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「デジタルマーケティングっってよく聞くけどどんなものなのかイマイチわからない。。。取り入れてる企業って多いのかな?」
「デジタルって聞くとITっぽくて何か難しそうだけどうちの会社でも使えるのかな?」
「普通のマーケティングとどう違うのか、具体的にどんなものか知りたい!!」

上記のような疑問を解消します。本記事ではデジタルマーケティングの需要や様々な手法、活用のポイントについてまとめました。

デジタルマーケティングとは?

デジタルマーケティングとは、インターネット上、またはデジタルデバイス上(スマホ、テレビ、電光掲示板など)でマーケティング(販売促進活動)をすることです。

ウィキペディアでの定義は下記。

Digital marketing is the marketing of products or services using digital technologies, mainly on the Internet, but also including mobile phones, display advertising, and any other digital medium.


デジタルマーケティングとは、主にインターネット上(あるいはモバイル、ディスプレイ広告、その他デジタルデバイス上)の、デジタルテクノロジーを使った商品・サービスのマーケティングのことです。

Digital Marketing – Wikipedia

デジタルマーケティングのトレンドとは

全世界における「Webマーケティング」「オンラインマーケティング」「デジタルマーケティング」というワードの検索回数推移です。*海外ではWebマーケティングのことをオンラインマーケティング(オフラインに対して)と表現することが多いです。

これを見る限りでは「Webマーケティング」の需要はそのままに、2015年初頭から「デジタルマーケティング」の関心が高まり続けています。

デジタルマーケティングはなぜ優れているのか

デジタルマーケティングの優れているところは「時間と費用ともに効率的な方法でターゲットにアプローチできること」です。

インターネットやモバイルが普及していなかったころは、対面営業にせよ、広告にせよ、企業から消費者へ情報を一方的に発信するアウトバウンド・マーケティングが主流でした。

この方法はターゲットの絞り込みを細かく行わないため、成果が予算に依存しやすく、予算を支払っている間(営業ならリアルタイム、広告なら露出期間)しか効果がありませんでした。※即効性がある・ランダム層に見てもらえるという点で現在でも有効活用できるシーンはあります。

一方で、デジタルマーケティングは、ユーザーと企業が双方向的に情報の受信・発信を行い、そのデータを分析・トラッキングします。ターゲットの分類も、施策の効果検証も、精密に・正確になればなるほど不要な販促コストを削減することができます。

デジタルマーケティングのデメリット

具体的には下記3点。

  1. プランニングを入念に行わないと費用対効果が低くなる、またはマイナスになる場合がある。
  2. そもそもマーケットに認知されていないものだと、広告費(認知コスト)がかかる。
  3. デジタルマーケティングだけでは解決できないこともある

1.は、デジタルマーケティングに限った話ではありませんが、現時点から目的達成までの道のりや経路を最初に明確化しておかないと、社内で方向性がバラバラになってしまいます。

2.は、特にオンラインの「検索機能」に着目してほしいのですが、ターゲットユーザーがまだ知らないものや、ニーズがあっても検索する際に言葉で表現しにくいものは、認知度から高めていく必要があります。

3.は、保険会社や不動産などの信頼性が重要なビジネスです。オフラインでの売り込みやフォローが有効な場面はまだ多々あります。

とはいえ、オフライン営業が必要だと、デジタルマーケティングが活用できないというわけではありません。以上は、デジタルマーケティングのデメリットというよりは、うまく活用するために知っておくべきこと・留意点ですね。

オフラインマーケティングが必要なビジネスでも、目的に合ったデジタルマーケティング手法を部分的に取り入れることで全体の運用コスト(時間・労力)を下げることが可能です。

デジタルマーケティングは自社内製でできるの?

