ライティングを依頼するには|オウンドメディアの記事に困ったら
こんにちは、コンテンツライターのもりやまです。
コンテンツマーケティングがますます広まりを見せる中で、オウンドメディアで自社をアピールしたい会社さんも増えています。
外部SEOのリンク基準が厳しくなったことで、オウンドメディアを充実させSEO対策を図りたい企業が多くなっていることが要因のひとつでしょう。
それにより、自社でオウンドメディアの記事をライティングする負担が増し、外部の業者に執筆を依頼したい企業の方も少なくないです。
今回は、オウンドメディアの記事を依頼するために知っておきたい、業者別の特徴や注意点についてお伝えします。
もともと、フリーランスでライティングの仕事をしていた私の目線でお話しするので、実際にどこへ依頼するか決める判断材料にして頂けたらと思います。
目次
Webライティングを依頼できる業者とは
Webライティングを依頼できる業者には、大きく分けて下記の3つがあります。
- クラウドソーシング
- 記事代行会社
- WEBマーケティング会社
同じライティングを依頼するにも、得意とする範囲や特徴が全く違うので、自社の依頼内容に沿った業者を選定することが重要です。
業者別に大まかな特徴をお伝えします。
クラウドソーシングは安価で依頼できる
クラウドワークスやランサーズなどクラウドソーシング会社でライターを探す方法です。
クラウドソーシング会社のサイトに登録されているライターに、募集やスカウトをかけて、ライティングを依頼します。
依頼の仕方は、決まった記事数をお願いするか、月単位など継続的に依頼する場合があります。報酬は文字数や記事あたりで設定されるのが一般的で、約2円/文字以下の案件が多くを占めます。
クラウドソーシングの特徴は、他の業者と比べて価格が安い反面、レベルの低いライターが多い点です。
ライターは、特に審査を受けることなく会員登録できるため、プロのライターだけでなく素人レベルのライターまで幅広く在籍しており、経験の浅いライターが圧倒的に多数を占めます。
私も数回クラウドソーシングで仕事をさせてもらった経験があるのですが、報酬金額が低すぎてなかなか仕事として成立しないので、ライティングスキルがついてきたら、他の会社での仕事に切り替えることにしました。
一定レベルのライターは、既に顧客を自分で持っていたり、社員ライターとして他に引き抜かれるため、クラウドソーシング会社に残っていることが少ないのです。
このように、クラウドソーシングでライティング依頼を検討されている方は、「もしかしたら、掘り出しもので、SEOの知見があるレベルの高いライターに出会えるかも」くらいに考え、基本的には一定のレベルのライターを見つけるのは、かなり難しいことを留意しましょう。
記事代行会社は一定のレベルを期待できる
記事代行会社は、外部のライターを数多く抱えており、編集・校閲作業は記事代行会社の社内で行うパターンが通常です。
記事代行会社の依頼方法は、最低発注記事数10件~など定められており、取材付き・なしや専門家監修のオプションなどを選んでお願いすることになります。
取材なしの標準的なコラム記事1件であれば、約1万円~4万円程度でお願いすることができます。
記事代行会社の特徴は、編集者が社内にいることと、外部ライターを採用する前に、ライティングテストを設けていることから、誤字脱字など少ない、一定の質が保たれた記事をお願いすることができます。
ただし、外部ライターへの採用テストのレベルが各社で大きく違うところには注意が必要です。
採用テストには簡易の文章のチェックだけ行うところから、オンライン面接・2回のライティングテストなど採用ステップが長いなどさまざまあります。
ホームページ上で常時ライター募集を宣伝している会社は採用テストのレベルが低く、記事の完成度も低めになることをご留意ください。
また、SEO対策については知見がないところが多いので、一般的で一定の質が保たれた記事を依頼したい場合に活用したい業者です。
コンテンツマーケティング会社はSEOに強い
SEO対策の支援を行うコンテンツマーケティング会社にも、記事を依頼することができます。
コンテンツマーケティング会社は、オウンドメディアの企画からSEO設計、キーワード・構成の提案、SEO記事の執筆までサービスを提供します。その中で、SEO記事だけをお願いすることもできます。
⇒オウンドメディア制作の流れを知りたい人はこちらをご参照ください
記事の依頼方法は、月に数本~など毎月継続的に記事のライティングをお願いすることになります。分析ツールを使うアクセス数などの確認も、オプションにあります。
記事単価は、取材なしの標準的なコラム記事1件で、約4万円~10万円程度です。
コンテンツマーケティング会社は、社内にSEO知識のあるライターを抱えており、編集・校閲作業までほとんど自社で行い、外部には一部しか作業を依頼しません。
SEOのコンサルタント監修のもとで、SEOライティングのできた記事が提供されるので、記事の検索順位が上がりやすい傾向があります。
ただし、コンテンツマーケティング会社の中には、低価格で大量に記事を受注して記事数で検索順位を上げようとする会社もいるので、こういった会社には注意が必要です。
SEO対策の基本「ユーザー(検索者)の検索意図に合った情報を提供する」という点からズレた対策を行う会社の記事は、検索エンジン会社、主にGoogleのアルゴリズム変更によって、検索順位を大きく落とす可能性があります。
コンテンツマーケティング会社に依頼する場合、SEO対策の本質からずれていない会社を選択すれば、価格は比較的高めなもののSEO対策のとれた質の高い記事を依頼することができるでしょう。
オウンドメディアのライティングはどこに依頼すればいいのか?
このように、「記事のライティング依頼」といっても業者によって、記事の質や依頼できる範囲はさまざまです。
オウンドメディアのライティングは、依頼したい内容で検討すべきです。
下記、自社の負担分と業者への依頼部分の範囲、また求める記事の質で選ぶことをおすすめします。
※ライティング依頼例
自社で負う作業 | 依頼先 | 記事の質 | |
パターン① | オウンドメディアについて知見があり、企画・構成・指示・校閲まで自社でできる | クラウドソーシング | △ |
パターン② | オウンドメディアについて多少知見があり、あらかたのペルソナ・キーワードは指示できる | 記事代行 | 〇 |
パターン③ | オウンドメディアにあまり知見がなく、メディアの全体像を見ながら記事が完璧にできるところまですべて依頼したい | コンテンツマーケティング会社 | ◎ |
まとめ
オウンドメディアの記事は、「検索者に見てもらう」ことが重要なので、SEO対策がきちんと施された記事を投稿していくことが必要です。
記事の設計がきちんとされているだけではなく、ライティングもSEOライティングを意識して書かれているものが検索上位に表示されやすくなります。
オウンドメディアの運営について、自社でどこまでやるか、ノウハウがあるか考えて依頼先を決めましょう。
また、SEO対策の考え方にも各社いろいろあるので、まずは各業者が提供している記事の実績を見せてもらい、サービスの内容を確認しながら、自社の考えに合った業者を選定するとよいでしょう。
当社もコンテンツマーケティング会社として、SEO対策のとれた記事の提供をはじめ、オウンドメディア運用をお手伝いしています。
オウンドメディアの記事ライティングでお困りの方は、ぜひ一度、ご相談ください。
⇒バリューエージェント コンテンツマーケティング導入・オウンドメディアの運営支援の詳細