店舗集客を成功に導く20のアイデア|集客手法の選び方と業種別におすすめの組み合わせ
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店舗への集客数を増やして、もっと利益を増やしたい!
どの集客方法が効率よく成果をだせるのだろう…。
経営者であれば誰もが喉から手に入れたい情報ですよね。
しかし、世の中にはあらゆる集客方法があり、どの集客方法が最適なのか判断が付きづらいからこそ、明確な手段を選択できないでいるのではないでしょうか。
この記事では、店舗集客・WEBサイトへの集客支援を行ってきている経験・知見を元に、店舗集客方法の選び方〜それぞれの店舗集客施策の詳細について解説しました。
また後半には、各業種の店舗ごとに最適だと考える集客アイデアの組み合わせまで紹介しています。
目次
集客できる店舗には大前提がある
集客力を持つ店舗を作り上げるためには、絶対になければならない条件(大前提)があります。
その条件を知る前に一つ質問させてください。
例えば、「流行りに上手にのれた店舗」「提供単価が他店より安い店舗」「クオリティーがものすごく高い店舗」「魅力的な広告を出せている店舗」「豊富な資金でガンガン広告を出している店舗」「魅力的な店主がいる店舗」などを思い浮かべている方もいるでしょう。
これらの回答は全て正解でも間違いでもないんです。
その証拠に、至って普通だけどなぜか集客に成功している店舗が多いということに疑問を感じた経験はないでしょうか?
では答えをお伝えすると、「自店舗が顧客にとって価値・魅力のあるサービスを行っていて、自店舗の魅力を等身大で最大限魅力的に表現できている店舗」です。
ココで重要なのは、顧客にとって価値・魅力があるサービスは何か?ということです。
顧客にとって価値・魅力のあるサービスとは?
価値・魅力といえば、次のようなことをイメージされるかと思います。
- 立地条件が良い
- 値段が安い
- 店舗の雰囲気が良い
- スタッフさんの印象が良い
- 広告が斬新でなにか良い
- 他にはない新しいサービス
- 商品の見た目が良い
- お店の中がきれい
これらの価値や魅力は事業により異なりますが、もし全ての条件を完璧に達成していても、飲食店なら料理が不味い、お酒が不味い、大きなゴキブリがでる等といった店舗だとどうでしょうか。
リラクゼーションサロンやマッサージ店で技術は完璧だけど、店内の受付スタッフからタバコの臭いがするなら、どうでしょうか。
美容室でも、店舗の内観や清潔感・立地条件・料金などは完璧でも、カット技術が微妙でカラーやパーマが思った感じに仕上がらないならどうでしょうか…。
どんな店舗に集客をするにしても、その事業における核となる品質が担保されていなければ、どれだけよく魅せて一時的に集客できても長続きはしないということです。
まず店舗集客というのは、「お店を適切なターゲットに知ってもらい、興味を持ってもらって来店いただき、魅力を知ってもらうこと」なのです。
成果のでる店舗集客は業種で変わる
当たり前といえば当たり前の話ですが、成果の出る店舗集客方法は業種により違います。
例えば、飲食店の場合はWEBサイトやDMに力を入れても効果は非常に薄いです。だったらとLINE広告やYoutubeに力を入れても望んだ成果はでないでしょう。
20~40代をメインターゲットとする美容室で新聞広告を出しても、おそらくターゲットに届かないので効果は出ないでしょう。
このように、事業内容や狙いごとに最適な集客手法が異なります。
ただ、店舗であれば必ず行っておいたほうが良い施策もあるので、それぞれの施策を詳しく紹介していきます。
店舗集客を成功に導くアイデア一覧
店舗への集客手段は、想像するだけでも数十種類あります。
カテゴリ | 施策詳細 |
---|---|
WEB施策 | ・Googleマイビジネス ・WEBサイト(ホームページ) ・WEB広告(リスティング・DSP等) ・ランディングページ(LP) ・アフィリエイト広告 ・ブログ(オウンドメディア) ・ポータルサイトへの掲載 |
SNS施策 | ・LINE@ ・Youtube ・Tik Tok |
紙施策 | ・新聞広告 ・チラシ・DM(ダイレクトメール) ・ティッシュ広告 |
リアル施策 | ・看板・電車広告 ・イベント・セミナー ・店舗紹介カード ・クーポン発行 |
施策にはWEB施策・紙媒体による施策、店舗で行うリアル施策など、あらゆるものがあります。
ただ施策としての特性から、業種による費用対効果の変動幅が大きいため、店舗の営業戦略によってマッチした施策を選ぶ事が最も重要です。
その中でも、最も行っておいたほうが良い施策は次の通りです。
必ず行うべき集客施策 | |
---|---|
WEB施策 | ・Googleマイビジネス ・ポータルサイトへの掲載 |
SNS施策 | ・相性の良いものを一つ |
紙施策 | ・チラシ |
リアル施策 | ・店舗紹介カード |
次で、カテゴリー別の集客施策を紹介していきます。
WEBを活用した店舗集客アイデア7選
WEBで行える店舗集客アイデアは以下の7つで、業種ごとの相性は次の通りです。
施策 | 飲食 | 理容・美容 | エステ・整体 | その他サービス業 | 小売店 |
---|---|---|---|---|---|
Googleマイビジネス | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
WEBサイト (ホームページ) | △ | ◯ | ◯ | ◯ | △ |
WEB広告 (リスティング・DSP等) | × | △ | ◎ | ◯ | △ |
ランディングページ制作 (LP) | × | × | ◯ | ◯ | △ |
ブログ | △ | ◯ | ◎ | ◎ | ◯ |
アフィリエイト広告 | △ | △ | ◯ | ◯ | △ |
ポータルサイトへの掲載 | ◎ | ◎ | ◎ | ◯ | ◯ |
Googleマイビジネス以外はどんな店舗でも相性が良いですが、それ以外のWEB施策は各店舗の業種ごとに向き不向きがあります。
それぞれの簡単な解説とともに、メリット・デメリットまで入れているのでご覧ください。
Googleマイビジネス(必須)
最適な事業形態 | 全ての店舗 |
---|---|
費用 | 無料 |
集客効果 | ★★☆☆☆ |
Googleマイビジネスは、Google検索やGoogleマップなどで「ラーメン屋」などと検索した際に、画像付きで店舗情報や口コミなどが表示できる無料のプラットフォームです。
