2020.01.21
SEO対策

【実例】2017年5月Googleの変動で検索順位が下がったページの原因と対策 SEO情報

2017年の5月17日にGoogleの検索順位のランキングに大きな変動がありました。SEO業界でもインパクトが大きな変動した。

弊社の顧客でも1サイトだけですが、大きなセッション数の下降があり、こちらについて解析を行い原因対策をまとめましたので解説します。

2017年5月の順位変動について

今回の変動は、5月17日から始まりました。下記はhttp://namaz.jp/によるGoogleの平均順位変動幅グラフです。5月17日から20日にかけて色が変わっていますが、こちらが検索順位の変動幅が大きかった日です。24日、25日にも変動が大きい日がありますが、前半で順位を落とし、後半で順位がもどったページもあるようです。

5月の変動グラフ

引用 http://namaz.jp/

この変動の状況はSEOラボでも取り上げられていました。

SEOラボによると2017年最大規模変動らしく、幾つもの変動を乗り越えてきた弊社の顧客サイトにも1サイト大きくアクセス数が減るサイトがありました。

こちらにちてご説明します。

実際のSEOのランキングが大きく落ちたサイトの状況

弊社顧客の某メーカーさんのコーポレートサイト内のオウンドメディアが大きくセッション数と順位が落ちていました。

こちらのサイトは弊社の顧客になって頂き、セッション数が40倍以上になっていいたサイトです。

それが、約36%のセッション数の減少となりました。

2017年5月17日前後の変化1

コンテンツは毎月4記事アップしていました。内容は、取材を行う完全オリジナル記事。

外部リンク対策はなし。

1記事は1,000文字〜2,000文字

このような状況でした。

アナリティクス・サーチコンソールを分析して手順と解った順位下降の原因

実際には、2人で分析してディスカッションを行いながら原因と対策を見ていきました。

Googleアナリティクスを使って、セッション上位各ページの1週間対比を行い、順位の落ちているページを発見し、その後、サーチコンソールを使って各ページの順位が落ちている(セッションが減っている)語句を探し出しました。

2017年5月17日前後の変化 行動

次に、該当ページのコンテンツ見て、検索順位が落ちているキーワードの関連性を見ました。

その結果わかったことは、元々のページのパワー以上の検索語句で上位表示できていたということでした。

微妙に検索意図が違う内容のキーワードでも5月17日以前は、ドメインの力か、もしくはラッキーで上位表示されていた状態でした。

もう少し詳しく言うと、「SEO外部対策方法」と検索すればコンテンツの多くは「SEO外部対策の方法」について書かれている記事がでてきます。

この状態が通常の状態ですが、「SEO外部対策方法」と検索しているにも関わらず、「被リンクの効果について」書いてある記事で記事で上位表示されているような状況でした。

結果的にコンテンツの内容がそのキーワードの検索意図に答えるには弱いコンテンツでも上位表示されていたのがより検索意図に沿った検索結果になったようです。

原因は、この度の変動まではドメインのパワーにより検索意図からずれたキーワードも上位表示されていたので、本来以上の効果が出ているということでした。(このサイトにおける見解です)

また、そこそこボリュームあるキーワードも1,000文字〜2,000文字で上位表示できていたため、ラッキーな部分も多々あったといえるでしょう。

今後のコンテンツ対策について

上記を踏まえて、次に実施することは、3つです。

  1. 落ちたキーワードで検索意図にかなった新規コンテンツを作成すること。
  2. 現状ページのリライティング(内容を濃くする。内容追加する。)
  3. 今後のコンテンツは、検索ボリュームのあるキーワードは、検索意図に叶うようなある程度のボリュームのコンテンツを作成する。

1に関しては、大きく順位を落としたキーワードに対して行います。

2に関しては、やや順位が落ちたキーワードに関して行います。

3は今後です。

このような形で今後コンテンツを作ることにより、今回の変動に変動によって失ったアクセス数は取り戻せるでしょう。

今回の事例で見える現在Googleのアルゴリズム

今回の事例では、弊社の管理サイトでもややGoogleから過大評価を受けていたようなサイトでした。

Googleがいうサイト単位の評価からページ単位の評価に変わってきていると実感したアルゴリズム変動でした。

周りのサイトを見ていても今回順位が落ちたようなサイトは、コンテンツの内容が薄いものであると感じています。(全部見ているわけではないので、あくまで見た限りです)

人工知能の発達により、よりユーザーの意図にかなうコンテンツを上位表示するようになるのは間違いないと思いますので、ユーザーが検索するワードの意図に答えるコンテンツの制作が今後より重要になるでしょう。

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