モバイルファーストインデックスがSEOに与える影響についてのまとめと私の考え
先日、Googleのゲイリー氏からモバイル(スマホサイト)を優先してインデックスを行うというモバイルファーストインデックスの計画があると発表がありました。
このモバイルファーストインデックスはSEOに大きな影響があるか否かとSEOに関連する業界のブログやTwitterで様々な意見が飛び交っています。
モバイルファーストインデックスとは
Googleは、現在のSEOの要素においてPCサイトを重要視してインデックスを行い、スマホページについては、モバイルフレンドリーのアルゴリズムによって加点、減点を行い順位付けを行っているイメージです。
それが、モバイルファーストインデックスになると、その名の通り、PCページよりもモバイルページ(スマートフォンサイト)が重要視され評価基準が決まるということになるようです。
以前からGoogleはスマートフォンでのサイト閲覧者の増大により、スマートフォンでのユーザービリティを上げるサイト作りを推奨していました。
その動きが更に加速されるということでしょう。
モバイルファーストインデックスについて、書かれている有用なブログやコメント
モバイルファーストインデックスについて、書かれている有用なブログやコメントご紹介します。
現在のところ最も参考になると言われているブログが、海外SEO情報ブログです。
Googleの社員さんがTwitterにおいて、こんな感じです。と言及していました。
内容についてはリンクをクリックしていただき、お読み頂けたらと思いますが、鈴木氏の予測では、今のところ大きな影響が無いという予測です。なぜ、モバイルファーストインデックスの影響が少ないと思っているのか、どういった要素に影響を与えるのか(例えばリンクや構造化データ、クローラについて)など詳細に書いているので、一読をオススメします。
モバイル ファースト インデックスへの切り替えによる影響はほとんどないと予想します。
とのことで今のところ大きな影響は無いであろうとの予測です。
業界内で古くからSEOに携わる株式会社アイレップ 取締役の渡辺氏が運営するSEMサーチにおいても
仕様がわからない以上、影響や対策を考えるのは無駄なので、Google 公式発表待ちとします。鈴木さんもコメントしている通り、「なんか発表あった」の理解だけで今のところ十分だと思います。
内容がわからないから、考えるのは無駄であろうとごもっともな意見です。この時点で内容を断定するのは費用対効果を考えるSEOコンサルタントでは、正しい判断と言えます。
多くのアフィリエイターから支持を集め、ブログの内容も凄く面白いアフィリエイト野郎からは
レスポンシブデザインでなくても、「普通レベルの規模のサイトで、既にモバイルフレンドリーの状態であればやることはあまりない」かもしれません。
ただ、アフィリエイトサイトの場合、今までごにょごにょしていたサイトも多いと思うので、ある程度の作業は必要になりそうです。
※今回の記事は、現時点で得られる情報を元に書いています。実際にモバイルファーストインデックスが導入された時に全く違う挙動が見られる可能性もありますのでご注意ください。
とあるのでアフィリエイターの方は一読の価値があると思います。
ある界隈で色んな意味で有名な人が書いているブログには、スマホ版サイトにリンクを集める必要があると言及し、何も知らない方からいいねを集め、シェアされているようで、一部でどうなんだという意見もでているようです。
バリューエージェントの考え
私の考えは、スマホページを作っていない会社は、しっかりとしたスマホページを作る。もしくは、レスポンシブ対応にする。
簡易的なレスポンシブ対応で、ユーザービリティが低い場合は、しっかりとしたレスポンシブ対応を行い、ユーザービリティを上げるなどを行う必要があり、それ以外の対策については詳しい内容がわかってからでないと、特に何もする必要が無いという考えです。(今やっても無駄が発生する可能性が大きい)
心配な点でいうと、レスポンシブ対応サイトにおいて、スマートフォンのページはPCサイトに比べて、文章を削り見やすいようにしているサイトです。
これらがどのように評価されるのか、実際にスマートフォンの割合が低く、スマホ対応していないサイト(BtoB)などは、どの程度影響があるのか?など心配はあります。
実際に対応を行うのは内容がわかってからか、結果がわかってから必要であれば、対応を行います。
外部リンクに関しては、Googleもほとんどの外部リンクはPCページメインについていることは分かっているでしょうから心配しなくて良いと思います。
レスポンシブ対応だと関係ないでしょう。
後心配するのは、こういうことが起こると私達の顧客である中小企業さんに訳の分からないSEOの営業電話が増えたり、セミナーなどで誤った情報を発信する人が増えて、お客さんと話する時にややこしくなることです。
基本的には、Googleからの言及に基づいた施策や、実際に影響があってデータを元に施策を考えないと無駄なコストを支払うことになるので気をつけましょう。