2023.03.20 2023.03.24
Webマーケティング

ドメインパワーの上げ方とは?パワーランク50越えの中小企業が具体的な対策を解説!

SEOに興味をもち、対策を打ち始めている企業経営者やマーケターの方であれば、「ドメインパワー」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。
しかし、「SEO対策でよく出てくるキーワードだけど、どうやってドメインパワーを上げればいいのか分からない」「そもそもドメインとは?」と疑問に思う方もいると思います。

今回はそんなドメインパワーについて、そもそもの概要や確認の仕方、中小企業が始めやすいパワーランクの上げ方を紹介していきます。

弊社バリューエージェントも、SEO対策を行ってドメインパワーを上げている中小企業の一つです。本記事では弊社のリアルなドメインパワーの数値や施策についても公開しますので、ぜひ参考にしてください!

そもそも「ドメイン」とは?

まず、そもそもドメインとは何を指しているのでしょうか。

ドメインとサブドメイン

ドメインとは、簡単に言えばWEBサイトの「名前」に当たる部分のことを指します。そのWEBサイトがWEB上のどこにあるのか指し示す住所のようなものと言えるでしょう。
たとえばバリューエージェントのホームページであれば、上記の図の通り「value-agent.co.jp」の部分がドメインとなります。

また、主となるドメインと関連するサイトであれば、「サブドメイン」を立ち上げることも可能です。

たとえば上記画像の通り、バリューエージェントがセミナー専用ページを作る場合は、「seminar.value-agent.co.jp」とするイメージです。サブドメインがメインとなるドメインと同じ運営元であると判断されれば、メインのドメインのSEO評価を受け継ぎ、検索順位を上げやすいと言われています。

「ドメイン」部分のパワーが上がれば、ホームページ内の1ページやお役立ちブログの1記事などにとどまらず、ホームページ内すべて(ドメイン内・サブドメイン内のページすべて)でSEO効果が期待できますので、全体を底上げする施策となることでしょう。

「ドメインパワー」とは?強さの基準とは?

ドメインパワーとは、「ドメイン」がどれくらいSEOに強いか(上位表示されやすいか)の指標です。
Google等、検索エンジンからの信頼度が高ければ高いほど、ドメインパワーは強くなり、検索結果で上位表示されやすくなると言われています。

では、どうすればドメインパワーは強くなるのでしょうか?様々なポイントがあると言われていますが、弊社がもっとも関係あるとしていることは、4つ挙げられます。

①ドメインの利用年数が長い

ドメイン内のコンテンツが良質なことを大前提として、同じくらいの品質のサイトがあれば、利用年数の長い方がドメインパワーも高い傾向にあります。

店舗ビジネスにおいても「老舗」のブランド力は強く、有名で信頼における店が多いですよね。WEB上でもその概念は同様で、ドメインの利用年数が長い、つまり運営年数が長いサイトは、Googleにも信頼されやすいです。

②被リンクが多い

ドメインパワーを上げるために最も重要な要素といえるのが「被リンク」です。
被リンクとは、他のサイトからリンクをもらうこと。つまり、他のサイトに自社のリンクが張られて「この会社がいい」「このコンテンツがいい」などとおすすめされることを指します。

被リンクの集め方については後述しますが、基本的に第三者が見て役に立つ情報や引用したいと思える情報を発信していけば、リンクは集まりやすくなります。原則として「いいコンテンツを発信する」ことは心掛けましょう。

③指名検索が多い

指名検索とは、ブランド名やサービス名、企業名を含むキーワードで検索されることです。
知名度が高いブランドや需要の高いサービスは指名検索される機会も多いため、Googleからの信頼度が高く、ドメインパワーも高いと言われています。

たとえば「ヤフー」というキーワードは月間2,000万回以上、「ディズニー」というキーワードなら月間150万回以上の検索ボリュームがあり、ドメインパワーも高くなる傾向にあります。

④TVで紹介された

ドメインパワーはWEB上の知名度やマーケティング施策によって上がるものだけではありません。
たとえば店舗がTVに紹介されたときなどには、一時的に検索するユーザーが増え、ドメインパワーが急上昇することもあります。

