【課題別】Webマーケティングの種類|選び方とメリット・デメリット

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新人のWeb担当者

Webマーケティングにどんな種類があるのか全体像を知りたい。

自社にあったWebマーケティング手法がどれなのかを知りたい。

Webマーケティング(Web集客)の手法の種類は、広告やSEOをはじめ、細かく分ければ数えきれないほどの種類数があります。

ただ、Webマーケティングの種類選びで迷っている人にお伝えしたいのは、トレンドや特定の手法しか取り扱っていない会社の押し売りだけで手法を選んでもうまくいかないことが多い、ということです。

では、どうすればいいのか?というと、手法ありきで考えるのではなく、自社の課題や目的・目標からそれに見合った手法を正しく選ぶことが重要です。

 

この記事を書いているバリューエージェントは、「Webで集客したいけど、何をしたらいいのか分からない」という中小企業に向けて、Webコンサルティング業務を中心にSEO・広告運用・制作まで幅広くWebマーケティング手法の実施代行を行なっています。

この記事では、企業が持つ課題ごとに実施するべきWebマーケティング施策(種類)について、ご紹介します。

Webマーケティングとは?

Webマーケティングとは、インターネットを使用してビジネスをマーケティングする方法です。

毎日非常に沢山の人がインターネットを利用しているため、自社の製品やサービスを必要としている人々が目にする機会が多いです。

多くのオンライン広告スペースは無料で使用でき、動画をYouTubeにアップロードしたり、ブログも無料で開設したりできます。また、公式ウェブサイトや有料検索広告なども、テレビ広告の数分の1の費用しかかからないものが多いです。

このため、Webマーケティングは、費用対効果の高い方法として、今ではより多くの人々がWebマーケティングを好むようになっています。

 

Webマーケティングには、以下が含まれますが、これらに限定されません。

Webマーケティングの施策一覧

Webマーケティングの重要性

Webマーケティングは特に5つの重要性が上げられます。

  1. 費用対効果
  2. 対象のオーディエンスに配信
  3. ブランドの認知度
  4. リードジェネレーション
  5. 顧客エンゲージメント獲得と維持

それぞれについて解説します。

(1)費用対効果

マーケティングを必要経費と考えることは間違いではありません。

広告を掲載するには、使用する媒体に関係なく費用がかかります。従来の広告は参入障壁が高く、人や交通量の少ない場所にある広告看板や、視聴率の低い時間帯のテレビCM枠でさえ安くはありません。

 

逆に、予算によってエンゲージメント率は変わりますが、GoogleやFacebookなどのプラットフォームには参入障壁がありません。Facebook広告は、例えば500円でもキャンペーンを実行できるため、広告予算が限られている中小企業には最適です。Google広告は、新しい広告主向けに広告費を割引してくれる特典もあります。

(2)対象のオーディエンスに配信

新聞を購読している人が、新聞で広告を見ます。特定のテレビ番組を見ている人が、その時間帯に流れるCMを見ます。

そのような広告には、特定のオーディエンスに合わせてメッセージを調整する機能がありません。例えば、20代も50代も同じように食料品を買いに行く必要はありますが、同じ広告に反応するわけではありません。

 

デジタルマーケティングチャネルを利用すれば、追加費用なしで、年齢、性別、収入レベル、場所、役職、興味などに基づいて個人向けに配信することが可能です。

また、どのような視聴者層が自社のサービスや製品に当てはまるかわからない場合は、GoogleやFacebookなどのプラットフォーム向けの無料の分析ツールで、ページをフォローしたりウェブサイトにアクセスしたりする人々の特徴を確認できます。

(3)ブランドの認知度

従来の広告を使用してブランドや新製品、またはサービスを宣伝する場合、企業の対象オーディエンスが企業の努力に気付くことを期待しています。

仕事で高速道路を利用してる人にしても、ブースのパンフレットに注意を払う人にしても、適切な場所に適切なタイミングでいる人々に依存しなければなりません。しかし、ほとんどの消費者は、ほぼ毎日インターネットに接続します。

 

デジタルマーケティング広告を活用すれば、オーディエンスがスマートフォンやパソコンをチェックする際にいつでもリーチできる可能性があります。

また、特定の製品やサービスを、年齢や性別、購買傾向、商品に対する認識等に分けて実行することもできます。

(4)リードジェネレーション

従来のマーケティングの最大の問題の1つは、パフォーマンスの追跡です。テレビCMを見た人の正確な数を知ることができるかもしれませんが、広告が売り上げに変わったことを証明するのは難しいです。

 

