2024.03.28 2024.03.28
ホームページ制作

ホームページ制作時の注意点と依頼方法を予算別に解説!いくらで何ができる?

ホームページ制作を業者に依頼しようと思ったとき、「値段がピンキリすぎてよく分からない……」と感じたことはありませんか?実際に、ホームページ制作の値段は制作内容や依頼先によってまちまちであり、「○○円で作れる」と断言できるものではありません。

会社の顔にもなるホームページを作るうえで、業者選びは失敗したくないですよね。今回はホームページ制作を依頼する際、どんな点に注意すればいいのか、予算別にどんなことができるのかを紹介します。ホームページ制作会社選びのヒントにお役立てください。

ホームページ制作を依頼するときに準備したい5つのポイント

ホームページ制作に向けてチェックするイメージ

制作会社に依頼する前に準備しておきたい5つのポイントについて紹介します。自社にあった業者へ依頼するために、まず何をどのくらい頼みたいのか整理しておきましょう。

①ホームページの活用目的、目標売上

あなたはホームページを使ってどのくらいの売上を作りたいと考えていますか?

ホームページ制作で本格的にWEB集客をしたい場合もあれば、名刺代わりに簡素なページを1枚もっておきたいだけの場合もあると思います。

ホームページ経由での売上目標が毎月100万円以内なら、お金をかけずに自力で作るか、格安業者を利用することをおすすめします。なお、ホームページは効果が出るまで時間がかかる場合もあります。「3年で元が取れるかどうか」で予算を考えてみてください。

今回はどんな目的でホームページを作りたいのか、改めて考えてみましょう。

②ホームページのボリューム

ホームページのページ数や、1ページの長さ、コンテンツの量などによって、制作にかかる予算も異なります。ひとくちに「ホームページ」と言っても目的によって適切なボリュームも変わるため、今回は何ページくらいの制作になりそうか想定しておきましょう。以下は種類別のページボリューム目安です。

  • 1商品に特化した「ランディングページ」:1ページ
  • 企業の基本情報を紹介する「コーポレートサイト」:5~15ページ
  • 商品やサービスを紹介する「サービスサイト」:15ページ以上
  • 自社の採用情報を紹介する「採用サイト」:5~25ページ
  • オンラインショッピングができる「ECサイト」:商品数次第

③制作会社の担当範囲

すべてのホームページ制作会社がゼロから内容を作ってくれるわけではありません。デザインやコーディング、プログラミングは制作会社が担当するとしても、内容や画像素材などを自社で用意しなければならない場合はあります。

自社で内容を用意するなら、ライティングは誰がやるのか、写真は誰が撮るのかなど、社内でも役割分担をしておきましょう。どんなページがいくつ必要か設計を考えたり、各ページの文章を考えたりする作業はある程度時間を要するものです。予算があり、リソースが足りない場合は外注を検討しましょう。

④自社・自分のこだわり

ホームページを制作するにあたり、あなたや会社が一番こだわるポイントはなんですか?

デザインにこだわるなら、デザイン実績の多い会社へ依頼しましょう。ただ、同じ会社でも担当デザイナーが変わればデザインテイストも変わる可能性はあるので注意です。また、デザイナーの経験が浅くても、細かく的確な指示ができるディレクターがいれば、制作物のクオリティが担保できる場合もあります。「デザインのこだわり」といっても、どのあたりにこだわっているのかを具体的に言語化してみましょう。

集客にこだわるなら、WEBマーケティングやSEOを得意とする会社へ依頼しましょう。格安制作会社でも「集客が得意」と謳っている場合はありますが、数十万円程度で依頼できる会社は効果を期待できない可能性が高いです。本当に力を入れているか知るために、「どんな方法で集客するのか?」を確認しておきましょう。

⑤納期

今回制作するホームページは、いつまでに必要ですか?

ホームページ制作のスピードは、ページ数の多さはもちろん、「どこに頼むか」によって大きく異なります。個人事業主や小規模制作会社への依頼であれば比較的早くできる可能性があります。納期の優先順位が高いのであれば、それがかなう会社へ依頼するとよいでしょう。

ちなみに、弊社バリューエージェントでは納期が2~3ヶ月の依頼をお受けすることはほぼ難しいです。弊社に限らず、腕がよく費用対効果の高い会社は予約が埋まっているため、すぐに納品するようなスピード感ではできないと考えた方がいいでしょう。

【予算別】ホームページ制作の依頼方法と注意点

予算別に考えるイメージ

ホームページ制作は予算によって、依頼先やできることが大きく変わります。ここからは予算別に依頼方法や注意点を紹介していきます。

大前提として、ホームページ制作は「予算と比べて内容が見合うかどうか」を基準にして考えましょう。この見極めができれば、ぼったくり業者や質の悪い業者にあたってしまう確率を減らすことができますよ。

以下、一覧表もご参考ください。

価格帯依頼先メリットデメリット
0円~依頼しない(自分で作る)コストが掛からないすべて自力で考える必要がある
10~50万円フリーランス、格安制作会社安く、早くできる集客は期待できない、デザインに制限がある
50~200万円一般的な制作会社デザインのクオリティが高め集客は期待できない
200~500万円マーケティング会社、専門性の高い会社マーケティングに強い、制作後の運用もできる費用と期間がかかる
500万円以上大規模開発を得意とする会社、大手制作会社要望にあわせた綿密な対応やサポート体制が期待できる費用と期間がかかるうえ、発注側の準備も必要

0円~(自分で作る)