このようなチャンスを逃さないためにも、WEB上でのSEO対策だけに縛られず、リアル・WEBともに地道な広報活動をしていくことが重要と言えるでしょう。SNSなど日々の発信活動に注力していくことで、TV、雑誌などメディアで大きく取り上げられる可能性も高まるかもしれませんよ。

具体的なドメインパワーの確認の仕方とバリューエージェントの数値

まずは「ドメイン」や「ドメインパワー」の言葉の意味や、強さの基準について紹介していきました。ここからはより具体的に、ドメインパワーの確認の仕方と、実際のバリューエージェントのドメインパワーについて見ていきましょう。

ドメインパワーは無料ツールでチェック可能

ドメインパワーを確認するためのツールは無料で使えるものもあります。今回はいくつかの無料ツールで簡単に確認する方法を紹介します。

なお、同じドメインでも別のツールで調べると異なるドメインパワーが表示されることがあります。これは、ツールごとにデータ収集の仕方や基準が異なるため起こる現象であり、ツールごとの数値に一喜一憂する必要はありません。競合比較する際や定点観測を行う際は、同じツールを使って計測するようにしましょう。

アクセスSEO対策ツールズ‐パワーランクチェックツール

アクセスSEO対策ツールズ‐パワーランクチェックツール

登録の必要なく、入力欄にURLを入れるだけで簡単にドメインパワーの計測が可能です。本記事のタイトル「パワーランク50越え」はこちらのツールで計測した弊社のドメインパワーになります。(2023年1月現在)

アクセスSEO対策ツールズ‐バリューエージェントドメインパワー

 

アクセスSEO対策ツールズ‐バリューエージェント詳細分析結果レポートでは7つの独自項目別に配点され、何を伸ばしたらいいのか一目瞭然となっています。

Ahrefs‐ウェブサイト “権威性 “チェッカー

Ahrefs‐ウェブサイト 権威性チェッカー

Ahrefs(エイチレフス)は世界的に知名度の高いSEOツールです。こちらもURLを入力すればすぐにWEBサイトの権威性、つまりドメインパワーを確認することが可能です。

Ahrefs‐バリューエージェントドメインパワー

しかし、詳細情報を確認したい場合は有料版の登録が必要です。弊社はもちろんのこと、マーケティングを本格的に行っている会社は取り入れていることの多いメジャーなツールですので、これからマーケティングに力を入れていきたい場合は、有料版も検討してみましょう。

2つのドメインパワー計測ツールを紹介していきましたが、やはり同じドメインでもツールごとに数値は異なりました。

バリューエージェントのドメインパワー

アクセスSEO対策ツールズ:56.8
Ahrefs         :39

ツールによって無料でできることの範囲や測れる数値は異なるため、目的や目標に応じて自社にあったツールで計測していきましょう。

なお、ドメインパワーは30~50程度が目安と言われています。自社のドメインパワーを計測してみて、これより低い場合はまだまだ改善の余地があると言えるでしょう。ドメインパワーが50を超えてくると、検索で上位表示されやすい状態となり、SEOブログやコンテンツ発信などその他施策の相乗効果も狙いやすい状態となります。

バリューエージェントのドメインパワーは39~56程度と比較的高めです。次章にて、弊社で最も注力して行っている「被リンク」対策を含め、具体的なドメインパワーを上げる方法を紹介します。

中小企業が始めやすいドメインパワーUPの施策とは?

弊社の実数値を紹介したところで、今回はマーケティングに注力し始めた中小企業が始めやすい施策について、詳細に紹介していきます。マネしやすい部分からコツコツと始めていきましょう!

①被リンク対策

弊社でも最も注力していると記載した通り、ドメインパワーを上げていくためには特に重要な施策です。

被リンク数を増やすための本質的な対策は「いいコンテンツを作ること」です。いいコンテンツとは、SEOブログだけではなく、ホームページ内の会社情報が最低限揃っていたり、事例ページが充実していたりなど、他のサイトが「紹介したい、おすすめしたい」と思う土台になる部分です。ホームページとして最低限の情報が整っていない場合は、まずはその拡充を検討しましょう。

「ホームページとしてはしっかりしているつもりなのに、被リンクは少ないしドメインパワーが低い……」とお悩みの方もいるかもしれませんね。

残念ながら、どんなにいいコンテンツを持っているドメインでも、ただサイト内でコンテンツを公開しているだけではなかなか被リンクは集まらないものです。いいコンテンツを持っているなら、それをWEB上で広く発信していかなければなりません。では、どのように発信すればいいのでしょうか。

多くの中小企業では、商工会議所や団体・協会に参加していたり、イベントやセミナー登壇機会があったりすることも多いと思います。そんなとき、あなたの会社ではその一つひとつのサイトに「被リンクの依頼」をしていますか?