リードジェネレーションとは、見込み顧客を獲得することです。見込み顧客の情報を収集したり、Webサイトの閲覧履歴データを集めたり、SNSのフォロワーを増やしたりすることで、見込み顧客を集めます。

リードジェネレーションに焦点を当てることで、質の高い見込み客からのトラフィックを増やすことができます。

そして、質の高い見込み客には、価値の高い顧客がいます。言い換えれば、ビジネスのためのより多くの収入を見込むことができます。

(5)顧客エンゲージメント獲得と維持

飲食店の場合、顧客とのエンゲージメントを維持するのは簡単であり、主要なビジネス機能の1つです。

しかし、地方にある中小企業や個人事業主は遠く離れた場所で製品を購入した個人とどのように連絡を取り合えば良いのでしょう?

 

テクノロジーの活用は、レビュー管理、ソーシャルメディアの投稿、メールマガジンなどを通じて、ビジネスオーナーに顧客と関わる無限の機会を提供します。


デジタルメディアを通じて、顧客の否定的なレビューに対応できます。これは、顧客の懸念を鎮めることができるだけでなく、レビューを読んだすべての人に回答が表示されることを意味します。

また、肯定的なレビューを投稿した顧客と交流することで、オンラインで同様のセンスや好みを持つ人々のコミュニティを構築できます

企業が持つ課題と取り組むべきWebマーケティングの種類一覧

Webマーケティングの課題には大きく分けて4つあります。

  1. Webサイトへの集客が足りない
  2. Webサイトに流入はあるが、成約率(リード獲得率)が悪い
  3. リード獲得はできているが、成約率を改善したい
  4. 既存顧客からのリピート率を上げたい

この4つについて、取り組むべき施策の種類としては以下のようなものがあります。

課題取り組むべき施策
集客が足りない
成約率(リード獲得率)が悪い
(リードからの)成約率を改善したい
リピート率を上げたい

それぞれ、メリット・デメリットや効果が出るまでの期間に違いがあるので、次章から紹介していきます。

【1】集客が足りない場合の施策

Webで集客するための施策は6つあります。

  1. SEO
  2. リスティング広告
  3. ディスプレイ広告
  4. SNS広告
  5. アフィリエイト広告
  6. SNS運用

それぞれについて解説します。

SEO対策

SEOとは、自社の見込み客が検索するキーワードでサイトを上位表示させ、お客さまを呼び込む仕組みを構築することです。

 

SEO対策の施策として代表的なものは、3つあります。

  • 内部SEO対策
  • コンテンツSEO
  • 外部リンク獲得施策

それぞれについて一つずつ解説します。

 

(1)内部SEO対策

内部SEO対策とは、Googleにページを発見してもらい、検索エンジンの結果に上位に表示してもらいやすくするために、サイト内部を改善する施策のことです。

 

効果の出る期間

1ヶ月〜2ヶ月

メリット

まだ内部対策をしたことがないなら、着手すれば必ず効果が出る。

デメリット

すでにある程度出来ている場合は、ほぼ効果は無い。

こんな人におすすめ

まだ一度も内部対策をしたことがないサイトを持っている

内部SEO対策についてもっと詳しく知りたい人は、下記記事をご覧ください。

内部SEO対策で必要な全29項目|これさえやれば完璧【2024年最新】

(2)コンテンツSEO

コンテンツSEOとは、良質なコンテンツを継続的に入れていくことで、検索エンジンの検索結果上位に表示させて、集客を狙う施策のことです。

 

効果の出る期間

6ヶ月〜1年がスタート

メリット

長期間行えば、確実に積み上げができる

デメリット

①売上に繋げるには、キーワード選び、ユーザーを導くサイト設計が必要。

②成果が出るまでに時間がかかる。


こんな人におすすめ
  • 長期的なサイト運営を考えている
  • 自社のブランディングを考えている

コンテンツSEOについてもっと詳しく知りたい人は、下記記事をご覧ください。

【保存版】コンテンツSEOとは?やり方・費用・会社の選び方まで全解説!

