ホームページで成果をだす独自性(USP)を3C分析で見つける方法
ホームページで集客する時に1番大切なポイントは、「独自性」と言っても過言ではありません。
ユーザーは、サービスや商品を検索で探し、色々な会社を見比べて「いいな」と感じたところに問い合わせをしたり、購入ボタンを押したりするからです。
また、Googleの検索アルゴリズムも、最近では特に独自性のあるコンテンツを重視して、検索順位を決めています。
しかし、「ホームページで独自性を出しましょう」と言われても、どうやって出したらいいのか分からないと言う人は少なくないでしょう。
実際、中小企業のWebマーケティングのお手伝いをしていても「うちの会社は、そんな特別なことをしていないから…」と言われることもあります。
この記事では、ホームページで独自性を出していく方法をお伝えし、独自性とかかわりの強いマーケティング用語「USP」「3C分析」について解説します。
目次
独自性とは「他社がやっていないこと」
そもそも独自性とは何でしょうか?
辞書で「独自性」を調べてみると、以下のような結果が出て来ます。
どくじ‐せい【独自性】
〘名〙 他と違い、その人またはその事物だけに備わっている固有の性質。独特の個性。出典 精選版 日本国語大辞典
マーケティングにおける独自性(USP)は、顧客のニーズもある
一方、Webマーケティングにおける「独自性」とは、お客さんのニーズがありながらも、他社がやっていないこと、または他社よりも優れていることです。
これを、マーケティング用語でUSP(ユニークセールスプロポジション)と呼びます。
一般的な「独自性」との違いは、お客さんのニーズがあるという点でしょう。
例えば、買い物にいく時に駅から近ければそれはUSPになりますし、他のお店より安くてもUSPになります。
その町に1件しか店がないのであれば、そこにあるだけでUSPにもなります。
独自性というと、奇抜さやおもしろさを想像する方もいらっしゃいますが、上記のように必ずしも奇抜である必要はありません。
自社の独自性を見つける方法「3C分析」
では、次に自分の会社の独自性がどんなところにあるのかを見つける「3C分析」と言う方法をご紹介します。
3C分析では、以下の3つを分析していきます。
- 顧客(customer)のニーズがあるか
- 競合(competitor)よりも優位かどうか
- 自社(company)の強みを活かせているかどうか
独自性を出すための「顧客のニーズ」の探し方
どんなに他者と違うことをしていたとしても、顧客のニーズがないとそのサービス・商品は選ばれることはありません。
顧客のニーズを調べる方法は、以下のようなものがあります。
- 実際のお客様に弊社を選んだ理由を聞いてみる
- 顧客になりえるターゲット層の友人などに聞いてみる
- ネット(Yahoo知恵袋、2ちゃんねる、SNSなど)で調べる
- マーケティング会社に依頼する
1番の方法としては、実際のお客様に「なぜ他ではなく、弊社を選んだのか」を聞くことです。
実際に、弊社のお客様の中でも「うちは別に特別なことをしてないから独自性はないよ」とおっしゃっていた会社が、調べてみるとしっかり選ばれる理由があったと言うこともありました。
数ある会社の中からお客さんはあなたの会社を実際に選んでいるので、何かしら理由があるはずです。
自分たちの想像や想定だけではなく、しっかり顧客に聞いてみることで、自分たちにとっては当たり前すぎて気づけなかったことや、想像もしていなかったような理由を発見できるかもしれません。
新規事業の場合は、友達や家族などの中でターゲットに近い人にどんなニーズがあるのかを聞いてみましょう。
またインターネットでも、Yahoo知恵袋などの口コミサイトやSNSを見ればニーズが転がっていることもありますし、予算があるのであれば、マーケティング会社にお願いして調査してもらう方法もあります。
いずれにせよ、自社の内部だけで考えるのではなく第三者の意見が実際にどうなのかを調べてみると良いでしょう。
独自性を見つけるための「競合調査」の方法
Web集客では基本的にホームページを見て選ぶので、自分たちを検索した時に出てくる競合サイト10社程度を徹底的に分析しましょう。
- どんな商品があるか
- どれくらいの価格で売っているか
- 立地はどうか
- 送料はいくらくらいか
- 購入から発送まで何日で対応しているか
- どんな強みがあるか
- どんな表現の仕方をしているか など
これらの項目をみて、エクセルなどで表にして、情報の有無やどういう風に書かれているかをまとめていきます。
ここで注意して欲しいのは、競合のサイトをみるのはあくまでも競合の真似をするのではなく、競合に勝てるところを探すためです。
現状のサービスでは競合に勝てる部分があまりないのであれば、勝てるようにサービスの方向性や見せ方を変える必要が出てくることもあるでしょう。
「自社の強み」を生かして独自性を出す方法
最後に自社の強みを出していきましょう。
- 自分たちがお客様のために何ができるか?
- 本当の価値は何なのか?
これらを会社の中で話し合いましょう。
当たり前のことのように思うかもしれませんが、社長が思っていることと社員が思っていることでもズレがあるかもしれません。
ですので、一度機会を設けて、自社サービスや商品の強みや価値について話し合ってみましょう。
また、顧客のニーズでも紹介した通り、自分たちがお客さんに選ばれている理由を直接お客様に聞いてみることでも見えて来ます。
3Cをまとめて独自性(USP)を見つけましょう
そして、最後に3C<顧客(customer)・競合(competitor)・自社(company)>をまとめていきましょう。
そして、顧客ニーズがあり、競合はやっていないけど、自社ができることを探しましょう。
画像でいうと、この部分となります。
そして、この部分をホームページでしっかりと打ち出していきましょう。
独自性(USP)を表現する時は具体的に書く
打ち出す時は出来るだけ具体的にすると良いでしょう。
曖昧な表現だと、他社との違いも曖昧になって、ユーザーに価値がしっかりと伝わらないからです。
例えば、
- 安い!ではなく、〇〇円(実際の料金を出す)
- 納品まで早い!ではなく、○日以内に納品
- 取扱商品が多い!ではなく、取扱い〇〇品と業界最多
- 駅近!ではなく、○○駅から徒歩○分
などです。
具体的に数字などを用いて表現することで、ユーザーにしっかりと伝わりますし、ユーザーのニーズとぴったり合えば、問い合わせに繋がる率も上がるでしょう。
まとめ
ホームページで集客する時に1番大切なポイントは、「独自性」です。
その独自性を出していくために、今回お伝えした方法で分析し、ホームページに反映していただけたらと思います。
中小企業向けWebマーケティングを行なっているバリューエージェントでは、調査に時間をかけ、独自性を出したホームページ制作を行っております。
また、現状のホームページを改善して集客するためのコンサルティングも行なっております。
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