競合他社や同様のサービスを検索している時に、自社店舗が表示される可能性があり、集客につながる可能性も高まります。
Googleアカウントを持っていれば無料登録できるため、店舗があるなら必ず登録しておくべきです。
Googleマイビジネスのメリット・デメリット
- 無料で画像つきで店舗紹介ができる
- 競合店を検索している人に認知される可能性がある
- Googleマップ上で目立つ可能性がある
- 口コミを集められる
- 簡易的なWEBサイトが作成できる
- 目立つところに表示されるとは限らない
- 定期的な更新が必要
- 悪い口コミが増えることがある
WEBサイト(ホームページ)制作
最適な事業形態 | エステ・整体 美容関係・サービス業 |
---|---|
費用 | 20~300万円 |
集客効果 | ★★★★☆ |
WEBサイト(ホームページ)は、あらゆる業態への店舗集客ができる汎用性の高い集客方法になりえます。
しかし、汎用性が高いとはいってもWEBサイトを作れば集客ができるようになるわけではなく、広告などをセットで考える必要があるため、一人集客するのに使える広告予算が少ない飲食店には向いていません。
ちなみ、飲食店や美容室や一部のエステ・整体等のサービス業は、ホットペッパーや食べログなどのポータルサイトのほうが高い費用対効果が期待できます。
しかし、どれだけ効果が出やすいポータルサイトに掲載しても、ホームページがないことで機会損失をすることもあるため、あったほうが良いものと言っても過言ではありません。
WEBサイト(ホームページ)のメリット・デメリット
- 広告費をかけずに集客できる可能性がある
- 手軽にURLなど店舗情報を共有されやすくなる
- WEB広告を効率よく打てるようになる
- ポータルサイトの機会損失を低減できる
- 集客のできるホームページを作るためにはノウハウが必要
- WEBサイトの品質次第で成果が大きく変わる
- WEBサイトを作っただけで集客はできない
- WEBサイトは継続的な運用・更新する必要がある
- SEO対策などの専門知識・ノウハウが必要
WEBサイト(ホームページ)の品質=デザイン性の高さではありません。マーケティングを踏まえて、情報・表現方法を適切に練られたホームページが望ましいです。
WEB広告(リスティング・DSP等)
最適な事業形態 | エステ・整体 その他サービス業 |
---|---|
費用 | 1万円〜 |
集客効果 | ★★★★☆ |
WEB広告は、明確なニーズ(知りたい・探している)を持つユーザーに対して表示される広告なので、広告クリック後のページ次第で高い集客効果が見込めます。
ただし、ホームページやランディングページがあることが大前提となり、多すぎる選択肢の中から探したり、ポータルサイトの利用が一般的な飲食店・美容室だと、採算が取れない可能性が高いです。
結果的に、単価が高めのサービス、一人当たりのライフタイムバリューの高い事業形態の店舗に最適です。
WEB広告(リスティング・DSP等)のメリット・デメリット
- 購買意欲の高いユーザーにリーチできる
- 集客効果に即効性がある
- ホームページかランディングページが必要
- 落とし先のページが魅力的でないと成果がでない
- 広告出稿をやめると集客できなくなる
ランディングページ(LP)
最適な事業形態 | 飲食店・美容室以外の店舗 |
---|---|
費用 | 30万円〜 |
集客効果 | ★★★★☆ |
ランディングページは、WEB広告などの遷移先のページとして大きな効果を発揮してくれる1枚ものの営業型ページです。
販売する商材やサービスが明確で、WEB広告費を払っても問題ない事業であれば、顧客獲得単価を上手に調整しながら集客を増やすことも可能になります。
ただし、ホームページと同様に、ユーザーの求めること・知りたい情報などを踏まえて効果の出る構成になっていなければ、かかる費用の割に良い効果が得られない可能性もあります。
比較的、ライフタイムバリュー(LTV)が高めの商材を扱っている店舗に向いています。
ランディングページのメリット・デメリット
- 購買意欲の高いユーザーにリーチできる
- 集客効果に即効性がある
- ホームページよりコンバージョン率が高い傾向にある
- SNS広告からの落とし先にも利用できる
- 魅力的にみせれないと成果がでない
- 常に広告などで露出させる必要がある
- 検索エンジン上での上位表示は見込めない
ブログ(オウンドメディア)
最適な事業形態 | 飲食店以外の業種 |
---|---|
費用 | 無料〜 |
集客効果 | ★★★★☆ |
ブログ(オウンドメディア)は、どんな店舗でも行える施策です。
しかし、効果の出るブログの書き方があり、戦略をしっかりと練っていないと成果につながらないので、難易度は非常に高い施策の一つでもあります。
ただ、日々の日記のようなブログで集客できるわけではなく、ユーザーニーズのある情報に触れた上で、自社ならではの情報配信をすることが必須となります。
例えば、整体院などであれば、肩こりや腰痛で悩んでいる方に向けて、症状の軽減および解決できる方法などを事細かくブログで配信していくことで、自分の悩みを解決できる店舗と信頼されるようになり、集客につながることもあります。
しかし、広告では集客できない層を集客できるようになったり、ファンを作ることも可能なので、戦略的に施策を展開できれば、店舗集客への強い味方になるでしょう。
ブログ(オウンドメディア)のメリット・デメリット
- あらゆる層の集客が可能になる
- 継続的な集客効果が期待できる
- 無料から始めることができる
- 集客の即効性はない
- はてなブログやアメブロなどでは集客効果は低い
- SEO対策の知識が必要
- 店舗サイトがないと上位表示は難しい
- 文章構築・SEOライティング技術が必要
アフィリエイト広告
最適な事業形態 | エステ・整体 その他サービス業 |
---|---|
費用 | 成果報酬で設定可能 (固定費・売上◯%) |
集客効果 | ★★★☆☆ |
アフィリエイト広告は、飲食店や美容室以外であれば、一定の集客効果を発揮することが可能な施策です。
そもそもアフィリエイト広告は、WEBサイトやオウンドメディア運営者に自社を宣伝してもらう広告になるため、掲載してくれるWEBサイトのパワーがなければ集客効果は望めません。
また店舗ビジネスだと、集客できる範囲が限られることもあり、その地域の方に見てもらえる数次第で集客効果が変わるため、実際のところ地域特化型ビジネスにはあまり向いていない集客方法ではあります。