(3)外部リンク獲得施策

外部リンク獲得施策とは、話題性があるおもしろい記事や、流行に乗った記事など、外部リンクを獲得できるコンテンツを作成することで、集客を狙う施策のことです。

効果の出る期間

6ヶ月〜1年がスタート

メリット

長期間行えば、確実に積み上げができる

デメリット

①売上に繋げるには、キーワード選び、ユーザーを導くサイト設計が必要。

②成果が出るまでに時間がかかる。

 

こんな人におすすめ
  • 拡散力のあるSNSを持っている
  • 会社やブランドがある程度有名である

リスティング広告

リスティング広告とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、あるキーワードを検索した際、検索結果に連動して表示される広告のことです。

下の画像のリスティング広告と書かれた部分に表示されます。

リスティング広告

 

リスティング広告を使うと、自社の商品・サービスを買ってくれそうな人が検索するキーワードを狙って広告を出すことが出来ます。

 

効果の出る期間

広告開始後すぐ

メリット

①商品・サービス・サイトが良ければ効果が大きい

②費用対効果の計算がしやすい(予算が立てやすい)

③新規サイトやサービスを試験的に展開することもできる

④成果が出ないと判断したら、すぐに止められる

デメリット

競合が強いと利益が出ない。止めると注文が来なくなる

こんな人におすすめ

 

  • 初めてWebマーケティングを行う
  • 商品やサービスが魅力的(特に安いなど)
  • 新規サイトやサービスで、効果があるかどうかが分からない
  • ローカルビジネス(決まった地域に大半の顧客が存在するビジネス)をしている
  • すぐに効果を感じたい

 

リスティング広告についてもっと詳しく知りたい人は下記記事をご覧ください。

リスティング広告の事例を元に効果の出る方法を紹介

 

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリ上の広告枠に表示される広告のことです。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告は、リスティング広告と比べ、幅広いユーザーに表示することができます。「検索まではしていないが、潜在的なニーズは持っている人」にアプローチすることが可能です。

効果の出る期間

配信後すぐから

メリット

まだ検索まではしていない幅広いユーザーへアプローチできる

デメリット

①クリック単価が低いので、費用対効果が高くなる場合がある

②商品・サービスにより全く効果が出ない場合がある

③効果が高くても予算を上げられない場合がある

 

こんな人におすすめ
  • リスティング広告で成果が出ていて、さらに成果を伸ばしたい
  • リスティング広告のクリック単価が異常に高い
  • 商品・サービスが他社より魅力的(ユニークや最初に興味がなくても良いなと感じれる)
  • 認知がない商品・サービスを扱っている
  • 検索されにくい商品・サービスを扱っている

ディスプレイ広告について、詳細は下記記事をご覧ください。

3分でわかるディスプレイ広告とは?中小企業のための考え方

リマーケティング広告、リターゲティング広告

リマーケティング広告、リターゲティング広告とは、一度自社サイトに訪問したユーザーがサイトを離れた後も追跡し表示する広告のことです。

Webページをみている時に「さっき見ていたサイトの広告がよく出てくるな」と感じた経験はありませんか。その広告はリマーケティング広告やリターゲティング広告である可能性が高いです。

効果の出る期間

1ヶ月

メリット

すでに一度サイトに訪問してくれた人に広告するので、効果が高い

デメリット

①クリック単価が低いので、費用対効果が高くなる場合がある。

②商品・サービスにより全く効果が出ない場合がある

③効果が高くても予算を上げられない場合がある

 

こんな人におすすめ
  • リスティング広告で成果が出ていて、さらに成果を伸ばしたい
  • リスティング広告のクリック単価が異常に高い
  • 商品・サービスが他社より魅力的(ユニークや最初に興味がなくても良いなと感じれる)
  • 認知がない商品・サービスを扱っている
  • 検索されにくい商品・サービスを扱っている

リマーケティング広告に関して、YouTubeでも解説しています。動画の方が好きな方は参考にしてみてください。

SNS広告

SNS広告とは、SNSを露出媒体とした広告のことです。主に4つの種類があります。

  1. Facebook広告
  2. Instagram広告
  3. Twitter広告
  4. LINE広告

メリット・デメリットは以下の通りです。

効果の出る期間

すぐ~半年

メリット

①ユーザー属性(性別、居住エリア、職業など)でターゲティング出来る商品・サービスなら効果が非常に高い

②リマーケティングなどで既存客に再アプローチができる。

③コンテンツの宣伝、サービス認知に効果が高い

デメリット

利用するSNSによるユーザー層が異なるので、よく見極める必要がある

 

こんな人におすすめ
  • リスティング広告はすでにやっている
  • リスティングのクリック単価が異常に高い。
  • SNSのユーザー層と相性が良い商品やサービスをしている。
  • コンテンツマーケティングの露出起点にしたい

 

アフィリエイト広告

アフィリエイト広告とは、アフィリエイター(媒体主)が所有しているブログやSNSなどの媒体に設置してもらう広告のことです。

効果の出る期間

すぐ~半年

メリット

成果報酬なので、費用対効果が高い

デメリット

①冷やかしやいたずら注文などがあり、アフィリエイターの管理や成果承認コストがかかる。

②ランディングページが悪いとアフィリエイターに選ばれない。

③商品・サービスが悪いとアフィリエイターに選ばれない

④アフィリエイターとのコミュニュケーションや情報提供などに手間がかかる

 

