを行いどのくらいの効果が見込めるか確認しましょう。

事前にシミュレーションを行わないと、広告で見込める効果が予測できず、無駄にコストをかけてしまうリスクがあります。

例えば、広告のクリック数やリーチ数を予測できれば、広告設定の改善に役立てられます。また、広告の予算感を把握できるため、広告が配信される期間で発生する広告費の予測も可能です。

Instagram広告のシミュレーション方法

Instagram シミュレーション

Instagram広告のシミュレーション方法は、主に2つあります。

  1. 効果測定ツールを使用する
  2. 広告マネージャーの配信設定から確認する

それぞれのシミュレーション方法について解説します。

①効果測定ツールを使用する

Instagramに特化した効果測定ツールの使用により、広告のシミュレーションが可能です。

例えば、Aistaというツールでは、以下の効果が期待できます。

  • フォロワー推移など効果測定ができる
  • Instagramキャンペーンの効果測定ができる
  • 競合他社の動向も把握できる

またプレミアムプランの利用により、ハッシュタグ分析が可能になります。

ハッシュタグ分析では、Instagram広告に設定するハッシュタグ毎のエンゲージメント率や、想定最大リーチ数の確認が可能です。そのため、Instagram広告に設定する最適なハッシュタグのシミュレーション及び設定ができます。

エンゲージメント率は、Instagram広告に対してどのくらいの割合でユーザーがいいね・コメント・保存・シェアをしたか表した数値であり、以下の公式で算出できます。

(いいね数+コメント数+保存数+シェア数+広告をクリックをした人数)÷投稿のリーチ数

②広告マネージャーの配信設定から確認する

広告配信で使用する広告マネージャーからも、広告のシミュレーションができます。もっとも簡単に確認できるシミュレーションと言っていいでしょう。

具体的には、設定した広告内容で1日にどのくらいのリーチ数やコンバージョン数が見込めるかシミュレーションが可能です。

注意点として、過去の予算や市場データなどに基づいて予測されるものであるため、大まかな予想値であることを認識しておく必要があります。

広告マネージャーからInstagram広告のシミュレーションを確認する方法

Instagram シミュレーション

広告マネージャーでInstagram広告のシミュレーションを行う方法を解説します。

手順は以下の通りです。

  1. 広告マネージャーにアクセスする
  2. キャンペーンを作成する
  3. 広告設定をする
  4. シミュレーションを確認する

①広告マネージャーにアクセスする

まずは広告マネージャーにアクセスし、広告出稿の準備を行います。

広告出稿のトップ画面から、「広告を作成する」をクリックしてキャンペーンの作成を行います。

広告マネージャーでは、広告の出稿に専門知識は必要ありません。シンプルな操作でキャンペーンを作成し、結果はレポートで分かりやすく確認できます。

②キャンペーンを作成する

広告マネージャの「+作成」から、キャンペーンの作成が可能です。

まずは、以下の画面のように、キャンペーンの目的を認知や検討、コンバージョンから選択します。

選択後、具体的な広告の設定に移ります。

③広告設定をする

「キャンペーン名」と「カテゴリ」を選択し、「次へ」をクリックします。

その後、広告セット名や予算、掲載期間、オーディエンスを設定すれば、入力した項目によってシミュレーションが算出されます。

④シミュレーションを確認する

シミュレーションは、広告マネージャーの右側に「1日の推定結果」として表示されます。また、推定値はパフォーマンスの大まかな推定値のため、結果を保証するものではないことを認識しておきましょう。

また、予算、地域設定、年齢設定などを変更することでシミュレーションの数値が変わります。

例えば、東京の新宿区で飲食店を経営している企業の場合、新宿区に住んでいる人に向けた広告と、新宿区以外の地域に住んでいる都民に向けた広告でどのくらいコンバージョン数が異なるか確認できます。東京都内の場合、店舗のある新宿区の住民以外にも、他の区から来店する可能性が大いに考えられます。

アパレルブランドを展開する企業の場合は、年齢設定によってどの世代がもっともコンバージョン獲得に繋がるか検討ができます。

このように、複数の広告設定のパターンでシミュレーションを行うことで、最適な広告設定を探し出せます。

Instagram広告のシミュレーションで確認するべき数値

Instagram シミュレーション

Instagram広告のシミュレーション方法を複数紹介してきましたが、どの手段でも以下の通知は必ず確認しましょう。

  • リーチ数
  • フォロワー獲得数
  • エンゲージメント率

リーチ数

広告のリーチ数は、自社の商品やサービスを周知させるために確認すべき指標です。特に、広告の目的を「認知」で設定した場合は、もっとも重要視する必要があります。

シミュレーションを行ったときに、リーチ数が予想よりも多く見込めない場合は、予算や年齢、地域など変更できる項目を何パターンも変更し、もっともリーチが獲得できる設定を見つけましょう。

フォロワー獲得数

Instagramのフォロワーは、自社にとってのファンの数を表します。Instagram広告で獲得できるフォロワー数の最大化ができれば、見込み顧客のリスト数や売上の増加が期待できます。

そのため、Instagram投稿を複数回実行し、シミュレーションを繰り返すことで、広告の出稿で見込めるフォロワーの獲得数の把握が可能です。

参考までに、主にInstagramと相性の良い3つの業界の平均フォロワー数を紹介します。

  • ファッション 90,017人
  • 小売り 54,028人
  • 美容・化粧品 48,342人

出典:impress|インスタグラムの企業アカウント17業界961件を分析!

アパレルや小売系、コスメ系のアカウントを運用している企業は、競合企業のフォロワー数を把握した上で、Instagram広告の活用によるフォロワー数の増加に尽力しましょう。

エンゲージメント率

エンゲージメント率が高ければ、広告のパフォーマンスも高い可能性があります。そのため、エンゲージメント率を各広告ごとに確認し、どんなクリエイティブやキャプションが最適かの検証が重要です。

また、Instagram広告の平均的なエンゲージメント数は、業界によって異なります。自社の業界での広告出稿の参考にしてください。

  • ファッション 3.28%
  • 小売り 5.36%
  • 美容・化粧品 5.28%

出典:impress|インスタグラムの企業アカウント17業界961件を分析!

Instagram広告の配信後のシミュレーションとの比較方法

Instagram シミュレーション

Instagram広告の配信後は、事前に行ったシミュレーションと比較しましょう。シミュレーションとの比較により、次回以降の広告設定の軌道修正に役立ちます。

具体的には、シミュレーションよりも数値が下がった指標がないか確認します。下がっている指標は、広告のパフォーマンスを上げるために改善が必要な指標になります。

例えば、リーチ数が想定より大幅に下がっている場合は、リーチ後のフォローやコンバージョンの数値も下がってしまうリスクがあります。

次の広告でシミュレーション通り、もしくはシミュレーションよりも数値が高くなるように改善を進めましょう。

また、リーチ数が低くなった原因としては、以下のことが考えられます。

  • 予算が適切な設定でなかった(低かった)
  • ターゲティングを細かく設定していた

このように、シミュレーションで下がった数値を確認し、その原因と改善方法の検討により、費用対効果の高いInstagramの広告配信に繋がります。

まとめ

Instagram シミュレーション

Instagram広告のシミュレーションを事前に行うことで、費用対効果の高い広告の実施に繋がります。

またシミュレーション方法は複数あるため、分析ツールの検討や実際に手を動かすことで、自社に最適な方法を検討しましょう。

加えて、運用目的に応じて確認すべき数値は異なるため、自社が目指すべき目標と追うべき数値を明確にし、運用を進めていきましょう。

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