モバイルファーストインデックス実施後のSEO対策と順位の影響について

Googleがモバイルファーストインデックスの開始を、2018年の3月27日にGoogleのウェブマスター公式ブログに発表しました。→モバイル ファースト インデックスを開始します

それに、伴い様々なサイトやブログでモバイルファーストインデックスの影響や時期、対応や対策について、言及がありました。

上位表示して要るブログの中には、誤った情報があるものや、有名メディアの情報にも誤解を受けるような内容が多く書かれていたので、私たちの見解を紹介します。

モバイルファーストインデックスとは

モバイル版のページをインデックスし、その後ランキングの要素にもモバイル版のページを使うということです。ちなみにパソコン用のサイトしかなくてもインデックス自体はされるので安心してください。検索の結果に出なくなるというような極端なことは、ありません。

デスクトップ版のコンテンツのみをお持ちの場合でも、コンテンツは引き続きインデックスされます。

引用 ウェブマスター公式ブログ

モバイルファーストインデックスはいつから始まったか?

ウェブマスター公式ブログによると1年半前からテスト導入があり、サイトの移行を開始したことを発表したとあるので、テスト導入は1年半前からで、本格導入は今年に入ってからと推測できます。導入後、悪影響があれば、導入を取りやめる可能性はあるので、大きなテスト導入してから少しの期間は経っていると推測できます。

本日、Google は 1 年半の慎重な実験とテストの結果、モバイル ファースト インデックスのベストプラクティスに準拠したサイトの移行を開始したことを発表します。

引用 ウェブマスター公式ブログ

3月に大きなアルゴリズム更新があるなど最近は、順位の変動が激しいです。

画像引用 順位変動を計測しているnamaz.jp

Google順位変動|namaz_jp

 

昨年の9月頃から大変動継続中、3月のアルゴリズム更新では特に大きな動きあり。

検索順位にはどんな影響があるか?

モバイルファーストインデックスには、どんな影響があるかを考えてみました。

Googleの発表では、ランキングに優位性がないと発表しているため、ランキングに影響がないと伝えているメディアもあれば、早くモバイル対応しないと大変なことになります的な煽るような記事を書いている企業ブログもあります。

インデックス自体は、ランキングに影響はないでしょうが、その後のランキング付けする際のユーザーの体験がPCページとは異なる情報をGoogleが取得することになるため、ランキングに影響は出るでしょう。

ただ、単純にスマホ対策をするのが良いわけではないので、ユーザーにとって使いやすい、わかりやすい、モバイル対応をする必要があります。

モバイル版のページがインデックスされたということは、モバイル版のユーザーがどういった体験をするのかがランキングに強く影響します。そのため、スマホユーザーが読みやすい、理解しやすい、使いやすいページが検索結果の上位に来るようになるでしょう。

使いにくい、わかりにくいスマホ対応ページよりも、PCページだがユーザーが読みやすいわかりやすいと判断したページが上位にくることも十分に有り得ます。

ただし、ユーザーの多くは、スマホページやアプリを利用することが多くなればなるほど、使いやすいスマホ対策ページがSEOにおいても優位になるでしょう。

いわゆるモバイルフレンドリーなページが検索結果において上位表示されることになります。

コンテンツが モバイル ファースト インデックスによって集められたものであったとしても、その他の方法で集められたコンテンツやデスクトップ版のコンテンツに比べてランキング優位性があるというわけではありません。

引用 ウェブマスター公式ブログ

モバイルファーストインデックスの対応や対策はどうするの?

モバイルファーストインデックスにおいて、一般的(ここでは主に中小企業のコーポレートサイトやオウン度メディア)なサイトの対応は、モバイルファーストで作られたレスポンシブ対応が運用などを考えても最も適しているでしょう。Googleのスタッフも多くの方がレスポンシブ対応を推奨することをあらゆる場面で情報発信しています。

ただ、PCサイトをレスポンシブ化するとユーザービリティが劇的に悪くなる場合があるので、スマホのユーザービリティ(使いやすさ、見やすさ、デザイン)を優先させたレスポンシブ対応を行いましょう。

もちろん、スマホ対応ページをPC版とは別で作ることが悪いわけでは、ありません。もちろん、動的配信(Dynamic Serving)でも問題ありません。基本的には、現状のPCの順位を維持したい場合は、PCと同様のコンテンツ内容、ユーザービリティを維持する必要があるということです。その他カノニカルやリンクの設定なども気をつけましょう。

詳しく知りたい人は、このページを翻訳して読んでみてください。→Best practices for mobile-first indexing

スマホ化のユーザビリティ

モバイルファーストインデックス実施後のSEO対策の順位に影響についてまとめ

検索順位の影響は、大きくあると思います。個人的には最近の順位変動が激しい要因の一つには、モバイルファーストインデックスも一部関係しているんじゃないかなと推測しています。(あくまで一部)

理由は、私どものお客様の一部でモバイル対策を最近行ったお客さんで順位変動が大きくあったサイトを幾つか確認しているからです。また、ユーザービリティが悪いレスポンシブ対応も問題だなと感じています。(現段階ではモバイル対策未対応のほうがましかも)

特にページやサイトを作る際は、スマートフォン実機で確認作業をして、読みやすい、使いやすいを感じながらサイト制作を行いましょう。

参考にしていただければ嬉しいです。

※私が見ているサイトは数百セッション〜数万セッションの中小企業の小型のサイト中心です。

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