ただ、地域情報サイトなどに取り上げられることで、急激な集客増加の可能性がないとは言えないので掲載しました。
アフィリエイト広告のメリット・デメリット
- サイト運営者が勝手に集客してくれる
- 継続的な集客効果が期待できる
- 成果報酬型なので赤字になりにくい
- 地域特化型ビジネスだと集客効果は薄め
- 地域特化型ビジネスだと取り扱いしてくれるサイトが増えづらい
- あまり安い広告費だとサイトに掲載してもらえない可能性がある
- 間違えた情報で掲載される可能性がある
ポータルサイトへの掲載
最適な事業形態 | ほとんどの店舗 |
---|---|
費用 | 数万円〜 |
集客効果 | ★★★★★ |
ポータルサイトへの掲載は、HOT PEPPERや食べログなどへの掲載のことで、一定ジャンルにおける集客力は圧倒的です。
既に一定の集客力を持つサイトに掲載できるのが一番の特徴で、美容室ならHOT PEPPER Beautyが圧倒的に強く、飲食店なら食べログやHOT PEPPERの集客力は圧倒的です。
ただ、集客力があるだけでに出稿費用も高額な傾向にあり、シッカリと運用さえすれば費用対効果も悪くない媒体ではあります。
しかし、これらのポータルサイトに頼りきっていると、検索エンジンなどで表示される回数が減るごとに費用対効果は悪化し、変わりの集客方法を用意できていないため集客数が激減するデメリットもあります。
ポータルサイトへの掲載のメリット・デメリット
- ポータルサイトの持つ集客力を利用できる
- 費用対効果は悪くない
- 広告掲載費用が高額になりやすい
- 依存しすぎると共倒れする可能性がある
SNSを活用した店舗集客アイデア6選
SNSで行える店舗集客アイデアは以下の6つあります。
施策 | 飲食 | 理容・美容 | エステ・整体 | その他サービス業 | 小売店 |
LINE | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
△ | △ | ◯ | ◯ | × | |
△ | △ | △ | △ | △ | |
◯ | ◎ | ◎ | ◯ | ◯ | |
Youtube | △ | △ | ◯ | ◯ | × |
Tik Tok | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × |
SNSはそれぞれが特徴を持っており、各SNSの特性を理解をした上で、利用するSNSを選ぶことが何より重要です。
ひとまず簡単な特性の違いは以下の通りです。
利用者の年代 | 拡散力 | 画像 or 動画 | 特徴 | |
---|---|---|---|---|
公式LINE | 全年齢 | × | 画像 | ・クーポン発行できる ・ユーザーと直接やり取りができる |
30~50代 | △ | 画像 | ・実名登録で信頼性が高い ・コミュニティーで発信できる | |
10~20代 | ◎ | 画像 | ・匿名性が高い ・情報の拡散力が高い | |
10~40代 | ◯ | 画像・動画 | ・画像に特化している ・女性ユーザーが多い | |
Youtube | 全年齢 | ◯ | 動画 | ・チャンネル登録されないと伸びない ・エンタメ性が必要 |
Tik Tok | 10~20代 | × | 動画 | ・流し見目的のユーザー多数 ・エンタメ性が必要 |
ここからそれぞれのSNSについて解説します。
LINE for Business
最適な事業形態 | すべての店舗 |
---|---|
費用 | 無料〜 |
集客効果 | ★★☆☆☆ |
LINEには、ビジネス目的で利用できるLINE公式アカウント(LINEビジネス)があります。
LINEは友達登録されていなければ見られることがないため、新規集客ではなく2回目以降のリピート集客を促す効果が期待できるものです。
例えば、クーポン発行機能等を利用して割引・キャンペーンの告知をすることで、2回目以降の来店促進効果を高める事が可能になります。
またLINE上で顧客と個別のやり取りができる機能もあり、予約や見積もりなども行えたり、新聞の折込チラシより低予算でチラシの掲載を行えるのも特徴です。
ただ、LINEの存在を知ってもらい友達追加される必要があるため、どのように友達を増やすのかがキモになります。
LINEのメリット・デメリット
- 顧客とLINE上でやり取りができる
- 継続的な集客効果が期待できる
- キャンペーンの周知がしやすくなる
- クーポン発行機能がある
- 顧客からみて予約・見積もり・相談が手軽になる
- 集客効果は友達追加されている数次第
- 新規集客効果は薄い
- ブロックされるとクーポンなどが届かなくなる
最適な事業形態 | エステ・整体 その他サービス業 |
---|---|
費用 | 無料〜 |
集客効果 | ★★★☆☆ |
Facebookにはビジネスアカウントがあり、店舗や事業専用ページの作成から、Facebook内に広告を出すことができるようになります。
その中でもFacebook広告は、広告を配信するターゲットを細かくセグメントできるので、一部の業態では高い集客効果を発揮することがあります。
しかし、ユーザー目線でみて、どこも同じような情報となりやすい飲食店・美容室などは、広告を出したところでポータルサイトで比較店舗を探されることとなるため、費用対効果は悪くなりやすいので注意が必要です。
Facebookのメリット・デメリット
- コミュニティーが形成される可能性がある
- 広告のセグメンテーションが細かくできる
- 広告出稿範囲を店舗近隣に指定はできない
- メインターゲットは40~60代になりがち
- 投稿だけでなくユーザーとのやり取りが重要になる
最適な事業形態 | ほぼなし |
---|---|
費用 | 無料 |
集客効果 | ★☆☆☆☆ |
Twitterは、匿名性の高いSNSという特性からか、拡散力が非常に高い傾向にあるSNSです。
しかし拡散力が高いとはいえ、Twitterは店舗を表に出すと拡散しづらい傾向があり、人を表に出していったほうが拡散しやすい媒体です。
また、他SNSよりも共感性の高いSNSでもあるため、有益や面白い情報の拡散力はあるので、上位表示していないブログ記事などを見てもらうための露出起点にすると言った使い方もできます。
Twitterのメリット・デメリット
- 役立ち情報の拡散力が高い
- ブログ記事の露出起点になる
- 店舗情報は拡散されにくい