こんな人におすすめ
  • リスティングはすでにやっている
  • リスティングのクリック単価が異常に高い
  • ランディングページ(訪問者が最初にアクセスするページ)が良い
  • サービス・商品が良い
  • 実体験、実利用、口コミが重要な商品・サービスをしている。
  • リスティング、SEOが非常に難しい(競合が強い・キーワードがない)
  • 成功報酬でやりたい。

アフィリエイト広告に関して、YouTubeでも解説しています。動画の方が好きな方は参考にしてみてください。

 

SNS運用(Facebook、Twitter、Instagram、YouTube等)

SNS運用とは、SNSを活用することで、自社のファンをつくり、集客をする施策のことです。

 

効果の出る期間

1年〜2年

メリット

①自社サイト、ブランドのファンになってくれる

②Twitter:コンテンツやキャンペーン等の拡散効果が高い

③Instagram:ファッションなど写真が重要な商品・サービスは効果が高い

④YouTube:動きや操作が重要な商品・サービスは効果が高い

デメリット

①成果を実感するには、最も長期的な視点が必要

②マメな投稿、一貫性、中の人のセンスが必要

③検討期間が短くて、1回で終わる商品は適していない

こんな人におすすめ
  • 長期間を見据えたマーケティングを考えている
  • 自社の商品・サービスのファンを獲得したい場合
  • コンテンツマーケティングの露出起点にしたい

コンテンツマーケティングの基礎知識まとめ|種類・効果・デメリット・戦略の立て方まで

【2】成約率(リード獲得率)が悪い場合の施策

集客をした後は、成約、リード獲得(いつでもアプローチができる見込み客の連絡先を得ること)をしていく必要があります。

成約率が悪い場合の施策には、以下の3つがあります。

  1. サイト改善(LPOやA/Bテスト)
  2. サイトリニューアル
  3. マーケティングオートメーション

それぞれについて詳しく解説します。

 

サイト改善(LPOやA/Bテスト)

LPOとは、Landing Page Optimizationの略で、ランディングページ(訪問者が最初にアクセスするサイト)の品質を高めることです。

LPOによく導入されるのがA/Bテストです。

A/Bテストとは、ある部分を変更したAパターン、Bパターンの広告を作成し、どちらが高い成果を出せるか検証をすることです。A,Bの2つの広告を、ランダムにユーザーに表示して、結果を比べ、より高い成果の出る広告を作成します。

効果の出る期間

実施後すぐ

メリット

①低予算でも可能

②広告を行っている場合は、広告の改善と同時に行うことで、高い効果が期待できる。

デメリット

①ある程度サイトへの訪問数が必要(少ない場合は、効果検証がしにくい。)

②失敗した場合は悪くなる(悪くなったら戻す)

③PDCAを回して、常に改善することで効果が積み上がる

こんな人におすすめ
  • サイトが見にくい
  • サイトに訪問する人は多いけど成果は上がっていない
  • 一度もサイトの改善していない
  • 予算が少ない

 

EFO(問い合わせフォームの最適化)

EFOとは、Entry Form Optimization (入力フォーム最適化)の略で、 問い合わせフォームをユーザーが入力しやすいように改善することです。

効果の出る期間

実施後すぐ

1回で成功しない場合でもPDCAを回して、良くしていく。

メリット

①数倍に成果が変わる場合もある。

②エントリフォームが分かりにくい、入力に手間がかかる場合は高い成果が出ることがある

デメリット

①低予算で可能。

②フォームへの流入数が少ない場合は効果検証がしにくい。

こんな人におすすめ
  • フォームの入力項目が多い
  • フォームでの離脱が多い
  • 予算が少ない

EFOに関して、YouTubeでも解説しています。動画の方が好きな方は参考にしてみてください。

サイトリニューアル

効果の出る期間

リニューアル後すぐ〜3ヶ月程度

メリット

数倍に成果が変わる場合もある

デメリット

①すでに高い成果がでているサイトの場合は、逆効果になる可能性もある。

②時間と費用がかかる(サイトの分析、設計、制作など)

こんな人におすすめ
  • サイトから成果が全く出ていない
  • 何年も前の古いサイトのままである(スマートフォンに未対応など)
  • サイトが分かりにくい、使いにくい状態にある
  • 欲しい顧客層から注文がとれていない