答えはYesでもあり、Noでもあります。

デジタルマーケティングには様々な施策・手法がありますが、それぞれで使う専門知識や専門ツールが異なります。

例えば、自社オウンドメディアのコンテンツマーケティングによる集客を目的としているなら、コンテンツの立案、コンテンツ作成と更新スケジュールの管理、トラフィック解析(ページ滞在時間、アクセス数、SNSによるシェア獲得数…)などが必要になります。

複数の施策を行う場合は、それぞれスペシャリストからなるマーケティングチームを持つのがベストです。

以降で、デジタルマーケティングの代表的な手法7つとそれぞれの活用のポイントをまとめましたので、「自社内製でどこまでできるか」また「足りない部分・外注すべき部分は何か」を知るための参考にしてみてください。

デジタルマーケティングの代表的な手法 +活用のポイント

では、デジタルマーケティングにはどんな手法があるのか?代表的な手法とともにそれぞれの特徴と活用のポイントを紹介します。

SEOマーケティング

SEOマーケティングは、WebサイトにSEO対策(検索エンジン最適化:Webサイトを検索エンジンに認識してもらえるように最適化すること)を施し、検索キーワードから集客するマーケティング手法です。

 

SEOマーケティングの特徴

メリット デメリット

・初期投資が安く、ランニングコストも低い

・成功すればWebサイトへの流入を継続的に獲得できる

・ソーシャルメディアとの相性が良い

・SEOの効果が現れるまでに時間を要する(新規で最低でも半年〜1年)

・つまり投資利益率が上がるまで時間を要する

・業種によっては競合の数や規模が大きく、SEOで勝てない

 

活用のポイント・向いているビジネス

基本的には、コンテンツマーケティングと併用して全てのビジネスで積極的に導入すべき施策です。

新規Webサイトだと効果が現れるまでに最低でも半年から1年を要しますが、成功させることができれば、少ないランニングコストで継続的な顧客の獲得が可能となります。

ただし業種によっては競合が多く、SEOで勝つまでにもっと時間を要し、その間費用対効果が合わない場合があります。

またどうしても勝てない強い競合が存在する場合、ターゲットやニーズの切り口をズラすといった工夫が必要になります。

例として、個人経営の美容院・指圧サロンはホットペッパービューティーに勝てず、また個人経営のホテルはじゃらんnetをはじめとする宿泊予約サイトに勝てないといった図式があるためです。

下図は、弊社のコンテンツSEO研修およびコンサルティングを利用したクライアントのホームページ訪問者数の推移です。

元々全社員がブログを更新するという素晴らしい取り組みをされており、弊社からはSEOに関連する部分お手伝いをさせていただきました。

関連記事:外壁塗装ホームページ制作後のSEOコンサルティング 売上月間2000万円達成!

コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングは、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを提供・シェアすることで、集客につなげるマーケティング手法です。

ブログ記事、動画や画像、ポッドキャスト、アプリなど、ユーザーがWebサイトに訪問する理由やサービスを利用する目的の対象となるものは全てコンテンツと呼ばれます。

 

コンテンツマーケティングの特徴

メリット デメリット

・他のあらゆるマーケティング手法と相乗効果がある

・コンテンツを蓄積していくことができる

・実務の大半が自社内製で完結するため、低コストを保つことができる

・利益が出るまでに時間を要する

・コンテンツの露出にはSEOの知識が必要

・全て自社で行う場合は、プログラミング・コーディングのスキルを持つ人材が必要

 

活用のポイント・向いているビジネス

コンテンツマーケティングで行うべきことは至ってシンプルで、「質の高いコンテンツをユーザーに届け続けること」のみです。

前述したSEOマーケティングとシナジー効果があり、本当にユーザーが求める良質なコンテンツを発信することが、結果としてSEO対策でも大きな成果を得られるようになっています。

SEOマーケティングと同様、即効性がなく、利益につながるまでに時間を要しますが、成功してしまえば低コストで長期的な集客が見込めるため、あらゆるビジネスにおいて確実で有効な手法だと言えます。

下記は弊社にご相談いただいたデンタルフロスメーカーのWebサイトのトラフィックです。こちらも緩やかに伸び続けてるいますが、3年ほど経過したところで大幅にアクセスが上昇しました。

オーラルケアの正しい知識や認知(コンテンツ)を定期的・継続的にユーザーへ届けることで、「Webサイトのアクセスアップだけでなく、あまり普及していなかったフロスに関する問合せが増えて、仕事にも繋がっている」お喜びの声(インタビュー)を頂きました。

関連記事:デンタルフロスメーカーのコンテンツSEOで検索からの流入数が140倍に!