- フォロワーを増やすのが大変
最適な事業形態 | すべての店舗 |
---|---|
費用 | 無料〜 |
集客効果 | ★★☆☆☆ |
Instagramは、画像メインのSNSだからこそ、飲食店やヘアサロンなど、見た目が重視されるような店舗でも運用しやすく、フォロワーが増えてくることで集客力を持つこともあります。
しかし、Instagramのアルゴリズムを研究しないとフォロワーを増やすのは難しく、ターゲットが必要とする写真や文字入り画像などをメインに適切な文章を入れた上で、ハッシュタグを入れるだけだと中々増えません。
例えば、ハッシュタグを明確なターゲットに向けたものだけにして、無駄なハッシュタグ入れない。反応が取りやすい時間帯を見定めた上で毎日投稿するといった対策が有効な場合もあります。
※反応はジャンルや業種などにより様々なので実験が必要です。
またInstagramは、画像メインではあるものの、画像に文字を入れたりして、「◯◯コツ」「◯◯やり方」などの情報系コンテンツでも拡散する可能性があり、あらゆる店舗での集客に向いているSNSです。
ただInstagramで集客を成功させるためには、「幸せのパンケーキ」のように映えるパンケーキだけでなく、店舗の外にブランコや空に向かって開いているドアのように、ユーザーがInstagramに投稿したくなるような仕組みづくりも大切です。
Instagramは、Instagram自体の運用だけでなく店舗や商品自体にインスタ映え要素をもたせることも必要不可欠といえます。
Instagramのメリット・デメリット
- フォロワー=ファンという考え方ができる
- ザイオンス効果が期待できる
※何度も見ることで好感度・安心感が増加する心理的効果 - ユーザーが投稿してくれる仕組みができれば勝手に伸びる
- 投稿を毎日続ける必要がある
- 効果がでるまで時間がかかる
Youtube
最適な事業形態 | すべての店舗 |
---|---|
費用 | 無料〜 |
集客効果 | ★☆☆☆☆ |
Youtubeは、影響力のあるYoutuberなどの紹介なら店舗への集客効果が期待できますが、店舗集客のためにチャンネル開設をして有名になっても集客に繋がらない可能性は高いです。
集客ができる可能性が高いのは、「欲求に対して、その店舗でしか叶えることができないと思わせられるもの」を動画でいくつも公開できる事業形態でしょう。
例えば、顔のサイズや肌質の違いがでる施術動画をつくれるフェイシャルエステ店であれば、「キレイになりたい」という欲求に対して、この店舗なら願いを叶えてくれそうだと思わせられる可能性があるので、少々遠くても来店してもらえる可能性があるかもしれません。
ただ、技術アピールだけでは拡散力に乏しいので、役に立つ!スゴイ!シェアしたい!と思われる動画をつくる工夫も必要になります。
Youtubeのメリット・デメリット
- WEBサイトで表現出来ないことが表現できる
- WEBサイトや広告以外の新しいターゲットにリーチできる
- チャンネル登録を増やすハードルが高い
- 動画編集スキルが必要
- 視聴者が近隣の人だけじゃないので再生数で効果が見えない
Tik Tok
最適な事業形態 | すべての店舗 |
---|---|
費用 | 無料〜 |
集客効果 | ★★☆☆☆ |
Tik Tokは、若年層ユーザーの多い視聴後の反応率が非常に高い動画型SNSとして知られています。
そのため少し前までは、ダンス系動画やエンタメ系動画での「かっこいい・かわいい・おもしろい」などの感情を起点とした動画が中心でした。
しかし2022年頃では30~40代の利用者も増えており、「◯◯ やり方」といったHow To系動画も増えています。
店舗集客における発想でいえば、ショートムービーという特性を活用して不動産屋さんが賃貸物件の内覧動画を作ったりして、集客に成功した例もあります。
他にも、飲食店なら”おいしい”より普段みれない厨房の裏側のおもしろい動画などをキッカケに集客に成功した例もあります。
Tik Tokは他のSNSよりも、「手間が省ける」「おもしろい」「スゴイ」という感情を起点から集客につながるため、どんな業種でも活用方法はありそうです。
Tik Tokのメリット・デメリット
- どんな業種でもアイデア次第で集客できる
- おすすめフィードに載れば視聴者が爆発的に増える
- Instagramのフォロワーを増やす入り口にもできる
- 動画編集がカンタン
- 普通の動画は視聴されない(集客できない)
- 良くも悪くも動画のアイデア次第
紙媒体を活用した店舗集客アイデア3選
紙媒体で行える店舗集客アイデアは以下の3つで、それぞれの向き不向きは以下の通りです。
施策 | 飲食 | 理容・美容 | エステ・整体 | その他サービス業 | 小売店 |
新聞広告 | △ | △ | △ | △ | △ |
チラシ・DM (ダイレクトメール) | ◯ | ◯ | ◎ | ◯ | ◯ |
ティッシュ広告 | △ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
紙媒体を活用した店舗集客アイデアは、捨てる時でも一度は手に取るので、情報が目に入る可能性が高く、どんな店舗でも一定の集客効果が期待できます。
ただ、紙媒体だからこその特殊性もあるので、それぞれの特徴を解説します。
新聞広告
最適な事業形態 | 飲食・美容以外の店舗 |
---|---|
費用 | 数万円〜数百万円 ※掲載サイズ・地域次第 |
集客効果 | ★☆☆☆☆ |
反応率 | 約0.01~0.05% |
新聞広告は、地方新聞紙・全国新聞紙や、掲載する大きさによって広告料は数万円〜数百万円と大きな差があります。
また小さく目立たない場所に広告を出しても、掲載料が10万円程度はかかることがほとんどで、よほど目立つ業態や目立った内容でもない限り、認知されることは少ないかもしれません。
ただ、全国展開していて資本力のある店舗であれば、一面掲載できる広告を出すことで更に認知度向上効果を図ることができる可能性があります。
そうはいっても、直接的な集客効果は薄く認知度向上効果のほうが高いかもしれません。
どちらにしても、一店舗しかない地域店であれば、予算的に新聞広告で目立つことは難しいでしょう。
新聞広告のメリット・デメリット
- 大きく掲載できれば認知度向上効果は高い
- 特定地域のみに限定するのが難しい
- 小さく出しても効果が薄い
チラシ・DM(ダイレクトメール)
最適な事業形態 | すべての店舗 |