【3】(リードからの)成約率を改善したい場合の施策

成約率とは、コンバージョンにつながるリード(見込み客)の割合です。

リードからのコンバージョンをすべてのリードで割り、100を掛けてパーセントに変換するだけの計算方法です。

低い成約率は、BOFU(購買や受注に近い見込み客)をコンバージョンに導く方法に問題があるか、またはリードの質に問題があることを示している可能性があります。

連絡先を獲得したリードからの成約率を上げる施策の1つに、マーケティングオートメーションというものがあります。

マーケティングオートメーション

マーケティングオートメーションとは、ソフトウェアを使用して、さまざまな反復的なマーケティングワークフローを最適化、自動化、および測定することです。

リードの生成、リードの育成、顧客のセグメンテーション、クロスセルとアップセル、ROIの測定、さらには広告キャンペーンなどのタスクを自動化できます。

 

言い換えると、名刺や問い合わせなどで得たリード(見込み顧客の情報)が、実際の契約に至るまでのマーケティング活動を自動化させることです。自動化させるツールのことをマーケティングオートメーションツールと言います。

効果の出る期間

配信頻度、内容次第

メリット

①マーケティングの効率化ができる

②用意しておいたコンテンツを順番に送るので、開始後は手間がかからない

③営業の効率化ができる

デメリット

①導入時の設計と準備に時間と手間がかかる。

②内容の良いコンテンツが必要

こんな人におすすめ
  • 少数精鋭だが、見込み客が多い
  • 長期的に顧客接点を効率良くとりたい

【4】リピート率を上げたい場合の施策

リピート率を上げるための施策には、以下の3つがあります。

  1. メールマガジン
  2. LINE公式
  3. ポイント制度

それぞれについて解説します。

メールマガジン

メールマガジンとは、サイトの運営者が複数の購読希望者に対して、継続的に届けるメールのことです。見込み客と接点を持ち続けることで、リピートの獲得に繋がります。

 

メリット・デメリットは以下の通りです。

効果の出る期間

メルマガ配信後すぐ〜1年

メリット

①一定割合で反響がある。

②見込み客をファン化することができる

③既存客のリピート注文も期待できる

デメリット

①メールアドレスを取得するのに時間と手間がかかる

②内容が良くないと逆効果

③頻度に応じて常時、メルマガ作成のリソースを確保する必要がある

こんな人におすすめ
  • 継続的に買ってもらう商品・サービスを扱っている
  • 購買までに検討時間が長い商品やサービスを扱っている
  • 配信できるコンテンツをたくさん持っている

LINE公式

LINEの公式アカウントを使って、友達追加をしてくれた見込み客に継続的に情報を届けることで、リピートを獲得することができます。

メリット・デメリットは以下の通りです。

効果の出る期間

配信後すぐ〜1年

メリット

①一定割合で反響がある。

②見込み客をファン化することができる

③すでに信用を得ているので効果が高い

デメリット

①登録してもらうまでに時間と手間がかかる(敷居が高い)

②内容が良くないと逆効果

こんな人におすすめ
  • 継続的に買ってもらう商品・サービスを持つ
  • 購買までに検討時間が長い商品やサービスを持つ
  • メルマガが届かない。反応が悪くなってきた。
  • 店舗ビジネス、BtoC商品・サービス

ポイント制度

ポイント制度とは、購入金額に応じて企業がポイントを発行し、顧客がそれを貯めていけるようにした仕組みです。

ポイント数に応じて何らかの魅力的な特典をポイントと交換できるようになっていて、店舗を利用し続けるメリットを顧客にアピールすることで、リピートの獲得に繋がります。

 

メリット・デメリットは以下の通りです。

効果の出る期間

次回購入時〜1年

メリット

  1. 顧客の囲い込みができる
  2. 顧客情報が取得できる
  3. 顧客データを分析し販売促進ができる

デメリット

  1. 過度なポイントサービスは売上の減少につながる
  2. ブランドの価値を下げる可能性がある
  3. ポイント制度を使用している企業が多く差別化が難しい
こんな人におすすめ
  • 継続的に買ってもらう商品・サービスを扱っている
  • 直接個人に提供する(BtoC型)製品やサービスを扱っている
  • 他業種からの顧客獲得を検討している

▼Webマーケティング一覧を資料でご覧いただきたい場合は、こちらからダウンロードください。

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まとめ

以上、Webマーケティングの種類について解説しました。この記事を参考にして、自社にあった施策を試してみてください。

 

「この記事ではどの施策をすれば良いか判断が出来なかった」

「自社の状況に最適な施策は見つかったけど、どう実行してよいかわからない」


そんな方に向けて、バリューエージェントは無料相談も受け付けています。会社の目的に合わせて必要な施策を提案します。利用してみてください。

 

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