バリューエージェントでやっている施策の紹介で触れたように、外部のサイトに自社名や社長名、商品名などが載る機会があれば、名前だけでなく「リンクも貼ってもらえませんか?」と打診してみましょう。

もちろんNGのサイトもあるかもしれませんが、打診してみないことには始まりません。会社や社長の紹介部分にホームページへのリンクがついていることは、そのページを見るユーザーにとっても親切な情報提供となるはずですよ。

また、被リンクの打診先は商工会議所やセミナーサイトだけではありません。業界の情報をまとめたポータルサイトや個人ブログ、地元ローカルメディアなど、「自社が紹介されていてもおかしくない」と感じるサイトには、声をかけてみましょう。

まるで「広報」や「営業」の仕事をWEB上でやっているようではありますが、このような積極的な働きかけによって、被リンクは集まっていくものです。

②サイテーション

「サイテーション」とは被リンクとは異なり、「リンクなしで社名やサービス名にWEB上で言及される、引用されること」を指します。

たとえば、バリューエージェントがマーケティングの展示会へ出店し、誰かがブログやSNSで「バリューエージェントの出展ブースを見てきた」と投稿したら、リンクは貼っていないものの社名に言及しているため、サイテーションされたということになります。

また、観光地にフォトスポットが置いてあって「〇〇に行ってきた!」と投稿しやすいようにしてあるのも、サイテーション対策の1つと言えるでしょう。

そのような場面で個人がブログやSNSに投稿したり、クチコミを書いたりすれば、それをGoogleが見て「ユーザーにとって需要の高い商品やサービス」だと判断し、結果的に言及された社名やサービス名のあるホームページのドメインパワーが上がります。

イベントに出店する機会の多い飲食店や、観光系などのBtoC向け企業であれば、ドメインパワーを上げるために特に力を入れたい施策です。

なお、フォトスポットなどを設置しユーザー発信を促す仕組みづくりは、ドメインパワーのアップだけでなく、SNS運用やGoogleビジネスプロフィール運用の観点からも優位に働きます。

どんなマーケティング施策においても、ユーザーにとって需要の高い商品やサービスを提供し、それをユーザーが発信しやすい環境をつくることは重要ですので、ドメインパワー対策だけと考えずに、ユーザー目線で施策を組み立てていきましょう。

③積極的に外部イベントや事例発信などに協力する

被リンクを獲得する方法として、「イベントやセミナーに登壇する際に被リンクをお願いする」ということを紹介しましたが、そもそもイベントに参加する機会がなければ、依頼することもできません。

業種や業態にもよりますが、「イベントやセミナーで講演をお願いされることがある」「事例掲載に協力してくれないかと言われる」といったことがあれば、積極的に協力した方がドメインパワーを上げるチャンスが生まれます。

セミナー講師と受講生

もしこれまで、「工数がかかるから」「タダではできないから」と断っていたのであれば、「ドメインパワーが上がる可能性もある」というメリットを鑑みて、再検討してみてください。

なお、参加したあとは「リンクを貼ってもらえませんか?」という打診をお忘れなく!

地道な活動なくしてドメインパワーのアップなし!

今回はドメインパワーの上げ方について、弊社バリューエージェントの例や、中小企業が始めやすい施策を中心に紹介していきました。被リンク対策であれば、「一つひとつもれなくリンクの依頼をする」など、「マーケティング会社なのに、思ったより泥臭い」と思った方もいるかもしれませんね。

しかし、ここまで読んでいただいた方にはお分かりのように、ドメインパワーは一朝一夕に上がるものではありません。弊社でも、本当に地道な広報活動を続けることで、さらにドメインパワーが上がるように尽力しています。

こまめに一つひとつ積み上げていくような施策ではありますが、塵が積もって山となるように、1年後、数年後にはあたなの会社の売上に大きく寄与することになるかもしれません。ぜひ今日からコツコツと、取り入れていただけたら幸いです。

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