---|---|
費用 | 数万円〜数十万円 ※発行部数次第 |
集客効果 | ★★☆☆☆ |
反応率 | 約0.01~0.1% |
チラシ・DM(ダイレクトメール)は、地域店なら周辺住居に絞ってポスティングすることが可能で、少ない予算で効果的にチラシをばらまくことができます。
ただし、そのチラシを見てもらえるかは、チラシのデザインや出来栄え次第なので、チラシをポスティングすれば集客できるというわけではない点に注意が必要です。
また、店頭に並べるだけのチラシは、手に取ってくれても持ち運びするものでもないため、忘れられる可能性が高いので集客効果自体は薄くなりがちです。
そのため、「このチラシを持っておけばお得!」と感じてもらえるキャンペーンも併用で行うことで、手に取る確率だけでなく思い出してくれる確率も増加することでしょう。
チラシ・DMのメリット・デメリット
- 比較的安価で実施可能
- 魅力的なチラシにできれば高い反応率が取れる
- 見られる前に捨てられる可能性がある
- デザイン性の高さと反応率は比例しない
ティッシュ広告
最適な事業形態 | 顧客単価が高めの店舗・業態 |
---|---|
費用 | 数万円~数十万円 |
集客効果 | ★★☆☆☆ |
反応率 | 約0.1% |
ティッシュ広告は、作るだけなら1つ5~20円程度(ロットが増えると安くなる)で作成できますが、ティッシュ配りの人件費などで1時間約2万円ほどの費用がかかります。
人通りの量にもよりますが、1時間あたりに配れるティッシュの量はおよそ300~500個程度と言われているため、ティッシュ代金も加味すると1時間で約3万円相当の費用がかかります。
※配布時間に応じて安くなっていきます。
もし、ティッシュ配り3時間(配布スタッフ2名・ディレクター1名)を約8万円で依頼して、約3000個のティッシュを配れた場合は、反応率からみて3件ほどの集客効果が得られるという計算になります。
ティッシュ代も加味すると約12万円使っても3人集客できるが、1客あたり4万円以上の利益がでない商品を扱っていると費用対効果が悪いという考え方もできます。
反応率だけでみると他の紙媒体より高いですが、費用対効果は業態次第で悪いです。
ティッシュ広告のメリット・デメリット
- チラシや新聞よりも反応率が高い
- ティッシュ配りまで外注すると高額になりやすい
- 客単価が高い店舗でないと費用対効果が合いづらい
リアル(街頭・店舗)の店舗集客アイデア4選
リアル(街頭・店舗)で行える店舗集客アイデアは以下の4つで、それぞれの向き不向きは以下の通りです。
施策 | 飲食 | 理容・美容 | エステ・整体 | その他サービス業 | 小売店 |
---|---|---|---|---|---|
看板・電車広告 | △ | △ | △ | ◯ | △ |
イベント・セミナー | × | △ | ◯ | ◯ | △ |
店舗紹介カード | × | △ | △ | ◯ | △ |
クーポン発行 | ◯ | ◯ | ◯ | △ | ◯ |
リアル(街頭・店舗)を活用した店舗集客アイデアは、お店の近くや来店しているからこそできる、リアルさのある方法となります。
そのため、お客様次第で施策を変更することも可能で、反応も直接感じることができます。
ただ、看板等の広告しか新規集客効果を期待できず、イベントやクーポン施策は新規よりリピート施策の意味合いが強いです。
看板・電車広告
最適な事業形態 | 顧客単価が高めの店舗・業態 |
---|---|
費用 | 数十万円~数千万円 |
集客効果 | ★★☆☆☆ |
反応率 | 不明 |
看板は場所次第で比較的安くだせますが、電車広告(車両広告)ともなると3日間で数十満〜数百万と非常に高額な広告費用がかかります。
多くの人の目に触れるという効果はあるものの、広告費用分を回収出来ない業態で出すのはおすすめできません。
看板・電車広告のメリット・デメリット
- 多くの人に見てもらえるので認知度向上効果が高い
- 掲載費用が高額
- 低単価・エリア限定の事業だと費用対効果が悪い
イベント・セミナー
最適な事業形態 | イベントで良さを実感できる業態 |
---|---|
費用 | 無料〜 |
集客効果 | ★☆☆☆☆ |
反応率 | 不明 |
イベントやセミナーは、新規集客のためではあるものの、お客様になってもらえそうなリスト集めが基本となるため、イベント・セミナーへの集客が第一段階となります。
エステ・整体であれば体験イベント、不動産投資会社などであれば初心者向けセミナーといった形で開催することにより、顧客になる可能性のある人を集めることができます。
どちらかといえば、メリットがしっかりと感じられる業態のみにおすすめの方法で、飲食店や美容室などの他でも同じような体験ができそうな業態にはあまり向いていないといえます。
イベント・セミナーのメリット・デメリット
- 顧客視点で参加しやすさがある
- 直に体験・経験できることで信頼性を得やすい
- イベント・セミナーへの集客が必要
- 効果・メリットを実感しづらい業態には向かない
店舗紹介カード
最適な事業形態 | リピートしやすい業態 |
---|---|
費用 | 数万円〜 |
集客効果 | ★☆☆☆☆ |
反応率 | 不明 |
店舗紹介カードは、紹介割引などを特典につけたもので、既存客からの紹介を期待して行う施策の一つです。
美容室やサロン系の多くの店舗で行っている施策ではあるものの、インパクトのあるものにできれば、紹介してもらえる可能性はあがります。
ただし、紹介率は顧客の満足度に密接に影響しているため、本軸である事業品質を高めていないと成功しない施策でもあります。
店舗紹介カードのメリット・デメリット
- 満足度の高い顧客からの紹介率は高い
- 顧客・新規客からお得に感じてもらうことが可能
- 満足度の低い顧客には煩わしく捉えられる可能性がある
クーポン発行
最適な事業形態 | すべての業態 |
---|---|
費用 | 無料〜 |
集客効果 | ★★☆☆☆ |
反応率 | 不明 |
クーポンはどんな業態においても一定の効果を発揮してくれます。
ホットペッパーBeautyが美容系媒体として人気な理由は、新しい美容室を探す際にお得なクーポンも同時に探せて、そこで予約できると言った理由があります。
また地域のドラッグストアなどであれば、クーポンを発行することで安くなっている日をめがけて必要なものを買いに来てくれて、ついでに他のものも購入するといった効果が期待できます。
小売・サービス業界のすべてにおいてクーポンは活用しやすい集客施策です。