制作会社に依頼せず自分で作る場合は、ほぼ0円(サーバー代やプラットフォーム利用料のみ)で制作することも可能です。予算の捻出ができない場合は、プラットフォームやツールを利用しながら、自力で制作してみましょう。

もちろん自分の手を動かして設計や制作をおこなうぶん、作業時間の確保はマストです。分からないことがあったら自主的に調べる必要もあるでしょう。サポート体制やネット上での情報量の多さ、セキュリティ面などを加味して、大手企業の提供しているプラットフォームやツールの利用を推奨します。

無料から自分でホームページ制作ができるツールとしては、WixBASEなどが有名です。

10~50万円

ホームページを格安で制作したい場合、この価格帯となります。無料のフォーマットを使って自分で作るよりは、デザインや仕様の自由度は高まるでしょう。相談しながら制作できるので、「何から考えればいいか」、「何を用意したらいいか」などはある程度助言がもらえるかもしれません。また、外注で依頼するなかでは一番スピード感が早く、依頼から数日で納品できる場合もあります。

10~20万円の価格帯では駆け出しのフリーランス、30万円台くらいからは地方の制作会社も対象になってくるでしょう。フリーランスの場合、ディレクターは介さずデザイナーが1人で作っているケースがほとんどです。依頼するデザイナーの過去実績を見て、テイストが自分の求めるイメージと合うか確認しましょう。なお、この価格帯で集客に使えるホームページを作るのは難しいです。

依頼先はココナラクラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトを活用して探すのがおすすめです。

50~200万円

ホームページを一般的な制作会社に依頼した場合の価格帯です。この価格帯であれば、自分のこだわりやイメージを相談しながら、納得のいくものをある程度高いクオリティで制作することができるでしょう。

なお、ライティングをしてもらえるかは制作会社によってケースバイケースです。誰がどこまでやるのか、どのくらいのボリュームになるのかなど、前章にて紹介した「5つのポイント」を準備してから相談に臨むことで、制作会社とのやりとりがスムーズになりますよ。

制作会社はデザインのクオリティに期待できる一方で、集客については専門外で、作ったあとの運用はあまり期待できない点がネックです。「マーケティングが得意」と謳っていても知識が薄かったり、外部委託を前提としていたりする場合もあります。運用は誰がやるのか、事前に確認しておきましょう。

すでに自社で集客のノウハウがあり、対応するリソースもあれば、一般的な制作会社に依頼して問題ありません。しかし、これから集客を始める場合や、やり方が確立していない段階で依頼するのは時期尚早かもしれません。作ったあとの集客サポートまで受けたい場合は、マーケティング会社へ依頼するとよいでしょう。

依頼先はホームページ制作の比較サイト、一括見積もりサイトなどでリサーチ可能です。また、ホームページ制作会社をまとめたバリューエージェントの過去記事もご参考ください。

【ジャンル別】ホームページ制作会社14選|選ぶための事前準備リスト付

200~500万円

ホームページ制作をマーケティング会社に依頼する場合の価格帯です。WEBを主戦場としているマーケティング会社はホームページ制作を依頼できる場合もあり、設計からライティング、制作後の運用までトータルサポートしてもらえます。集客のためにホームページに力を入れたいと考える企業にはぴったりの依頼先と言えるでしょう。

手厚いサポートが期待できる一方で、費用は一般的な制作会社より高く、制作期間は4~6ヶ月程度と長めです。「安く早く作りたい」という要望にはマッチしませんので、何を重視したいかよく考えたうえで依頼先を選択しましょう。

なお、この価格帯ではマーケティング会社だけでなく、なんらかに専門性をもつ会社への依頼が可能になります。「ブランディングが得意」「デザインが得意」「複雑なシステム導入が可能」などが挙げられますが、依頼時は実績を詳細に確認してください。たとえば、「大手企業のブランディングに成功した」という事例があっても、それはもともと知名度が高かったからかもしれません。一部の事例を鵜呑みにするのではなく、「自社と同じような規模の事例はあるか」など、詳しくチェックするようにしましょう。

500万円以上

何百ページにも渡る大規模なホームページ制作の場合の価格帯になります。この規模になると提案依頼書(RFP)の準備が必要になってくるでしょう。提案依頼書のテンプレートはネットで調べると出てきますので、参考にしてみてください。

提案依頼書の準備は時間がかかりますが、大きな金額が動くぶん、漏れのない事前準備をしていきましょう。たとえば、大規模ホームページを別システムに移管する場合、機能が実装できているか確認するだけでも複数人で数日間、何十万円分もの工数が発生します。どこまで確認する必要があり、どこからはチェック不要なのか、対応範囲は細かく定めておきましょう。要件定義を固めておくことで、制作会社とのスムーズな連携ができるだけでなく、無駄な工数の発生や手戻りを防ぐことが期待できます。

ちなみに、「有名な会社・大きな会社だから」という理由のみで依頼先を決めるのは避けましょう。単純にコストが高くなるだけの場合もあります。

予算と目的にあわせてホームページ制作を依頼しよう

ホームページ制作はどこへいくらで依頼するかによって、対応内容やサポート体制が大きく異なります。

予算が少ない場合は発注側が自分で内容(テキストや写真)を準備しなければならない可能性が高まるでしょう。一方、予算が大きくなればなるほど、自社の要望を提案依頼書でまとめたり、慎重に会社を選定するためにリサーチを重ねたりといった手間はかかります。

それぞれ一長一短あり、ホームページ制作はどうしても工数がかかるものですが、効果的なページにするためにしっかり準備して依頼しましょう。

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