ソーシャルメディアマーケティング(SNSマーケティング)

ソーシャルメディアマーケティングは、Facebook、Twitter、Instagram、Line@などのSNSアカウントを運用して、顧客にアプローチするマーケティング手法です。

 

ソーシャルメディアマーケティングの特徴

メリット デメリット

・広告費を除いて、初期費も維持費も無料

・爆発的に訪問者が増えることがある(バズる)

・情報発信と情報収集を相互的に行える

・運用コスト(時間・手間・専属の人材)がかかる

・ネガティブな情報の方が拡散されやすい傾向にある(炎上)

・顕在顧客と潜在顧客の区別がつきにくい

 

活用のポイント・向いているビジネス

ソーシャルメディアマーケティングでは、潜在顧客へのアプローチ、コアなファンを育成、企業のブランディング、商品・サービスの認知など、活用法によって様々な効果を期待できます。

特にWebサイト運用よりも手軽にフランクに発信でき、露出を増やしやすいという特徴を考えると、BtoCビジネスでその効果を最も発揮しやすいと言えるでしょう。

ただしタイムラインという特性上、情報を留めておいたり、蓄積したりすることが難しいので、頻繁に発信を継続する必要があります。各アカウントに専属の担当を置く企業も多く、手軽に始められるとは言え、決して運用コストは低くありません。

動画マーケティング

動画マーケティングは、動画コンテンツを使って企業のブランディングや商品・サービスの販売促進を行うマーケティング手法です。

YouTubeやInstagramなどの動画配信プラットフォームの登場や通信インフラの整備により、動画の配信者側と視聴者側の両環境が整ってきたことから、動画マーケティングの需要が高まっています。

 

動画マーケティングの特徴

メリット デメリット

・文章で伝わりにくいことでも視覚的に情報を与えることができる

・短時間で伝えることができる情報量が多い

・制作・編集に時間を要する

・動画制作・編集のスキルを持った人材がいない

 

活用のポイント・向いているビジネス

動画で商品やサービスのコンセプトが伝わりやすいビジネス、もしくは動画を活用しないとサービスの良さや競合商品との細かな違いが伝わらない業種は、動画マーケティングを積極的に利用すべきです。

仕上がりのクォリティは別にして、わかりやすい例の1つにライザップのTVCMがあります。たった30秒の動画ですが、文字やナレーションはほとんど使わず(社名と「結果にコミット」だけ)、利用者のビフォア・アフターの様子を通してどんなサービスか伝わるようになっています。このシリーズで一気にブレイクしましたね。

注意点としては、ノウハウ系・お役立ち情報系は、集客はできても売り上げアップにつながるとは限りません。

例えばイラストの技法やヘアカットのテクニックなどは、視聴者の大半が同業者でしょう。(自社ブランディングや自社コーポレートサイトへのチャネル作りが目的ならOKです。)

 

PPC広告マーケティング (Pay Per Click 広告)

PPC広告マーケティングとは、クリック課金型広告でWebサイトへのアクセスを増やす手法です。代表的な例としてはリスティング広告、ディスプレイ広告、Facebook広告などがあります。

※ディスプレイ広告、Facebook広告は、表示回数による課金方式(インプレッション課金型)に変更することも可能です。

 

PPC広告マーケティングの特徴

メリット デメリット

・効果を得られるまでのレスポンスが早い

・ユーザーがWebサイトにたどり着いた時のみ広告料が発生する

・ターゲットを細かく絞り込むことができる

・広告を最適化・効率化するためには専門スキルが必要

・広告単価が跳ね上がると利益を回収できなくなる

・クリックされるだけでは、リード獲得やコンバージョンに至るとは限らない

 

活用のポイント・向いているビジネス

PPC広告マーケティングは、検索エンジンにお金を払って、SEOに関係なくWebサイトを上位表示させることができます。

よって、新規のWebサイトでも時間をかけずしてアクセス数を得ることが可能ですが、訪問したユーザーを問合せやコンバージョンにうまく誘導できるサイト設計ができていないと、広告費だけがかさむことになります。

このことから、元々アクセス後の成約率が高いWebサイトが、より多くのユーザーを獲得し、売り上げを伸ばすのには最適な手法だと言えます。

しっかりとWebサイト設計を行ったうえで、問合せ・売上げなどのコンバージョンにまでつながるユーザーを集客できれば、下図のように広告費に対して何倍もの収益を回収することができます。

関連記事:ECサイトの売上げが3か月で昨年の2倍に!!