クーポン発行のメリット・デメリット
- リピート向上効果がある
- お得さアピールで新規集客効果が期待できる
- クーポン内容が微妙だと見向きもされない
リアル施策は、どの施策を実施するのかは業態ごとに選択肢が分かれます。
何より大きいのは、新規集客だけでなくリピート効果にも期待できることが、紙媒体やWEB媒体による施策との違いです。
現時点の店舗状況や業態を判断した上で、適切な施策が取れれば新規集客だけでなく、高いリピート率を維持できる可能性があり、結果的に集客効果を倍増させられる可能性が高まるでしょう。
業種別に考える!最適な店舗集客アイデアの組み合わせ
店舗といっても世の中には様々な業態があり、最適とする店舗への集客方法は異なってきます。
- 飲食店
- 小売店(食品)
- 小売店(雑貨等の低額商材)
- 小売店(着物・宝飾品等の高額商材)
- リフォーム・外壁塗装
- ヘアサロン(ネイルサロン)
- エステ・マッサージ店
ここからは以下9つの業態を例に、各集客手法の特性から最適な組み合わせをお伝えします。
※経験上の意見であり、業態や戦略などによって最適な施策は異なるため、一つの意見としてお考えください。
飲食店に最適な店舗集客アイデア
- Googleマイビジネス
- 食べログ等のポータルサイト
- LINE for Business
- 近隣チラシ
飲食店の集客で大切なのは、どれだけコスパよく気持ちよく食べられる店舗なのかを知ってもらうことで、食べログなどのポータルサイトを軸に、いくつかの施策をかけ合わせるのが一般的です。
既に多くの店舗であらゆる施策が実施されているからこそ、従来までのように食べログなどだけでは不十分であると言えるかもしれません。
5つの施策が最適な理由
施策 | 理由 |
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Googleマイビジネス | 周辺で居酒屋屋などと検索する際、Google検索画面・GoogleMAPに表示され知ってもらえる可能性が高まる。 また口コミがあれば選ぶ指標にもなる。 |
食べログ等のポータルサイト | 条件検索でマッチする場合は表示され、利用者が多いことから新規・リピート合わせて見てくれる数は多くなる。 |
商品を違った角度でアピールでき、投稿の多さ、ハッシュタグを付けている人の多さを人気の判断基準にできる。 | |
LINE for Business | クーポンや新メニューの告知ができ、リピート効果が高まる。 |
近隣へのチラシ配布 | 認知度向上&興味付けの効果がある。 |
お客様が飲食店を選ぶ際、料金・雰囲気・口コミ・アクセスの4つの総合判断となり、食べログなどで似たようなお店がたくさん見つかるので、コスパを考えて雰囲気やメニュー内容、クーポン情報・アクセスの良さなどから総合的に判断されています。
そうなると、どこで自店舗の良さを出せるのか?という視点に立ち返った際に重要になるのが、写真素材の多さ(他人が上げているもの)や口コミの数と評価です。
更に、Googleマイビジネスなどに掲載されている口コミ数なども多ければ、Google検索などで出てきた時に、「良さそうかも?」という評価を自然とするものです。
だからこそ飲食店では、「ポータルサイト×Instagram×Googleマイビジネス」の3つはある意味鉄板的な施策と言えるでしょう。
また、飲食店のチラシが入ってくることはあまりないので、実は少し見てもらえる可能性が高く、人気のあるメニューなどが安くなっていると、一定の新規客獲得効果やリピートを促す効果を期待できます。
小売店(食品)に最適な店舗集客アイデア
- Googleマイビジネス
- ホームページ
- LINE for Business
- 近隣チラシ
※スーパーなどの小売店はこの限りではない
小売店(食品)の集客で大切なのは、店舗商品の魅力をいかに知ってもらうかに限ります。
特に、パン屋さんなど食品系専門店の場合ホームページがあるのとないのとでは、新規集客数に影響はでるといえます。
5つの施策が最適な理由
施策 | 理由 |
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Googleマイビジネス | 周辺で◯◯屋さんなどと検索する際、Google検索画面・GoogleMAPに表示される可能性が高まる。 |
ホームページ | 似たような店舗がある場合、珍しい商品で気になる人はいるけど集客まで及んでいない場合は、商品の良さをアピールできる。 |
商品を違った角度でアピールでき、投稿の多さ、ハッシュタグを付けている人の多さを人気の判断基準にできる。 | |
LINE for Business | クーポンや新商品の告知ができ、リピート効果に期待できる。 |
近隣へのチラシ配布 | 認知度向上&興味付けの効果がある。 |
小売店(食品系)の場合、認知度向上だけでなく本当にそこで購入する必要があるのか?他店舗とどういった違いがあるのかが、お客様にとっては重要な情報となります。
近所にあるから気になっている…というだけで来店してくれたり、口コミで来店してくれるなら、それに越したことはありません。
ただ、そんな店舗の情報がホームページなどをみたい方にとって、その情報が来店するかの判断になるので、無いよりある方が良いということになります。
ホームページ自体は作り込む必要はなく、名刺代わりとして、特徴だけわかるような簡単なものでも一定の効果はあるでしょう。
小売店(雑貨等の低額商材)に最適な店舗集客アイデア
- Googleマイビジネス
- Tik Tok
- LINE for Business
- 近隣へのチラシ配布
小売店(雑貨等の低額商材)の集客で大切なのは、店舗の魅力として商品ラインナップの豊富さや安さ、アクセスの良さをどのようにアピールするのかに限ります。
ただし、どこにでもある商品を扱っている小売店の場合、どうしても魅力的な発信ができず、どんな施策を行っても他社と同じように扱われたり埋もれる可能性があります。
例えば、本屋さんは同じような商品を同じ料金で扱っているため、なかなか他との違いを出しづらいお店ではあります。
しかし、キャラが見えるスタッフさんおすすめの本コーナー(すべて読んだ上で理由やあらすじも紹介されている)などがあれば、本好きな人なら少し興味を持つ可能性があります。
また、ヴィレッジヴァンガードというお店は多くの方がご存知ですが、あのお店も実は本屋さんなのはご存知でしょうか?