Eメールマーケティング

Eメールマーケティングは、新商品の紹介、セールのお知らせ、イベント案内などの情報を定期的に配信し、顧客にアプローチするマーケティング手法です。

 

Eメールマーケティングの特徴

メリット デメリット

・導入・運用の費用を安価に抑えることができる

・複数のターゲットにそれぞれ合わせた情報配信が可能

・ターゲットの分類すればするほど運用が大変

・全てのデバイスに適応するデザイン、フォーマット、ファイルサイズでないといけない

・スパムワードが含まれていると配信されない、また配信停止を設定されると二度と届かない

・コンテンツを作り続けなければならない

 

活用のポイント・向いているビジネス

Eメールマーケティングは、ターゲットを細かく設定・分類することができ、それぞれのターゲット層に、極論では一人ひとりに合った情報配信を行うことが可能です。

ただしその精度が上がれば上がるほどユーザー分析に必要なスキルや運用の手間が増加していきます。そういった運用・管理の観点から、中小規模の企業やスモールビジネスで、費用対効果を得やすいのではないかと考えられます。

定期的にターゲットにアプローチして企業のプレゼンスやブランド力を高めつつ、それぞれのターゲットに合った情報を提供することができるため、特に向いていない業種ビジネスはなく、運用・管理ができるのであれば、どんなビジネスでも取り入れるべきです。

 

アフィリエイトマーケティング

アフィリエイトマーケティングは、ASP(Affiliate Service Provider)を通して、アフィリエイターに商品・サービスを紹介してもらうマーケティング手法です。

 

アフィリエイトマーケティングの特徴

メリット デメリット

・自らが設定したコンバージョンが満たさなければ、費用は発生しない

・すぐに始められる

・ASPに対する初期費用と月額利用料が発生する

・アフィリエイターの質にムラがある

・効果が出るまで時間がかかる

 

活用のポイント・向いているビジネス

アフィリエイトマーケティングは、PPC広告と違って、自らが設定したコンバージョン(商品購入・会員登録完了・無料体験申し込みなど)まで至らないと費用が発生しないため、ASPのランニングコストさえ回収できればマイナスが発生することはありません。

ただしアフィリエイターに自社商品の紹介記事を書いてもらうには、まず商品を認知してもらうところから始まるので、効果が出始めるのに時間がかかります。SEOに似ていますね。

月額制のジムやスクールなんかは入会金だけで費用回収できますし、イベントや体験などのキャンペーンを準備しやすく、体験レビューも書いてもらえるので、アフィリエイト広告をうまく活用しやすいジャンルです。

 

最強のデジタルマーケティングとは?【目的から手法を選ぶべき】

ここまでデジタルマーケティングの手法とそれぞれの特性について説明してきました。

「これならうちの会社でもできそう!!」「あの手法よりもこっちの手法の方が簡単そう!!」「1つ選ぶならこれかも!!」と思った方もいるかもしれません。

しかしデジタルマーケティングは「できそうかどうか」で選ぶべきではありません。手法から選んでしまうと、得られた結果が本来の目的から外れてしまう可能性があるからです。

総合的なマーケティングプランを立てるために、どんなマーケティング手法があるかを知っておくのは必要なことですが、忘れてはいけないのは、「目的は何か?」ということです。

  • 露出を増やして企業のプレゼンスを高めたいのか
  • 市場のニーズを分析したいのか
  • ターゲットを分類して絞りたいのか
  • 広告費を削減したいのか?

何が目的でどんな結果を得たいか。ここを明確にすると、それを達成するためにどのマーケティング手法が一番適切なのか、または2つ以上の手法を組み合わせるべきか、やるべきことが見えてきます。

IT産業と技術が成長し続ける限り、今後もデジタルマーケティングは新しい手法がどんどん出てくると予想されますが、万能なデジタルマーケティング手法は存在しません。

目的に応じた手法を使い分けることが最強のデジタルマーケティングです。

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