ただ普通の本屋さんではなく「遊べる本屋さん」というコンセプトで運営しており、面白い商品が並んでいる雑貨屋さんという印象も相まって、一定層から支持されているわけです。
5つの施策が最適な理由
施策 | 理由 |
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Googleマイビジネス | 周辺で◯◯屋さんなどと検索する際、Google検索画面・GoogleMAPに表示される可能性が高まる。 |
有形商材は、画像で魅力や面白い使い方などを紹介でき、特定ジャンルに興味を持つユーザーに認知される可能性がある。 また独自的な役立ち・面白い商品であれば、拡散される可能性もあります。 | |
Tik Tok | Tik Tokは目的もなく流し見するユーザーがほとんどなので、エンタメ要素のある商品だったり、取り扱いしている商品の意外な使い方などをショートムービーで紹介すると見てくれて認知度向上する可能性がある。 |
LINE for Business | クーポンや新商品の告知ができ、リピート効果に期待できる。 戦略次第ではECと連動してWEB売上増加も期待できる。 |
近隣へのチラシ配布 | 認知度向上&興味付けの効果がある。 |
小売店の場合は、仕入れがあるのでなかなか冒険できずに特徴を出すのが難しいといった側面はありますが、逆に特徴を作らないことがデメリットとなる場合もあります。
類似するようなお店が点在している地域であれば尚更です。
小売店(着物・宝飾品等の高額商材)に最適な店舗集客アイデア
- Googleマイビジネス
- ホームページ
- ブログ
- リスティング広告
- 看板・電車・駅の広告
- 近隣へのチラシ配布
小売店の中でも着物などの少し高額な商品を扱っているお店であれば、そもそも地域だけのニーズで売上が出ることが明確でない限り、小さなエリアに向けた施策では効果がでないです。
そのため、少し遠くなるけど通える範囲を含めたエリアを対象として、ニーズのある方の認知度を向上させていく事が重要になってきます。
6つの施策が最適な理由
施策 | 理由 |
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Googleマイビジネス | 周辺で◯◯屋さんなどと検索する際、Google検索画面・GoogleMAPに表示される可能性が高まる。 高額商品を扱う店舗は少ないので目立つのが重要。 |
ホームページ | 高額商品はその店舗へ行く理由、商品の魅力などを適切にアピールする必要がある。そのアピールをする媒体としてホームページ以上の情報量を誇れるものはなかなかない。 |
ブログ | ホームページだけだと検索されないキーワードなどでの露出を促す事が可能。 コンテンツマーケティングの一貫として取り組むことで、知名度を向上させられる可能性がある。 |
リスティング広告 | 良質なホームページおよびランディングページがあれば、購買意欲のあるユーザーに見てもらう事ができるため、手っ取り早く売上増加につながる可能性の高い集客ができる。 ただし、商品などに魅力がないと広告費の垂れ流しになる。 |
高額商材は購入に至るまで時間がかかることがあり、あらゆるところに露出していることで信頼感を芽生えさせる効果が期待できる。 その一環として、画像主体のInstagramはリアルさと共に信頼感も得やすい。 | |
LINE for Business | クーポンや新商品の告知ができ、リピート集客効果に期待できる。 |
近隣へのチラシ配布 | 選択肢が少ないだけに認知度向上&興味付けの効果がある。 ただし配布するターゲットのセグメントが重要。 |
高額商品を扱う小売店は、とにかく認知度を高める施策が何より重要で、更に目にする回数が多ければ多いほど心理的な効果から安心感も得やすくなるので、常にあらゆる人の目にふれる施策を段階的に行う事が重要です。
売れると売上も大きい分、低額商材を扱う店舗よりも1件販売あたりにかかる広告費や施策費は高くなる傾向があるので、少しづつ取り組んでいく事が重要です。
リフォーム・外壁塗装店に最適な店舗集客アイデア
- Googleマイビジネス
- ホームページ
- ブログ(コンテンツマーケティング)
- リスティング広告
- アフィリエイト広告
- 近隣チラシ
- 看板・電車・駅の広告
リフォームや外壁塗装店は、高額になりやすい商材のため、シンプルに目にする回数を増やして安心感をもたせるような施策が重要です。
どれだけ料金の安さや技術力を見せたところで、安心できるところには依頼してもらえない可能性も十分あります。
だからこそ、集客施策は全体的に目にする機会を増やしながら、自社を知ってもらえるような施策を行い、更に料金や技術力を提示することで集客に繋げられるようになります。
商品が高額な分、通常の業態よりも集客コストは高くなるので、シッカリと一つ一つの施策と向き合う事が重要です。
8つの施策が最適な理由
施策 | 理由 |
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Googleマイビジネス | Googleの口コミも判断基準になる。 ただし検索結果にでるから集客できるかといわれると、その効果自体は非常に薄い。 |
ホームページ | 自社の外壁塗装・リフォームは、ユーザー目線でどんな特徴があり、他社よりどう優れているのかが明確でベネフィットが他社より良ければ集客につながりやすいです。 なにより問い合わせを増やすには必須とも言えます。 |
ブログ (コンテンツマーケティング) | ホームページだけでは露出が難しく、SEO対策の観点からみてもブログを活用したコンテンツマーケティングは必須とも言えます。 更に問い合わせ前の外壁塗装やリフォームに関する悩みや不安を解消できる他社より優れたコンテンツを作成できれば、その時点で信頼度も上がるでしょう。 |
リスティング広告 | リスティング広告はランディングページとして機能する優れたホームページがあれば、一定の集客効果をもたせられます。 特に地域やキーワードを指定して広告に出すことができるので、広告費の無駄使いも抑制でき、費用対効果の高い運用が可能です。 |
アフィリエイト広告 | アフィリエイト広告を活用することで、他のブログでも紹介されるようになるため、認知度を更に高める事が可能となります。 しかし、地域を限定した店舗だと露出を増やすために、戦略的に取り組む必要があります。 |
外壁塗装・リフォームを行うユーザーの年代は30~60代が多いため、若年層がよく利用するInstagramよりFacebookのほうが親和性の高いSNSです。 よりターゲットに近いユーザーにアプローチしやすいSNSだということです。 | |
近隣へのチラシ配布 | 認知度向上&興味付けの効果が期待でき、WEBだけでなくチラシもあることで安心感は大幅に増加します。 結果的に問い合わせが増加する可能性があります。 |
看板・電車 駅の広告 | 看板にでていると、地元の業者さんというイメージを持ちやすく安心感をいだきやすいです。 更にWEB上での露出が多い場合なら、依頼ではなくても問い合わせ先として選択肢の一つに入る可能性も非常に高くなります。 |
外壁塗装・リフォームなどの高額になりやすいサービス店における集客施策は、どれか一つを行えば効果がでるというものではありません。
あらゆる施策を適切に行うことで、相乗効果が集客効果をもたせる事になります。
高額な商品だけに購入する側も慎重になるものなので、目にする機会を出来る限り増やした上で、信頼感・安心感をどのように演出するのか?どういったベネフィットがあるのかをしっかりとアピールしていければ集客は成功するでしょう。
費用対効果をよくするには、いくつかの施策を組み合わせて集中的にやるのが望ましいですよ。
ヘアサロン(ネイルサロン)に最適な店舗集客アイデア
- Googleマイビジネス
- ポータルサイト(ホットペッパー)
- 近隣チラシ
ヘアサロン(ネイルサロン)の集客方法は、ホットペッパー脱却を夢みて新たな集客方法を模索されているかと思いますが、業界的にホットペッパー一択といっても過言ではないと考えています。
まず、ユーザー視点でみてヘアサロンを探す場合や予約システムの使いやすさは、ホットペッパーを上回るものは現時点ではほぼありません。
だからこそ、ホットペッパーを軸にしながら、ホットペッパー経由以外の集客をどのように増やすかを考えるのが理想です。
結論から言うと、ホットペッパーでは解消できないユーザーニーズを見つけた上で、そのニーズを持つ見込み客に見てもらう機会を増やす施策を行うことが大切です。
4つの施策が最適な理由
施策 | 理由 |
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Googleマイビジネス | 地域名+ヘアサロンなどと検索する際、Google検索画面の上部にGoogleMAPと一緒に表示される可能性が高まる。 |
ポータルサイト (ホットペッパー等) | やはり最も見込み客が集まる媒体であるのは間違いない。 |
例としてヘアカラーが強みなら、自店舗でしか出せないカラーや技術力を披露する場として更新することで、一部ユーザーからの反応が得られる可能性がある。 Instagramは自分の興味のあることしか見ないのが基本。興味を持ってもらえるとファン化もできる可能性があり、大きな影響力を持つこともある。 | |
近隣へのチラシ配布 | 近隣への認知度向上だけでなく、見たことはあるけどどんなお店かわからないけど調べるほどでもない。という見込み客を掴める可能性がある。 |
ヘアサロン(ネイルサロン)の場合、通ってみなければ居心地や技術力、アシスタントさんやスタイリストさんとの相性はわからないです。
このようなわかりにくい部分を、少しでも見える化して疑似体験させられるようになれば、そこが店舗の強みと認識され、共感する見込み客が店舗に訪れてくれる可能性は高まります。
更に、共感が強ければ口コミをしてくれる可能性も高まるので一石二鳥です。
ちなみにホームページは毎日細かく更新できれば集客の助けになりますが、かかる費用と手間の割に効果は薄いので、投資できる費用に余裕ができてからをおすすめします。
エステ・マッサージ店に最適な店舗集客アイデア
- Googleマイビジネス
- ポータルサイト(ホットペッパー)
- ホームページ
- ブログ
- リスティング広告
- Tik Tok
- 近隣チラシ
エステサロン等の集客は、ヘアサロン同様にポータルサイトを軸とするのが基本です。
しかし、マッサージ・整体等のリラクゼーションサロンではアクセス要素が重要なのでポータルサイトで集客できることが多いですが、エステサロンや脱毛サロン、カイロプラクティックなどの課題解決サロンではポータルサイトでも集客が難しい可能性があります。
その理由は、どの店舗を選べば自分の課題解決ができるのか?という視点をもって、リラクゼーションサロンよりも細かく情報をみているためです。
※「☆」をつけているものは課題解決型サロンのみに向いている施策です。
8つの施策が最適な理由
施策 | 理由 |
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Googleマイビジネス | 地域名+◯◯サロンさんなどと検索する際、Google検索画面上部にGoogleMAPと一緒に表示される可能性が高まる。 |
ポータルサイト (ホットペッパー) | 最も見込み客が集まる媒体であるのは間違いなく、アクセス要素などから店舗を探しやすいので近隣住人の集客がしやすい。 |
ホームページ☆ | 自店舗の特徴をしっかりと伝えることができるため、競合店との違いを表現できる。 また、競合店にサイトがなければ、それだけで信頼感はアップしやすい。 |
ブログ☆ (コンテンツマーケティング) | エステであれば、肌荒れ解消や美肌にする方法、ほうれい線を薄くする方法といったニーズの強いことに対して、専門家として詳しく情報提供することで、自社サイトが検索エンジン上で上位表示しやすくなる。 ※SEOライティング等のノウハウが必要 |
リスティング広告 | ホームページが秀逸であれば、地域をしぼって広告を出すことで、ポータルサイトより先に見てもらえる可能性が高まる。 また、ホームページが上位表示していないキーワードでも露出させられるので、より自社にマッチしたユーザーのアクセスを増やすことができ、即効性のある集客効果を発揮しやすいです。 |
Instagram☆ | 文章ではなく画像でみたいニーズに対して最適なプラットフォーム。例えば施術後のビフォーアフターを出すこともでき、興味のあるユーザーに届き、ファン化すれば少々遠方からでも集客できる可能性がある。 |
Tik Tok | 媒体としての特性上、認知されていない問題を感じていないユーザーに興味付けできる可能性があります。 例えば、エステサロンであれば、施術内容を出してビフォーアフターのみえるショートムービーで想像以上の効果がみえるエステサロンと認識されれば、問題を感じていなかったユーザーでも、ココ良さそう!今より良くなりそう!と興味を持ってもらえる可能性があります。 他媒体とはまた違った層の集客効果に期待できます。 |
近隣へのチラシ配布 | 近隣への認知度向上だけでなく、見たことはあるけどどんなお店かわからないけど調べるほどでもない。という見込み客を掴める可能性がある。 |
サロン店(エステ・脱毛・マッサージ・整体等)の集客はあらゆる方法がありますが、自店舗に対して見込み客が求めるニーズによって施策を検討することが大切です。
この店舗に通えば、自分にどんな変化をもたらしてくれるのか?をできる限り文章・画像・動画で詳しく伝えることができれば、どんな媒体でも一定の集客ができるようになるでしょう。
ただ、どの施策も一朝一夕ではどうにかなるものでもないので、しっかりと分析しながら最低1〜3年は続けられる施策を選んでくださいね。
店舗集客アイデアのまとめ
ここでは、店舗集客アイデアを媒体別に分けて20種類紹介しましたが、自店舗にあう集客アイデアはどれなのか検討がつきましたでしょうか?
最後にもう一度お伝えすると、どんな店舗への集客もGoogleマイビジネスへの登録は必須であり、事業的なコアとなる部分の品質を担保することも重要です。
どんな事業でも競合他社がおり、その競合他社よりも優れているほうが集客できるのは必然なので、どんな集客手段を取るにしてもまずは自店舗と競合店の分析をすることも重要です。
競合店より優れているポイントが明確になっており、そのポイントがユーザーに求められていることであれば、ある意味どんな媒体でも集客は成功するでしょう。
ぜひ、自店舗に最適な集客アイデアを選び、最低でも1年間は集中して分析しながら運用してみてください。必ず何かしらの成果は出ていることと思います。